魔王から学ぶ魔王の倒し方

唯野bitter

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外伝 鳳梨と倫太郎

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 放課後の教室で俺は倫太郎に授業をしていた。放課後という事もあり、俺も倫太郎も制服だ。
 俺は眉をひそめて嫌そうにしている倫太郎を前に、俺は黒板に文字を書いていく。


「つまり、チョコレートのカカオに苦みの成分がある訳だが、同時に深みも生み出す訳だ」
「…………」


 黒板にはチョコレートの成分が分かりやすく記載してある。更には俺の超絶丁寧な説明もある。なのに生徒である倫太郎は不機嫌そうにしている。
 俺はチョークを置いて倫太郎に理由を聞いてみる事にした。
 

「どうした?不機嫌そうじゃないか?」
「当たり前でござろう。なぜ大事な放課後に野郎と一緒に勉強会をしないといけないでござるか」
「それが必要だからだ」
「それは分かっているでござるが、本当にこんな授業で力を使いこなせるのでござるか?」


 倫太郎が疑わしそうな目を向けてくる。


「毎日、甘味の歴史や成分の知識ばかり。授業するにしても、もっと何かないのでござらんか?」
「お前の場合は知識付けるのが優先だ。なんとなくで切って大切な物まで切ったらどうするつもりだ?平日を切るとか言って、時間がめちゃくちゃになったの忘れてないからな?」
「しかしでござるな……」


 説明を聞いてもまだ不満そうだ。たしかに、毎日座学だと飽きが来るかもしれない。ここは内容を変えてみるか。
 俺は皿を取り出して、上にチョコレートを乗せる。


「次は実践だ。このチョコレートの苦みだけを切ってくれ」
「苦みだけでござるか?甘みとかは切らなくていいのでござるか?」
「苦みだけだ。甘みを切ったら死ぬよりも辛い目に会わせてやる」
「分かったでござる」


 倫太郎が冷や汗を流しながら腰に吊っている刀を抜く。念のため、刀の射程外まで離れておくか。
 俺が距離を取ると倫太郎が刀を構える。しかし、すぐに振り抜こうとはせずに刀を構えたまま、じっとしている。精神を統一して、切るべきものを見極めているのだ。
 額に汗が滲み始めたころ、倫太郎が動いた。


「……ふっ!」


 刀が弧を描きチョコレートをすり抜ける。どうやら、チョコレート自体を切らないくらいには腕を上げたみたいだ。後は苦みだけを切れているかだな。
 俺はチョコレートを口の中に入れて良く味わってみる・


「どうでござるか?」


 不安そうな倫太郎に俺は指で〇を作って答える。
 倫太郎の表情から不安の色が消えて、いつもの呑気な表情へと戻る。


「失敗したらどうしようかと思ったでござるよ」
「これも訓練の賜物だな」
「そうでござろうか?」
「現に腕が上がっただろう?」
「そうでござるが……」


 腑に落ちない様子の倫太郎。本人は不本意そうだが効果は出ているようだしいいか。


「じゃあ、今日はここまでにするか」
「え?いいのでござるか?」
「最近は真面目に特訓してるし、今日くらいはいいだろ」
「わーい!鳳梨殿大好き!」
「抱き着くな。気色悪いな」


 倫太郎を引きはがして、黒板に書いた文字を消す。倫太郎も笑顔でノートと筆記用具を仕舞う。


「鳳梨殿はこれからどうするでござるか?」
「依頼が入っているからこなしつつ情報の収集だな。倫太郎は?」
「街に繰り出して女の子に声をかけてみるでござる!」
「いつも通りだな」


 成功したことが無いのによくやるよな。
 そうして、この日は倫太郎と別れたのだった。


☆   ☆   ☆   ☆


 倫太郎が攫われた。そう連絡があったのは、次の日のホームルーム1時間前だった。


「あのバカ!」


 俺は走りながら悪態をつく。こうなる事が分かっていれば、昨日好きに行動させなければよかった。そう思いながら、倫太郎が攫われた場所まで向かう。
 倫太郎が最後にいた、渋谷の服屋までたどり着いた。ここが倫太郎が目撃された最後の場所。まずは、その時の様子を知る所からだ。
 バッグからノートパソコンを取り出して操作する。同時にスマホも取り出して、とある場所に電話を掛ける。
 コール音が3回鳴ると、ガチャリという音と共に男の声が聞こえて来た。


『もしもし』
「よお、田中」
『鳳梨か。どうした?』


 電話の主は今いる服屋の店主である田中だ。キングという名前で働いているみたいだが、今はそんな事関係ない。


「今お前の店の前にいる」
『そうなのか。何か用か?』
「大した事じゃない。ただ、お前の店の防犯カメラをハッキングするっていう報告だ」
『……なんだって?』
「お前の店の防犯カメラをハッキングする。不正なアクセスがあっても俺だから気にするな」
『ちょっと待て!そんな事言われても!』
「後日、礼はするから頼む」
『……いくつだ?』
「5でどうだ?」
『分かった。悪い事はするなよ?』
「そんな事しねぇよ」


 そう言って俺は電話を切る。それと同時にカメラへのハッキングが完了する。


「昨日の5時から見てみるか」


 時間帯を5時に設定して、早送りで再生する。
 5時32分、倫太郎が店の正面からやって来た。倫太郎は服屋の前でスマホをいじっている女の子に話しかける。
 女の子は倫太郎に話しかけられると、満面の笑みで首を縦に振った。倫太郎は飛び上がって喜ぶと、そのまま女の子と共にどこかへ歩いて行った。


「あそこの方角か」


 倫太郎が向かった方角へ視線を向けて、どこに監視カメラがあるか確認する。監視カメラの把握を終えた俺はスマホで監視カメラの管理所へ連絡しハッキングを繰り返す。
 倫太郎たちの足取りを監視カメラで追っていくと、人通りのない所へと歩いて行き、廃墟の中へと入っていくのが見えた。


「ここか」


 俺はノートパソコンを仕舞って廃墟へと向かう。
 意外に近くだったため、数分でたどり着けた。しかし、廃墟の周りには人が多く居る。一般人を装っているが、一般人がこんな所に大勢いるが訳ない。何より、纏っている雰囲気が殺気を帯びている。恐らく、誰か来ないか見張っているんだろう。


「どうしたものか」


 倫太郎がどこにいるか確認して連れ出す。可能であれば犯人共を潰す。これをバレないように実行しないといけない。


「早めにケリを付けたいが、急ぎ過ぎると面倒になるな」


 とりあえず、倫太郎の位置の把握が先だ。俺は廃墟の隣にあるBARの壁を掴み屋上に上る。あの廃墟の構造は頭に入っている。窓から様子を見てみよう。
 建物の屋上を渡りながら、廃墟の窓を見てみるが倫太郎の姿は無い。窓から視線が通らない部屋にいる訳か。
 窓から見えない部屋は3つ。その内の1つにいると見ていいだろう。


「守りやすい部屋となると、3階の中央の部屋が有力だな」


 相手の目的がまだ不明だが、探る前に倫太郎を保護してからだな。
 俺は覚悟を決めて廃墟に向かうのだった。


☆   ☆   ☆   ☆


 何とか見張りを掻い潜り廃墟の通風孔から侵入して目的の部屋に向かう。長年使われていないから埃っぽいが、今は贅沢は言ってられないな。
 目的の部屋の上に到達すると、部屋の中を覗き込む。部屋には床で大きないびきをかいて寝ている。攫われているのに呑気な奴だ。扉は廃墟に似合わないしっかりとした扉だった。
 倫太郎を閉じ込める為だと思ったが、倫太郎はいつもの愛刀を持っている。刀さえ使えれば倫太郎にとってどんな扉も意味をなさない。相手は倫太郎の事を知らないのか?
 考えを進めていると倫太郎が目を覚まして大きく伸びをした。


「ふあ~……ん?ここはどこでござるか?」


 倫太郎は寝ぼけ眼で辺りを見渡すと思い出したように呟いた。


「そういえば、昨日の女の子にここで待っていてと言われたのでござったな。待ちくたびれて眠ってしまったみたいでござるな」


 こんなボロボロの廃墟に連れられて、大人しく待っているとか呑気が過ぎるだろう。


「さっさと倫太郎を連れて帰るか」


 俺は通風孔を外して部屋の中に飛び降りる。上から降って来た俺に倫太郎は目を見開く。


「ほ、鳳梨殿?」
「おいバカ。さっさと帰るぞ」
「は?へ?」


 状況を把握しきれていない様子の倫太郎の手を引いて、俺は出口に向かう。


「端的に言うぞ。敵の罠だ。分かったら行くぞ」
「いや、しかし……」
「ホームルームが始まるまで30分しかない。早く行くぞ」


 扉をコンコンと叩いて切るように促す。しかし、倫太郎は腕を組んでその場を動こうとしない。


「どうした?」
「拙者に春が来そうなのでござる。それを見す見す逃すなど出来ぬでござるよ」
「罠だって言ってるだろうが」


 ダメだ。こいつの頭の中に都合がいい情報しか残っていない。


「しょうがない、この手だけは使いたくなかったんだがな」
「どんな手を使っても拙者はここを動かないでござるよ」


 俺は倫太郎の肩に手を置くと真っすぐと目を見て話す。


「倫太郎」
「なんでござるか?」
「ホームルームに間に合わなかったら宿題を10倍にしてやる」
「遅刻はいけないでござるな。早くここを出るでござるよ」


 倫太郎が愛刀を抜いて鍵に切り付ける。鍵は一刀両断されると扉が一人でに開いた。


「行くぞ」
「分かったでござる」


 俺は頭に見取り図を思い浮かべながら、廊下を駆けていく。少し薄暗いが、見えない程じゃないな。


「しかし、敵はなぜ拙者を攫ったのでござろうか?」
「俺にも分からない。だが、今は脱出が最優先だ」


 廊下の角までたどり着き、顔を出して角の先の様子を伺ってみる。黒いスーツを着ているやつが2人。胸には拳銃と思わしきふくらみがある。


「拳銃で武装している奴が2人。俺が拳銃だけを撃ち抜くから峰打ちで気絶させろ」
「了解」


 倫太郎が刀を抜いて頷く。俺達は拳銃を取り出すとスーツの奴らに向かって姿をさらす。


「!?、誰だてめぇ!?」


 スーツの奴らは驚いて拳銃を抜く。その拳銃に向かって発砲して弾き飛ばす。


「倫太郎!」
「ハァ!」


 その隙に接近していた倫太郎がスーツ共に刀の峰を叩き込む。スーツ共は白目を剥いてそのまま倒れた。


「急ぐぞ」


 気絶を確認して脱出をしようと再び駆け出す。すると、廊下の奥から一人の女の子と巨大な影がやって来るのが見えた。
 監視カメラで見た女の子で間違いない。


「あ!拙者と甘い一時を過ごすと約束した子ではござらんか!」
「お前が元凶か」


 俺は拳銃をそいつに向ける。すると、そいつは口角だけ上げたような気色悪い笑顔になる。


「おやおや、獲物が2人に増えてるんだね?これはラッキーだね?」
「その言い方から察するに倫太郎の正体を知らないな?」


 知ってるなら俺と倫太郎を同一で考えないだろう。


「そいつが何者か?そんなのはどうでもいいんだね?私が必要なのは健康な生贄だけだね?」
「拙者とアバンチュールを約束した時と話し方が違わぬでござらぬか?」
「ああ、あれはバカな男を引っ掛ける為の喋り方だね?」


 女の子は目を潤ませると、猫なで声で話す。


「私の為に大人しく生贄になって☆」
「はい!分かりました!」
「宿題」
「そんな言葉には騙されないでござるよ!」


 倫太郎の手のひら返しが早い。扱いやすいともいう。


「そういう事なら捕まえた方が早いな。大人しくしろ」


 俺が拳銃を向けると、女の子がクスクスと笑う。


「そんなオモチャで私を捕まえるつもりなんだね?そんなの無駄なんだね?」


 女の子はパチンと指を鳴らすと、後ろの奴が前に進んできた。
 そいつは天井に迫る程で肩幅も廊下の幅ギリギリの大きさだった。筋骨隆々という言葉では足りない程に筋肉は膨張しており、目の焦点はあっていない。明らかに普通の人間じゃない。


「この子は私が選んだ子を改造した、最高傑作なんだよ。拳銃どころかミサイルも通さない耐久力、10㎝の鉄板に穴を開けられる腕力、チーターよりも早い敏捷性。史上最強の生物なんだよ。定期的に新鮮な男子をご飯としてあげないといけないのがネックなんだよ」
「言いたい事はそれだけか?」


 俺はためらいもなく大男に発砲する。弾丸は大男の腹に命中するが、皮膚も破れずに地面に落下した。あいつの言う事は本当みたいだ。
 弾丸を受けてピンピンしている大男を見て、女の子は機嫌が良さそうに笑う。


「無駄なんだよ?君たちに勝ち目はないんだよ?」

 
 女の子は大男の後ろに隠れる。女の子自信を狙う事が出来ないな。となると、こいつを倒さないとダメな訳か。


「倫太郎、ちょっと耳貸せ」
「なんでござるか?」


 俺は倫太郎の耳元でとある情報を話す。


「……それって本当でござるか?」
「ああ。俺がスキを作るから頼んだぞ。一瞬だから絶対に逃すな」
「分かったでござる」
「内緒話は終わったんだね?だったら死ぬんだね!」


 女の子がパチンと指を鳴らすと大男が俺達に向かって迫って来た。
 俺はあえて大男に向かって走り出す。大男は丸太のような腕を振り下ろすが、俺はバックステップで回避して、額に向かって発砲する。弾丸は火花を散らせながら命中するが、大男は一切効いている様子は無い。
 やっぱり、弾丸で倒す事は出来ない。となると、倫太郎の能力に頼るしかない。


「うおおおおお!」


 俺は大声を上げながら大男に飛びかかる。


「自暴自棄だね?」


 女の子が指を鳴らすと、大男は俺に向かってアッパーカットを繰り出してきた。


「くっ!」


 拳を腕でガードするが勢いを殺し切れず、天井に叩きつけられる。


「がはっ!」
「まずは一人……だね?」


 落下する俺を見ながら女の子が笑う。


「あと一人も仕留めるんだね?」


 上機嫌で女の子は再び指を鳴らす。すると、大男は再び腕を振り上げ……


「な!?」


 そのまま、体がしぼんでいった。どんどんと体が萎んでいった大男は、普通の男の子になって、床に倒れ込んだ。
 その様子をみた女の子は目を見開いて狼狽えている。


「な、何が起こったんだね!?」
「……簡単に言えば、その子に使った薬や手術の結果を消した」


 俺は激痛が走る体を起こしながら答える。


「詳しくは省くが、俺達はどういう物質が使われているか把握できていれば、それを消す事が出来る。俺が囮になっている隙に倫太郎がそれを実行した訳だ」
「な、何が使われているかなんて、いつ分かったんだね!?」
「ここに来る前からだ。さん?」
「!?」


 輪島の顔が更に驚愕した物に変わる。最近、若者が失踪している事件が多発している。その捜査を進めていくと、輪島恵梨香という人物が浮かび上がった。


「遺伝子操作で強い生物を作る。そのためなら犠牲を厭わない奴だって聞いたんで、改造の内容も調べておいた。まさか、ここで役に立つと思わなかったけどな」


 後は簡単、銃弾と大声で俺に意識を向けさせて、飛び上がった俺に攻撃させることで、下から接近する倫太郎に意識を向けさせないようにした。俺が攻撃されてる隙に倫太郎が薬や手術の効果を切って元に戻した訳だ。


「そ、そんな馬鹿な事がある訳……」
「あるんだよ」


 輪島の腹に拳を叩き込み、気絶させる。これで大丈夫なはずだ。


「応援を呼んでおいたから、後は任せよう」
「そんな事より、思いっきり叩きつけられたでござろう?大丈夫でござるか?」
「ああ、普通よりも丈夫な体だからな」


 それでも痛い物は痛い。まあ、我慢すれば大丈夫だ。


「そんな事よりもさっさと学校に行くぞ」
「……そおい!」


 俺が廊下を進もうと踵を返すと、体を切られる感覚が走った。
 思わず振り向くと、倫太郎が振り抜いた刀を鞘に納めていた。すると、さっきまでの激痛が嘘のように消え去っていた。


「痛さを切ったでござる。これで進みやすくなったでござるな?」


 倫太郎が歯を見せてニカッと笑う。そんな倫太郎を見て俺も思わず笑ってしまう。


「倫太郎……」
「礼はいらないでござるよ。分かったらさっさと行くでござる」


 倫太郎の優しい言葉に俺は涙が出てくる。


「うう……」
「ほら、泣いていないで学校にいくでござるよ」
「……勝手に能力を使ったら宿題追加な」
「それはあんまりでござらんか!?」


 倫太郎の悲痛な叫びが廃墟内に響く。
 ちなみに、ホームルームには間に合った。
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