【完結】しろくまニアック!

佐橋 竜字

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【番外編】16.繋がれた手

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 責任!?
「ちょっと待って下さい責任!?」
「そう。ボクの股間が爆発しちゃので」
「ばくは・・・はぁっ!?」
 この熊人は一体何を言って・・・。
 ふとレディアンの携帯が鳴る。
「あ、もしもし? あぁ、うん。でへへ、うん、分かった、そっち行く、じゃ」
 でへへって。
「レンから。今日会えないかって、君に」
「僕に・・・? あ、携帯っ! はっ! 僕のパソコンっ!」
「そうそう、あのゲーム家に置きっぱなしで連絡が取れないって。それでボクに囲われているかもって」
 囲われてる、囲われ過ぎね。
「さ、行けそう?」
 右手を差し出された。
「は、はい」
 その手を取った。
「レディアン」
「うん」
「レン様に話してもいいですよね?」
 ビクッと、耳と、おやまぁ・・・。可愛いまぁるいもこもこの尾っぽが逆立った。
「っ、そう、だよね、言わないと、ダメ、だよな・・・」
「夜のことも話します」
「っ! く、ぅ、うん。覚悟、決めなきゃ」
 腹パンの覚悟か。顔が青ざめている。
「ふふ、でも"嫌じゃなかったから"って、そう伝えておきますから」
「!」
 今度はお耳ピーン、のピルピルが凄い。
「えっ? 嫌じゃなかった? 本当?」
 何だ。熊人さんは結構感情が表に出やすいというか分かりやすいというか。
 可愛い。
「だからって調子に乗らないで下さい」
「・・・・・・ぜ、善処します」
「す・る・の!」
「ふぁいっ!」
 可愛い年上だな。うん、年上・・・。
「あの」
「ん?」
「レディアンは歳、おいくつなんですか?」
「え? 二十七かなぁ」
「そっ、そうなんですか、そう・・・」
「ボクの方が年上だ」
「そうですね」
「そうだ」
「・・・・・・?」
 年上マウント?
「困ったことがあったら、ボクを頼るといい」
「そうですね」
「というか、頼るのはボクだけにして」
「え?」
「嫉妬でどうにかなってしまいそう。レンにだって嫉妬してしまうから」
「いやレン様は・・・」
「分かってる」
 レディアンがまじまじと僕を見つめる。
「それくらい君が好きだってことだ」
「っ!」
 なっ!?
「あ、顔、真っ赤・・・」
 繋がれた手を解いて一目散に前に走った。
 顔が赤いだと? そりゃぁ顔が熱いもん!
「いぎゃぁぁぁぁっ~!」
 恥ずか死ぬー! 誰か助けてぇーっ!
「アアアアアアアアアアーニャっ!?」
 こんなの知らないこんな、こんなこんな!
「アーニャ! また迷子になるから!」
 ハッ!
 足を止めた。それは困る。
「・・・・・・」
 走り寄って来るレディアンを見れない。
「ほんと、可愛いなぁ」
 普通に手を取り、また握られた。
「むふ、はぁ、君が側にいるだけで股間がおっきしちゃうから。はぁ、夜、お願いね」
「っ!?」
「溜めこむと逆に凄いことになるから」
「っ!?」
「熊人の取り扱い方も、レンに聞くといい」
「なんなんなんなん・・・」
「さ、行こ」
 二人で道を駆け抜ける。
 繋がれた手が凄く温かかった。
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