天使と死神は恋をする（追憶のquiet特別番外編）

はじめに＆登場人物紹介

★はじめに★

　今作は「追憶のquiet」内のエピソード「死神は天使に誓う」から生まれたお話です。
　時系列は本編終了後となっており、設定は全て本編終了後となっておりますが、恋愛メインの特別番外編のため、本編を読まなくても大丈夫なように、登場人物紹介をまとめました。


★登場人物紹介（追憶のquietのネタバレあり）★

・蓮見桜はすみさくら
　二十歳。都内の大学に通っている。世間を震撼させた連続殺人犯に拉致されるも、捜査一課の刑事の桜井直人により救出。現在は父と二人暮らし。八年前、従姉妹の優衣が殺害されたが、犯人は不明のまま。

・レイ、安岡零やすおかれい
　表向きはハナムラコーポレーションの情報企画部のリーダー、その実態は裏社会の情報屋。頭脳明晰、特にコンピュータースキルは秀でており、凄腕のクラッカーでもある。
　安岡零は、高校に通うためにレイが使っていた偽名。八年前、桜の従姉妹の優衣を死なせたことに責任を感じている。

・桜井直人さくらいなおと
　警視庁捜査一課の刑事。新しく設立された警視総監直属の特殊事件捜査二係へ異動となる。レイ達の力を借りなければ犯人を見つけられなかったことから、正義と悪の狭間で自分は何をすべきか葛藤中。

・シラサカ
　表向きはハナムラコーポレーションの営業部のリーダー、その実態は裏社会の凄腕の殺し屋。ドイツと日本の血を持つクォーターで、三十代後半だが、女性にはモテまくっている。

・マキ
　ハナムラコーポレーションの営業部所属、その実態はシラサカに育てられた殺し屋。灰色の右目を持つため、オッドアイとも呼ばれている。レイの幼なじみであり、無茶ばかりする彼をとても心配している。

・松田恭治まつだきょうじ
　山奥の一軒家で診療所を開設している凄腕の救急医。ハナムラのボスや警視総監とは高校の同級生という強者。一般人だが、強面で度胸も座っている。

・蓮見優衣はすみゆい
　故人。桜の従姉妹であり、レイの想い人でもある。詳細は「RED～キズナノイロ～」をご覧ください。