私の心はあなたのもの

みミリィ

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怖いことなどない、全部夢なのだから

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 マリエナの性器を舐め回す。
 下のぷっくりとしたところを押し付けるように舌で擦るとひくりひくりと喜んで痙攣してくれる。
 夢中になってしゃぶり尽くす。

 ふ、と先程まで差していた月光が消える。
 窓を見ると雲に月が隠されていた。
 薄暗い灯りのない中、口の周りを自分の袖で拭いながら起き上がる。
 うっすらと見えるマリエナを、抱き締める。
元婚約者マリエナの熱く蕩けた場所に、痛いほどに張り詰めたエクトル自身を当てがう。
 滑りに任せて、上下に手でペニスの先を動かして感触を堪能する。

 くちゅ、くちゅ

 卑猥ひわいな音を立て、その感触に夢中になる。
 すぐにでも出そうになるのを歯を食いしばり我慢する。

 マリエナの頭の上に腕を置き、頬にキスをしながら、くちゅくちゅお互いの性器を擦り合わせる感触に夢中になる。

「マリエナ、入るよ、起きなくていいの?」

 かつてないほどの興奮にエクトルはマリエナの耳元でそう囁いた。
 月が隠れて、闇が訪れる。白く輝くマリエナが隠されて、許された気がした。
 だから……。

 一点に陰茎の先、亀頭がずぷりとハマる。

「あっ、あっ、マリエナ、早く起きないと……」

 以前は当てただけで痛がり、潤いも何もなく、ただ乾燥していて悪戯に傷付けた行為なのに。
 今はこんなに潤んで、柔らかくて、締め付けて……。
 ひどく興奮したエクトルはびゅく、びゅくとそのままマリエナの中に出してしまう。

「ああ、マリエナ」

 少しだけしかマリエナに入れていないのに、出し尽くして、エクトルの精子がマリエナの中に収まりきれずに隙間から溢れ出た。
 出したはずなのに、それでもまだ形を維持しているエクトルは「あっ、あっ」と喘ぎながら細かく抜き差しし、少しずつマリエナの中へ中へと収まる。
 こつん、と狭いマリエナの中に収まりきる。

「はぁ、マリエナ、入ったよ。ずっとこうしていたい――」
 
 訳もなく涙がこぼれる。
 エクトルは再度指先に魔力を込めてマリエナが起きないように祈る。
 比べものにもならない。アリスに入れた時とは別次元の入れたという達成感、マリエナに入ったという幸福感、もう彼女は自分だけのものではないという絶望感にぐしゃぐしゃになった。

「愛してる、愛しているんだ、マリエナ」

 彼女に覆い被さり、そのまま律動する。
 不思議な事にエクトルが「愛している」と言うたびにマリエナの中は蠢いて、さも彼女がエクトルのその言葉に喜んでいるかのような錯覚におちいる。
 エクトルの胸元にマリエナの胸が押しつぶされ、その感触に興奮する。
 ゆさゆさと揺れるいやらしい様に更に興奮する。
 なるべく起こさないよう慎重にしていたが全く起きる気配がないので段々と大胆になる。

「マリエナ、そろそろ、出そうだよ」
 たんっ、たんっ。
「起きないと、マリエナのかわいい、おまんこに出ちゃうよ?」
 たんたんたん、たんたんたん……
「あんな奴じゃなくて、俺の子供がいいの?俺の子を孕んでくれるの?」

 ふーっ、ふーっと興奮してマリエナの肩にある治りかけた歯形に上から更に噛み付いた。

「もう嫌だっていっても、中に出すよ」
 
 その言葉にうっすらとマリエナの目が開く。
 息を飲むエクトルは動きを止める。

 月明かりもなく、ほぼ暗闇なのに、マリエナの青い瞳がこちらを見ているのがわかる。
 マリエナの唇にキスを落とすと嬉しそうにキスで返してくれる。舌をからめて、こすりあい、次第に腰が激しく動く。

 ぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱん
 
マリエナと手と手を絡めて、押さえつけるようにしてキスを激しく重ねながらお互いに高め合う。
 やはり、俺のことを愛しているのか。
 先ほどのことは夢だったのだ。
 マリエナの奥へ、奥へと突き上げる度にきゅうきゅう中が喜んで締め上げてくる。

 ほら、俺を喜んで受け入れている。
 中から溢れるマリエナの蜜が更に滑りを良くして、快楽が増す。
 膣内の細やかながエクトルのペニスをいやらしく刺激し、だんだんと登り詰めてくる。
 マリエナのあえぎ声がだんだんと間隔が早くなり、高くなる。
 
 もう出る……!
 お互いの呼吸が荒く合い、逝きそうになるエクトルはぎゅうっとマリエナを抱き締める。
 耳元でマリエナに最後が近い事を告げた。

「出すよっ」

「ちょうだい」

 呂律ろれつの回らない声でマリエナはおねだりをする。
 頭に血が上り、何度も何度も出る。出る度に腰が一番奥に届くように押し付けて。

「ああ、ああっ、マリエナ」

 掠れた声で彼女の名を呼ぶと膣内がぴくん、ぴくんと反応してくれる。

 びゅる、びゅる、びゅる……びゅる

 最後の最後まで全部マリエナに出し切る。
 そのままマリエナに舌を絡めるキスをし、彼女もそれに応えてくれるのに思考回路が焼き切れそうなくらいの快楽がエクトルを襲う。

 自慰で一度、膣の入り口で一度、最奥で一度、三度も出したエクトルだったがまだ収まる気配がない。
 己の出した性液を塗り込めるようにマリエナの膣内を少し小さくなったペニスでかき混ぜる。

 ぬちゃ、ぬちゃ……。

 アデラールの出した性液を自分のもので上書きする。
 もっと出してマリエナを俺で書き換える。
 マリエナの乳首を指で撫でる。
 肌質の違う乳首の感触が気持ちよく、夢中になって触っているとエクトルの頭を胸に押し付けられた。

「意地悪しないで、吸って……」

 誘導されるがままに乳首を吸い、マリエナにくすくすと笑われる。

「赤ちゃんみたい」

 マリエナの赤ちゃんになりたい。ちゅ、ちゅ、と音を立てて口が外れるか外れないかの強さで刺激する。
 唇でかわいい桃色の突起の感触を味わい、舌で硬くなった乳首の表面を楽しむ。

「あっ、……んっ、悪い、あかちゃん」

 マリエナの中にまだ居るペニスが硬度を取り戻すのがわかる。
 乳首を刺激しながら、マリエナの身体の形を肩から腰までゆっくりと撫でて確かめながら、緩やかにはじまった律動は次第に激しさを取り戻していく。

 マリエナの身体はどこを触れても、自身の体で擦り付けても何をしてもエクトルに快楽をもたらす。

 再びエクトルは出そうになり、マリエナを見上げる。

 その時、月が隠れていた雲から出て、月明かりが2人を薄く照らした。
 エクトルの銀色の髪が月明かりで煌めく。
 2人の目がその時はじめて合った。膣がぎゅっと硬くなる。

 マリエナの瞳は溢れんばかりに開かれていた。

「えく、とる、さま」

 先程までの柔らかく、つつみこんでくれた受け入れ状態と打って変わって、ただ硬く小さくなるマリエナ。

 ぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱん

 びゅる、びゅる

 止められずはずもなく、そのまま中に出る。
 先程までの多福感は失せ、エクトルはマリエナを見下ろした。
 
 ぼんやりとしているマリエナの瞳に手をかざす。

「ゆめだよ」

 眠りの魔力を込めてマリエナの目を閉じさせる。

「大丈夫、怖いことは何もない、全部夢だ」
 
 ふ、とマリエナの身体から力が抜ける。
 二度、三度と出し入れしてから、マリエナからペニスを引き抜くとこぽりと白濁したものがこぼれる。


  月明かりの下の彼女はとても美しかった。
 
 
 
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