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第15話 ※R18
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庭園から逃げるように立ち去った日の夜。樹は自室で就寝の準備をしていた。
「はぁ……。今日は散々な一日だったな……」
寝間着に着替え、寝具を整えながら、樹は沈んだ気持ちで肩を落とす。梗一郎から逃げ回り、自分はノンケだと言い張った挙句、梗一郎への好意に気づいた時には失恋してしまった。そのショックで画塾にも行けず、とりあえずアトリエに籠もってみたものの、梗一郎との淫らな行為を思い出してしまう始末。
(まさか、素描にすら身が入らないとは……)
花ヶ前邸で樹の心が休まる場所は限られている。そのうちの一つだったバラの庭園には行きづらくなってしまった。なので樹は、夕餉の時間までアトリエで無意味な時間を過ごし、入浴が終わった後すぐに自室に籠もって今に至る。
「はぁ~~」
樹は大きな溜め息を吐いてベッドに横になった。清潔なリネンから石鹸の香りがして、樹はわずかながら安心感を得る。ベッドの寝心地を堪能した後、樹は仰向けに寝転がり、胸元に枕を抱き寄せた。
異世界転生したばかりの頃。自分が転生した肉体の元持ち主――早乙女と梗一郎が恋人関係だったと気づいた時は、ありえないとしか言いようがなかったし、先の展開を予測することも不可能だった。だというのに――
「まさか俺が、梗一郎さまのことをを好きになっちゃうなんてなぁ……」
そう呟くように言って目を閉じると、目蓋の裏に、梗一郎の柔らかい微笑みが浮かんだ。それから、梗一郎の甘い声で「樹」と何度も呼ばれたことを思い出し、身体が熱を帯びはじめる。
(梗一郎さま……)
樹はあらぬところが反応を示したことに驚きつつ、熱に浮かされたように、ためらうことなくそこに手を伸ばした。
浴衣の腰紐を解いてパッチを下ろすと、樹は布団の中に潜り込み、まだ固くなりきっていない軟い屹立をやわやわと揉む。それから右手で根本を持つと、緩く上下に動かした。
「ハッ……ハァ……ァ、ンン……」
あの日アトリエで、梗一郎と睦み合った時以来、久し振りの自慰だからだろうか。数度扱いただけで、樹の屹立はあっという間に固くなり、先端からじわりと精液が滲んだ。
「ア、ン……ハァ……ハァ……ッ」
樹の熱い呼吸と上気した体温で布団の中は蒸し暑く、屹立を扱くたびに雄臭い匂いが漏れて、それが余計に樹の情欲を刺激する。
しかし樹は、物足りなさを感じていた。
(気持ちいいけど、イケそうにない……)
強い刺激に喘ぎながら、樹は目尻を赤くして、快楽からくる涙を流した。
(……もっと。もっと刺激が欲しい……あの日、梗一郎さまがしてくださったように)
樹は目を閉じると、梗一郎の技巧を思い出しながら、空いていた左手で玉袋を柔く揉みしだいてみる。すると――
「ぁ、あああ……!」
えもいわれぬ快感が生まれ、尾てい骨から尻穴の奥まで、電気のようなものが走り抜けていった。
「ああ……気持ちい、い……」
快楽の波に飲まれた樹は、梗一郎を思い浮かべながら、貪欲に快感を求めた。緩急をつけて屹立を扱き、裏筋をなぞり、カリ首を爪先で刺激する。それから、舌でえぐるように親指の腹で尿道口をいじめると、樹の身体は魚のようにびくんびくんと跳ねた。
「……っ、んんぅ! ……アッ、ハァッ、ハァッ……」
樹の手は、溢れて止まらない精液でぐちゃぐちゃに汚れていて、そのぬめりのおかげで屹立を扱きやすくなっていた。もはや、高みに昇ることしか考えられなくなっている樹は、一心不乱に右手を上下に動かし、左手で乳首をつまんだり押しつぶしたりする。
(ああ……! もうちょっと……あともうちょっとでイケそうなのに……っ)
高みに到達できそうでできず、ただひたすら快楽の海で溺れながら、樹はひくっと声帯を震わせた。
(助けて)
「梗一郎さま……っ」
そう囁くように言った瞬間。勢いよく掛け布団をめくられ、ペンダントライトの明かりの下、樹の乱れた姿がさらされた。驚愕に目を見開いた樹の視線の先には――
「ひとりでお楽しみ中かい? 樹」
端正な顔から喜怒哀楽を削ぎ落とした梗一郎の姿があった。
「こ、いちろ……さま……?」
樹は頭を混乱させながら、ふるりと外気に震え、自分が痴態を晒していることにようやく気がついた。そして、さっきまでの興奮はどこへやら。樹は顔から血の気が引いていくのを感じ、急いで寝間着を着直そうとした手を――梗一郎に掴まれた。
「私を呼んだのは樹。そなただろう? 本人が目の前にいるのに、こんなにトロトロな状態で止めてしまってもいいのかい?」
そう言って梗一郎は、むき出しになっている屹立の雁首を、つーっっとなぞり上げた。
「ひ、あ、ああ……っ!」
他人から与えられる刺激に敏感に反応した樹は、たったそれだけの刺激で、真っ白な腹部に精液を撒き散らした。
(やっと……イケた……)
恍惚とした表情を浮かべて射精後の余韻に浸っていた樹だったが、萎えかけていた屹立が、なんの予兆もなく、梗一郎の口腔内におさまった。一度高みに昇った屹立は敏感になっていて、梗一郎が頭を上下するたびに、腰が溶けてしまいそうな強烈な快感に襲われる。
「~~っ! だ、だめ……っ、です、梗一郎さまぁ」
「んっ、じゅぷっ、……何がだめなんだい? ここはこんなに喜んでいるのに」
そう言って梗一郎は、尿道口に残った精子をじゅるじゅると吸い上げ、樹はあっけなく二度目の絶頂を迎えた。
「はぁ……。今日は散々な一日だったな……」
寝間着に着替え、寝具を整えながら、樹は沈んだ気持ちで肩を落とす。梗一郎から逃げ回り、自分はノンケだと言い張った挙句、梗一郎への好意に気づいた時には失恋してしまった。そのショックで画塾にも行けず、とりあえずアトリエに籠もってみたものの、梗一郎との淫らな行為を思い出してしまう始末。
(まさか、素描にすら身が入らないとは……)
花ヶ前邸で樹の心が休まる場所は限られている。そのうちの一つだったバラの庭園には行きづらくなってしまった。なので樹は、夕餉の時間までアトリエで無意味な時間を過ごし、入浴が終わった後すぐに自室に籠もって今に至る。
「はぁ~~」
樹は大きな溜め息を吐いてベッドに横になった。清潔なリネンから石鹸の香りがして、樹はわずかながら安心感を得る。ベッドの寝心地を堪能した後、樹は仰向けに寝転がり、胸元に枕を抱き寄せた。
異世界転生したばかりの頃。自分が転生した肉体の元持ち主――早乙女と梗一郎が恋人関係だったと気づいた時は、ありえないとしか言いようがなかったし、先の展開を予測することも不可能だった。だというのに――
「まさか俺が、梗一郎さまのことをを好きになっちゃうなんてなぁ……」
そう呟くように言って目を閉じると、目蓋の裏に、梗一郎の柔らかい微笑みが浮かんだ。それから、梗一郎の甘い声で「樹」と何度も呼ばれたことを思い出し、身体が熱を帯びはじめる。
(梗一郎さま……)
樹はあらぬところが反応を示したことに驚きつつ、熱に浮かされたように、ためらうことなくそこに手を伸ばした。
浴衣の腰紐を解いてパッチを下ろすと、樹は布団の中に潜り込み、まだ固くなりきっていない軟い屹立をやわやわと揉む。それから右手で根本を持つと、緩く上下に動かした。
「ハッ……ハァ……ァ、ンン……」
あの日アトリエで、梗一郎と睦み合った時以来、久し振りの自慰だからだろうか。数度扱いただけで、樹の屹立はあっという間に固くなり、先端からじわりと精液が滲んだ。
「ア、ン……ハァ……ハァ……ッ」
樹の熱い呼吸と上気した体温で布団の中は蒸し暑く、屹立を扱くたびに雄臭い匂いが漏れて、それが余計に樹の情欲を刺激する。
しかし樹は、物足りなさを感じていた。
(気持ちいいけど、イケそうにない……)
強い刺激に喘ぎながら、樹は目尻を赤くして、快楽からくる涙を流した。
(……もっと。もっと刺激が欲しい……あの日、梗一郎さまがしてくださったように)
樹は目を閉じると、梗一郎の技巧を思い出しながら、空いていた左手で玉袋を柔く揉みしだいてみる。すると――
「ぁ、あああ……!」
えもいわれぬ快感が生まれ、尾てい骨から尻穴の奥まで、電気のようなものが走り抜けていった。
「ああ……気持ちい、い……」
快楽の波に飲まれた樹は、梗一郎を思い浮かべながら、貪欲に快感を求めた。緩急をつけて屹立を扱き、裏筋をなぞり、カリ首を爪先で刺激する。それから、舌でえぐるように親指の腹で尿道口をいじめると、樹の身体は魚のようにびくんびくんと跳ねた。
「……っ、んんぅ! ……アッ、ハァッ、ハァッ……」
樹の手は、溢れて止まらない精液でぐちゃぐちゃに汚れていて、そのぬめりのおかげで屹立を扱きやすくなっていた。もはや、高みに昇ることしか考えられなくなっている樹は、一心不乱に右手を上下に動かし、左手で乳首をつまんだり押しつぶしたりする。
(ああ……! もうちょっと……あともうちょっとでイケそうなのに……っ)
高みに到達できそうでできず、ただひたすら快楽の海で溺れながら、樹はひくっと声帯を震わせた。
(助けて)
「梗一郎さま……っ」
そう囁くように言った瞬間。勢いよく掛け布団をめくられ、ペンダントライトの明かりの下、樹の乱れた姿がさらされた。驚愕に目を見開いた樹の視線の先には――
「ひとりでお楽しみ中かい? 樹」
端正な顔から喜怒哀楽を削ぎ落とした梗一郎の姿があった。
「こ、いちろ……さま……?」
樹は頭を混乱させながら、ふるりと外気に震え、自分が痴態を晒していることにようやく気がついた。そして、さっきまでの興奮はどこへやら。樹は顔から血の気が引いていくのを感じ、急いで寝間着を着直そうとした手を――梗一郎に掴まれた。
「私を呼んだのは樹。そなただろう? 本人が目の前にいるのに、こんなにトロトロな状態で止めてしまってもいいのかい?」
そう言って梗一郎は、むき出しになっている屹立の雁首を、つーっっとなぞり上げた。
「ひ、あ、ああ……っ!」
他人から与えられる刺激に敏感に反応した樹は、たったそれだけの刺激で、真っ白な腹部に精液を撒き散らした。
(やっと……イケた……)
恍惚とした表情を浮かべて射精後の余韻に浸っていた樹だったが、萎えかけていた屹立が、なんの予兆もなく、梗一郎の口腔内におさまった。一度高みに昇った屹立は敏感になっていて、梗一郎が頭を上下するたびに、腰が溶けてしまいそうな強烈な快感に襲われる。
「~~っ! だ、だめ……っ、です、梗一郎さまぁ」
「んっ、じゅぷっ、……何がだめなんだい? ここはこんなに喜んでいるのに」
そう言って梗一郎は、尿道口に残った精子をじゅるじゅると吸い上げ、樹はあっけなく二度目の絶頂を迎えた。
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