七不思議をつくろう

真山マロウ

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第七の不思議

またもや修羅場

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 七不思議関連を除けば私の学生生活は、のどかなものだった。けど本当に、現実って予想をはるかに超える。

 翌日、登校すると廊下に人だかりができていた。
「おはよう。どうしたの?」
 同じクラスの子を見つけて尋ねる。

「校内新聞の最新号が……」
 掲示された記事に、生徒会が七不思議メンバーを特別扱いしている、と書かれているとのことだった。ゴスロリについてじゃなかったけど、それはそれで問題だ。

「栞里!」
 背後から響子に肩をつかまれる。挨拶もかわさないうち「また喧嘩してる、お仲間が」と言われ現場に急行。木島さんのクラスに福谷さんが乗りこんでいた。

「なんですかあれは! とり消してください!」
「怒るってことは図星?」
「違います、事実無根です!」

 見かねた響子が口をはさむ。
「いいかげんにしなよ、栞里たちのこと目のかたきにすんの。しつこいし、みっともない」

 二対一は不利だと考えたのか、木島さんが「はいはい、わかった、回収すればいいんでしょ」と教室をでる。福谷さんがぺこぺこと頭をさげた。

「中垣さんのご友人さん、助太刀ありがとうございます」
「なにその呼び方。響子でいいよ」
 ともに木島さんを敵と認識しているせいか、打ちとけるのが早い。

「あたしも、あいつ嫌いだわ」「気があいますね、私もです!」「つか見直した。福谷さん根性あるね」「恐縮です!」
 この二人、まぜるな危険だった……。

 放課後の集まり。いぜんとしてなにも決まらず、おやつを食べるだけにとどまる。

 木島さんへの憤怒をぶちまけた福谷さんは聞き役の義井くんをともなって、夏木くんはおやつを完食したタイミングで、それぞれ帰っていった。あと片づけをすませ、志倉くんと二人で校舎をでる。

「大丈夫?」
「なにがだ?」
「元カノを悪く言われるのは、いい気分しないでしょ」
「構わない。木島の横暴さには俺も思うところがあった。悪いやつではないんだろうが、あまりにも独善的すぎる。そのうえ本人が無自覚ときているものだから始末におえない」

 密かに鬱憤がたまっていたようで、次から次に不満がでる。まさかこんな展開になるなんて。と相槌に困っていたら、
「やっぱり、そんなふうに思ってたんだ……!」

 うしろから声がして、ふり返る。目があうなり、泣きだしそうな顔の木島さんが逆方向に走り去った。なぜそこに、と疑問だけれど、それよりも今は。

「志倉くん追いかけて!」
「は? なんで俺が……」
「もういいよ! 私、行ってくる!」
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