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第弐拾話-展示

展示-6

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 映像を見終えた3人。
「これ、どういう事?」燐はしかめっ面で再生が終わったモニターを見る。
「あの、この映像を細工する事は可能でしょうか?」
 絢巡査長が警備員にそう質問した。
「いやぁ~自分、アルバイトなのでよく分かんないですよ」
「そうですか。すいませんでした」
 絢巡査長は警備員にそう言うと、ぶつぶつと呟く長四郎を見る。
「長さん、どうしました?」
「ああ」と我に返った長四郎は「すいませんがこの録画データのコピーで良いので、提出願いたいのですが」と警備員に依頼する。
「それ、自分じゃ決められないんで。社員の人に聞いてもらって良いですか?」
「そうですか。では、社員さんの連絡先を教えてください」
「え? 分かりました」
 警備員は渋々、了承して長四郎に社員の連絡先を教える。
「どうも。行こう」
 長四郎は燐、絢巡査長を連れて警備室を出た。
「絢ちゃんは、ここに連絡して防犯カメラ映像のコピーを受け取って解析に回して。俺とラモちゃんはさっきの爺さんから話をきいてくるから」
「分かりました。何か分かったら連絡してください」
 長四郎から社員の名刺を受取り、自分の仕事へと取り掛かる絢巡査長。
 そして、長四郎と燐は先程出会った老人の元へと向かった。
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