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第弐拾話-展示
展示-17
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「芽十李」
「あります」
「友斜額」
「あります」
「羽賀音」
「あります」
燐がリストに書かれている刀の名前を読み上げ、涙目の長四郎が確認していく作業をしていた。
「じゃあ、次。華虎」
「ありま・・・・・・せん」
「え?」
燐は自分の目でも確かめる為、木箱を覗き込む。
「ホントだ。確かに花虎って書いた箱が無い」
「という事は」長四郎がそう言いかけた時「見つけた刀が花虎って事ね」と燐が長四郎の台詞を奪う。
「はい、その通りです」
「でも、警察も刀の出所調べているよね? 何で気付かなかったんだろう」
「気付かなくても仕方ないんじゃない? 倉庫の方までは調べてなかったんじゃないか」
「そうなの?」
「そうなんじゃない」
杜撰な捜査だなと思う燐。
「で、ラモちゃんはこれを手伝いに来たわけじゃないだろ」
「あ、うん」
本来の目的を思い出した燐は、長四郎に決算書の事を報告した。
「ほぉ、メンテナンス代がね」
長四郎はそう言いながら立ち上がると、倉庫に置かれている箱を手に取り中身を破損しないようそっと置き、箱の封を開ける。
「あ、ちょっと!」
みのりが止めに入ろうとするのを燐が手を出して制止させる。
「あーやっぱり、中身ねぇや」
「マジっ!」
燐とみのりは長四郎が目を落とす箱を覗く。
「そんな、これまで」
みのりは、驚愕した表情を見せる。
「あんたさ、どうしてここに物が無いって分かったの?」
燐は箱の中身がないと判断した長四郎にその真意を確かめる。
「ラモちゃんの話から察するに、横領してるのが分かったから。こういうところに保管されている展示物を売り飛ばしてそうだなと思ってぇ~ んで、適当に開けてみたらこれだったって感じぃ~」
急にギャル口調になる長四郎に少しイラッとする燐であった。
「あります」
「友斜額」
「あります」
「羽賀音」
「あります」
燐がリストに書かれている刀の名前を読み上げ、涙目の長四郎が確認していく作業をしていた。
「じゃあ、次。華虎」
「ありま・・・・・・せん」
「え?」
燐は自分の目でも確かめる為、木箱を覗き込む。
「ホントだ。確かに花虎って書いた箱が無い」
「という事は」長四郎がそう言いかけた時「見つけた刀が花虎って事ね」と燐が長四郎の台詞を奪う。
「はい、その通りです」
「でも、警察も刀の出所調べているよね? 何で気付かなかったんだろう」
「気付かなくても仕方ないんじゃない? 倉庫の方までは調べてなかったんじゃないか」
「そうなの?」
「そうなんじゃない」
杜撰な捜査だなと思う燐。
「で、ラモちゃんはこれを手伝いに来たわけじゃないだろ」
「あ、うん」
本来の目的を思い出した燐は、長四郎に決算書の事を報告した。
「ほぉ、メンテナンス代がね」
長四郎はそう言いながら立ち上がると、倉庫に置かれている箱を手に取り中身を破損しないようそっと置き、箱の封を開ける。
「あ、ちょっと!」
みのりが止めに入ろうとするのを燐が手を出して制止させる。
「あーやっぱり、中身ねぇや」
「マジっ!」
燐とみのりは長四郎が目を落とす箱を覗く。
「そんな、これまで」
みのりは、驚愕した表情を見せる。
「あんたさ、どうしてここに物が無いって分かったの?」
燐は箱の中身がないと判断した長四郎にその真意を確かめる。
「ラモちゃんの話から察するに、横領してるのが分かったから。こういうところに保管されている展示物を売り飛ばしてそうだなと思ってぇ~ んで、適当に開けてみたらこれだったって感じぃ~」
急にギャル口調になる長四郎に少しイラッとする燐であった。
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