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第弐拾参話-会長
会長-3
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燐は現場封鎖をする制服警官に気づかれないように、しれっと事件現場の体育館へと侵入し、他の刑事と話している絢巡査長の元へと近づく。
「絢さん。お話があるんですけど」
「分かった。ちょっと、待っててくださいね」
他の刑事達にそう告げ、燐を連れて体育館の舞台裏に移動する。
「何か分かった?」
「分かったというより、事件に繋がりそうな感じの話です」
「それは何?」
「生徒会の子から聞いたんですけど、被害者の子、半年前まで生徒会長勤めていたらしんですけど、何か恨まれるような事をしていたとか」
「恨まれる。その話を教えてくれたのは、誰?」
「生徒会で書記を勤めている栗手君という一年生の子です」
「栗手、何君?」
「そこまでは聞いてないです」
「分かった。ありがとう」
「いえ」
「ラモちゃん。長さんは一緒じゃないの?」
「ああ、そう言えば見てませんね。あいつ、どこに行ってるんだろう?」
何で気にしていないんだよと思う絢巡査長だった。
一方、長四郎と一川警部は変駄世高校の生徒達から聞き込みを行っていた。
「へぇ~ 野古君って、モテモテの子だったんだ」
「そうですぅ~ 実は私も気になっていたんですけど」そう恥ずかしそうに答える女子高生A。
「ねぇ、野古君には彼女おったと?」
「いや、そんな話は聞いたことなかったです」と女子高生Bが一川警部の質問に答えた。
「でも、他校に彼女とかいるんじゃない?」
「あるかもぉ~」
女子高生Cの発言に女子高生Dが反応すると長四郎もすかさず「それはあり得る話だ」と女子高生Dの発言に乗っかる。
「じゃ、じゃあさ変蛇内高校に彼女が居ても不思議じゃない訳だ」
「そうそう」と女子高生Aが言う。
「君達さ、彼が通っていた塾とか知らない?」
長四郎のその質問に女子高生達は互いの顔を見合わせて、首を傾げる。
その事に関しては、何も知らないと言うことを察した長四郎は別の切り口で聞き込みを続ける。
「君達さ、野古君と仲良かった友達とか知らない? 男女問わずさ」
「一番の友達と言ったら、蔵寺君だよね?」
「蔵寺君。その子は男子、女子、どっち?」
「男子ですけど」女子高生Cが答える。
「男かぁ~」
「え? 男だったらマズいんですか?」女子高生Dにそう聞かれた長四郎は「いや、君たちに可愛い女の子だったらすぐにでも話を聞きに行きたいなって思うんだけど。男だからなぁ~」と返す。
「私達、可愛いだってよ」と女子高生Bは嬉しそうにする。
「刑事さんの気持ちも分からない訳じゃないですけど、蔵寺君も悪い子じゃないんで」
女子高生Aが長四郎を説得する。
「あ、実はね。おじさん、刑事じゃないのよ。探偵なの」
「うっそぉ~」女子高生四人声を揃えて驚く。
「え、探偵さんってドラマみたいに事件解決しちゃうんですか?」
「いや、そういう訳ではないんだけど。おじさんの場合、厄介な依頼人が居てさ。そいつのせいでこうして、事件解決のお手伝いしているの」
長四郎はちょっと嬉しそうにしながら、女子高生Cの質問に答えていると横に居る一川警部が話に入って来る。
「君達さ、こんお兄さんの話、聞いた事ないと? 10年前に活躍した高校生探偵の熱海長四郎ったい」
「すいません。知らないです」
女子高生Dに一蹴される一川警部。その横で顔には出さないがかなりショックを受ける長四郎。
「昔話はさておき、君達さ、捜査に協力してくれないかな?」
「私達がですか?」戸惑う女子高生A。
「そう。その為にさ連絡先を教えてくれない?」
長四郎がそう聞いた時、「ナンパ中の所、申し訳ないですが宜しいでしょうか?」と長四郎の耳を引っ張りながら燐は長四郎を連行するのであった。
「絢さん。お話があるんですけど」
「分かった。ちょっと、待っててくださいね」
他の刑事達にそう告げ、燐を連れて体育館の舞台裏に移動する。
「何か分かった?」
「分かったというより、事件に繋がりそうな感じの話です」
「それは何?」
「生徒会の子から聞いたんですけど、被害者の子、半年前まで生徒会長勤めていたらしんですけど、何か恨まれるような事をしていたとか」
「恨まれる。その話を教えてくれたのは、誰?」
「生徒会で書記を勤めている栗手君という一年生の子です」
「栗手、何君?」
「そこまでは聞いてないです」
「分かった。ありがとう」
「いえ」
「ラモちゃん。長さんは一緒じゃないの?」
「ああ、そう言えば見てませんね。あいつ、どこに行ってるんだろう?」
何で気にしていないんだよと思う絢巡査長だった。
一方、長四郎と一川警部は変駄世高校の生徒達から聞き込みを行っていた。
「へぇ~ 野古君って、モテモテの子だったんだ」
「そうですぅ~ 実は私も気になっていたんですけど」そう恥ずかしそうに答える女子高生A。
「ねぇ、野古君には彼女おったと?」
「いや、そんな話は聞いたことなかったです」と女子高生Bが一川警部の質問に答えた。
「でも、他校に彼女とかいるんじゃない?」
「あるかもぉ~」
女子高生Cの発言に女子高生Dが反応すると長四郎もすかさず「それはあり得る話だ」と女子高生Dの発言に乗っかる。
「じゃ、じゃあさ変蛇内高校に彼女が居ても不思議じゃない訳だ」
「そうそう」と女子高生Aが言う。
「君達さ、彼が通っていた塾とか知らない?」
長四郎のその質問に女子高生達は互いの顔を見合わせて、首を傾げる。
その事に関しては、何も知らないと言うことを察した長四郎は別の切り口で聞き込みを続ける。
「君達さ、野古君と仲良かった友達とか知らない? 男女問わずさ」
「一番の友達と言ったら、蔵寺君だよね?」
「蔵寺君。その子は男子、女子、どっち?」
「男子ですけど」女子高生Cが答える。
「男かぁ~」
「え? 男だったらマズいんですか?」女子高生Dにそう聞かれた長四郎は「いや、君たちに可愛い女の子だったらすぐにでも話を聞きに行きたいなって思うんだけど。男だからなぁ~」と返す。
「私達、可愛いだってよ」と女子高生Bは嬉しそうにする。
「刑事さんの気持ちも分からない訳じゃないですけど、蔵寺君も悪い子じゃないんで」
女子高生Aが長四郎を説得する。
「あ、実はね。おじさん、刑事じゃないのよ。探偵なの」
「うっそぉ~」女子高生四人声を揃えて驚く。
「え、探偵さんってドラマみたいに事件解決しちゃうんですか?」
「いや、そういう訳ではないんだけど。おじさんの場合、厄介な依頼人が居てさ。そいつのせいでこうして、事件解決のお手伝いしているの」
長四郎はちょっと嬉しそうにしながら、女子高生Cの質問に答えていると横に居る一川警部が話に入って来る。
「君達さ、こんお兄さんの話、聞いた事ないと? 10年前に活躍した高校生探偵の熱海長四郎ったい」
「すいません。知らないです」
女子高生Dに一蹴される一川警部。その横で顔には出さないがかなりショックを受ける長四郎。
「昔話はさておき、君達さ、捜査に協力してくれないかな?」
「私達がですか?」戸惑う女子高生A。
「そう。その為にさ連絡先を教えてくれない?」
長四郎がそう聞いた時、「ナンパ中の所、申し訳ないですが宜しいでしょうか?」と長四郎の耳を引っ張りながら燐は長四郎を連行するのであった。
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