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第弐拾肆話-議員
議員-3
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長四郎が西天光の身辺警護を開始して早くも、一週間の時が経とうとしていた。
何事もないままの状態が続き、長四郎は退屈で仕方なかった。
何なら、西天光の警備を担う警備会社の人間と仲良くなってしまう始末であった。
「でも、本当にあの人、狙われるんですかね」
警備を担当する根岸が長四郎に話し掛ける。
「そうだな。最初は大所帯で来たのに、残ったのは君だけだもんな」
「そうですねぇ~」
思い起こせば、長四郎が来た日に某有名警備会社と契約を結んですぐに警備会社から10人派遣されたのだが、何も起こらない現状に予算は使えないと西が警備人数を減らすよう小岩に指示を出し、残った一人が根岸であった。
「探偵さん的には、狙われると思いますか?」
「さぁ、どうだろうね。今、騒がれている事件と繋がりがあるとは思えないんだよ」
「なんか、探偵っぽいすね」
「探偵だもん」
「そうでしたね。あはははは」
愛想笑いで誤魔化す根岸を睨み付ける長四郎。
一方、燐はというと警視庁捜査一課の命捜班に来ていた。
「ラモちゃんは、やっぱり何か持っとうとね」
そう言ったのは、命捜班の班長・一川警部であった。
「一川さん、不謹慎ですよ」そう注意したのは、部下の絢巡査長だった。
「ごめんなさい」
光り輝く頭をペチペチと叩いて、謝罪する一川警部。
そんなやり取りを無視して、燐は今、世間を騒がせている議員秘書の事件資料を読む事に集中していた。
これは、長四郎からの指示を受けての事で行っていた。
最初の事件は、三月の末に 泉 大衆議院議員の秘書・木場 直也が何者かに暴行され殺害された。
それから、二週間後に新たな事件が起きた。
今度は、青平 巌 参議院議員の秘書・三島 海が暴行される事件が発生した。
その一週間後には、衆議院議員の宝条 ディーノの秘書・バロン 湊が暴行される事件が起き、警視庁も連続性のある事件と判断して、捜査する事を決めた。
生き残った二人の被害者の証言から、犯人はグループではなく一人であるという証言が取れていた。
だが、被害者達は何故、自分が襲われたのかには、心当たりがないと言う証言をしていた。
「これ、読んでると、犯人は相当に身元が割れないように用心しているんですね」
目を通した燐が、命捜班の二人に自身が思った事をそのままぶつけた。
「そうなの。分かっているのは犯人はフードを目深に被ったパーカーの男ってぐらい」
「絢さん。それ、捜査資料に載っていないですよね」
「最近、取れた証言だから」
「そういう事でしたか」納得した燐はうんうんと頷いた。
「で、長さんは何しとうと?」
「多分、今頃はぁ~」
一川警部の問いに、今日の長四郎のスケジュールを頭の中から捻り出そうとする。
「へっくしょん!!」
根岸とババ抜きをしていた長四郎は思いっきり、くしゃみをした。
「探偵さん、花粉症すか?」
「いいや。多分、俺がカッコいいから何処かで噂されてるんじゃないかな」と答える長四郎に痛い大人だなと思う根岸。
そんな時、議員宿舎の中で悲鳴が響き渡ったので、長四郎と根岸はすぐ様、悲鳴がした方へと駆け出した。
何事もないままの状態が続き、長四郎は退屈で仕方なかった。
何なら、西天光の警備を担う警備会社の人間と仲良くなってしまう始末であった。
「でも、本当にあの人、狙われるんですかね」
警備を担当する根岸が長四郎に話し掛ける。
「そうだな。最初は大所帯で来たのに、残ったのは君だけだもんな」
「そうですねぇ~」
思い起こせば、長四郎が来た日に某有名警備会社と契約を結んですぐに警備会社から10人派遣されたのだが、何も起こらない現状に予算は使えないと西が警備人数を減らすよう小岩に指示を出し、残った一人が根岸であった。
「探偵さん的には、狙われると思いますか?」
「さぁ、どうだろうね。今、騒がれている事件と繋がりがあるとは思えないんだよ」
「なんか、探偵っぽいすね」
「探偵だもん」
「そうでしたね。あはははは」
愛想笑いで誤魔化す根岸を睨み付ける長四郎。
一方、燐はというと警視庁捜査一課の命捜班に来ていた。
「ラモちゃんは、やっぱり何か持っとうとね」
そう言ったのは、命捜班の班長・一川警部であった。
「一川さん、不謹慎ですよ」そう注意したのは、部下の絢巡査長だった。
「ごめんなさい」
光り輝く頭をペチペチと叩いて、謝罪する一川警部。
そんなやり取りを無視して、燐は今、世間を騒がせている議員秘書の事件資料を読む事に集中していた。
これは、長四郎からの指示を受けての事で行っていた。
最初の事件は、三月の末に 泉 大衆議院議員の秘書・木場 直也が何者かに暴行され殺害された。
それから、二週間後に新たな事件が起きた。
今度は、青平 巌 参議院議員の秘書・三島 海が暴行される事件が発生した。
その一週間後には、衆議院議員の宝条 ディーノの秘書・バロン 湊が暴行される事件が起き、警視庁も連続性のある事件と判断して、捜査する事を決めた。
生き残った二人の被害者の証言から、犯人はグループではなく一人であるという証言が取れていた。
だが、被害者達は何故、自分が襲われたのかには、心当たりがないと言う証言をしていた。
「これ、読んでると、犯人は相当に身元が割れないように用心しているんですね」
目を通した燐が、命捜班の二人に自身が思った事をそのままぶつけた。
「そうなの。分かっているのは犯人はフードを目深に被ったパーカーの男ってぐらい」
「絢さん。それ、捜査資料に載っていないですよね」
「最近、取れた証言だから」
「そういう事でしたか」納得した燐はうんうんと頷いた。
「で、長さんは何しとうと?」
「多分、今頃はぁ~」
一川警部の問いに、今日の長四郎のスケジュールを頭の中から捻り出そうとする。
「へっくしょん!!」
根岸とババ抜きをしていた長四郎は思いっきり、くしゃみをした。
「探偵さん、花粉症すか?」
「いいや。多分、俺がカッコいいから何処かで噂されてるんじゃないかな」と答える長四郎に痛い大人だなと思う根岸。
そんな時、議員宿舎の中で悲鳴が響き渡ったので、長四郎と根岸はすぐ様、悲鳴がした方へと駆け出した。
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