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それについては黙っておいて
家長君の話(#2)
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「なでなで、ちゅっちゅは基本だろ?」
「突っ込む前には必須だよな?」
「突っ込まなくてもやるもんだろ?」
「恋人なら普通にすれば?」
「だよな!」
俺達の場合、
恋人になる少し前から、
それをするようになった。
雨崎がくれるそれは、
本当に気持ちが良い。
「家長の相手って、高校時代からの?」
「雨崎は、健気くんしか抱いてねーよって言ってたけど、男は、ってことだよな?」
「家長も一人だけだって言ってたろ?抱かれるのはそいつだけで、その他で女子を抱いていたのか?」
「そう考えると、男子校の純愛ってなんだろうな~。」
「なんとも言えねーな!」
寮内というか、男子校内で
雨崎が相手にしていたのは
俺だけだったようだが、
部外に出てしまえばわからない。
「俺は正真正銘一人だけだ。」
「高校時代から今も?」
「その他の関係はないのかよ?」
「中学時代はよくからまれて喧嘩ばっかだったし、女子と接することがそもそも少なかった。高校に入って、一年の夏にそれを見つけたからな。」
「ってことは、家長って突っ込んだことねーの?」
「まーな。」
「雨崎には及ばないけど、家長もそこそこモテるだろ?もったいねーな!」
「もっと遊んでるかと思ってた。健気くんばりの純愛だな!家長、見直した!」
もったいないと
思ったことねーし、
見直されてもな。
健気くんばりっつーか、
俺がその健気くんだしな。
「その他の関係は試さなくていいのか?突っ込む側を経験するのもありだと思うけどな。」
「そうそう。それしか知らねーで満足できんの?むこうはいろいろと遊んでんじゃね?」
「試すつもりはねーし、満足してっぞ。むこうの過去には興味がない。現在は恋人なんだし、それでいいだろ。」
「今がものを言うわけだな。潔くてかっこいーわ!」
「恋人になってからは、むこうも家長一筋ってこと?」
「そうだろ。」
雨崎は今までも、今も、
俺の良いようにしてくれる。
そういえば、大体において
拒否されたことがない。
「愛されてんな!家長の相手、見てみたい!」
「家長の話を聞いてたら、負けな気がしてとか言ってた自分が恥ずかしい!」
「二人とも相手との関係をはっきりさせちまえよ。続きはそれからだ。」
「わかった!また報告する!」
「俺も!がんばってみるわ!」
いつもの顔ぶれで、
夜な夜な
いつもの集い。
今夜は西国んちだ。
「不思議さんからメールきてさ、わんこ君にどこかへ誘われました。まるでデートみたいです。だって!」
「どこへ行くんだ?まじでデートの誘いなら、神社君から愛の告白があるかもな!」
「雰囲気のある場所で、“不思議さん、付き合ってくれ!”的な!」
「すでにその言葉、言われたんじゃねえの?」
「相手が相手だと、伝わらないことってあるよな。」
デートか。
そんなことしたことねーな。
「雨崎は、健気くんとデートってどこに行ったりすんの?」
「でかけたことないな。」
「え!恋人同士になったんだろ?どこか連れて行ってやれよ!」
「まじ、健気くんかわいそう!泣けてきた!」
「健気くん、デートを強請ることもしないのかよ!そーいうのも欲しがっていいんだぞ?」
いつもどっちかのうちだし、
どっか行くっつーのも
ありかもしんねーな。
「家長、どこ行きたい?」
「健気くんの代わりに言ったれ!言ったれ!」
「代弁者の責任として、健気くんを最高のデートに行かしてやれ!」
「そうだ!そうだ!贅沢プランをどかんと提示してやりゃーいい!」
「どこ行く?どこ行く?」
最高のデート?
贅沢プラン?
「近くの温泉でのんびりでいいんじゃね?」
「じゃあ、さっそく予定を組むってことで。」
雨崎が、スマホで
検索を始めている。
やることはえーな。
「そーいや、五段坂のぺろぺろくちゃくちゃ、おさまったな。」
「また吸い出したとか?」
「吸ってねーよ!飴やガムが無くても平気になったんだよ!今日、タバコくせーって疑われたんだけど、そんなニオイしないよな?」
「どれ~?ん?しねーな。」
「ほらみろ!俺は吸ってない!そばにいたやつが吸ってただけだ!」
五段坂がしきりに
身の潔白を主張している。
「疑われても、吸ってなきゃそれでいいだろ。」
「なにか問題でもあんの?」
「大ありだよ!俺は吸ってない!吸ってないんだ!信じてくれ!」
「わかった!信じるから!」
「おっし!!」
五段坂とG君だったかの話も、
また聞いてやんねーとな。
相談事が多くて疲れる。
早く温泉に浸かって、
のんびりしてーわ。
「突っ込む前には必須だよな?」
「突っ込まなくてもやるもんだろ?」
「恋人なら普通にすれば?」
「だよな!」
俺達の場合、
恋人になる少し前から、
それをするようになった。
雨崎がくれるそれは、
本当に気持ちが良い。
「家長の相手って、高校時代からの?」
「雨崎は、健気くんしか抱いてねーよって言ってたけど、男は、ってことだよな?」
「家長も一人だけだって言ってたろ?抱かれるのはそいつだけで、その他で女子を抱いていたのか?」
「そう考えると、男子校の純愛ってなんだろうな~。」
「なんとも言えねーな!」
寮内というか、男子校内で
雨崎が相手にしていたのは
俺だけだったようだが、
部外に出てしまえばわからない。
「俺は正真正銘一人だけだ。」
「高校時代から今も?」
「その他の関係はないのかよ?」
「中学時代はよくからまれて喧嘩ばっかだったし、女子と接することがそもそも少なかった。高校に入って、一年の夏にそれを見つけたからな。」
「ってことは、家長って突っ込んだことねーの?」
「まーな。」
「雨崎には及ばないけど、家長もそこそこモテるだろ?もったいねーな!」
「もっと遊んでるかと思ってた。健気くんばりの純愛だな!家長、見直した!」
もったいないと
思ったことねーし、
見直されてもな。
健気くんばりっつーか、
俺がその健気くんだしな。
「その他の関係は試さなくていいのか?突っ込む側を経験するのもありだと思うけどな。」
「そうそう。それしか知らねーで満足できんの?むこうはいろいろと遊んでんじゃね?」
「試すつもりはねーし、満足してっぞ。むこうの過去には興味がない。現在は恋人なんだし、それでいいだろ。」
「今がものを言うわけだな。潔くてかっこいーわ!」
「恋人になってからは、むこうも家長一筋ってこと?」
「そうだろ。」
雨崎は今までも、今も、
俺の良いようにしてくれる。
そういえば、大体において
拒否されたことがない。
「愛されてんな!家長の相手、見てみたい!」
「家長の話を聞いてたら、負けな気がしてとか言ってた自分が恥ずかしい!」
「二人とも相手との関係をはっきりさせちまえよ。続きはそれからだ。」
「わかった!また報告する!」
「俺も!がんばってみるわ!」
いつもの顔ぶれで、
夜な夜な
いつもの集い。
今夜は西国んちだ。
「不思議さんからメールきてさ、わんこ君にどこかへ誘われました。まるでデートみたいです。だって!」
「どこへ行くんだ?まじでデートの誘いなら、神社君から愛の告白があるかもな!」
「雰囲気のある場所で、“不思議さん、付き合ってくれ!”的な!」
「すでにその言葉、言われたんじゃねえの?」
「相手が相手だと、伝わらないことってあるよな。」
デートか。
そんなことしたことねーな。
「雨崎は、健気くんとデートってどこに行ったりすんの?」
「でかけたことないな。」
「え!恋人同士になったんだろ?どこか連れて行ってやれよ!」
「まじ、健気くんかわいそう!泣けてきた!」
「健気くん、デートを強請ることもしないのかよ!そーいうのも欲しがっていいんだぞ?」
いつもどっちかのうちだし、
どっか行くっつーのも
ありかもしんねーな。
「家長、どこ行きたい?」
「健気くんの代わりに言ったれ!言ったれ!」
「代弁者の責任として、健気くんを最高のデートに行かしてやれ!」
「そうだ!そうだ!贅沢プランをどかんと提示してやりゃーいい!」
「どこ行く?どこ行く?」
最高のデート?
贅沢プラン?
「近くの温泉でのんびりでいいんじゃね?」
「じゃあ、さっそく予定を組むってことで。」
雨崎が、スマホで
検索を始めている。
やることはえーな。
「そーいや、五段坂のぺろぺろくちゃくちゃ、おさまったな。」
「また吸い出したとか?」
「吸ってねーよ!飴やガムが無くても平気になったんだよ!今日、タバコくせーって疑われたんだけど、そんなニオイしないよな?」
「どれ~?ん?しねーな。」
「ほらみろ!俺は吸ってない!そばにいたやつが吸ってただけだ!」
五段坂がしきりに
身の潔白を主張している。
「疑われても、吸ってなきゃそれでいいだろ。」
「なにか問題でもあんの?」
「大ありだよ!俺は吸ってない!吸ってないんだ!信じてくれ!」
「わかった!信じるから!」
「おっし!!」
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早く温泉に浸かって、
のんびりしてーわ。
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