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第二章 『盗賊団のアジト』
第10話 巨岩鬼
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「コソコソと隠れ潜みやがって。盗賊団を取りまとめる女頭領のくせに随分と臆病風に吹かれたようだな」
俺の言葉にヒルダは怒りを滲ませる。
「黙りな。天使の小娘の用心棒をやるような情けない悪魔にとやかく言われる筋合いはないんだよ」
ヒルダがその肩に腰をかけている巨岩鬼の手には、堕天使の亡骸が握られていて、その足の下には踏み潰された堕天使がすでに息絶えていた。
どちらもさっきこの部屋に逃げ込んだ奴らだ。
それを見たティナが怒りと嫌悪を滲ませてヒルダを見上げた。
「なぜ仲間を手にかけるのですか。あなたに助けを求めた部下を、なぜこんな目に!」
「あたしの部下をあたしがどう扱おうが勝手でしょ。天使風情の説教なんてクソ喰らえよ」
そう言うとヒルダはティナを睨みつける。
その視線にはティナへの憎悪と敵意、そして明らかな怯えが滲んでいた。
ヒルダがティナの力を恐れているのは隠しようもない。
そうでもこうして目の前に出てきたってことは、何かしらの下準備をしてきたはずだ。
どんな手を使ってきやがるのか。
「あたしのかわいい毒虫ども。小娘たちを餌にして食っておしまい!」
ヒルダがそう言うと洞窟の天井や壁、地面の中からモゾモゾとムカデどもが大量発生する。
体長1メートルほどの大ムカデどもがワラワラと湧きあがる様子にティナは息を飲んで銀環杖を構え、パメラは白狼牙を抜き放つ。
ヒルダはそんな小娘どもに目もくれず俺を見下ろした。
「そこの悪魔。あんたの相手はこの怪物がしてやるわ。さあ巨岩鬼。そこの生意気な悪魔野郎を肉塊にしてやって」
「ギギギギ……ギガァァァッ!」
ヒルダをその肩に乗せた巨岩鬼は主の命令に応じるかのように、叫び声を上げてこちらに向かってくる。
その足音たるや、巨大な石鎚で地面を叩いているかのようだ。
おもしれえ。
俺は隣で刀を構えるパメラを手で制した。
「パメラ。おまえはティナと虫どもの相手でもしてな。こいつは俺がやる」
俺は胸に強い闘争心が湧き起こるのを感じて昂った。
さっきの堕天使どもより百倍はやりがいのある相手だぜ。
見ると巨岩鬼は体のあちこちに揺らぐバグを負っていた。
そしてそのライフゲージもバグッていてまともに表示されていない。
なるほどな。
「ヒルダ。てめえが不正プログラムで押さえつけてそいつ番犬にしているわけか。本当なら堕天使ふぜいに飼いならせる魔物じゃねえぞ」
そう言うと俺は腰を落として灼熱鴉を放った。
炎の鴉が宙を舞い、巨岩鬼の肩に乗るヒルダを狙う。
だが巨岩鬼は腕を振り上げて炎の鴉からヒルダを守る。
俺の炎に腕を包まれたものの、巨岩鬼は平然としていた。
ま、岩の化け物だから当然か。
俺はニヤリと笑い、巨岩鬼に向かって歩き出す。
「なら飛び道具なしの肉弾戦といこうじゃねえか。来いよ」
巨岩鬼は俺を敵と見なしたのか、そのデカイ一つ目をギョロリとこちらに向けてきた。
「ギギギ……」
鳴き声というより、岩を擦り合わせたような音を発しながら、巨岩鬼がズンズンと俺に向かってくる。
そしてそこから長いリーチの腕を俺に向けてまっすぐ突き出してきた。
俺は軽く横にステップしてそれをかわし、一気に前進して距離を詰め、巨岩鬼の懐に入り込んだ。
「魔刃脚!」
俺が鋭く振り上げた右足が巨岩鬼の胸を削る。
だがそれはわずかに岩肌を削り取るだけにとどまり、巨岩岩の体を破壊するには遠く及ばない。
当然、バグッたライフゲージには何の影響も与えない。
チッ。
思った以上に固いな。
話に聞いたことはあるが、こいつの強さはこの防御力の高さによるところが大きい。
巨体ゆえに動きはそれほど速くないし、小回りも利かない。
それでも物理攻撃や魔法攻撃に対する耐性に秀でていて、相手が攻撃し疲れたところをその巨体で繰り出す一撃で仕留める、というのがこいつの常套手段らしい。
俺は俄然やる気になった。
固い敵を打ち砕いてこそ、ケンカは楽しいんだ。
俺は両手に装備している手甲・灼焔鉄甲で思い切り巨岩鬼の両膝を殴り続けた。
デカイ奴は足を狙うに限るぜ。
削って削って削りまくってやる。
「オラアアアッ!」
十数発の連撃を加えたところで、巨岩鬼が俺を吹き飛ばそうと、左腕を真横から振り払った。
「おっと!」
俺は飛び上がってそれをかわすと、奴の一つ目に向けて魔刃脚を放つ。
「うりゃあっ!」
だが足に感じたのは目玉のやわらかな感触ではなく、固い岩肌だった。
見ると、巨岩鬼の岩の目蓋が閉じられ、眼球を守っていたんだ。
「チッ。てめえ目蓋あったのかよ」
俺はすぐさま羽を広げて後方に下がる。
こいつはリーチが長い分、敵に接近されると攻撃手段が限られちまう。
だからといって常時接近していればいいってもんじゃない。
なぜなら……。
「ギギギギ……」
再び奇怪な音を発した巨岩鬼の体から無数の石礫が弾丸のように放射された。
俺は自分に向かって飛んでくる石礫を灼焔鉄甲で弾き落とした。
「ふうっ。思ったより速いな。接近したままだったらやばかったぜ」
岩石散弾。
巨岩鬼は接近してくる敵に対してはああして石礫を飛ばして攻撃する。
間近で食らったらダメージも軽くなかったろうし、当たりどころが悪けりゃ大ケガだ。
ゾーランから奴を倒した時のことを聞いていたから対処できた。
ムカつくゾーランからってのが頭に来るが、人の話は聞いておくべきだな。
そしてかつてゾーランは巨岩鬼のあの一つ目を拳で貫いて打ち倒した。
巨岩鬼にとって一つ目は心臓と同じで、そこを突かれると絶命する。
まあ、岩石散弾をまき散らす巨岩鬼にそこまで接近して目玉を突くってのは、そんなに簡単なことじゃないんだがな。
それに巨岩鬼の目にはそれを守るための、固い岩盤の目蓋が付いている。
一筋縄ではいかない相手だが、弱点がハッキリ分かってるなら、対処のしようはあるぜ。
「チッ! 何やってんだ巨岩鬼! その生意気な悪魔を捻り潰しな!」
「ギガアアアアッ!」
ヒステリックなヒルダの命令にムカッ腹を立てているかのように巨岩鬼は奇怪な声を上げて俺に襲いかかって来る。
その体からは無数の石礫がまき散らされる。
石礫を両手の灼焔鉄甲で弾きまくる俺の後方ではパメラが鋭い声を上げ、ティナの情けない悲鳴が響き渡る。
「ティナ殿!」
「ひええええっ!」
おそらくムカデどもの相手をしているであろう小娘どもは、突如として飛んできた石礫に泡食ってやがる。
パメラが白狼牙で石礫を叩き落とす音が立て続けに鳴り響く。
フンッ。
せいぜい気張りな。
礫に当たって死ぬようなら、そこまでだぜ小娘ども。
俺は後方を気にせず前方の敵に神経を集中させる。
見たところ巨岩鬼の体の中でバグに揺らいでいるのは両肘と両膝、そして腹と頭だ。
その6ヶ所以外にバグは見当たらない。
巨岩鬼の肩の上に乗っているヒルダは俺ではなくじっとティナのことを注視している。
その一挙手一投足に全ての注意を払っているようだ。
「小娘どもをもてなす相手が足りないようね」
そう言ってヒルダは口笛を高らかに鳴らす。
するとどこからともなく無数の羽音が響いてきて、またしても鬼蜂どもが姿を現しやがった。
鬼蜂どもはヒルダの命に従い、俺には目もくれずに小娘どもに向かっていく。
大ムカデと鬼蜂でティナたちを釘づけにしておいて、まずは邪魔な俺を片付けようって魂胆なんだろう。
だがヒルダが知らないことが一つだけある。
俺はこのアジトに入る前にティナと行った馬鹿馬鹿しい儀式のことを思い返しながらヒルダを睨みつけた。
「ヒルダ。俺なら簡単に捻り潰せると思ってるんだろうが、その甘い考えがおまえの身の破滅を招くことになるんだよ」
そう言うと俺は自分のメイン・システムの中にあるスイッチを切り替えた。
途端に俺の額が熱くなる。
そして俺の視界に文字が浮かび上がった。
【天魔融合プログラム始動。残存有効時間10分】
途端に俺の体から桃色の炎が噴き出した。
馬鹿げた儀式によってティナから分与された修復術の力が俺の体に満ちた証拠だった。
俺の言葉にヒルダは怒りを滲ませる。
「黙りな。天使の小娘の用心棒をやるような情けない悪魔にとやかく言われる筋合いはないんだよ」
ヒルダがその肩に腰をかけている巨岩鬼の手には、堕天使の亡骸が握られていて、その足の下には踏み潰された堕天使がすでに息絶えていた。
どちらもさっきこの部屋に逃げ込んだ奴らだ。
それを見たティナが怒りと嫌悪を滲ませてヒルダを見上げた。
「なぜ仲間を手にかけるのですか。あなたに助けを求めた部下を、なぜこんな目に!」
「あたしの部下をあたしがどう扱おうが勝手でしょ。天使風情の説教なんてクソ喰らえよ」
そう言うとヒルダはティナを睨みつける。
その視線にはティナへの憎悪と敵意、そして明らかな怯えが滲んでいた。
ヒルダがティナの力を恐れているのは隠しようもない。
そうでもこうして目の前に出てきたってことは、何かしらの下準備をしてきたはずだ。
どんな手を使ってきやがるのか。
「あたしのかわいい毒虫ども。小娘たちを餌にして食っておしまい!」
ヒルダがそう言うと洞窟の天井や壁、地面の中からモゾモゾとムカデどもが大量発生する。
体長1メートルほどの大ムカデどもがワラワラと湧きあがる様子にティナは息を飲んで銀環杖を構え、パメラは白狼牙を抜き放つ。
ヒルダはそんな小娘どもに目もくれず俺を見下ろした。
「そこの悪魔。あんたの相手はこの怪物がしてやるわ。さあ巨岩鬼。そこの生意気な悪魔野郎を肉塊にしてやって」
「ギギギギ……ギガァァァッ!」
ヒルダをその肩に乗せた巨岩鬼は主の命令に応じるかのように、叫び声を上げてこちらに向かってくる。
その足音たるや、巨大な石鎚で地面を叩いているかのようだ。
おもしれえ。
俺は隣で刀を構えるパメラを手で制した。
「パメラ。おまえはティナと虫どもの相手でもしてな。こいつは俺がやる」
俺は胸に強い闘争心が湧き起こるのを感じて昂った。
さっきの堕天使どもより百倍はやりがいのある相手だぜ。
見ると巨岩鬼は体のあちこちに揺らぐバグを負っていた。
そしてそのライフゲージもバグッていてまともに表示されていない。
なるほどな。
「ヒルダ。てめえが不正プログラムで押さえつけてそいつ番犬にしているわけか。本当なら堕天使ふぜいに飼いならせる魔物じゃねえぞ」
そう言うと俺は腰を落として灼熱鴉を放った。
炎の鴉が宙を舞い、巨岩鬼の肩に乗るヒルダを狙う。
だが巨岩鬼は腕を振り上げて炎の鴉からヒルダを守る。
俺の炎に腕を包まれたものの、巨岩鬼は平然としていた。
ま、岩の化け物だから当然か。
俺はニヤリと笑い、巨岩鬼に向かって歩き出す。
「なら飛び道具なしの肉弾戦といこうじゃねえか。来いよ」
巨岩鬼は俺を敵と見なしたのか、そのデカイ一つ目をギョロリとこちらに向けてきた。
「ギギギ……」
鳴き声というより、岩を擦り合わせたような音を発しながら、巨岩鬼がズンズンと俺に向かってくる。
そしてそこから長いリーチの腕を俺に向けてまっすぐ突き出してきた。
俺は軽く横にステップしてそれをかわし、一気に前進して距離を詰め、巨岩鬼の懐に入り込んだ。
「魔刃脚!」
俺が鋭く振り上げた右足が巨岩鬼の胸を削る。
だがそれはわずかに岩肌を削り取るだけにとどまり、巨岩岩の体を破壊するには遠く及ばない。
当然、バグッたライフゲージには何の影響も与えない。
チッ。
思った以上に固いな。
話に聞いたことはあるが、こいつの強さはこの防御力の高さによるところが大きい。
巨体ゆえに動きはそれほど速くないし、小回りも利かない。
それでも物理攻撃や魔法攻撃に対する耐性に秀でていて、相手が攻撃し疲れたところをその巨体で繰り出す一撃で仕留める、というのがこいつの常套手段らしい。
俺は俄然やる気になった。
固い敵を打ち砕いてこそ、ケンカは楽しいんだ。
俺は両手に装備している手甲・灼焔鉄甲で思い切り巨岩鬼の両膝を殴り続けた。
デカイ奴は足を狙うに限るぜ。
削って削って削りまくってやる。
「オラアアアッ!」
十数発の連撃を加えたところで、巨岩鬼が俺を吹き飛ばそうと、左腕を真横から振り払った。
「おっと!」
俺は飛び上がってそれをかわすと、奴の一つ目に向けて魔刃脚を放つ。
「うりゃあっ!」
だが足に感じたのは目玉のやわらかな感触ではなく、固い岩肌だった。
見ると、巨岩鬼の岩の目蓋が閉じられ、眼球を守っていたんだ。
「チッ。てめえ目蓋あったのかよ」
俺はすぐさま羽を広げて後方に下がる。
こいつはリーチが長い分、敵に接近されると攻撃手段が限られちまう。
だからといって常時接近していればいいってもんじゃない。
なぜなら……。
「ギギギギ……」
再び奇怪な音を発した巨岩鬼の体から無数の石礫が弾丸のように放射された。
俺は自分に向かって飛んでくる石礫を灼焔鉄甲で弾き落とした。
「ふうっ。思ったより速いな。接近したままだったらやばかったぜ」
岩石散弾。
巨岩鬼は接近してくる敵に対してはああして石礫を飛ばして攻撃する。
間近で食らったらダメージも軽くなかったろうし、当たりどころが悪けりゃ大ケガだ。
ゾーランから奴を倒した時のことを聞いていたから対処できた。
ムカつくゾーランからってのが頭に来るが、人の話は聞いておくべきだな。
そしてかつてゾーランは巨岩鬼のあの一つ目を拳で貫いて打ち倒した。
巨岩鬼にとって一つ目は心臓と同じで、そこを突かれると絶命する。
まあ、岩石散弾をまき散らす巨岩鬼にそこまで接近して目玉を突くってのは、そんなに簡単なことじゃないんだがな。
それに巨岩鬼の目にはそれを守るための、固い岩盤の目蓋が付いている。
一筋縄ではいかない相手だが、弱点がハッキリ分かってるなら、対処のしようはあるぜ。
「チッ! 何やってんだ巨岩鬼! その生意気な悪魔を捻り潰しな!」
「ギガアアアアッ!」
ヒステリックなヒルダの命令にムカッ腹を立てているかのように巨岩鬼は奇怪な声を上げて俺に襲いかかって来る。
その体からは無数の石礫がまき散らされる。
石礫を両手の灼焔鉄甲で弾きまくる俺の後方ではパメラが鋭い声を上げ、ティナの情けない悲鳴が響き渡る。
「ティナ殿!」
「ひええええっ!」
おそらくムカデどもの相手をしているであろう小娘どもは、突如として飛んできた石礫に泡食ってやがる。
パメラが白狼牙で石礫を叩き落とす音が立て続けに鳴り響く。
フンッ。
せいぜい気張りな。
礫に当たって死ぬようなら、そこまでだぜ小娘ども。
俺は後方を気にせず前方の敵に神経を集中させる。
見たところ巨岩鬼の体の中でバグに揺らいでいるのは両肘と両膝、そして腹と頭だ。
その6ヶ所以外にバグは見当たらない。
巨岩鬼の肩の上に乗っているヒルダは俺ではなくじっとティナのことを注視している。
その一挙手一投足に全ての注意を払っているようだ。
「小娘どもをもてなす相手が足りないようね」
そう言ってヒルダは口笛を高らかに鳴らす。
するとどこからともなく無数の羽音が響いてきて、またしても鬼蜂どもが姿を現しやがった。
鬼蜂どもはヒルダの命に従い、俺には目もくれずに小娘どもに向かっていく。
大ムカデと鬼蜂でティナたちを釘づけにしておいて、まずは邪魔な俺を片付けようって魂胆なんだろう。
だがヒルダが知らないことが一つだけある。
俺はこのアジトに入る前にティナと行った馬鹿馬鹿しい儀式のことを思い返しながらヒルダを睨みつけた。
「ヒルダ。俺なら簡単に捻り潰せると思ってるんだろうが、その甘い考えがおまえの身の破滅を招くことになるんだよ」
そう言うと俺は自分のメイン・システムの中にあるスイッチを切り替えた。
途端に俺の額が熱くなる。
そして俺の視界に文字が浮かび上がった。
【天魔融合プログラム始動。残存有効時間10分】
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