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第一章 魔道拳士アリアナ
第10話 招かれざる客たち
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NPCに転身したアリアナと僕が再会した闇の洞窟内に、来訪者を告げるけたたましい警報音が鳴り響いた。
洞窟の最深部である広場では2人の人物が立ってこちらを見据えている。
それは浅黒い肌をした2人の少女だった。
彼女らの頭上に輝くキャラクターマークは赤色に染まっていて、二人がNPCであることを僕に知らせている。
彼女たちはプレイヤーたちの敵となるエネミーNPCと言われる種類のNPCだった。
1人は黒と赤を基調とした肌の露出の多いレザーアーマーを身につけ、短めの赤い髪と銀色の瞳が特徴の活発そうな少女。
彼女のステータス・ウインドウによると名前はキーラ。
モンスターを味方につけて操る『魔獣使い』だった。
もう1人は黒と青の糸で織り込まれたローブを身に纏い、長い銀色の髪と金色の瞳が印象的な陰鬱そうな表情をした少女。
名前はアディソン。
暗黒呪術を得意とする『暗黒巫女』だった。
雰囲気が対照的な2人だったけど、目元や口元はウリふたつで、どうやら双子の姉妹のようだった。
おそらくミランダに挑戦しに来たんだろうけど、タイミングが悪かったね。
「あ、あの。せっかく来てもらったのに悪いんだけど、今ミランダはメンテナンス中で……」
「下級兵士の分際で気安く話しかけないで下さいな。ミランダには用はありません。ね、お姉さま」
僕の言葉を遮ってそう言ったのは暗黒巫女のアディソンだった。
どうやら彼女の方が妹のようだ。
妹の言葉に頷くと姉のキーラが口の端を吊り上げて笑った。
「もちろんテメーにも用はねえぞ。ボンクラ下級兵士。アタシらのお目当てはそこの魔道拳士だよ」
ぞんざいな口調でそう言いながらキーラはアリアナを指差した。
アリアナに用だって?
名指しを受けたアリアナは僕の前に歩み出ると双子と対峙した。
「私に何の用?」
そう言うアリアナを値踏みするように双子は彼女に視線を向けてくる。
「おまえ。アタシらのクラスタに加入しろよ」
「ワタクシたちはあなたを勧誘にきたのですよ。光栄に思いなさい。そして喜んで加入なさい」
キーラとアディソンは口々にそう言った。
クラスタってのは同じ志を持つ者たちの集まりのことだった。
しかし随分と性急な話だな。
しかも双子の勧誘は強引で傲慢な感じだった。
それを感じ取ったのかアリアナは警戒の表情を浮かべる。
「なぜ? なぜ私を誘うの?」
眉を潜めるアリアナの問いに、キーラとアディソンが薄笑みを浮かべたまま答える。
「魔道拳士アリアナ。おまえ、NPC化システムを利用して最近NPCになったばかりだな。アタシらのクラスタはプレイヤーのNPC化を推進してるんだ」
「最近、プレイヤーからNPCになりたいという要望は高まっています。むしろNPC化させるためにキャラクターを育成するプレイヤーもいるくらいですから」
NPC化システムってそんなトレンドになってるのか。
確かに自分が育てたキャラをNPC化してゲーム内に残せるのは少し興味深いと思う。
例えば自分で育てたキャラをサポートNPC化し、そのキャラを仲間にして新たにプレイヤーとしてゲームを始めることが出来るのは魅力的なんじゃないだろうか。
僕がそんなことを考えていると双子の妹・アディソンが驚くべきことを言った。
「アリアナ。あなたがNPCとなった経緯については全てチェック済みです。あなたの生き様とNPC化するまでのストーリー。そして今後のNPCとしての可能性。どれをとっても素晴らしい。あなたには我々のクラスタの象徴になっていただきます」
「手術でゲームが出来なくなるからせめてNPCに~ってのがいいな。そういう泣きのストーリーは食いつきがいいからよ。おまえ、人気出るぜ」
な、何だって?
何でアリアナの事情を知ってるんだ?
もちろんプレイヤーのプレイをその場に居合わせた他の人が見ることは出来るけど、ゾンビの廃城でミッションに挑んだ時、周りには誰もいなかったはずだ。
僕の隣でアリアナは困った顔で黙り込んでしまった。
僕は彼女の代わりに双子に尋ねた。
「どうしてそんなことを知ってるんですか?」
「おまえには関係ねえよ。すっこんでろヘタレ」
キーラは僕のことを一顧だにせずに問いかけを一蹴した。
くっ。
そりゃ確かに僕はヘタレですけど、友達が困ってるのにすっこんでなんていられないよ。
「アリアナが困ってるんだから、今日のところはお引取り願えませんか?」
僕が勇気を振り絞ってそう言うと、それまで僕を見ようともしなかったキーラがこっちをジロリと睨みつけた。
こ、怖いっ!
「何だと? 魔女の腰ぎんちゃく風情が一端の口ききやがって」
そう言うとキーラは僕の胸倉を掴み、鋭い眼光を向けてくる。
「ああっ! コラッ! もういっぺん言ってみろ! このカス野郎!」
「ひ、ひいっ! や、やめ……」
僕が情けなくも悲鳴を上げで顔をそらしたその時、アリアナが割って入ってキーラの手から僕を救い出してくれた。
「アル君を放して」
「チッ! おまえがさっさと首を縦に振ればこんな面倒くせえことせず済むんだよ。四の五の言わずにアタシらと来な」
つまらなさそうにそう言うキーラに、アリアナは唇を引き結ぶとキッパリと答えた。
「私……あなた方のクラスタに加入する理由が見つからないわ。悪いけどお断りします」
アリアナがハッキリと断ると、アディソンは吐き捨てるように舌打ちをし、キーラは面倒くさそうに頭をかいて肩をすくめる。
「手間かけさせんなよ。おまえの拒否なんてこっちは求めちゃいねえんだ。アリアナ。おまえはアタシらのクラスタに加入するんだ。NOとは言わせねえ」
な、何だそれ。
横暴にもほどがあるぞ。
「あなたたちの話は道理が通らない。私は加入しない」
アリアナがあらためてそう拒否すると、双子の姉妹は互いに顔を見合わせてニヤリと笑い合った。
「やれやれ。ワタクシたちの高尚な理念を理解するには少々頭がお悪いようですね。まあ、こうした状況も想定の内です。道理が通らぬのならば力で押し通すのみ」
「面倒だが、ちょっとばかり痛い目にあわせてやるよ。おまえの気が変わるようにな。アリアナ」
そう言うと二人とも自分の武器を装備した。
僕は思わず慌ててしまう。
「ちょ、ちょっと待って下さい! そんな力ずくでなんて、マナー違反じゃないですか!」
そう言う僕に構わず、キーラは黒光りする鞭で地面をビシッと叩いた。
「うるせえ。黙れボンクラ。それ以上喋ったら皮膚が裂けるまでコイツでしばいてやる」
そう言って戦闘態勢をとるキーラの隣では、アディソンが先端にドクロのついた杖を振りかざした。
「これ以上の問答は無用です。無能な兵士に出来ることなんて何もないのですよ。なぜなら無能なのですから」
くっ。
悔しいけどアディソンの言う通りだった。
もうすっかり戦う気の二人を前にして僕の言葉なんて無力でしかなかった。
そんな僕の肩にアリアナの手がかかる。
「下がってて。アル君。この人たちを追い払うから」
アリアナは双子の理不尽な襲撃を受けて立つ覚悟を決めたみたいで決然とそう言い放った。
「で、でもアリアナ。大丈夫なの? 2対1なんて……」
「大丈夫。アル君と一緒にミッションクリアーしてAランクになったんだから。自分の力を信じるよ」
アリアナはそう言うと両手にはめた手甲を左右の拳でガチッと打ち鳴らして双子の前へ歩み出た。
アリアナ……。
僕は前向きな彼女の言葉がとても嬉しかったけれど、それでも心配な気持ちは消えなかった。
アリアナの強さは僕もよく知っている。
だけど双子の醸し出す不気味な雰囲気が僕を不安にさせるんだ。
「へぇ。やる気になったか。おもしれえ」
「愚かなアリアナ。叩かれなければ理解できないグズな子供と同じですね」
身構えるアリアナを見て双子は舌なめずりをするようにそう言うと、各々の武器を手に猛然とアリアナに襲いかかった。
洞窟の最深部である広場では2人の人物が立ってこちらを見据えている。
それは浅黒い肌をした2人の少女だった。
彼女らの頭上に輝くキャラクターマークは赤色に染まっていて、二人がNPCであることを僕に知らせている。
彼女たちはプレイヤーたちの敵となるエネミーNPCと言われる種類のNPCだった。
1人は黒と赤を基調とした肌の露出の多いレザーアーマーを身につけ、短めの赤い髪と銀色の瞳が特徴の活発そうな少女。
彼女のステータス・ウインドウによると名前はキーラ。
モンスターを味方につけて操る『魔獣使い』だった。
もう1人は黒と青の糸で織り込まれたローブを身に纏い、長い銀色の髪と金色の瞳が印象的な陰鬱そうな表情をした少女。
名前はアディソン。
暗黒呪術を得意とする『暗黒巫女』だった。
雰囲気が対照的な2人だったけど、目元や口元はウリふたつで、どうやら双子の姉妹のようだった。
おそらくミランダに挑戦しに来たんだろうけど、タイミングが悪かったね。
「あ、あの。せっかく来てもらったのに悪いんだけど、今ミランダはメンテナンス中で……」
「下級兵士の分際で気安く話しかけないで下さいな。ミランダには用はありません。ね、お姉さま」
僕の言葉を遮ってそう言ったのは暗黒巫女のアディソンだった。
どうやら彼女の方が妹のようだ。
妹の言葉に頷くと姉のキーラが口の端を吊り上げて笑った。
「もちろんテメーにも用はねえぞ。ボンクラ下級兵士。アタシらのお目当てはそこの魔道拳士だよ」
ぞんざいな口調でそう言いながらキーラはアリアナを指差した。
アリアナに用だって?
名指しを受けたアリアナは僕の前に歩み出ると双子と対峙した。
「私に何の用?」
そう言うアリアナを値踏みするように双子は彼女に視線を向けてくる。
「おまえ。アタシらのクラスタに加入しろよ」
「ワタクシたちはあなたを勧誘にきたのですよ。光栄に思いなさい。そして喜んで加入なさい」
キーラとアディソンは口々にそう言った。
クラスタってのは同じ志を持つ者たちの集まりのことだった。
しかし随分と性急な話だな。
しかも双子の勧誘は強引で傲慢な感じだった。
それを感じ取ったのかアリアナは警戒の表情を浮かべる。
「なぜ? なぜ私を誘うの?」
眉を潜めるアリアナの問いに、キーラとアディソンが薄笑みを浮かべたまま答える。
「魔道拳士アリアナ。おまえ、NPC化システムを利用して最近NPCになったばかりだな。アタシらのクラスタはプレイヤーのNPC化を推進してるんだ」
「最近、プレイヤーからNPCになりたいという要望は高まっています。むしろNPC化させるためにキャラクターを育成するプレイヤーもいるくらいですから」
NPC化システムってそんなトレンドになってるのか。
確かに自分が育てたキャラをNPC化してゲーム内に残せるのは少し興味深いと思う。
例えば自分で育てたキャラをサポートNPC化し、そのキャラを仲間にして新たにプレイヤーとしてゲームを始めることが出来るのは魅力的なんじゃないだろうか。
僕がそんなことを考えていると双子の妹・アディソンが驚くべきことを言った。
「アリアナ。あなたがNPCとなった経緯については全てチェック済みです。あなたの生き様とNPC化するまでのストーリー。そして今後のNPCとしての可能性。どれをとっても素晴らしい。あなたには我々のクラスタの象徴になっていただきます」
「手術でゲームが出来なくなるからせめてNPCに~ってのがいいな。そういう泣きのストーリーは食いつきがいいからよ。おまえ、人気出るぜ」
な、何だって?
何でアリアナの事情を知ってるんだ?
もちろんプレイヤーのプレイをその場に居合わせた他の人が見ることは出来るけど、ゾンビの廃城でミッションに挑んだ時、周りには誰もいなかったはずだ。
僕の隣でアリアナは困った顔で黙り込んでしまった。
僕は彼女の代わりに双子に尋ねた。
「どうしてそんなことを知ってるんですか?」
「おまえには関係ねえよ。すっこんでろヘタレ」
キーラは僕のことを一顧だにせずに問いかけを一蹴した。
くっ。
そりゃ確かに僕はヘタレですけど、友達が困ってるのにすっこんでなんていられないよ。
「アリアナが困ってるんだから、今日のところはお引取り願えませんか?」
僕が勇気を振り絞ってそう言うと、それまで僕を見ようともしなかったキーラがこっちをジロリと睨みつけた。
こ、怖いっ!
「何だと? 魔女の腰ぎんちゃく風情が一端の口ききやがって」
そう言うとキーラは僕の胸倉を掴み、鋭い眼光を向けてくる。
「ああっ! コラッ! もういっぺん言ってみろ! このカス野郎!」
「ひ、ひいっ! や、やめ……」
僕が情けなくも悲鳴を上げで顔をそらしたその時、アリアナが割って入ってキーラの手から僕を救い出してくれた。
「アル君を放して」
「チッ! おまえがさっさと首を縦に振ればこんな面倒くせえことせず済むんだよ。四の五の言わずにアタシらと来な」
つまらなさそうにそう言うキーラに、アリアナは唇を引き結ぶとキッパリと答えた。
「私……あなた方のクラスタに加入する理由が見つからないわ。悪いけどお断りします」
アリアナがハッキリと断ると、アディソンは吐き捨てるように舌打ちをし、キーラは面倒くさそうに頭をかいて肩をすくめる。
「手間かけさせんなよ。おまえの拒否なんてこっちは求めちゃいねえんだ。アリアナ。おまえはアタシらのクラスタに加入するんだ。NOとは言わせねえ」
な、何だそれ。
横暴にもほどがあるぞ。
「あなたたちの話は道理が通らない。私は加入しない」
アリアナがあらためてそう拒否すると、双子の姉妹は互いに顔を見合わせてニヤリと笑い合った。
「やれやれ。ワタクシたちの高尚な理念を理解するには少々頭がお悪いようですね。まあ、こうした状況も想定の内です。道理が通らぬのならば力で押し通すのみ」
「面倒だが、ちょっとばかり痛い目にあわせてやるよ。おまえの気が変わるようにな。アリアナ」
そう言うと二人とも自分の武器を装備した。
僕は思わず慌ててしまう。
「ちょ、ちょっと待って下さい! そんな力ずくでなんて、マナー違反じゃないですか!」
そう言う僕に構わず、キーラは黒光りする鞭で地面をビシッと叩いた。
「うるせえ。黙れボンクラ。それ以上喋ったら皮膚が裂けるまでコイツでしばいてやる」
そう言って戦闘態勢をとるキーラの隣では、アディソンが先端にドクロのついた杖を振りかざした。
「これ以上の問答は無用です。無能な兵士に出来ることなんて何もないのですよ。なぜなら無能なのですから」
くっ。
悔しいけどアディソンの言う通りだった。
もうすっかり戦う気の二人を前にして僕の言葉なんて無力でしかなかった。
そんな僕の肩にアリアナの手がかかる。
「下がってて。アル君。この人たちを追い払うから」
アリアナは双子の理不尽な襲撃を受けて立つ覚悟を決めたみたいで決然とそう言い放った。
「で、でもアリアナ。大丈夫なの? 2対1なんて……」
「大丈夫。アル君と一緒にミッションクリアーしてAランクになったんだから。自分の力を信じるよ」
アリアナはそう言うと両手にはめた手甲を左右の拳でガチッと打ち鳴らして双子の前へ歩み出た。
アリアナ……。
僕は前向きな彼女の言葉がとても嬉しかったけれど、それでも心配な気持ちは消えなかった。
アリアナの強さは僕もよく知っている。
だけど双子の醸し出す不気味な雰囲気が僕を不安にさせるんだ。
「へぇ。やる気になったか。おもしれえ」
「愚かなアリアナ。叩かれなければ理解できないグズな子供と同じですね」
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