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女神様。あなたは可愛さを追求して……!
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今日は運命の日。
この前の試合から二日挟んだ、入学してからの一週間が経った月曜日。
俺は電車に乗りながら、クラスの昇格を願っていた。
鼻くそは武器じゃない。鼻くそは武器じゃない。
そんな事を考えながら、電車を降り、ホームを俯き歩いていると誰かにぶつかる。
「キャッ」
綺麗な黒髪の女性が両手を床につき倒れていた。
「あの、えっと。すみません」
彼女は短めのスカートをぱぱっと払い、「いえ、大丈夫です」と俺に伝え、急いでいるのかスタスタとその場を去っていった。
……あの制服。俺と同じ学校だよな。
俯いて、髪に隠れたせいで顔は見えなかったけどあの感じは美少女だと思う。
でも、ランクの高い人が電車に乗って学校に来るんだな。皆、金持ちだと思ってたぜ。
少し立ち止まり謎の親近感が湧いた、俺は急ぎ足で学校へ向かった。
「おはよう」
俺が学校に付き、自席に座ると女神様が挨拶してくれる。
「おはよ。ていうかさ、一つ気になったんだけど聞いてもいいか?」
「何?」
「お前ってさ……。スキルポイントが入ったところで何処に振るんだ?」
「そりゃあ、もっとここに筋肉を」
「止めるんだ。お前はそのままが一番良い」
俺は女神様の肩をがっしりと掴み、目をしっかりと見詰めて話す。
「いや、見てくんな! ガチホモ! 死ね!」
「……美少女の罵倒。悪くない」
「うわぁ!!」
頬を思いっきり叩かれた。
……痛い。
その後、ホームルームは始まり、色々あった後、学校が終わり、俺の席の周りに全員が集まっていた。
「もう一度言うが、俺は鼻くそが武器と言われてもマシンガンを責めるつもりはない。それは皆も同じだよな?」
「もちろん」「うん」
周りはその点に納得してくれているみたいだ。
「俺らの分まで戦ってくれたお前らを攻める気は無いぜ」
今回の戦いに参加しなかった痩せ型眼鏡の男がかっこいいセリフを決める。
普通のクラスだったら、良い青春ものみたいになっていたかもしれないのにな。
「よし。そろそろだな……」
試合結果は学校が終わった後、本校舎の体育館で発表される。
まぁ、参加する生徒はE・Fクラスの生徒と興味のある奴らの自由参加だけど。
俺らの試合なんて上のクラスの奴らには関係無いしな。でも、大事な試合だったんだ。
クラス全員で体育館の指定された位置にきっちりと立って並ぶ。
Eクラスの奴らが「ざまぁみろ」「ばーか」と煽ってきたが俺は気にしない。
負けてるとも思わないしな。
「それでは、この前行われたEクラス対Fクラスの審議結果。及び、試合結果を発表します!!」
この前の放送委員長の声で判断をするための集会? が開始する。
周りを見渡すと分かるのだが、意外に人が集まっている。
だが、そいつらは俺らを見て嘲笑う。それが凄くムカつき、死ねばいいのに。とすら思ってしまった。
「もう一度見てみましょう。これが問題となった点です……」
あの恐怖映像。鼻くそマシンガンの恐怖が放映される。
周りの金持ち共は腹を抱えて笑っていた。
絶対に後々ぶっ倒してやるからな。
「まぁ、これなんですが。笑えますねー。それでは審議結果の発表をお願いしますのは、二学年委員長『名古屋 つむぎ』さん。お願いします」
彼女が歩く場所には赤い絨毯が敷かれ、一掃華やかな壇上になる。
だが、俺の驚いた場所はそこでは無かった。
この紙の色と質。
俺は覚えている。今朝、会った彼女だ。親近感を抱いた彼女だ。
やっぱり、金持ちだったのか? 俺は少し気を落としてしまう。
彼女は壇上に登ると、態とらしい咳払いをしマイク越しに話し始める。
「鼻くそは武器に入るか入らないかの有無についてですが……」
両クラス共に息を呑む。
「鼻くそは武器では無いと判断しました」
「はぁ!?」
Eクラスの連中がギャーギャーと騒ぎ始める。
俺らは歓喜の声を上げる。
「うるさい。Aクラスのつむぎ様が話しているのだぞ!」
ごついパ〇ドラ男が後ろで怒鳴ってくる。
俺らはそれに怯えるようにして静まり返る。
「失礼しました。お話を続けて下さい」
「判断するまでは賛否両論でした。ですが、校長先生にビデオ判定を見せたところ迷わずに『武器じゃあ無い。個性だ』と、言っておられましたので武器では無いと判断しました」
その言葉に続けるようにして放送委員長が大きな声を上げる。
「と……言う訳で! 勝者はFクラス……。いいえ、『新! Eクラス』です!!」
「「っしゃぁぁあ!!」」
俺らは抱き合って喜ぶ。その時、女神様を探してからしっかりと抱き合った。
我乍らにどうかと思う。
落ち込んで倒れ込むEクラス。俺らとは対称的だった。
「そして、敗者の『元、Eクラス』の皆さんはFクラスから頑張って這い上がってくださいねー! それではこれで終わります!!
ありがとうございました!!
なお、EクラスとFクラスの皆さんはその場に残って下さい。様々な手続きをしますので……」
こうして、無事に俺達はEクラスへと上がることに成功した。
「「やったー!!」」
俺達は声を合わせて喜んだ。
この前の試合から二日挟んだ、入学してからの一週間が経った月曜日。
俺は電車に乗りながら、クラスの昇格を願っていた。
鼻くそは武器じゃない。鼻くそは武器じゃない。
そんな事を考えながら、電車を降り、ホームを俯き歩いていると誰かにぶつかる。
「キャッ」
綺麗な黒髪の女性が両手を床につき倒れていた。
「あの、えっと。すみません」
彼女は短めのスカートをぱぱっと払い、「いえ、大丈夫です」と俺に伝え、急いでいるのかスタスタとその場を去っていった。
……あの制服。俺と同じ学校だよな。
俯いて、髪に隠れたせいで顔は見えなかったけどあの感じは美少女だと思う。
でも、ランクの高い人が電車に乗って学校に来るんだな。皆、金持ちだと思ってたぜ。
少し立ち止まり謎の親近感が湧いた、俺は急ぎ足で学校へ向かった。
「おはよう」
俺が学校に付き、自席に座ると女神様が挨拶してくれる。
「おはよ。ていうかさ、一つ気になったんだけど聞いてもいいか?」
「何?」
「お前ってさ……。スキルポイントが入ったところで何処に振るんだ?」
「そりゃあ、もっとここに筋肉を」
「止めるんだ。お前はそのままが一番良い」
俺は女神様の肩をがっしりと掴み、目をしっかりと見詰めて話す。
「いや、見てくんな! ガチホモ! 死ね!」
「……美少女の罵倒。悪くない」
「うわぁ!!」
頬を思いっきり叩かれた。
……痛い。
その後、ホームルームは始まり、色々あった後、学校が終わり、俺の席の周りに全員が集まっていた。
「もう一度言うが、俺は鼻くそが武器と言われてもマシンガンを責めるつもりはない。それは皆も同じだよな?」
「もちろん」「うん」
周りはその点に納得してくれているみたいだ。
「俺らの分まで戦ってくれたお前らを攻める気は無いぜ」
今回の戦いに参加しなかった痩せ型眼鏡の男がかっこいいセリフを決める。
普通のクラスだったら、良い青春ものみたいになっていたかもしれないのにな。
「よし。そろそろだな……」
試合結果は学校が終わった後、本校舎の体育館で発表される。
まぁ、参加する生徒はE・Fクラスの生徒と興味のある奴らの自由参加だけど。
俺らの試合なんて上のクラスの奴らには関係無いしな。でも、大事な試合だったんだ。
クラス全員で体育館の指定された位置にきっちりと立って並ぶ。
Eクラスの奴らが「ざまぁみろ」「ばーか」と煽ってきたが俺は気にしない。
負けてるとも思わないしな。
「それでは、この前行われたEクラス対Fクラスの審議結果。及び、試合結果を発表します!!」
この前の放送委員長の声で判断をするための集会? が開始する。
周りを見渡すと分かるのだが、意外に人が集まっている。
だが、そいつらは俺らを見て嘲笑う。それが凄くムカつき、死ねばいいのに。とすら思ってしまった。
「もう一度見てみましょう。これが問題となった点です……」
あの恐怖映像。鼻くそマシンガンの恐怖が放映される。
周りの金持ち共は腹を抱えて笑っていた。
絶対に後々ぶっ倒してやるからな。
「まぁ、これなんですが。笑えますねー。それでは審議結果の発表をお願いしますのは、二学年委員長『名古屋 つむぎ』さん。お願いします」
彼女が歩く場所には赤い絨毯が敷かれ、一掃華やかな壇上になる。
だが、俺の驚いた場所はそこでは無かった。
この紙の色と質。
俺は覚えている。今朝、会った彼女だ。親近感を抱いた彼女だ。
やっぱり、金持ちだったのか? 俺は少し気を落としてしまう。
彼女は壇上に登ると、態とらしい咳払いをしマイク越しに話し始める。
「鼻くそは武器に入るか入らないかの有無についてですが……」
両クラス共に息を呑む。
「鼻くそは武器では無いと判断しました」
「はぁ!?」
Eクラスの連中がギャーギャーと騒ぎ始める。
俺らは歓喜の声を上げる。
「うるさい。Aクラスのつむぎ様が話しているのだぞ!」
ごついパ〇ドラ男が後ろで怒鳴ってくる。
俺らはそれに怯えるようにして静まり返る。
「失礼しました。お話を続けて下さい」
「判断するまでは賛否両論でした。ですが、校長先生にビデオ判定を見せたところ迷わずに『武器じゃあ無い。個性だ』と、言っておられましたので武器では無いと判断しました」
その言葉に続けるようにして放送委員長が大きな声を上げる。
「と……言う訳で! 勝者はFクラス……。いいえ、『新! Eクラス』です!!」
「「っしゃぁぁあ!!」」
俺らは抱き合って喜ぶ。その時、女神様を探してからしっかりと抱き合った。
我乍らにどうかと思う。
落ち込んで倒れ込むEクラス。俺らとは対称的だった。
「そして、敗者の『元、Eクラス』の皆さんはFクラスから頑張って這い上がってくださいねー! それではこれで終わります!!
ありがとうございました!!
なお、EクラスとFクラスの皆さんはその場に残って下さい。様々な手続きをしますので……」
こうして、無事に俺達はEクラスへと上がることに成功した。
「「やったー!!」」
俺達は声を合わせて喜んだ。
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