1 / 68
それは日常だった。
1 (1p)
しおりを挟む
桜蘭 楓 [オウカ カエデ] 22歳
極々普通の社会人として生活していた。
「お疲れ様でしたー。」
今日は金曜日
週最後の勤務を終え、やっと迎える休日に胸を踊らせる日。
「さてと…!」
(今日は早く終わったから道場に行こう!)
彼女の趣味は居合
高校生の頃から始めた居合を、社会人となった今でも趣味として続けていた。
- 居合道 -
「こんにちわー!」
「お、桜蘭さん!
珍しく今日は早いなぁ」
元気な声に気付き笑顔を向けたのは、この居合道場の先生、高校生の時からずっと教えてくれている楓の師匠である
そんな師匠に楓もニコニコとしながら駆け寄る
「そうなんですよ!
今日は早く仕事が終わったので来ちゃいました!」
「そうかそうか!
では、早く着替えておいで
早速手合わせ願いたいからな」
「えー、またですかー?」
「師匠たるもの
弟子にまけてばかりでは適わんからな」
がははっ と笑う師匠を尻目に「はーい」 と嬉しそうに返事をしながら更衣室へ向かう。
基本的に
居合道の試合は、2名の出場者が、真剣または模擬刀を用い
あらかじめ定められた全日本剣道連盟居合と各流派の形、合わせて5本を6分以内に演武し
その「修業の深さ」、「礼儀」、「技の正確さ」、「心構え」などを審判員が判定するのだが
楓と師匠の勝負は少し違う。
極々普通の社会人として生活していた。
「お疲れ様でしたー。」
今日は金曜日
週最後の勤務を終え、やっと迎える休日に胸を踊らせる日。
「さてと…!」
(今日は早く終わったから道場に行こう!)
彼女の趣味は居合
高校生の頃から始めた居合を、社会人となった今でも趣味として続けていた。
- 居合道 -
「こんにちわー!」
「お、桜蘭さん!
珍しく今日は早いなぁ」
元気な声に気付き笑顔を向けたのは、この居合道場の先生、高校生の時からずっと教えてくれている楓の師匠である
そんな師匠に楓もニコニコとしながら駆け寄る
「そうなんですよ!
今日は早く仕事が終わったので来ちゃいました!」
「そうかそうか!
では、早く着替えておいで
早速手合わせ願いたいからな」
「えー、またですかー?」
「師匠たるもの
弟子にまけてばかりでは適わんからな」
がははっ と笑う師匠を尻目に「はーい」 と嬉しそうに返事をしながら更衣室へ向かう。
基本的に
居合道の試合は、2名の出場者が、真剣または模擬刀を用い
あらかじめ定められた全日本剣道連盟居合と各流派の形、合わせて5本を6分以内に演武し
その「修業の深さ」、「礼儀」、「技の正確さ」、「心構え」などを審判員が判定するのだが
楓と師匠の勝負は少し違う。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
54
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる