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旅に危険はつきものだ
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宿場に付いた頃と比べ夜も更けて静かになり始めたそこには、初めに感じていた賑やかな街には似つかわしくない音が溢れ始めていた。
ガタガタと建物から木材を剥ぐ音と投げる音
人々の悲痛な声と不穏な声
そして…一人の男の豪快な笑い声だ。
それは沖田と宿に向かっていた道中の出来事
「なんの騒ぎでしょうか?」
「ふぉうひふぁんでふ…ふぁね?」
妙な胸騒ぎを覚え、隣を歩いていた沖田に視線を向けると
口いっぱいに甘味を含んだ彼はキョトンとした顔をしていて、興味が無さそうに手に持っていた甘味をガサガサと漁っていた。
「沖田さん…」
(この人が本当に新撰組の剣豪…?)
「?」
「はぁ….、とにかく行ってみましょう!」
危機感のない彼に少しの不安を抱えながら
急ぎ足で騒ぎの中心へと向かった。
ガタガタと建物から木材を剥ぐ音と投げる音
人々の悲痛な声と不穏な声
そして…一人の男の豪快な笑い声だ。
それは沖田と宿に向かっていた道中の出来事
「なんの騒ぎでしょうか?」
「ふぉうひふぁんでふ…ふぁね?」
妙な胸騒ぎを覚え、隣を歩いていた沖田に視線を向けると
口いっぱいに甘味を含んだ彼はキョトンとした顔をしていて、興味が無さそうに手に持っていた甘味をガサガサと漁っていた。
「沖田さん…」
(この人が本当に新撰組の剣豪…?)
「?」
「はぁ….、とにかく行ってみましょう!」
危機感のない彼に少しの不安を抱えながら
急ぎ足で騒ぎの中心へと向かった。
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