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1章 ビッグプロローグ
2話 見知らぬ世界で洗礼を
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カエルのおっさんの口から生えた矢から目が離せない俺。
なんだ?なんだ?何が起こってる?
待ち伏せされた! 魔法使いがいる!」
馬車の上から怒鳴り声が聞こえ、九十度傾いた馬車の今は天井となってるドアを開け、中年戦士とローブの人が飛び出す。
「やっと釣れたか。よし打って出る。何してるんだてめえ、丸焼けになるぞ!」
飛び出した中年戦士は状況についていけなくなってる俺に向かって怒鳴る。
身体が動かん!あかん!動け!動け!動けええっ!
慌てて飛び出そうとする俺。といっても窓というか扉は真上と真下。必死によじ登って周りを見る。
やっぱり俺が乗っていたのは馬車。二頭の馬が倒れててそれに乗り上げるようにぷすぷす煙を出しながら横倒しで止まっている。馬車の影に飛び降り周りをみると、馬に乗った人たちが手にそれぞれ弓や槍を持って大声を挙げながら周りを取り囲む。遠くから剣を持ってこちらへ走ってくる何十人もの人たちもいる。
まるで西部劇で駅馬車がネイティブアメリカンに襲われたような状況。
空が青いなあ……と場違いな感想を言ってみる。
止まっているのは草原のど真ん中、百メートルほど離れたところに森が延々と広がっている。あの森と平行に馬車は走ってきたらしい。
わめき散らしたい声すらも出ず、場違いな状況についていけず、ただ固まっているだけの俺。
「あそこだ! 森の出入り口に魔法使いがいる!」
全然知らない若い男の人だ。声は馬車の上から聞こえていた人。御者をしていた人なんだろうか。
「ん!」
と言ったローブの女の人がいきなり気合いを入れると、手に持った小さな杖から光の塊が二発三発と森へ向かって飛んでいく。光が森へ届くたびに爆発音が響く。
「手応えあった……」
え? ええっ?
ローブの女の人は振り向きざま周りを囲んだ馬上の盗賊たちに向かって光の塊を乱射した。盗賊たちは馬もろとも吹き飛ばされ逃げ惑い大混乱。追い打ちをかけるように弓の人が矢を乱射する。
なにこの状況? 俺たち襲われてるんだよね。
「あ……魔力……切れる……」
「こっちも矢が持たん!」
「あのなあ、お前らちょっとは計画性つうもんを考えろよ」
中年戦士がふてくされて大剣を抜く。
馬車を盾にした二人の攻撃で十人以上の盗賊が倒れている。馬は立ち上がって逃げていく。でも後ろから徒歩で追ってきた盗賊たちは戸惑ってはいるがまだ無傷。
なんだ? なんだ? 何が起こってる? 魔力って……やっぱりあれって魔法?
「坊主! 戦えるか?」
飛んできた矢を剣で振り払った中年戦士が俺に聞いてきた。
「はあ?」
「武器はあるか!」
「も、持ってません!」
俺…戦うの?
「使えねえな。俺たちは突撃する。合図したらお前はあの森まで走れ! わかったな!」
「はい!」
良かった。逃げていいんだ。俺の身に何が起こったのかはわからない。どうしてこんなことになったのかは理解できない。でも現状は理解できる。ここは危険だ。このままでは何もわからないまま盗賊たちに殺される。カエルの人のように死ぬ。現状を認識しているのは彼ら。だから彼らの指示通り動くのが最善の方法と自分に言い聞かす 。
「最後だ!」
若い弓の人が放った矢が走ってきた盗賊の胸に突き刺さる。もんどりうって吹っ飛ぶ盗賊。
魔法使いの女性がローブを脱ぎ捨て腰から剣を抜く。やっぱり女の人……人?
「え?」
耳がある! あるのは当然だけどローブのフードを外した灰色の頭の上に三角形の耳がある! そしてだめ押しに先っぽが濃くなった灰色の尻尾がある! ベルトで絞った腰の少し下から生えているネコ科の尻尾をブンブン振り回してる。興奮してるんだ……。獣人っていうやつなのか? コスプレじゃないよねと場違いなことを考えてしまう。
「坊主走れ!」
「はい~!」
中年戦士はそう叫びながら剣を斜にかまえて盗賊たちに突撃して行く。若い弓の人もブーツに刺してた短い剣を二本両手に構えてそれを追う。ローブを脱いだ尻尾の女の人も、腰に差していた剣を片手に尻尾を高く上げて……。
目撃したのはそこまで。俺は三人の進行方向とは90度の角度で前に見える森に向かって全速力で走る! 走る! 走る!
俺はおそらく今までで最速記録のスピードで森へ向かって走っている。命がけで走ったことなんかないんだから当然だ。百メートルくらいと思った森までの距離が何キロあるんだよと思いながら、アドレナリン撒き散らして息も絶え絶えになりかけながらも何とか森の中に突っ込んだ。
途端に足を取られてすっころぶ。何とか受け身は取れたがそのまま大の字になって倒れ込む。
ヒィ~ハァハァ~ゼェゼェ~ヒィィィ……鈍ってるな~最近全然体動かしてないもんな~
しっとりとした雨上がりの空気みたいな匂いがする森の中で息を整える。呼吸が楽になり体力が戻ってくる。寝っ転がったまま見上げると鬱蒼とした広葉樹の隙間から青空が見える。
で? これからどうする?
中年戦士にこのあとどうするか聞けば良かった。まだ十人以上盗賊はいたはず。彼ら三人で全員倒せるのだろうか?
昔の侍は相手が二人までなら戦えるがいくら格下でも相手が三人以上なら死を覚悟するという。時代劇のようにバッタバッタと相手を倒すなんてことはできないらしい。としたら……生き残った盗賊が追っかけてくるかもしれない。
まだだ、まだ逃げなきゃ! こんなところで寝っ転がってる場合じゃないんだ。俺は慌てて立ち上がる。
ズリ……ズリ……
「き……さまぁ……」
「え?」
声がした方を見ると、むさ苦しい男の人が右手に剣を引きずって歩きづらそうにこちらへズリズリと近づいてくる。ローブみたいな服はボロボロ、左腕は変な方向に曲がってる。あっちこっち血だらけになりながら目だけは爛々と俺を睨みつけている。
はっとして立ち上がり周りを見る。地面に数カ所クレーターのような穴が空いている。周りに生えてる森の樹木が折れたり砕けたりしている。向こうにはボロボロの布切れを身にまとった人が折れた杖を握りしめて倒れている。
ここは尻尾の女の人が魔法で攻撃した爆心地だった。目の前にいるのが伏兵の生き残り。そして俺は馬車から一目散にこっちへ向かって来た敵の仲間。
そりゃ怒るわ。
「死ねえええ!」
ボロボロの盗賊は剣を片手でゆっくり振りかぶり俺に叩きつけてきた。
「わああああっ」
俺はとっさにバックステップで剣先から逃げた……五メートルも。当然だ。当たったら痛いんだ。死ぬんだ。殺されるんだ。喉はカラカラ、息ができない、どっと汗が出る。
でもボロボロの盗賊の人は剣をなぜかゆっくり振りかぶり、ゆっくり叩きつけてきた。
いくら瀕死の重傷を負っているといっても遅すぎだろう。こんなの一センチで見切れるんじゃないか?
「ハアハア…ウリャア!」
ゆっくり近づいてきたボロ盗賊は今度はブンと剣を横に薙いだ。
「ひ」
今度はちゃんと見切った。二メートルで……。
やっぱり怖い。昔読んだ格闘マンガで、喧嘩する時にこっちが素手で相手が日本刀を持っていたら、たとえ小学生でも逃げろと描いていた。それほど素手と真剣の武力差は大きいんだ。でも……相手はもう息も絶え絶え、逃げ回ってたら倒れるんじゃないか? というくらいの瀕死の状態。
カテルンジャナイカ?
「こ……このやろが……ちょこまかと逃げやがって……これで最後だ、死ねやぁ!」
ボロ盗賊の人はヨロヨロと剣を振りかぶりヨタヨタとふりおろした。 流石に今度は一歩左によるだけで交わせた。ズシャッと剣が地面にめり込む。ボロ盗賊の人は剣を引き抜こうとする。何気なく剣先を右足で踏んでみる。抜けない。ボロ盗賊の人と目が合う。なぜか愛想笑いをしてみる。
「え?」
相手の表情が気まずそうな笑顔になる。
セイッ!
俺は左足を軸に剣に乗せた右足を振り抜いた。中段回し蹴りがボロ盗賊の胸板に見事に決まる。タイミングが良すぎたのかもう踏ん張る力もなかったのか、ボロ盗賊の人は数メートルほど吹っ飛んで木の幹に当たり、そのままドサッと根元に落ちた。
「……」
何か違和感を感じたがそれどころじゃない。あの三人が残りの盗賊たちを殲滅できるならなんの問題もないけれど、もし多勢に無勢で倒されてたら……次は俺?
あ、あかん。とりあえずこの場所から離れよう。おれは焦りながら森の奥へと入っていった。
なんだ?なんだ?何が起こってる?
待ち伏せされた! 魔法使いがいる!」
馬車の上から怒鳴り声が聞こえ、九十度傾いた馬車の今は天井となってるドアを開け、中年戦士とローブの人が飛び出す。
「やっと釣れたか。よし打って出る。何してるんだてめえ、丸焼けになるぞ!」
飛び出した中年戦士は状況についていけなくなってる俺に向かって怒鳴る。
身体が動かん!あかん!動け!動け!動けええっ!
慌てて飛び出そうとする俺。といっても窓というか扉は真上と真下。必死によじ登って周りを見る。
やっぱり俺が乗っていたのは馬車。二頭の馬が倒れててそれに乗り上げるようにぷすぷす煙を出しながら横倒しで止まっている。馬車の影に飛び降り周りをみると、馬に乗った人たちが手にそれぞれ弓や槍を持って大声を挙げながら周りを取り囲む。遠くから剣を持ってこちらへ走ってくる何十人もの人たちもいる。
まるで西部劇で駅馬車がネイティブアメリカンに襲われたような状況。
空が青いなあ……と場違いな感想を言ってみる。
止まっているのは草原のど真ん中、百メートルほど離れたところに森が延々と広がっている。あの森と平行に馬車は走ってきたらしい。
わめき散らしたい声すらも出ず、場違いな状況についていけず、ただ固まっているだけの俺。
「あそこだ! 森の出入り口に魔法使いがいる!」
全然知らない若い男の人だ。声は馬車の上から聞こえていた人。御者をしていた人なんだろうか。
「ん!」
と言ったローブの女の人がいきなり気合いを入れると、手に持った小さな杖から光の塊が二発三発と森へ向かって飛んでいく。光が森へ届くたびに爆発音が響く。
「手応えあった……」
え? ええっ?
ローブの女の人は振り向きざま周りを囲んだ馬上の盗賊たちに向かって光の塊を乱射した。盗賊たちは馬もろとも吹き飛ばされ逃げ惑い大混乱。追い打ちをかけるように弓の人が矢を乱射する。
なにこの状況? 俺たち襲われてるんだよね。
「あ……魔力……切れる……」
「こっちも矢が持たん!」
「あのなあ、お前らちょっとは計画性つうもんを考えろよ」
中年戦士がふてくされて大剣を抜く。
馬車を盾にした二人の攻撃で十人以上の盗賊が倒れている。馬は立ち上がって逃げていく。でも後ろから徒歩で追ってきた盗賊たちは戸惑ってはいるがまだ無傷。
なんだ? なんだ? 何が起こってる? 魔力って……やっぱりあれって魔法?
「坊主! 戦えるか?」
飛んできた矢を剣で振り払った中年戦士が俺に聞いてきた。
「はあ?」
「武器はあるか!」
「も、持ってません!」
俺…戦うの?
「使えねえな。俺たちは突撃する。合図したらお前はあの森まで走れ! わかったな!」
「はい!」
良かった。逃げていいんだ。俺の身に何が起こったのかはわからない。どうしてこんなことになったのかは理解できない。でも現状は理解できる。ここは危険だ。このままでは何もわからないまま盗賊たちに殺される。カエルの人のように死ぬ。現状を認識しているのは彼ら。だから彼らの指示通り動くのが最善の方法と自分に言い聞かす 。
「最後だ!」
若い弓の人が放った矢が走ってきた盗賊の胸に突き刺さる。もんどりうって吹っ飛ぶ盗賊。
魔法使いの女性がローブを脱ぎ捨て腰から剣を抜く。やっぱり女の人……人?
「え?」
耳がある! あるのは当然だけどローブのフードを外した灰色の頭の上に三角形の耳がある! そしてだめ押しに先っぽが濃くなった灰色の尻尾がある! ベルトで絞った腰の少し下から生えているネコ科の尻尾をブンブン振り回してる。興奮してるんだ……。獣人っていうやつなのか? コスプレじゃないよねと場違いなことを考えてしまう。
「坊主走れ!」
「はい~!」
中年戦士はそう叫びながら剣を斜にかまえて盗賊たちに突撃して行く。若い弓の人もブーツに刺してた短い剣を二本両手に構えてそれを追う。ローブを脱いだ尻尾の女の人も、腰に差していた剣を片手に尻尾を高く上げて……。
目撃したのはそこまで。俺は三人の進行方向とは90度の角度で前に見える森に向かって全速力で走る! 走る! 走る!
俺はおそらく今までで最速記録のスピードで森へ向かって走っている。命がけで走ったことなんかないんだから当然だ。百メートルくらいと思った森までの距離が何キロあるんだよと思いながら、アドレナリン撒き散らして息も絶え絶えになりかけながらも何とか森の中に突っ込んだ。
途端に足を取られてすっころぶ。何とか受け身は取れたがそのまま大の字になって倒れ込む。
ヒィ~ハァハァ~ゼェゼェ~ヒィィィ……鈍ってるな~最近全然体動かしてないもんな~
しっとりとした雨上がりの空気みたいな匂いがする森の中で息を整える。呼吸が楽になり体力が戻ってくる。寝っ転がったまま見上げると鬱蒼とした広葉樹の隙間から青空が見える。
で? これからどうする?
中年戦士にこのあとどうするか聞けば良かった。まだ十人以上盗賊はいたはず。彼ら三人で全員倒せるのだろうか?
昔の侍は相手が二人までなら戦えるがいくら格下でも相手が三人以上なら死を覚悟するという。時代劇のようにバッタバッタと相手を倒すなんてことはできないらしい。としたら……生き残った盗賊が追っかけてくるかもしれない。
まだだ、まだ逃げなきゃ! こんなところで寝っ転がってる場合じゃないんだ。俺は慌てて立ち上がる。
ズリ……ズリ……
「き……さまぁ……」
「え?」
声がした方を見ると、むさ苦しい男の人が右手に剣を引きずって歩きづらそうにこちらへズリズリと近づいてくる。ローブみたいな服はボロボロ、左腕は変な方向に曲がってる。あっちこっち血だらけになりながら目だけは爛々と俺を睨みつけている。
はっとして立ち上がり周りを見る。地面に数カ所クレーターのような穴が空いている。周りに生えてる森の樹木が折れたり砕けたりしている。向こうにはボロボロの布切れを身にまとった人が折れた杖を握りしめて倒れている。
ここは尻尾の女の人が魔法で攻撃した爆心地だった。目の前にいるのが伏兵の生き残り。そして俺は馬車から一目散にこっちへ向かって来た敵の仲間。
そりゃ怒るわ。
「死ねえええ!」
ボロボロの盗賊は剣を片手でゆっくり振りかぶり俺に叩きつけてきた。
「わああああっ」
俺はとっさにバックステップで剣先から逃げた……五メートルも。当然だ。当たったら痛いんだ。死ぬんだ。殺されるんだ。喉はカラカラ、息ができない、どっと汗が出る。
でもボロボロの盗賊の人は剣をなぜかゆっくり振りかぶり、ゆっくり叩きつけてきた。
いくら瀕死の重傷を負っているといっても遅すぎだろう。こんなの一センチで見切れるんじゃないか?
「ハアハア…ウリャア!」
ゆっくり近づいてきたボロ盗賊は今度はブンと剣を横に薙いだ。
「ひ」
今度はちゃんと見切った。二メートルで……。
やっぱり怖い。昔読んだ格闘マンガで、喧嘩する時にこっちが素手で相手が日本刀を持っていたら、たとえ小学生でも逃げろと描いていた。それほど素手と真剣の武力差は大きいんだ。でも……相手はもう息も絶え絶え、逃げ回ってたら倒れるんじゃないか? というくらいの瀕死の状態。
カテルンジャナイカ?
「こ……このやろが……ちょこまかと逃げやがって……これで最後だ、死ねやぁ!」
ボロ盗賊の人はヨロヨロと剣を振りかぶりヨタヨタとふりおろした。 流石に今度は一歩左によるだけで交わせた。ズシャッと剣が地面にめり込む。ボロ盗賊の人は剣を引き抜こうとする。何気なく剣先を右足で踏んでみる。抜けない。ボロ盗賊の人と目が合う。なぜか愛想笑いをしてみる。
「え?」
相手の表情が気まずそうな笑顔になる。
セイッ!
俺は左足を軸に剣に乗せた右足を振り抜いた。中段回し蹴りがボロ盗賊の胸板に見事に決まる。タイミングが良すぎたのかもう踏ん張る力もなかったのか、ボロ盗賊の人は数メートルほど吹っ飛んで木の幹に当たり、そのままドサッと根元に落ちた。
「……」
何か違和感を感じたがそれどころじゃない。あの三人が残りの盗賊たちを殲滅できるならなんの問題もないけれど、もし多勢に無勢で倒されてたら……次は俺?
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