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2章 城壁都市アドラーブル
14話 初めてのお買い物
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近衛二番隊の補給係? を終えて城壁都市アドラーブルに帰ったのは次の日の午後だった。
近所の山へ逃げていた村人達やゴブリンに殺された人たちの家族は、次の日には荒らされた村を片付け修理し、また日々の暮らしに戻っていく。
誰も村から逃げ出そうとはしない。悲しんでいるだけでは生きていけない。これが開拓村の生活らしい。
魔物が支配する大森林。しかし資源の宝庫でもある。
食材、薬草、木材、鉱物、珍しい魔物を狩ればひと財産。ハイリスクハイリターンだが一攫千金も夢じゃない。
この世界の人々は少しずつ魔の森を切り開き開拓村を作っていく。
魔物に蹂躙され跡形も無くなるかもしれない。
しかし大森林の恩恵を受け、小さな開拓村がいつかは町になり都市になっていくかもしれない。
それを信じて生きていくんだそうな。
ゴブリンやオーガとのハードファンタジーな出来事や、一転ゆるゆるラブコメファンタジーな出来事まで色々あったけれど、元々ゴブリン討伐の雑用として雇われたので、報酬は一日三シルドだけだった。
ただ、イレギュラーなオーガの討伐部位は全員で山分けになるそうだ。ゴブリンの部位は使い道なし。
冒険者見習いとしての初仕事、補給だけの簡単なお仕事は、三シルド×3+オーガの分け前一ゴルド。
二泊三日で三日目の分もくれるらしい、
まあ二番隊全員とで山分けなのでそんなものか?。
二番隊の人たちはこれが仕事なんだから山分けはどうかと思うが、独立採算の貧乏近衛隊。見逃してやろう。
ちなみに近衛二番隊というからには一番隊もあるのかとバンクールに聞いたら、一番隊ではなく近衛隊というのがあるらしい。近衛というからには領主を守る側近たちで貴族の坊ちゃん嬢ちゃんたちを集めた名誉職みたいなものだそうな。
実質二番隊がこの街を守る実働部隊……と胸を張って答えてくれた。
それにしてはなんか扱いが悪いような。さすがににそれは聞けなかったが。
近衛二番隊から書類をもらいギルドの受付まで持って行く。報酬と一緒に見習いタグにガチャンと機械で数字が打ち込まれる。
これで依頼達成になるらしい。アナログ~。
ちなみに受付は不愛想な中年のおばちゃんだった。おい、ファンタジー、仕事しろよ。
まあこの世界で初めて正式に冒険者として稼いだ報酬だ……見習いだけど。
火竜のカギ爪の報酬よりはるかに……やっぱりかぎ爪の方が嬉しい。
ちなみに火竜よりオーガの方が魔物レベルとしては下位になるそうだ。でも二頭とも近場で簡単に出会う魔物ではないらしい。
シルビアさんとはあれっきり話してはいない。というか何事もなかったように雑用係として接しただけ。こちらから話しかける訳にもいけないし……どんな顔して話していいかもわからないし、あの唇の感触が……いや、忘れよう。所詮俺には縁のないひとだ。
やっぱり武器や防具をしっかり揃えないと冒険者はできないなあ……見習いだけど。
宿屋はギルドから連絡がきたので半額にしてくれるそうだ。つまり不在の二日間の六シルドのうち朝食代と掃除代を引いて三シルド返してくれる。
どこが心配いらないだ。解約すれば良かった。
商魂たくましい宿屋のおばちゃんは、お釣りの三シルドを握りしめながら。
「ちなみに十日単位で契約してくれたら一割引きね、前金だけど…」
とのたまった。
まだ俺の見習い生活は始まったばかり。俺の異世界冒険者生活はこれからだ! といって終わるわけにもいかないし、毎日の寝床を心配するのはきついか。まあ、朝食付きだし……。
と、いうことで。
俺はまず三シルドを返してもらい、それから十日の延長をお願いし、金貨三枚払って銀貨三枚お釣りをもらった。また何か買わされそうなので早々と部屋に戻った。
疲れたーー。
懐かしき我が家のベットに倒れこむ。こんな生活が毎日続くのか。いや続けられるのか。この世界に来てからのことをゆっくり振り返ろうとする前に眠気が襲ってきた。
小さな光が二つ三つ。ふわふわ漂い俺の体にたどり着く。喜びを表現しているのか光源を増しながら俺の体に密着して点滅する。
ホタル? なんかの虫? これは夢? 現の世界?
払いのけようとしたが眠たい。まあいいか。
夢かうつつかウトウトしてたらもう夜だった。
二日間携帯食で過ごしたので夜はがっつり食べた。と言っても宿屋の食堂でだけど。
黒パンとポテトサラダらしきもの。どうやらこの二つがこの世界の主食らしい。メインディッシュは何かの肉を塩で焼いたもの。硬い……他の客は美味しそうに食べてたのでこれが普通なのだろう。
牛肉の霜降りステーキは諦めよう。美味しくいただくには顎の力を鍛えなくてはならないらしい。
ちなみに料金は一シルド。
風呂に入った。もちろん有料。五十ペンド。
小さい布切れと大きい布切れを渡され、井戸の横の湯気の立つ建物にはいる。脱衣場らしき空間で素っ裸になり洗濯でもしようと思ったら着替えがない。
風呂場の扉を開けて中に入ろうと思ったら、他の人は大きな布切れを身体に身につけて入っていった。やばい、バスタオルと思ったら湯着だった。腰に巻いて扉を開けて中にはいると……そこは真っ白だった。
「サウナか」
この世界の風呂はスチームサウナらしい。汗をたっぷりかいてアカを小さい布切れでこそげ落とし、最後は井戸で水をかぶってお終い。湯着があるので当然混浴だった。ほとんど真っ白けで女性がいたのかどうかはわからなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
冬馬の家計簿
入金
日当三日目 3シルド
オーガ配当 1ゴルド
宿屋返金 3シルド
支出
部屋代10日分 2ゴルド7シルド
食費 1シルド
サウナ 50ペンド
残金17ゴルド3シルド70ペンド
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
次の日、起きたらもうお昼。よほど疲れてたらしい。
朝食は間に合わなかった。……お金はかえしてもらえないんだろうなあ。
今日は仕事は休み。とりあえず生活道具と武器防具を揃える予定。
当分もとの世界へ帰れそうにない感じなので生活基盤を整えよう。というよりも帰る方法を探す方法すら思いつかない。
この『銀のパイプ亭』で生活し、冒険者見習いを続けてこの世界の情報を得る。まずはそこからなんだろうなあ。あ、文字も覚えなくちゃ……。
まずは生活道具と商売道具か。
宿のおばちゃんに雑貨、衣料、武器を売っている場所を聞いてすきっ腹を抱えて飛び出した。
切羽詰まってるんだ。だってジーンズの下は何も履いてない。パンツは昨日洗ったけど水洗いだけじゃ三日間の汚れは落ちない。シャツも洗ったままで乾いていない。川で流されて洗えたような気もするんだけど。上も半袖ジャケットだけ。
教えてもらった雑貨屋は例の五ゴルド雑貨屋だった。
無精髭の小太りなおっちゃんは俺のことなど覚えていなかった。
今度はごまかされないように下着らしきものとシャツらしきものを買った。下着はゴムじゃなく紐つきトランクス。シャツはかぶって胸前を半分紐で結ぶやつ。色はぜーんぶアイボリー、と言えば聞こえはいいが早い話ラクダ色。肌触りはイマイチ。
「あ!」
そこにさりげなく大量に積み重なっているものを見つける。ひと束五十から百枚くらいの灰色の紙。紙!
トイレットペーパーに使えるんじゃないか?
ボロボロの再生紙の出来損ないみたいな紙なのできっと使い道はおなじだろう。
二番隊と移動していた時は魔物に怯えながら木の影で幅広の葉っぱをちぎって使った。
念のため何枚か確保したがこれで憂いはなくなった。
あとは生活道具。パンツと同じ手触りのタオル。水が漏れそうな小さな木桶。ふさ楊枝みたいな歯ブラシ。四角い石の塊みたいな石鹸。物を入れるといっぱいになる布製のリュック。あとはおいおい揃えていこう。トータル一ゴルド二シルド。
細々としたものを買ったら雑貨屋だけで両手いっぱいの荷物になったので、一旦宿屋に帰って着替えをし、武器屋へと向かった。
うーん、パンツがゴワゴワして気持ち悪い。
次は冒険者としての定番、初めての武器屋さんイベントだ。
近所の山へ逃げていた村人達やゴブリンに殺された人たちの家族は、次の日には荒らされた村を片付け修理し、また日々の暮らしに戻っていく。
誰も村から逃げ出そうとはしない。悲しんでいるだけでは生きていけない。これが開拓村の生活らしい。
魔物が支配する大森林。しかし資源の宝庫でもある。
食材、薬草、木材、鉱物、珍しい魔物を狩ればひと財産。ハイリスクハイリターンだが一攫千金も夢じゃない。
この世界の人々は少しずつ魔の森を切り開き開拓村を作っていく。
魔物に蹂躙され跡形も無くなるかもしれない。
しかし大森林の恩恵を受け、小さな開拓村がいつかは町になり都市になっていくかもしれない。
それを信じて生きていくんだそうな。
ゴブリンやオーガとのハードファンタジーな出来事や、一転ゆるゆるラブコメファンタジーな出来事まで色々あったけれど、元々ゴブリン討伐の雑用として雇われたので、報酬は一日三シルドだけだった。
ただ、イレギュラーなオーガの討伐部位は全員で山分けになるそうだ。ゴブリンの部位は使い道なし。
冒険者見習いとしての初仕事、補給だけの簡単なお仕事は、三シルド×3+オーガの分け前一ゴルド。
二泊三日で三日目の分もくれるらしい、
まあ二番隊全員とで山分けなのでそんなものか?。
二番隊の人たちはこれが仕事なんだから山分けはどうかと思うが、独立採算の貧乏近衛隊。見逃してやろう。
ちなみに近衛二番隊というからには一番隊もあるのかとバンクールに聞いたら、一番隊ではなく近衛隊というのがあるらしい。近衛というからには領主を守る側近たちで貴族の坊ちゃん嬢ちゃんたちを集めた名誉職みたいなものだそうな。
実質二番隊がこの街を守る実働部隊……と胸を張って答えてくれた。
それにしてはなんか扱いが悪いような。さすがににそれは聞けなかったが。
近衛二番隊から書類をもらいギルドの受付まで持って行く。報酬と一緒に見習いタグにガチャンと機械で数字が打ち込まれる。
これで依頼達成になるらしい。アナログ~。
ちなみに受付は不愛想な中年のおばちゃんだった。おい、ファンタジー、仕事しろよ。
まあこの世界で初めて正式に冒険者として稼いだ報酬だ……見習いだけど。
火竜のカギ爪の報酬よりはるかに……やっぱりかぎ爪の方が嬉しい。
ちなみに火竜よりオーガの方が魔物レベルとしては下位になるそうだ。でも二頭とも近場で簡単に出会う魔物ではないらしい。
シルビアさんとはあれっきり話してはいない。というか何事もなかったように雑用係として接しただけ。こちらから話しかける訳にもいけないし……どんな顔して話していいかもわからないし、あの唇の感触が……いや、忘れよう。所詮俺には縁のないひとだ。
やっぱり武器や防具をしっかり揃えないと冒険者はできないなあ……見習いだけど。
宿屋はギルドから連絡がきたので半額にしてくれるそうだ。つまり不在の二日間の六シルドのうち朝食代と掃除代を引いて三シルド返してくれる。
どこが心配いらないだ。解約すれば良かった。
商魂たくましい宿屋のおばちゃんは、お釣りの三シルドを握りしめながら。
「ちなみに十日単位で契約してくれたら一割引きね、前金だけど…」
とのたまった。
まだ俺の見習い生活は始まったばかり。俺の異世界冒険者生活はこれからだ! といって終わるわけにもいかないし、毎日の寝床を心配するのはきついか。まあ、朝食付きだし……。
と、いうことで。
俺はまず三シルドを返してもらい、それから十日の延長をお願いし、金貨三枚払って銀貨三枚お釣りをもらった。また何か買わされそうなので早々と部屋に戻った。
疲れたーー。
懐かしき我が家のベットに倒れこむ。こんな生活が毎日続くのか。いや続けられるのか。この世界に来てからのことをゆっくり振り返ろうとする前に眠気が襲ってきた。
小さな光が二つ三つ。ふわふわ漂い俺の体にたどり着く。喜びを表現しているのか光源を増しながら俺の体に密着して点滅する。
ホタル? なんかの虫? これは夢? 現の世界?
払いのけようとしたが眠たい。まあいいか。
夢かうつつかウトウトしてたらもう夜だった。
二日間携帯食で過ごしたので夜はがっつり食べた。と言っても宿屋の食堂でだけど。
黒パンとポテトサラダらしきもの。どうやらこの二つがこの世界の主食らしい。メインディッシュは何かの肉を塩で焼いたもの。硬い……他の客は美味しそうに食べてたのでこれが普通なのだろう。
牛肉の霜降りステーキは諦めよう。美味しくいただくには顎の力を鍛えなくてはならないらしい。
ちなみに料金は一シルド。
風呂に入った。もちろん有料。五十ペンド。
小さい布切れと大きい布切れを渡され、井戸の横の湯気の立つ建物にはいる。脱衣場らしき空間で素っ裸になり洗濯でもしようと思ったら着替えがない。
風呂場の扉を開けて中に入ろうと思ったら、他の人は大きな布切れを身体に身につけて入っていった。やばい、バスタオルと思ったら湯着だった。腰に巻いて扉を開けて中にはいると……そこは真っ白だった。
「サウナか」
この世界の風呂はスチームサウナらしい。汗をたっぷりかいてアカを小さい布切れでこそげ落とし、最後は井戸で水をかぶってお終い。湯着があるので当然混浴だった。ほとんど真っ白けで女性がいたのかどうかはわからなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
冬馬の家計簿
入金
日当三日目 3シルド
オーガ配当 1ゴルド
宿屋返金 3シルド
支出
部屋代10日分 2ゴルド7シルド
食費 1シルド
サウナ 50ペンド
残金17ゴルド3シルド70ペンド
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次の日、起きたらもうお昼。よほど疲れてたらしい。
朝食は間に合わなかった。……お金はかえしてもらえないんだろうなあ。
今日は仕事は休み。とりあえず生活道具と武器防具を揃える予定。
当分もとの世界へ帰れそうにない感じなので生活基盤を整えよう。というよりも帰る方法を探す方法すら思いつかない。
この『銀のパイプ亭』で生活し、冒険者見習いを続けてこの世界の情報を得る。まずはそこからなんだろうなあ。あ、文字も覚えなくちゃ……。
まずは生活道具と商売道具か。
宿のおばちゃんに雑貨、衣料、武器を売っている場所を聞いてすきっ腹を抱えて飛び出した。
切羽詰まってるんだ。だってジーンズの下は何も履いてない。パンツは昨日洗ったけど水洗いだけじゃ三日間の汚れは落ちない。シャツも洗ったままで乾いていない。川で流されて洗えたような気もするんだけど。上も半袖ジャケットだけ。
教えてもらった雑貨屋は例の五ゴルド雑貨屋だった。
無精髭の小太りなおっちゃんは俺のことなど覚えていなかった。
今度はごまかされないように下着らしきものとシャツらしきものを買った。下着はゴムじゃなく紐つきトランクス。シャツはかぶって胸前を半分紐で結ぶやつ。色はぜーんぶアイボリー、と言えば聞こえはいいが早い話ラクダ色。肌触りはイマイチ。
「あ!」
そこにさりげなく大量に積み重なっているものを見つける。ひと束五十から百枚くらいの灰色の紙。紙!
トイレットペーパーに使えるんじゃないか?
ボロボロの再生紙の出来損ないみたいな紙なのできっと使い道はおなじだろう。
二番隊と移動していた時は魔物に怯えながら木の影で幅広の葉っぱをちぎって使った。
念のため何枚か確保したがこれで憂いはなくなった。
あとは生活道具。パンツと同じ手触りのタオル。水が漏れそうな小さな木桶。ふさ楊枝みたいな歯ブラシ。四角い石の塊みたいな石鹸。物を入れるといっぱいになる布製のリュック。あとはおいおい揃えていこう。トータル一ゴルド二シルド。
細々としたものを買ったら雑貨屋だけで両手いっぱいの荷物になったので、一旦宿屋に帰って着替えをし、武器屋へと向かった。
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