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3章 ペンチャーワゴン〜Paint Your Wagon〜
28話 アドラーブル大森林
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焚き火を囲んで宴会が始まる。
丸太を移動させて思い思いに座り、塩を振りかけただけの高級食材、熊の串焼きがみんなにふるまわれる。フォレストドッグの肉は臭くて食えないんだそうな。
「久しぶりに食う熊肉はたまらんなあ。これでエールがあれば言うことないのに」
「でも惜しいことしたなあ、熊の皮。誰だ調子乗って切り刻んだやつ。無傷なら百ゴルドにはなったのに」
「贅沢言いなさんな。死人が出なかっただけでも儲けもんなんだから」
ロサードさんたちが冒険者と盛り上がっている。
冒険者が二十人くらい、御者の従業員が十人くらい。怪我人はいたけれど全員命に別条はないらしい。だからこうして和気藹々と宴会ができるんだろう。
しかし……
俺は肉汁の滴り落ちる熊肉をじっと見る。
「どうしたトーマ、食べないのかにゃ?」
考え込んでる俺が心配なのか、持っている肉が心配なのか、隣ではぐはぐ熊肉をほうばるブエナさんが話しかけてきた。
「あのう、魔獣化ってどういうことなんでしょう」
「元々森に分布しているのは普通の動物や爬虫類や昆虫にゃ。それがマナを吸収して魔物となるにゃ。その魔物はさらにマナを吸収すると進化して魔獣化するにゃ。アドラーブル大森林の西側はマナが濃いにゃ」
「そんな魔獣化した肉を食べても大丈夫なんですか」
「いやならうちが食べてやるにゃ」
そう言って俺の串肉に手を出すブエナさん。慌てて俺は熊肉にかぶりつく。硬いけど肉汁が滴り落ちてうまい。
「ハハ、魔獣は死んだらただの肉。死んだ魔獣はマナが拡散して火を通せば普通に食えるのよ。皮も牙も爪も、たまに魔石も手に入るしな」
エルフなのにやっぱり熊肉にかぶりついてるディーさん。
『マナ』か。
確か、自称元宮廷魔術師のフラムさんが「お前の体内には魔導の根幹たるマナが駆け巡っておる」とか言ってたなあ、あのマナか。
「このまま、森の中を進んで大丈夫なんですか?」
「?」
「動物が魔獣化するくらいマナが濃いなら人間も影響を受けないんですか。人間も魔獣化とかするんですか?」
「人間が魔獣化って……お前よっぽど田舎もんなのねえ、常識がないくらいに」
「トーマは田舎から一旗上げに出てきたから仕方がないにゃ」
そういやそんな設定だった。
「人族の体はもともとマナが溜まりにくいにゃ。だから溜まりにくいマナを貯められる魔法使いが重宝がられるにゃ。魔獣化するほどマナが貯まれば、それはもう大賢者か大魔導士だにゃ」
「まあほとんどは基礎魔法で放出しているからねえ。むしろ世間の魔法使いは少しでも多くのマナを貯めるのに苦労しているのよ。魔法を使い渋って死んじゃった魔法使いもいたりするのよねえ」
「そうにゃ。マナを貯めるのには、いっぱい食べていっぱい寝るにゃ」
ああ、それで……
「だからみんなマナの豊富な森の中に入るのは大歓迎なのよ。お前もそうだろ?」
「俺?」
さも当然のように何を言っている。
「お前が何で火竜やボブゴブリンやオーガと戦えたのかやっとわかったのよねえ。身体強化だったんだな」
「うん、ロサードと同じにゃ」
「あいつは反則だよねえ。普段魔法はまったく使わず、俺たちにさんざ使わせといて、いざとなったら身体強化に全てをつぎ込んで戦う。その分無敵だけどねえ」
「あのフォレストベアを倒したのって身体強化だったんですか」
「はあ? 何を今更。お前とご同業でしょうが」
ひょっとして……時々相手がスローに見えてたのは、こっちが加速してたのか。
まともに考えたら、盗賊や魔物にボッチ大学生の俺が適うわけがないんだ。入門書読んだり小説読んだりしただけで通用するはずがないんだ。
ひょっとして異世界転移特典? なんちゃって鑑定とか、異世界言語とか。そもそも火竜は置いといて、ゴブリンやオーガ、そして今回のフォレストドッグを倒しても精神的打撃が少ない。俺ってこんなに根性あった?
それにしても身体強化か……俺、どうやって使ったんだろ?
「でもさあ、身体強化は一人前だけど、剣の腕はからっきしだねえ。このままじゃすぐ死ぬよん。危ないと思ったらすぐ逃げろよ」
「そうにゃ、逃げ足だけは早いにゃ」
アドバイスを受けているのか、馬鹿にされているのか、酒の肴じゃなくて熊肉の肴にされながら宴会は夜更けまで盛り上がっていく。きっと誰かがお酒を持ち込んでるに違いない。
マナってなんなんだろう。
マナはこの世界に漂っている……らしい。
人はマナを体内に取り込みそれを魔法に変換して放出する。どうやって?
俺は魔法なんか使えない。でも身体強化魔法は使えるらしい。どうやって?
体内に溜まったマナをどうにかするんだろうか?
あれか?
『気功』とか『チャクラ』とかいうやつか。
体内のマナを認識する。そして体内を循環させる。それを片手のひらに持ってきて……とかいうやつか?
漫画で読んだことがある。
ディーさんやブエナさんに聞けばいいことなんだろうけど……そんなもん常識だろが、なんでそんな常識も知らないんだ、お前どこから来たんだ……とかなるのが怖い。
滝に打たれながら座禅を組んで瞑想したら習得できるんだろうか。
まだまだ盛り上がってる宴会場を抜けて馬車に帰る。
刀の手入れをしたい。とりあえず端切れでぬぐいをかけたけど、砥石ってないんだろうか。
円形に並べられた馬車に着くと幌の張った馬車に近づく。
あ、これは違う。円形に並べているのでどこが最後尾かわからない。
ゴトッ……
ん? 馬車から気配がする。
「誰かいますか?」
まさかフォレストドッグの生き残り?な訳はない。
「お、坊やじゃないか」
「あ、えーと? 魔導士さん?」
「グラントじゃ」
そうだグラントさんだ。俺は人の名前を覚えるのが苦手だ。
「何してるんですかこんなところで。宴会は参加しないんですか?」
「おうおう、疲れたので寝ようと思っての。馬車を間違えたんじゃ。丸く並べられると、どこが最後尾だったかわからんようになっての。幌の張った馬車を探してたんじゃ。歳はとりたくないもんじゃのう」
俺と同じか。
そいうや戦場で見なかったな……どこで戦ってたんだろう。精霊魔法って見てみたかったのに。
あ、女魔導士……ルナステラさんは? いた。
「あの、どうかしたんですか」
ルナステラさんはクラウド爺さんの後ろに隠れて……泣いていた。
「いやあ戦いが激しかったからの。まだ若いのでちょっとショックを受けただけじゃ。ささ、わしらは先に寝させてもらうぞ」
「はあ……おやすみなさい」
そそくさと二人は最後尾の馬車へ帰っていく。
二人の姿を見送って…… 俺も同じ馬車なんだけど……
護衛初日の夜はまだまだ終わらない。
襲ってきた山犬を倒し、熊を美味しくいただいた俺たちは、次の日、朝日を浴びながらあわただしく出立の準備をする。
馬に干し草と水を与えた後、馬車につなぎ、一列に隊列を組んだところで全員が森の出入り口に集まる。
ロサードさんが酒の入ったツボを持ち、何かをブツブツ言いながら酒を振り撒いている。何かの神聖な儀式なんだろうか?
「森の精霊たちにお神酒を捧げてこれから通り抜ける許しを願ってるにゃ」
眠たそうな顔をしたブエナさんが解説してくれる。
精霊か……やはり神とか精霊への信仰はあるらしい。
「誰だ! お神酒を盗み飲みしたの? 半分しか入ってないぞ」
「こりゃ縁起悪いわ。精霊さんがへそを曲げなけりゃいいけど」
「精霊ってへそがあったのか」
笑いが起こる中、神聖な儀式は終わる。
やっぱり昨夜酒を飲んでた奴がいたんだ。まあ、縁起もんの儀式みたいなもんだろうけど、なんかフラグが立ちそうで嫌な予感がする。
隊列を組み、いよいよ森の中へ分け入って行く隊商。
この大森林を抜けるのに、途中野営をして二日かかるらしい。
湿った冷たい空気が清々しい。森林浴だなこれは。ひょっとしてこれがマナ?
鬱蒼としたジャングルのような森の中を、馬車が二台ほど並列で走れるくらいの道が切り開かれている。道無き道を突き進むんじゃない。木々の間から朝の光も差し込んできている。
しかしこの道も、定期的にメンテナンスしないとあっという間に森に飲まれるんだそうな。
鉱山開発した人たちは道無き道を進んで行ったんだろうな。何度も挫折しながら遂には鉱脈を見つけ鉱山都市に発展していったんだろう。
さてこれからが本番。俺たちは鉱山都市へ無事たどり着くことができるのだろうか。
お神酒をケチったしなあ。
丸太を移動させて思い思いに座り、塩を振りかけただけの高級食材、熊の串焼きがみんなにふるまわれる。フォレストドッグの肉は臭くて食えないんだそうな。
「久しぶりに食う熊肉はたまらんなあ。これでエールがあれば言うことないのに」
「でも惜しいことしたなあ、熊の皮。誰だ調子乗って切り刻んだやつ。無傷なら百ゴルドにはなったのに」
「贅沢言いなさんな。死人が出なかっただけでも儲けもんなんだから」
ロサードさんたちが冒険者と盛り上がっている。
冒険者が二十人くらい、御者の従業員が十人くらい。怪我人はいたけれど全員命に別条はないらしい。だからこうして和気藹々と宴会ができるんだろう。
しかし……
俺は肉汁の滴り落ちる熊肉をじっと見る。
「どうしたトーマ、食べないのかにゃ?」
考え込んでる俺が心配なのか、持っている肉が心配なのか、隣ではぐはぐ熊肉をほうばるブエナさんが話しかけてきた。
「あのう、魔獣化ってどういうことなんでしょう」
「元々森に分布しているのは普通の動物や爬虫類や昆虫にゃ。それがマナを吸収して魔物となるにゃ。その魔物はさらにマナを吸収すると進化して魔獣化するにゃ。アドラーブル大森林の西側はマナが濃いにゃ」
「そんな魔獣化した肉を食べても大丈夫なんですか」
「いやならうちが食べてやるにゃ」
そう言って俺の串肉に手を出すブエナさん。慌てて俺は熊肉にかぶりつく。硬いけど肉汁が滴り落ちてうまい。
「ハハ、魔獣は死んだらただの肉。死んだ魔獣はマナが拡散して火を通せば普通に食えるのよ。皮も牙も爪も、たまに魔石も手に入るしな」
エルフなのにやっぱり熊肉にかぶりついてるディーさん。
『マナ』か。
確か、自称元宮廷魔術師のフラムさんが「お前の体内には魔導の根幹たるマナが駆け巡っておる」とか言ってたなあ、あのマナか。
「このまま、森の中を進んで大丈夫なんですか?」
「?」
「動物が魔獣化するくらいマナが濃いなら人間も影響を受けないんですか。人間も魔獣化とかするんですか?」
「人間が魔獣化って……お前よっぽど田舎もんなのねえ、常識がないくらいに」
「トーマは田舎から一旗上げに出てきたから仕方がないにゃ」
そういやそんな設定だった。
「人族の体はもともとマナが溜まりにくいにゃ。だから溜まりにくいマナを貯められる魔法使いが重宝がられるにゃ。魔獣化するほどマナが貯まれば、それはもう大賢者か大魔導士だにゃ」
「まあほとんどは基礎魔法で放出しているからねえ。むしろ世間の魔法使いは少しでも多くのマナを貯めるのに苦労しているのよ。魔法を使い渋って死んじゃった魔法使いもいたりするのよねえ」
「そうにゃ。マナを貯めるのには、いっぱい食べていっぱい寝るにゃ」
ああ、それで……
「だからみんなマナの豊富な森の中に入るのは大歓迎なのよ。お前もそうだろ?」
「俺?」
さも当然のように何を言っている。
「お前が何で火竜やボブゴブリンやオーガと戦えたのかやっとわかったのよねえ。身体強化だったんだな」
「うん、ロサードと同じにゃ」
「あいつは反則だよねえ。普段魔法はまったく使わず、俺たちにさんざ使わせといて、いざとなったら身体強化に全てをつぎ込んで戦う。その分無敵だけどねえ」
「あのフォレストベアを倒したのって身体強化だったんですか」
「はあ? 何を今更。お前とご同業でしょうが」
ひょっとして……時々相手がスローに見えてたのは、こっちが加速してたのか。
まともに考えたら、盗賊や魔物にボッチ大学生の俺が適うわけがないんだ。入門書読んだり小説読んだりしただけで通用するはずがないんだ。
ひょっとして異世界転移特典? なんちゃって鑑定とか、異世界言語とか。そもそも火竜は置いといて、ゴブリンやオーガ、そして今回のフォレストドッグを倒しても精神的打撃が少ない。俺ってこんなに根性あった?
それにしても身体強化か……俺、どうやって使ったんだろ?
「でもさあ、身体強化は一人前だけど、剣の腕はからっきしだねえ。このままじゃすぐ死ぬよん。危ないと思ったらすぐ逃げろよ」
「そうにゃ、逃げ足だけは早いにゃ」
アドバイスを受けているのか、馬鹿にされているのか、酒の肴じゃなくて熊肉の肴にされながら宴会は夜更けまで盛り上がっていく。きっと誰かがお酒を持ち込んでるに違いない。
マナってなんなんだろう。
マナはこの世界に漂っている……らしい。
人はマナを体内に取り込みそれを魔法に変換して放出する。どうやって?
俺は魔法なんか使えない。でも身体強化魔法は使えるらしい。どうやって?
体内に溜まったマナをどうにかするんだろうか?
あれか?
『気功』とか『チャクラ』とかいうやつか。
体内のマナを認識する。そして体内を循環させる。それを片手のひらに持ってきて……とかいうやつか?
漫画で読んだことがある。
ディーさんやブエナさんに聞けばいいことなんだろうけど……そんなもん常識だろが、なんでそんな常識も知らないんだ、お前どこから来たんだ……とかなるのが怖い。
滝に打たれながら座禅を組んで瞑想したら習得できるんだろうか。
まだまだ盛り上がってる宴会場を抜けて馬車に帰る。
刀の手入れをしたい。とりあえず端切れでぬぐいをかけたけど、砥石ってないんだろうか。
円形に並べられた馬車に着くと幌の張った馬車に近づく。
あ、これは違う。円形に並べているのでどこが最後尾かわからない。
ゴトッ……
ん? 馬車から気配がする。
「誰かいますか?」
まさかフォレストドッグの生き残り?な訳はない。
「お、坊やじゃないか」
「あ、えーと? 魔導士さん?」
「グラントじゃ」
そうだグラントさんだ。俺は人の名前を覚えるのが苦手だ。
「何してるんですかこんなところで。宴会は参加しないんですか?」
「おうおう、疲れたので寝ようと思っての。馬車を間違えたんじゃ。丸く並べられると、どこが最後尾だったかわからんようになっての。幌の張った馬車を探してたんじゃ。歳はとりたくないもんじゃのう」
俺と同じか。
そいうや戦場で見なかったな……どこで戦ってたんだろう。精霊魔法って見てみたかったのに。
あ、女魔導士……ルナステラさんは? いた。
「あの、どうかしたんですか」
ルナステラさんはクラウド爺さんの後ろに隠れて……泣いていた。
「いやあ戦いが激しかったからの。まだ若いのでちょっとショックを受けただけじゃ。ささ、わしらは先に寝させてもらうぞ」
「はあ……おやすみなさい」
そそくさと二人は最後尾の馬車へ帰っていく。
二人の姿を見送って…… 俺も同じ馬車なんだけど……
護衛初日の夜はまだまだ終わらない。
襲ってきた山犬を倒し、熊を美味しくいただいた俺たちは、次の日、朝日を浴びながらあわただしく出立の準備をする。
馬に干し草と水を与えた後、馬車につなぎ、一列に隊列を組んだところで全員が森の出入り口に集まる。
ロサードさんが酒の入ったツボを持ち、何かをブツブツ言いながら酒を振り撒いている。何かの神聖な儀式なんだろうか?
「森の精霊たちにお神酒を捧げてこれから通り抜ける許しを願ってるにゃ」
眠たそうな顔をしたブエナさんが解説してくれる。
精霊か……やはり神とか精霊への信仰はあるらしい。
「誰だ! お神酒を盗み飲みしたの? 半分しか入ってないぞ」
「こりゃ縁起悪いわ。精霊さんがへそを曲げなけりゃいいけど」
「精霊ってへそがあったのか」
笑いが起こる中、神聖な儀式は終わる。
やっぱり昨夜酒を飲んでた奴がいたんだ。まあ、縁起もんの儀式みたいなもんだろうけど、なんかフラグが立ちそうで嫌な予感がする。
隊列を組み、いよいよ森の中へ分け入って行く隊商。
この大森林を抜けるのに、途中野営をして二日かかるらしい。
湿った冷たい空気が清々しい。森林浴だなこれは。ひょっとしてこれがマナ?
鬱蒼としたジャングルのような森の中を、馬車が二台ほど並列で走れるくらいの道が切り開かれている。道無き道を突き進むんじゃない。木々の間から朝の光も差し込んできている。
しかしこの道も、定期的にメンテナンスしないとあっという間に森に飲まれるんだそうな。
鉱山開発した人たちは道無き道を進んで行ったんだろうな。何度も挫折しながら遂には鉱脈を見つけ鉱山都市に発展していったんだろう。
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