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3章 ペンチャーワゴン〜Paint Your Wagon〜
29話 裏切りの代償
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アドラーブル大森林を鉱山都市に向かって進む隊商。
カカカカカ、キーキーと、鳥なのか魔物なのか、甲高い鳴き声が森に響き渡っている。
俺は定番の最後尾の馬車で、声が聞こえるたびにビクッとして、幌を開けたままにした馬車の後ろを警戒している。
「心配ないにゃ。あれは警戒音にゃ。群れに危険な奴がいるから気をつけろと言ってるにゃ」
「危険な奴って俺たち?」
「そうにゃ。だから襲ってくる心配はないにゃ」
相変わらず干し草にもたれ掛かり、なにかをモグモグ食べながら話してくれるブエナさん。そういいながら、灰色の両耳がピクピク動いてる。
「本当に危険なのは、気配を殺して隙を狙っておるからのう」
じいさん魔導士は、ウンチクをたれながら杖を磨き、馬車の後ろを一緒に警戒している。
朝から女魔導士のルナステラさんの元気がない。昨日の戦いがショックだったんだろうか? でも、ランクはDと言っていた。Dといえばいろんな修羅場をくぐり抜けてきたはずなのに……。
干し草にもたれながらローブを目深に被り膝を抱えて目を閉じている。なんて言葉をかけていいかわからない。
道沿いの、やや広く切り開かれた広場。
馬車を止め休息をする。俺は干し草を数束持って馬の前に置いていく。いつの間にか馬の世話係になっている。
居心地の悪い馬車の中から出てようやく一息ついた。でも俺の乗っている馬車に積んだ干し草も水も大分少なくなっている。簡易宿泊所で予定していた水分補給ができなかったので、節約しなければならない……とは思ったが、まだそういう指示は出ていない。水樽はどんどんカラ樽になっていくんだけど。
もう一台、幌のついた馬車があるのでそっちにも同じものが積んであるのだろうか。
見張りを交代でしながら、簡単な食事をとりしばしの休息。
ここまでは襲ってくる魔物もいなかった。まだお神酒が効いているらしい。
二、三時間ごとに休息。休息中は斧を持った冒険者がせり出してきている木や枝を刈り、蔓を切り落とし、休憩所のメンテナンスをしている。
俺も雑草を抜いて馬にやる。ちょっとは節約しなくちゃね。
俺の足音が近づくと道産子の耳がヒクヒクするのがなんか可愛い。
昼は過ぎたくらいなのに薄暗い森の中を俺たちは進む。陽の光が入りにくいほど森は生い茂っているのだろうか。だんだんと馬車のスピードは遅くなっていく。
すでに道は平坦ではなく上り坂、右側の森は競り上がり、左の森はなだらかに下降している。
大きな丘陵を回り込んで道は続いているらしい。
この森林を抜けると完全な山道になり、御者以外は全員降りて歩くんだそうな。
やがて少し大きめの広場にたどり着く。
どうやら魔物にも襲われず、アクシデントもなく、野営地についたらしい。
いつの間にか陽も落ちかけているのだろう。暗闇が来る前に野営の準備をあわただしくしていく。
スペースがあまりないので馬車は駐車場に止めるように並列に止める。馬はまとめてロープで作った囲いに入れてある。
二箇所に焚き火を作り夕食の準備をしてようやく一段落。
定番の黒パンと残り物の熊肉と燻製肉を大鍋で炒めたもの。
スープがないということはやっぱり水を節約しだしたのかな。
一段落して。
さて、雉でも撃ってきましょうかね。早い話トイレです。
「ちょっと行ってきます」
と言って山側の森を指差すと、俺も行こうとロサードさんが付いてきた。
連れション?
「気をつけるにゃ、さっきから静かすぎるにゃ」
「わかってる」
食器とスプーンを持って、焚き火にかかってる鍋の前に陣取ったブエナさんが気になることを言っている。
そういえば、ここに着いてからギャーギャーとか、カカカカとかいう生き物の鳴き声が聞こえなくなっている。
二人で物音一つしない薄暗い森の中へはいっていく。カンテラとか持ってきた方が良かったんろうか。
「わかるかトーマ」
「な、なんのことでしょう?」
「血の匂いだ」
そう言いながらロサードさんは剣を抜く。俺も慌てて剣を……抜けないので、鬼切丸の革紐を解いて巻いている布を取り腰に巻く。
シンとする空気の中、鉄を舐めた時のような感覚がする。これが血の匂いか。
「見ろ」
言われて目をこらすとそこは……スプラッタだわ。
木々の間に死体が武器とともに倒れている。盗賊? いや冒険者か?
かろうじて人間とわかる姿はしているが、血まみれで体のパーツがいろいろ散乱している。
「な、なんなんですかこれ」
慌てて鬼切丸を構え周りを見る。暗くて見えないけど。
「フォレストエイプかガイアエイプに襲われたんだろう。あいつら群れで木の上から来るからなあ」
「魔獣ですか」
「そうだ、群れで移動する厄介なやつ。あいつら遊びで人間を襲うからなあ」
「遊びでこれですか、誰なんですかこの人たち」
遊びでご臨終になった死体を見る。
「全く使いもんにならん伏兵じゃよ」
後ろから答えが返ってきたので振り向くと、じいさん魔導士のグラントさんと、朝から機嫌の悪かったルナステラさんがいた。
「ほう、伏兵ねえ。ここで最後の襲撃の予定だったか。……バカだろ」
ロサードさんは、剣を肩に担いで呆れたようにグラントさんと対峙する。
「じゃろ、そう思うじゃろ。第一陣は魔獣で襲いかかりできるだけ戦力を削る。なあに、イソシギが率いる護衛団を全滅できるとはハナから思っとりはせん。思っとりはせんが、まさかフォレストベアを一瞬で倒すとはのう」
「それはどーも」
「わしは反対したんじゃ。戦力を分散するのは愚の骨頂。第一陣ですべての戦力で波状攻撃をかけろとな。じゃがバカな指揮官が気の緩んだ山中で夜襲をかけると。先回りして待ち伏せをするとな」
「この大森林をなんだと思ってるんだ。その指揮官もこの中にいるのか?」
「残念ながら王都行きの仕切りをおっかぶされてのう。だれかさんの口車で」
あ、全身鎧のあいつかな。
「ま、そのおかげで命拾いをしたがのう。若いもんは大森林の怖さを知らん。案の定、わしらが来る前に森の魔獣たちに全滅させられとる」
なんか高尚な駆け引きの会話が続いているのはわかるんだけどね、俺が発言しない方がいいのはわかっているんだけどね。さっきからひさしぶりに首の後ろの産毛がチリチリとしだしたんだけど……
「あの、ひょっとしてこの人たちは敵なんですか? 昨日襲われたのってこの人たちのせいなんですか?」
「ちゃんと騙せたみたいだぜ。なあ魔物使いのネーチャンよ」
ロサードさんがそういいながらルナステラさんの方を見る。ルナステラさんは杖を握りしめ、俺たちを睨みつける。え? 俺も?
「許さない……」
ガルルルルゥ……
後ろから黒い影が足音も立てずに登場する。フォレストドッグ……じゃなくてもっとでかい。灰色の体で狼みたいなやつがルナステラさんの横で待機する。
『フォレストウルフ……召喚されし……もの』
聞こえた! なんちゃって鑑定の声だ。召喚って……
「ルナステラさんが魔物使いって、あのフォレストドッグやフォレストベアってルナステラさんの差し金ってこと?」
「で、何が望みなんだ。昨夜はコソコソ動いてたが。俺たちの全滅か?」
「フォッフォッフォ。わかっとるくせに。お前たちが後生大事に運んでいるものじゃよ」
「干し草とか……」
ちょっとギャグを入れてみるが無視される。
「ある程度目処がついたので、戦闘のどさくさで盗んで消えようと思ったんじゃがのう」
「許さない。あんたたちは私の可愛い獣たちを殺した。戦いだから何割かは殺されるのは仕方がない。でも全滅させるなんて……」
「ほう、じゃあおとなしく殺されろとでも言うのか? 誰に頼まれたかしらねえが、あ、わかるか。お互い仕事として受けたんだから甘いこといってるんじゃねえよ」
杖を俺たちに突きつけ睨みつけるルナステラさん。
「グラント様、命令を」
「よし、やれ」
「これは仕事なんかじゃない。復讐よ。行けザイラ。みんなの仇をとって!」
ザイラと呼ばれた灰色狼が予備動作もなく無音で飛びかかってくる。速い!
カカカカカ、キーキーと、鳥なのか魔物なのか、甲高い鳴き声が森に響き渡っている。
俺は定番の最後尾の馬車で、声が聞こえるたびにビクッとして、幌を開けたままにした馬車の後ろを警戒している。
「心配ないにゃ。あれは警戒音にゃ。群れに危険な奴がいるから気をつけろと言ってるにゃ」
「危険な奴って俺たち?」
「そうにゃ。だから襲ってくる心配はないにゃ」
相変わらず干し草にもたれ掛かり、なにかをモグモグ食べながら話してくれるブエナさん。そういいながら、灰色の両耳がピクピク動いてる。
「本当に危険なのは、気配を殺して隙を狙っておるからのう」
じいさん魔導士は、ウンチクをたれながら杖を磨き、馬車の後ろを一緒に警戒している。
朝から女魔導士のルナステラさんの元気がない。昨日の戦いがショックだったんだろうか? でも、ランクはDと言っていた。Dといえばいろんな修羅場をくぐり抜けてきたはずなのに……。
干し草にもたれながらローブを目深に被り膝を抱えて目を閉じている。なんて言葉をかけていいかわからない。
道沿いの、やや広く切り開かれた広場。
馬車を止め休息をする。俺は干し草を数束持って馬の前に置いていく。いつの間にか馬の世話係になっている。
居心地の悪い馬車の中から出てようやく一息ついた。でも俺の乗っている馬車に積んだ干し草も水も大分少なくなっている。簡易宿泊所で予定していた水分補給ができなかったので、節約しなければならない……とは思ったが、まだそういう指示は出ていない。水樽はどんどんカラ樽になっていくんだけど。
もう一台、幌のついた馬車があるのでそっちにも同じものが積んであるのだろうか。
見張りを交代でしながら、簡単な食事をとりしばしの休息。
ここまでは襲ってくる魔物もいなかった。まだお神酒が効いているらしい。
二、三時間ごとに休息。休息中は斧を持った冒険者がせり出してきている木や枝を刈り、蔓を切り落とし、休憩所のメンテナンスをしている。
俺も雑草を抜いて馬にやる。ちょっとは節約しなくちゃね。
俺の足音が近づくと道産子の耳がヒクヒクするのがなんか可愛い。
昼は過ぎたくらいなのに薄暗い森の中を俺たちは進む。陽の光が入りにくいほど森は生い茂っているのだろうか。だんだんと馬車のスピードは遅くなっていく。
すでに道は平坦ではなく上り坂、右側の森は競り上がり、左の森はなだらかに下降している。
大きな丘陵を回り込んで道は続いているらしい。
この森林を抜けると完全な山道になり、御者以外は全員降りて歩くんだそうな。
やがて少し大きめの広場にたどり着く。
どうやら魔物にも襲われず、アクシデントもなく、野営地についたらしい。
いつの間にか陽も落ちかけているのだろう。暗闇が来る前に野営の準備をあわただしくしていく。
スペースがあまりないので馬車は駐車場に止めるように並列に止める。馬はまとめてロープで作った囲いに入れてある。
二箇所に焚き火を作り夕食の準備をしてようやく一段落。
定番の黒パンと残り物の熊肉と燻製肉を大鍋で炒めたもの。
スープがないということはやっぱり水を節約しだしたのかな。
一段落して。
さて、雉でも撃ってきましょうかね。早い話トイレです。
「ちょっと行ってきます」
と言って山側の森を指差すと、俺も行こうとロサードさんが付いてきた。
連れション?
「気をつけるにゃ、さっきから静かすぎるにゃ」
「わかってる」
食器とスプーンを持って、焚き火にかかってる鍋の前に陣取ったブエナさんが気になることを言っている。
そういえば、ここに着いてからギャーギャーとか、カカカカとかいう生き物の鳴き声が聞こえなくなっている。
二人で物音一つしない薄暗い森の中へはいっていく。カンテラとか持ってきた方が良かったんろうか。
「わかるかトーマ」
「な、なんのことでしょう?」
「血の匂いだ」
そう言いながらロサードさんは剣を抜く。俺も慌てて剣を……抜けないので、鬼切丸の革紐を解いて巻いている布を取り腰に巻く。
シンとする空気の中、鉄を舐めた時のような感覚がする。これが血の匂いか。
「見ろ」
言われて目をこらすとそこは……スプラッタだわ。
木々の間に死体が武器とともに倒れている。盗賊? いや冒険者か?
かろうじて人間とわかる姿はしているが、血まみれで体のパーツがいろいろ散乱している。
「な、なんなんですかこれ」
慌てて鬼切丸を構え周りを見る。暗くて見えないけど。
「フォレストエイプかガイアエイプに襲われたんだろう。あいつら群れで木の上から来るからなあ」
「魔獣ですか」
「そうだ、群れで移動する厄介なやつ。あいつら遊びで人間を襲うからなあ」
「遊びでこれですか、誰なんですかこの人たち」
遊びでご臨終になった死体を見る。
「全く使いもんにならん伏兵じゃよ」
後ろから答えが返ってきたので振り向くと、じいさん魔導士のグラントさんと、朝から機嫌の悪かったルナステラさんがいた。
「ほう、伏兵ねえ。ここで最後の襲撃の予定だったか。……バカだろ」
ロサードさんは、剣を肩に担いで呆れたようにグラントさんと対峙する。
「じゃろ、そう思うじゃろ。第一陣は魔獣で襲いかかりできるだけ戦力を削る。なあに、イソシギが率いる護衛団を全滅できるとはハナから思っとりはせん。思っとりはせんが、まさかフォレストベアを一瞬で倒すとはのう」
「それはどーも」
「わしは反対したんじゃ。戦力を分散するのは愚の骨頂。第一陣ですべての戦力で波状攻撃をかけろとな。じゃがバカな指揮官が気の緩んだ山中で夜襲をかけると。先回りして待ち伏せをするとな」
「この大森林をなんだと思ってるんだ。その指揮官もこの中にいるのか?」
「残念ながら王都行きの仕切りをおっかぶされてのう。だれかさんの口車で」
あ、全身鎧のあいつかな。
「ま、そのおかげで命拾いをしたがのう。若いもんは大森林の怖さを知らん。案の定、わしらが来る前に森の魔獣たちに全滅させられとる」
なんか高尚な駆け引きの会話が続いているのはわかるんだけどね、俺が発言しない方がいいのはわかっているんだけどね。さっきからひさしぶりに首の後ろの産毛がチリチリとしだしたんだけど……
「あの、ひょっとしてこの人たちは敵なんですか? 昨日襲われたのってこの人たちのせいなんですか?」
「ちゃんと騙せたみたいだぜ。なあ魔物使いのネーチャンよ」
ロサードさんがそういいながらルナステラさんの方を見る。ルナステラさんは杖を握りしめ、俺たちを睨みつける。え? 俺も?
「許さない……」
ガルルルルゥ……
後ろから黒い影が足音も立てずに登場する。フォレストドッグ……じゃなくてもっとでかい。灰色の体で狼みたいなやつがルナステラさんの横で待機する。
『フォレストウルフ……召喚されし……もの』
聞こえた! なんちゃって鑑定の声だ。召喚って……
「ルナステラさんが魔物使いって、あのフォレストドッグやフォレストベアってルナステラさんの差し金ってこと?」
「で、何が望みなんだ。昨夜はコソコソ動いてたが。俺たちの全滅か?」
「フォッフォッフォ。わかっとるくせに。お前たちが後生大事に運んでいるものじゃよ」
「干し草とか……」
ちょっとギャグを入れてみるが無視される。
「ある程度目処がついたので、戦闘のどさくさで盗んで消えようと思ったんじゃがのう」
「許さない。あんたたちは私の可愛い獣たちを殺した。戦いだから何割かは殺されるのは仕方がない。でも全滅させるなんて……」
「ほう、じゃあおとなしく殺されろとでも言うのか? 誰に頼まれたかしらねえが、あ、わかるか。お互い仕事として受けたんだから甘いこといってるんじゃねえよ」
杖を俺たちに突きつけ睨みつけるルナステラさん。
「グラント様、命令を」
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