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3章 ペンチャーワゴン〜Paint Your Wagon〜
31話 闇の精霊女王?
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精霊獣サラマンダーは、制御がなくなり暴走しだした。
魔法陣が消えたら精霊獣も消えると思ったのに。
まさに火に油。
もう無理! とにかく逃げる! ブエナさんを抱えたロサードさんと必死で逃げた。こういう時なんで敵と同じ方向に逃げるのかなと、そんなことを考える暇はない。みんなが待ち構える広場に転げ着いた。
「戦闘準備……あ、コラ無理だ」
広場に待機した冒険者たちに号令を発しながら振り向いたロサードさん。
バキバキバキっと木々をへし折りながら、サラマンダーが暴走してくる。
冒険者たちは逃げるので精一杯。広場は阿鼻叫喚とかす。
停車している馬車を数台巻き込んで、そのまま森の中へ滑り込んでいくサラマンダー。馬車と倒れた木々と、ついでに俺を一緒に巻き込んで、森の中の丘陵をひと塊りになって滑り落ちていった。
「痛て……」
朦朧とした意識が痛みによって覚醒していく。
気がついて周りを見渡すとそこは小さな広場。そして小さな湖。その湖上にはたくさんの蛍のような光が乱舞している。
周りを見ると巻き込まれた馬車が数台散らかっている。広場を囲む樹々にまとい付くように黒い霧のようなものが漂っている。
本当なら幻想的な風景なんだろう。
俺はこの広場まで、馬車や折れた木やサラマンダーと一緒に滑り落ちて止まったらしい。
サラマンダーは……まだ居た。
契約者や魔法陣が消えたんだからお前も消えろよ。
ガルル……
サラマンダーが唸りながらその四肢で体を持ち上げる。赤く発光していた体の色はやや霞んで赤紫の色に変化している。そしてゆっくりと俺に向かって牙をむく。
なんでだよ! なんで俺を目の敵にするんだよ! あんたが契約した魔導士はもういないんだから!
俺は立ち上がろうとするが、あっちこっちが痛くてまともに動けない。まあ、あれだけの衝撃に巻き込まれて吹き飛ばされたんだから、この程度で済んでるのが幸運なのか。
身体強化魔法……らしきものが良い仕事をしたらしい。
ええい、動かなきゃ、このままじゃ火だるま……こうなったら鬼切丸にマナを流し込んで火炎を叩っ斬る……あら? 鬼切丸がない。
どこかに落としたんだろうか。
わあどうしよう!
グオアアアウ……ンン
サラマンダーが泣いている。吠えるというよりなんか悲しそうな感じがする。でも炎を撒き散らしながら苦しそうにこっちに向かってくる。
全身が痛い。体が動かない!
その時、漂っていた黒い霧が意志を持ったように動き出し、俺の前まで流れてくる。そして分裂し、黒い塊になって一つ二つ三つと俺の前に降りてきた。その三つの塊は具象化し……
ンナーンナー! ミャーミャー! ムニャー!
……猫になった。
こいつら……三馬鹿トリオ! え? なんでお前らが……
アドラーブルの森で剣の練習をしていた時、でかいイノシシに追われてた猫じゃなくて黒豹の子供だった。
俺の前に陣取ると毛を逆立て尻尾をブラシのように膨らませ、シャーとサラマンダーを威嚇する。
お前ら……俺を守ってくれるのか?
ただの猫じゃないのはわかってる。でもなんで俺を……
グアッ!
サラマンダーが苦し紛れの炎をばらまく。
ンナー! ミャー! ムニャー!
俺を守るように具象化してサラマンダーに立ち向かった黒豹の子供……いや三匹の猫……いや三馬鹿トリオは炎が飛んできたらいきなり一匹は俺の頭の上に、一匹は腕に、最後の一匹は股間に飛び込んできた。
ンナーンナー! ミャーミャー! ムニャーンニャー!
前足でサラマンダーを指差しながらあいつ酷いんだよーというように三匹が俺に訴えてくる。
何しに来たんだお前ら……俺の感動を返せ!
カッ!
その時目の前が真っ白になる。真っ白と真っ白が点滅し黄色い稲妻が走り、同時にグアラガラガラ! と音響と振動が轟きわたる。
目の前に雷が落ちた時のように光と音と振動が同時に襲ってきた。
いやサラマンダーに雷が落ちたんだ。
オオーン オオーン と悲しい声がする。
ハレーションを起こした目がようやく慣れた時、サラマンダーがユワリユワリと揺れながら体の原型が崩れていく。赤い光の粒子がサラマンダーの体から溢れ、風に流され、地面の一点に収束していく。
やがて、そこには小さな石の塊が残され、かろうじて光っていた赤い粒子も石に飲み込まれるように消えていった。
静寂が辺りを支配……することはなく、三馬鹿トリオが騒いでいる。
目をこらすと収まった赤い粒子の向こうに黒い影が。
いや影ではなく漆黒の豹。
あ、こいつ三馬鹿トリオの保護者だ。たぶん。
あの落雷はこいつが……
どうなってるんだよ。ここにきてファンタジー仕事しすぎだろ。
黒豹はゆっくりと近づいてきてサラマンダーの成れの果ての石をじっと見る。やがて体がぼやけていき、黒い粒子となって流れるように再び具象化していく。
そこにいたのは黒い髪をなびかせた、褐色の肌に黒いドレスを着た女性の姿だった。
「これだから人族というやつは……」
黒衣の女は漆黒の瞳で俺を睨みつける。
「お前がこの精霊を奴隷化した人族か。従え使役し挙げ句の果てに暴走させ崩壊して石化させる。酷い仕打ちよ。マナを吸収し再び生まれ変わるまでどれほどの眠りが必要か」
「え? 奴隷化って……? あ、違います違います。どっちかというと襲われてえらいあって……」
「そんな言い訳が通ると思って……え?」
腰まであるウエーブのかかった黒髪を風になびかせて、怒りに震えながら詰め寄ってきたおねーさんは、俺の状態を見て絶句した。
そりゃそうだろう。俺は必死で言い訳しつつも胡座をかいて座ったまま。なぜなら頭の上には前足で頭皮をモミモミマッサージしている三馬鹿トリオその一。右手に抱っこされて首筋をチューチュー吸っているその二。そして膝の上には丸まって気持ちよく寝ているその三。
緊張感も何にもありゃしない。
「お前たち何をして……ん? まさか」
黒衣のおねーさんは首筋をチューチュー吸っている『その二』を掴み上げる。ふにゃ~としてるその二。
おねーさんはいきなりそのお腹に顔を押し付け深呼吸をした。
あれって猫吸い?
「な、なんじゃこれは! こ、この澄み渡るような透明でいて芳醇でまったりとしたやわらかさ、それでいて体の隅々にまで広がる濃厚でスッキリとした清涼感……このマナは一体……」
恍惚として猫吸いをしていたおねーさんがカッツと目を見開き、
「おまえかあ!」
食レポみたいなことを言ってた黒衣のおねーさんがいきなり俺を睨みつける。
「少し前に我が眷属が味わったことのないマナの残滓を残していた。どこで手に入れたかと不思議に思っておったが……こやつのマナか。これほどのマナを体内に持つ人族がいるとは……」
またマナか。
なんか黒衣のおねーさんがひとりで語り考え込んでいる。
ニヤリと笑う。
「よし決めた お前を我が眷属としてやろう」
「はい?」
「この闇の精霊女王が命ずる。 そなたのマナを我に捧げよ。未来永劫我が奴隷となれ!」
黒衣のおねーさんは両目を見開き俺を睨みつける。
あかん、引き込まれる。ダメだあの目を見ちゃダメだ。
「ど、奴隷って……いやだよそんなの。」
「問答無用!」
黒衣のおねーさんが俺に両手を伸ばす。
うわあああっ。
その時、俺の前にバシッとひかりの壁が立ちふさがり、黒衣のおねーさんは弾かれたように無様にひっくり返る。
「は?」
ひかりの壁はゆわりと形を変え人の形を取り始める。
やがてそこには小学生くらいの女の子が裸足で立っていた。
白色の長い髪、白い貫頭衣というかギリシャ風のワンピース。淡く光って立っているというかふわりと浮いている。
「なに奴!」
黒衣のおねーさんはその人型を誰何する。
でも尻餅をついて三馬鹿その二を抱きしめたままでは威厳も何にもあったもんじゃない。
『我が名はガネーシャ……叡智の精霊』
「叡智の……精霊だと? 」
そして淡く光る少女は馴染みある声でいった。
『眠たい……』
ほんとにファンタジーさん仕事しすぎです。
魔法陣が消えたら精霊獣も消えると思ったのに。
まさに火に油。
もう無理! とにかく逃げる! ブエナさんを抱えたロサードさんと必死で逃げた。こういう時なんで敵と同じ方向に逃げるのかなと、そんなことを考える暇はない。みんなが待ち構える広場に転げ着いた。
「戦闘準備……あ、コラ無理だ」
広場に待機した冒険者たちに号令を発しながら振り向いたロサードさん。
バキバキバキっと木々をへし折りながら、サラマンダーが暴走してくる。
冒険者たちは逃げるので精一杯。広場は阿鼻叫喚とかす。
停車している馬車を数台巻き込んで、そのまま森の中へ滑り込んでいくサラマンダー。馬車と倒れた木々と、ついでに俺を一緒に巻き込んで、森の中の丘陵をひと塊りになって滑り落ちていった。
「痛て……」
朦朧とした意識が痛みによって覚醒していく。
気がついて周りを見渡すとそこは小さな広場。そして小さな湖。その湖上にはたくさんの蛍のような光が乱舞している。
周りを見ると巻き込まれた馬車が数台散らかっている。広場を囲む樹々にまとい付くように黒い霧のようなものが漂っている。
本当なら幻想的な風景なんだろう。
俺はこの広場まで、馬車や折れた木やサラマンダーと一緒に滑り落ちて止まったらしい。
サラマンダーは……まだ居た。
契約者や魔法陣が消えたんだからお前も消えろよ。
ガルル……
サラマンダーが唸りながらその四肢で体を持ち上げる。赤く発光していた体の色はやや霞んで赤紫の色に変化している。そしてゆっくりと俺に向かって牙をむく。
なんでだよ! なんで俺を目の敵にするんだよ! あんたが契約した魔導士はもういないんだから!
俺は立ち上がろうとするが、あっちこっちが痛くてまともに動けない。まあ、あれだけの衝撃に巻き込まれて吹き飛ばされたんだから、この程度で済んでるのが幸運なのか。
身体強化魔法……らしきものが良い仕事をしたらしい。
ええい、動かなきゃ、このままじゃ火だるま……こうなったら鬼切丸にマナを流し込んで火炎を叩っ斬る……あら? 鬼切丸がない。
どこかに落としたんだろうか。
わあどうしよう!
グオアアアウ……ンン
サラマンダーが泣いている。吠えるというよりなんか悲しそうな感じがする。でも炎を撒き散らしながら苦しそうにこっちに向かってくる。
全身が痛い。体が動かない!
その時、漂っていた黒い霧が意志を持ったように動き出し、俺の前まで流れてくる。そして分裂し、黒い塊になって一つ二つ三つと俺の前に降りてきた。その三つの塊は具象化し……
ンナーンナー! ミャーミャー! ムニャー!
……猫になった。
こいつら……三馬鹿トリオ! え? なんでお前らが……
アドラーブルの森で剣の練習をしていた時、でかいイノシシに追われてた猫じゃなくて黒豹の子供だった。
俺の前に陣取ると毛を逆立て尻尾をブラシのように膨らませ、シャーとサラマンダーを威嚇する。
お前ら……俺を守ってくれるのか?
ただの猫じゃないのはわかってる。でもなんで俺を……
グアッ!
サラマンダーが苦し紛れの炎をばらまく。
ンナー! ミャー! ムニャー!
俺を守るように具象化してサラマンダーに立ち向かった黒豹の子供……いや三匹の猫……いや三馬鹿トリオは炎が飛んできたらいきなり一匹は俺の頭の上に、一匹は腕に、最後の一匹は股間に飛び込んできた。
ンナーンナー! ミャーミャー! ムニャーンニャー!
前足でサラマンダーを指差しながらあいつ酷いんだよーというように三匹が俺に訴えてくる。
何しに来たんだお前ら……俺の感動を返せ!
カッ!
その時目の前が真っ白になる。真っ白と真っ白が点滅し黄色い稲妻が走り、同時にグアラガラガラ! と音響と振動が轟きわたる。
目の前に雷が落ちた時のように光と音と振動が同時に襲ってきた。
いやサラマンダーに雷が落ちたんだ。
オオーン オオーン と悲しい声がする。
ハレーションを起こした目がようやく慣れた時、サラマンダーがユワリユワリと揺れながら体の原型が崩れていく。赤い光の粒子がサラマンダーの体から溢れ、風に流され、地面の一点に収束していく。
やがて、そこには小さな石の塊が残され、かろうじて光っていた赤い粒子も石に飲み込まれるように消えていった。
静寂が辺りを支配……することはなく、三馬鹿トリオが騒いでいる。
目をこらすと収まった赤い粒子の向こうに黒い影が。
いや影ではなく漆黒の豹。
あ、こいつ三馬鹿トリオの保護者だ。たぶん。
あの落雷はこいつが……
どうなってるんだよ。ここにきてファンタジー仕事しすぎだろ。
黒豹はゆっくりと近づいてきてサラマンダーの成れの果ての石をじっと見る。やがて体がぼやけていき、黒い粒子となって流れるように再び具象化していく。
そこにいたのは黒い髪をなびかせた、褐色の肌に黒いドレスを着た女性の姿だった。
「これだから人族というやつは……」
黒衣の女は漆黒の瞳で俺を睨みつける。
「お前がこの精霊を奴隷化した人族か。従え使役し挙げ句の果てに暴走させ崩壊して石化させる。酷い仕打ちよ。マナを吸収し再び生まれ変わるまでどれほどの眠りが必要か」
「え? 奴隷化って……? あ、違います違います。どっちかというと襲われてえらいあって……」
「そんな言い訳が通ると思って……え?」
腰まであるウエーブのかかった黒髪を風になびかせて、怒りに震えながら詰め寄ってきたおねーさんは、俺の状態を見て絶句した。
そりゃそうだろう。俺は必死で言い訳しつつも胡座をかいて座ったまま。なぜなら頭の上には前足で頭皮をモミモミマッサージしている三馬鹿トリオその一。右手に抱っこされて首筋をチューチュー吸っているその二。そして膝の上には丸まって気持ちよく寝ているその三。
緊張感も何にもありゃしない。
「お前たち何をして……ん? まさか」
黒衣のおねーさんは首筋をチューチュー吸っている『その二』を掴み上げる。ふにゃ~としてるその二。
おねーさんはいきなりそのお腹に顔を押し付け深呼吸をした。
あれって猫吸い?
「な、なんじゃこれは! こ、この澄み渡るような透明でいて芳醇でまったりとしたやわらかさ、それでいて体の隅々にまで広がる濃厚でスッキリとした清涼感……このマナは一体……」
恍惚として猫吸いをしていたおねーさんがカッツと目を見開き、
「おまえかあ!」
食レポみたいなことを言ってた黒衣のおねーさんがいきなり俺を睨みつける。
「少し前に我が眷属が味わったことのないマナの残滓を残していた。どこで手に入れたかと不思議に思っておったが……こやつのマナか。これほどのマナを体内に持つ人族がいるとは……」
またマナか。
なんか黒衣のおねーさんがひとりで語り考え込んでいる。
ニヤリと笑う。
「よし決めた お前を我が眷属としてやろう」
「はい?」
「この闇の精霊女王が命ずる。 そなたのマナを我に捧げよ。未来永劫我が奴隷となれ!」
黒衣のおねーさんは両目を見開き俺を睨みつける。
あかん、引き込まれる。ダメだあの目を見ちゃダメだ。
「ど、奴隷って……いやだよそんなの。」
「問答無用!」
黒衣のおねーさんが俺に両手を伸ばす。
うわあああっ。
その時、俺の前にバシッとひかりの壁が立ちふさがり、黒衣のおねーさんは弾かれたように無様にひっくり返る。
「は?」
ひかりの壁はゆわりと形を変え人の形を取り始める。
やがてそこには小学生くらいの女の子が裸足で立っていた。
白色の長い髪、白い貫頭衣というかギリシャ風のワンピース。淡く光って立っているというかふわりと浮いている。
「なに奴!」
黒衣のおねーさんはその人型を誰何する。
でも尻餅をついて三馬鹿その二を抱きしめたままでは威厳も何にもあったもんじゃない。
『我が名はガネーシャ……叡智の精霊』
「叡智の……精霊だと? 」
そして淡く光る少女は馴染みある声でいった。
『眠たい……』
ほんとにファンタジーさん仕事しすぎです。
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