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第三章
第30話
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※匂わせ程度ですが、男女の性描写があります。苦手な方はご注意を。
エリザヴェータとの会話が平行線のまま、今日の茶会も終わってしまった。
「いやぁ、話は聞いていましたが、なかなか強烈な姫君ですねえ」
ジョシュアが明るく言うが、サファルティアの表情は暗い。
「すみません、僕がもう少しうまく立ち回れれば良かったのですが……」
「サファルティア殿下のせいではありませんよ」
ソラリスがそっとサファルティアの背中をさする。
「ええ。ですが、殿下のこと以外であれば皇女としては優秀な方です。それが少し厄介ですね」
ジョシュアもソラリスに同意しながら、少し難しい顔をする。
「しかし、エリザヴェータ姫の言う、“真実の愛”とは、いったい何なのでしょう……?」
ソラリスがふと思い出したように首を傾げる。
「さて、それは私にもわかりません。殿下は警戒したほうが良いのは確かです」
「はい。気を付けます」
その日の晩のことだった。
サファルティアは夕食の後から身体に異変を感じていた。
(身体が、熱い……。それに、頭もぼんやりしてくる……)
この身体の火照りは覚えがある。
二年ほど前、当時宰相をしていたアリアロス・マーシャルがシャーロットを陥れる罠を張った際、逆に彼を罠に嵌めるためにサファルティアが扮する“ティルスディア”を囮とした捕り物があった。
その時に、サファルティアは媚薬を飲まされた。シャーロットに救出された後、彼の助けを借りて火照りを治めた。
しかし、今はシャーロットはいない。
頼れる人がいない状況が、こんなに心細いのは初めてかもしれない。
サファルティアはひとりで何度か処理を試みたが、一向に治まる気配がない。
それどころかだんだんひどくなっている気がする。
それでも、王子として他国で失態を犯すわけにはいかない。
サファルティアは隣の部屋で休んでいるジョシュアに手紙を渡し、疼く身体を持て余しながらベッドに潜り込む。
無理やりにでも寝てしまえば、多少はマシになるだろうか。
うまくまとまらない思考のまま、小さく零す。
「しゃーりー……」
最愛の人の名前を呟いて、目を閉じる。
――サフィ。
甘やかな声が、サファルティアの名前を呼ぶ。
夢なのだろうか、頭を撫でられる感触もして、少し気持ちが落ち着く。
火照りは治まらないが、眠気はやってきてくれたのか、うつらうつらとしていると、微かに人の気配がした。
おかしい。
鍵はかけたはずだし、扉の前には衛兵がいたはずだ。
仮にも隣国の貴人の部屋に勝手に入るような無作法者がいるとは考えづらい。
とはいえ、微かな足音はサファルティアのいるベッドに近づいてくる。
重い身体を無理やりにでも起こそうとしたところで、ギシリとベッドがきしんだ。
「ティア様」
甘ったるい声と香りに、頭がズキズキと痛んだ。
そっと、サファルティアの頭に小さな手が乗せられる。
振り払おうにも思ったように身体が動かない。
「ふふ、お加減はどうですか? と言っても、喋るのもお辛いと思いますが」
この声と喋り方はエリザヴェータだ。
確かめようと視線を向ければ、案の定エリザヴェータがそこにいた。
「エリザ、ヴェータ……姫……」
震える声でその名前を呼ぶと、エリザヴェータは美しく微笑んだ。
それからしゅるりと音を立てて腰ひもを解くと、ガウンが肩から滑り落ち、薄い夜着を着た女の身体が露わになる。
「っ、エリザヴェータ、姫……まさか……」
「言ったでしょう? “真実の愛”を取り戻して見せます、と」
エリザヴェータは自ら夜着を脱ぎ捨てる。夜目にもわかる白い肌に、豊満な胸のふくらみ。くびれた腰に、柔らかそうな太腿。男を魅了するには十分なパーツがそろっている。それでいて、エリザヴェータの艶やかな栗色の髪や大きな丸い緑色の瞳が愛らしく目を惹く。
エリザヴェータがサファルティアの毛布を取り去り、細くしなやかな指が夜着に手をかける。
「うふふ、薬は効きにくいと聞いていましたが、良かった。わたくしの特製の媚薬は効いているようで安心いたしました」
「媚薬、ですか……」
「はい。ですが、ただの媚薬ですと殿下は動けてしまいますし、逃げてしまうでしょう? ですから、身体を痺れさせるような成分を少しだけ混ぜていますの」
エリザヴェータの指が、ツーっとサファルティアの腹部を撫でる。
「まぁ、こちらも随分と鍛えていらっしゃるのですね。ご病気だと聞いていましたから、もっと細くていらっしゃるのかと。でも、どちらのティア様もわたくしは好きですよ」
エリザヴェータを払いのけようとするも、緩慢な動きではすぐにエリザヴェータに掴まってしまう。
「あらあら、やんちゃなお手々ですこと。そういう悪いお手々は縛っちゃいましょう」
言いながら、エリザヴェータはサファルティアの手首を縛る。
平時のサファルティアであれば簡単に解ける程度の弱い拘束だが、薬で動きが鈍い今、解くには相当時間がかかりそうだった。
「くっ……エリザヴェータ姫、もうそれ以上は……、僕も庇いきれません!」
サファルティアが鈍る思考の中、何とか口を開く。
「庇う? わたくし、庇われたいわけではないの。被害者……として振舞うことも出来ますが、それだとティア様が悪者になってしまうでしょう?」
エリザヴェータは心底サファルティアが愛おしいと、訴えてくる。
その瞳の奥には狂気が見えるほどだ。
「でも、わたくしの同意があれば別です。既成事実があれば、ティア様だって認めざるを得ないでしょう?」
可愛らしく首を傾げるエリザヴェータの目は、本気だ。
「はぁ……。わたくし、ずっとこの日を待っておりました」
エリザヴェータがサファルティアの下着をずらして、反り勃ったモノをゆっくりと撫で上げる。
媚薬で強制的に昂った自身が情けなくて、サファルティアは唇を噛み締める。
エリザヴェータはサファルティアの上に乗り上げ、自ら足を開く。
「さあ、愛し合いましょう。ティア様」
その声は、毒のように甘く、じわりとサファルティアの耳に染み込む。
(っ、シャーリー、ごめんなさいっ……!)
サファルティアの目尻から涙がこぼれ落ちた。
その時だった。
「そこまでです、エリザヴェータ姫」
エリザヴェータとの会話が平行線のまま、今日の茶会も終わってしまった。
「いやぁ、話は聞いていましたが、なかなか強烈な姫君ですねえ」
ジョシュアが明るく言うが、サファルティアの表情は暗い。
「すみません、僕がもう少しうまく立ち回れれば良かったのですが……」
「サファルティア殿下のせいではありませんよ」
ソラリスがそっとサファルティアの背中をさする。
「ええ。ですが、殿下のこと以外であれば皇女としては優秀な方です。それが少し厄介ですね」
ジョシュアもソラリスに同意しながら、少し難しい顔をする。
「しかし、エリザヴェータ姫の言う、“真実の愛”とは、いったい何なのでしょう……?」
ソラリスがふと思い出したように首を傾げる。
「さて、それは私にもわかりません。殿下は警戒したほうが良いのは確かです」
「はい。気を付けます」
その日の晩のことだった。
サファルティアは夕食の後から身体に異変を感じていた。
(身体が、熱い……。それに、頭もぼんやりしてくる……)
この身体の火照りは覚えがある。
二年ほど前、当時宰相をしていたアリアロス・マーシャルがシャーロットを陥れる罠を張った際、逆に彼を罠に嵌めるためにサファルティアが扮する“ティルスディア”を囮とした捕り物があった。
その時に、サファルティアは媚薬を飲まされた。シャーロットに救出された後、彼の助けを借りて火照りを治めた。
しかし、今はシャーロットはいない。
頼れる人がいない状況が、こんなに心細いのは初めてかもしれない。
サファルティアはひとりで何度か処理を試みたが、一向に治まる気配がない。
それどころかだんだんひどくなっている気がする。
それでも、王子として他国で失態を犯すわけにはいかない。
サファルティアは隣の部屋で休んでいるジョシュアに手紙を渡し、疼く身体を持て余しながらベッドに潜り込む。
無理やりにでも寝てしまえば、多少はマシになるだろうか。
うまくまとまらない思考のまま、小さく零す。
「しゃーりー……」
最愛の人の名前を呟いて、目を閉じる。
――サフィ。
甘やかな声が、サファルティアの名前を呼ぶ。
夢なのだろうか、頭を撫でられる感触もして、少し気持ちが落ち着く。
火照りは治まらないが、眠気はやってきてくれたのか、うつらうつらとしていると、微かに人の気配がした。
おかしい。
鍵はかけたはずだし、扉の前には衛兵がいたはずだ。
仮にも隣国の貴人の部屋に勝手に入るような無作法者がいるとは考えづらい。
とはいえ、微かな足音はサファルティアのいるベッドに近づいてくる。
重い身体を無理やりにでも起こそうとしたところで、ギシリとベッドがきしんだ。
「ティア様」
甘ったるい声と香りに、頭がズキズキと痛んだ。
そっと、サファルティアの頭に小さな手が乗せられる。
振り払おうにも思ったように身体が動かない。
「ふふ、お加減はどうですか? と言っても、喋るのもお辛いと思いますが」
この声と喋り方はエリザヴェータだ。
確かめようと視線を向ければ、案の定エリザヴェータがそこにいた。
「エリザ、ヴェータ……姫……」
震える声でその名前を呼ぶと、エリザヴェータは美しく微笑んだ。
それからしゅるりと音を立てて腰ひもを解くと、ガウンが肩から滑り落ち、薄い夜着を着た女の身体が露わになる。
「っ、エリザヴェータ、姫……まさか……」
「言ったでしょう? “真実の愛”を取り戻して見せます、と」
エリザヴェータは自ら夜着を脱ぎ捨てる。夜目にもわかる白い肌に、豊満な胸のふくらみ。くびれた腰に、柔らかそうな太腿。男を魅了するには十分なパーツがそろっている。それでいて、エリザヴェータの艶やかな栗色の髪や大きな丸い緑色の瞳が愛らしく目を惹く。
エリザヴェータがサファルティアの毛布を取り去り、細くしなやかな指が夜着に手をかける。
「うふふ、薬は効きにくいと聞いていましたが、良かった。わたくしの特製の媚薬は効いているようで安心いたしました」
「媚薬、ですか……」
「はい。ですが、ただの媚薬ですと殿下は動けてしまいますし、逃げてしまうでしょう? ですから、身体を痺れさせるような成分を少しだけ混ぜていますの」
エリザヴェータの指が、ツーっとサファルティアの腹部を撫でる。
「まぁ、こちらも随分と鍛えていらっしゃるのですね。ご病気だと聞いていましたから、もっと細くていらっしゃるのかと。でも、どちらのティア様もわたくしは好きですよ」
エリザヴェータを払いのけようとするも、緩慢な動きではすぐにエリザヴェータに掴まってしまう。
「あらあら、やんちゃなお手々ですこと。そういう悪いお手々は縛っちゃいましょう」
言いながら、エリザヴェータはサファルティアの手首を縛る。
平時のサファルティアであれば簡単に解ける程度の弱い拘束だが、薬で動きが鈍い今、解くには相当時間がかかりそうだった。
「くっ……エリザヴェータ姫、もうそれ以上は……、僕も庇いきれません!」
サファルティアが鈍る思考の中、何とか口を開く。
「庇う? わたくし、庇われたいわけではないの。被害者……として振舞うことも出来ますが、それだとティア様が悪者になってしまうでしょう?」
エリザヴェータは心底サファルティアが愛おしいと、訴えてくる。
その瞳の奥には狂気が見えるほどだ。
「でも、わたくしの同意があれば別です。既成事実があれば、ティア様だって認めざるを得ないでしょう?」
可愛らしく首を傾げるエリザヴェータの目は、本気だ。
「はぁ……。わたくし、ずっとこの日を待っておりました」
エリザヴェータがサファルティアの下着をずらして、反り勃ったモノをゆっくりと撫で上げる。
媚薬で強制的に昂った自身が情けなくて、サファルティアは唇を噛み締める。
エリザヴェータはサファルティアの上に乗り上げ、自ら足を開く。
「さあ、愛し合いましょう。ティア様」
その声は、毒のように甘く、じわりとサファルティアの耳に染み込む。
(っ、シャーリー、ごめんなさいっ……!)
サファルティアの目尻から涙がこぼれ落ちた。
その時だった。
「そこまでです、エリザヴェータ姫」
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