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第五章 ~ゲームに無かった展開だから遠慮しないで歯向かう~
すっかり惚れちまってた男・2 $ルサー$
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食後。
居間にあるソファで俺は、イグザが淹れた茶を飲んで寛いでたんだが。
やっぱり気に掛かって台所へと足を運んだ。
背中から見るイグザはちょうど食器を洗い終える所だった。
一旦気になったら、そういう風に見えるモンで。
「るっ、ルサー? ぁの、えっと…」
「…なぁ、俺には、言い難い事か?」
振りむこうとするイグザの背後から抱き付いた。
恨めし気に尋ねた俺に、イグザが戸惑いを見せる。
人には確かに、誰にも言い難い事ってのがあるモンだ。俺もそうだ。
それでも……俺に言えねぇんなら、せめて慰めるぐらいはしてやりてぇ。
「その……何て言うか……。俺が慰めるのも出来ねぇ、か……?」
慰める、で俺が思い付いたのは実に即物的な行動だった。
こっ……、こ、恋人を身体で……とか。二十歳かそこらの若い頃ならともかく、今の俺で用を足せるのかって問題もある。
だが他に思い付かねぇ。イグザの喜びそうな事が。
一般的に考えられそうな『美味い料理を作ってやる』なんて方法は、俺には無理だからな。本当に、壊滅的に、俺は料理が出来ねぇんだよ。
だからみっともねぇのを承知で、イグザを誘った。
俺の誘いは一応、功を奏したようだ。
貪るように深く口付けて来たイグザはちゃんとソノ気になってた。
その場で始めようとするのは流石に止めたがな。
いくら俺から誘ったとは言え、台所でおっ始めるツモリは無ぇ。
少しでもイグザが元気になれば、と思ったんだがよ。
気付いたら俺はイグザの部屋で。アイツのベッドに押し倒されてた。
元気が無く見えたのが嘘みてぇに、すっかりサカった表情で。
しかも妙にオヤジくせぇ、しょ~もねぇ下品な発言までしやがってな。
元気が出たからザーメンも出したい、って事だろ。……ったく。
ちょっと心配したらコレだ。
せっかく俺が主導権握ってやろうと思ったのに、よ。
いつもの調子で強請りながら、どさくさ紛れに俺の服を脱がせようとするイグザ。
悔しくなった俺は、服の中に入り込んで来た手を止めた。
「駄目だ。今日は……俺がスル。」
「っへ? えぇ?」
驚いて目を見開くイグザの表情が面白い。
可愛く思えて、俺の機嫌はあっという間に直っちまった。
まぁ……珍しく俺の方から乗り気になったワケだし。
今日は俺がスル。
俺が動いて、お前を気持ち良くさせてやる。
いつもは俺がされてる体勢でイグザを寝かせる。
アイツの股間に手をやった段階で、俺はすっかり欲情してた。
イグザの服を脱がせた。
ちょっと混乱した様子のイグザは、その反面、これから俺がヤル事への期待でギラ付いてて。
その様子が俺をたっぷり興奮させた。
目の前で堂々と服を脱いでやる。
食い入るような視線を浴びるのも。それがイグザなら悪くねぇ。
今の俺はかなり下品なツラになってそうだなァ。
……今日は絶対、イグザのを飲む。
そう決意して、アイツの滾った股間に顔を寄せた。
* * *
慣れねぇ事をしたからか。
調子に乗った俺への罰か。
口の中に出された精液の全部は飲み切れず。
零れた液体がイグザのアレに付いたのを、舐めて綺麗にしてやろうとした時だった。
俺が、見付けたのは。
まさか……。
アイツに……イグザに、天守のシルシがあった、なんてな。
半ば呆然としながら、俺の口先だけはそれなりに動いてイグザと会話をした。
普段は外に出ねぇ人体の急所。しかも裏側だ。
本人であるイグザも知らなかったようだが……俺だって今まで、ジックリと見た事は無かったからな。気付かなくても仕方ねぇ。
成程な、イグザは……そうだったか。
一口にタチと括っても、滅多に見ないような男だと思ったが。道理でな。
天守になるような男なら、そりゃ色々と凄いだろうよ。
急にイグザが遠くに行ったように感じた。
遠ざかったのは俺の方か? いや、むしろ離れてやるのが大人の対応か?
成人したとは言え、イグザはまだまだ若い。
天守のシルシがあるんなら、これからの未来が開けたようなモンだろ。ただネコに養われる生活より……。
さっさとハーレムを作った方がいい。ちゃんとした妻を……。俺みたいに他の男で汚れてねぇ、まだ綺麗な相手を見付けて、な。
そうだ。リオを妻にしてやればいいんじゃねぇか。
タチ娼夫だからな。入れる側としてはともかく、きっと後ろは純潔なんだろうよ。
恋人にしてくれたばっかり、だったのになぁ。一日で失恋、とはな。
いや……失恋とか。三十二歳にもなって、なにロマンチックな言い方してんだか。
なぁイグザ……俺の事、好きか?
ハーレムに堂々と入れるような綺麗な身体でもない、年齢もいってる俺が、好きか?
……馬鹿な事を考えてンじゃねぇぞ。言ってどうする? 聞いてどうする?
イグザの口から「ゴメン、やっぱり…」なんて聞きたくもねぇ。
全然頭が働かねぇ。
ちゃんと話さなきゃならねぇのは分かってるんだが。
あぁそうだ、こんな格好でいるのが悪い。
身体を引き摺るようにベッドから下りる。
まるで夢の中にでもいるような、神経の鈍さ。
絶望的な気分で俺は服を拾った。
そんな面倒くせぇ俺を抱き締めたイグザは。
勘違いだとか思わせねぇ程の。愛情と、欲望と、執着心を露わにした。
居間にあるソファで俺は、イグザが淹れた茶を飲んで寛いでたんだが。
やっぱり気に掛かって台所へと足を運んだ。
背中から見るイグザはちょうど食器を洗い終える所だった。
一旦気になったら、そういう風に見えるモンで。
「るっ、ルサー? ぁの、えっと…」
「…なぁ、俺には、言い難い事か?」
振りむこうとするイグザの背後から抱き付いた。
恨めし気に尋ねた俺に、イグザが戸惑いを見せる。
人には確かに、誰にも言い難い事ってのがあるモンだ。俺もそうだ。
それでも……俺に言えねぇんなら、せめて慰めるぐらいはしてやりてぇ。
「その……何て言うか……。俺が慰めるのも出来ねぇ、か……?」
慰める、で俺が思い付いたのは実に即物的な行動だった。
こっ……、こ、恋人を身体で……とか。二十歳かそこらの若い頃ならともかく、今の俺で用を足せるのかって問題もある。
だが他に思い付かねぇ。イグザの喜びそうな事が。
一般的に考えられそうな『美味い料理を作ってやる』なんて方法は、俺には無理だからな。本当に、壊滅的に、俺は料理が出来ねぇんだよ。
だからみっともねぇのを承知で、イグザを誘った。
俺の誘いは一応、功を奏したようだ。
貪るように深く口付けて来たイグザはちゃんとソノ気になってた。
その場で始めようとするのは流石に止めたがな。
いくら俺から誘ったとは言え、台所でおっ始めるツモリは無ぇ。
少しでもイグザが元気になれば、と思ったんだがよ。
気付いたら俺はイグザの部屋で。アイツのベッドに押し倒されてた。
元気が無く見えたのが嘘みてぇに、すっかりサカった表情で。
しかも妙にオヤジくせぇ、しょ~もねぇ下品な発言までしやがってな。
元気が出たからザーメンも出したい、って事だろ。……ったく。
ちょっと心配したらコレだ。
せっかく俺が主導権握ってやろうと思ったのに、よ。
いつもの調子で強請りながら、どさくさ紛れに俺の服を脱がせようとするイグザ。
悔しくなった俺は、服の中に入り込んで来た手を止めた。
「駄目だ。今日は……俺がスル。」
「っへ? えぇ?」
驚いて目を見開くイグザの表情が面白い。
可愛く思えて、俺の機嫌はあっという間に直っちまった。
まぁ……珍しく俺の方から乗り気になったワケだし。
今日は俺がスル。
俺が動いて、お前を気持ち良くさせてやる。
いつもは俺がされてる体勢でイグザを寝かせる。
アイツの股間に手をやった段階で、俺はすっかり欲情してた。
イグザの服を脱がせた。
ちょっと混乱した様子のイグザは、その反面、これから俺がヤル事への期待でギラ付いてて。
その様子が俺をたっぷり興奮させた。
目の前で堂々と服を脱いでやる。
食い入るような視線を浴びるのも。それがイグザなら悪くねぇ。
今の俺はかなり下品なツラになってそうだなァ。
……今日は絶対、イグザのを飲む。
そう決意して、アイツの滾った股間に顔を寄せた。
* * *
慣れねぇ事をしたからか。
調子に乗った俺への罰か。
口の中に出された精液の全部は飲み切れず。
零れた液体がイグザのアレに付いたのを、舐めて綺麗にしてやろうとした時だった。
俺が、見付けたのは。
まさか……。
アイツに……イグザに、天守のシルシがあった、なんてな。
半ば呆然としながら、俺の口先だけはそれなりに動いてイグザと会話をした。
普段は外に出ねぇ人体の急所。しかも裏側だ。
本人であるイグザも知らなかったようだが……俺だって今まで、ジックリと見た事は無かったからな。気付かなくても仕方ねぇ。
成程な、イグザは……そうだったか。
一口にタチと括っても、滅多に見ないような男だと思ったが。道理でな。
天守になるような男なら、そりゃ色々と凄いだろうよ。
急にイグザが遠くに行ったように感じた。
遠ざかったのは俺の方か? いや、むしろ離れてやるのが大人の対応か?
成人したとは言え、イグザはまだまだ若い。
天守のシルシがあるんなら、これからの未来が開けたようなモンだろ。ただネコに養われる生活より……。
さっさとハーレムを作った方がいい。ちゃんとした妻を……。俺みたいに他の男で汚れてねぇ、まだ綺麗な相手を見付けて、な。
そうだ。リオを妻にしてやればいいんじゃねぇか。
タチ娼夫だからな。入れる側としてはともかく、きっと後ろは純潔なんだろうよ。
恋人にしてくれたばっかり、だったのになぁ。一日で失恋、とはな。
いや……失恋とか。三十二歳にもなって、なにロマンチックな言い方してんだか。
なぁイグザ……俺の事、好きか?
ハーレムに堂々と入れるような綺麗な身体でもない、年齢もいってる俺が、好きか?
……馬鹿な事を考えてンじゃねぇぞ。言ってどうする? 聞いてどうする?
イグザの口から「ゴメン、やっぱり…」なんて聞きたくもねぇ。
全然頭が働かねぇ。
ちゃんと話さなきゃならねぇのは分かってるんだが。
あぁそうだ、こんな格好でいるのが悪い。
身体を引き摺るようにベッドから下りる。
まるで夢の中にでもいるような、神経の鈍さ。
絶望的な気分で俺は服を拾った。
そんな面倒くせぇ俺を抱き締めたイグザは。
勘違いだとか思わせねぇ程の。愛情と、欲望と、執着心を露わにした。
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