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第六章 ~ゲームと違ってオレのハーレムは自動生成されない~
エステードがアレやコレやの話・5 $ルサー$
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「あぁ、そうそう。あの男達の行為はとても、楽しめるような上等なものじゃなかったですよ? どんな感じかは貴方達も知ってるでしょうし、あれで楽しんでる人がいたら申し訳ないですけどね。私は正直言って、あれなら一人でオモチャ遊びする方がいいです。生身の人間が相手になって動いて欲しいんだったら、タチ娼夫を買います。娼館に行ける程度の給料は貰っていますから。少なくとも……。」
ふ、っと。
エステードが微笑みを消した。
今さっきまでとは打って変わって、明らかに鬱陶しいものを見る目付きだ。
「少なくとも、……アレは、無いです。」
「……っ! ……お前さ? え…選り好み出来るとでも思っているの?」
「嫌な相手を嫌がる権利は誰にでもあります。」
「そんな事を言っている内に誰からも相手にされなくなるんだから。」
「私が相手にしたくない人からは、少しも相手にされたくないです。そんな事に気を配るよりも、私自身が好きだと思える人の為に尽くしたいので。それが例え……相手から同じように好かれる保証が無くても。」
当たり前だがエステードの言い方に容赦が無ぇ。
それに意外と……でもねぇか……健気な考え方をしてるようだ。
「だから? 自分が誘ったんじゃないって主張したいの? アバズレのクセに。」
「その主張は以前、事情聴取の時に話してます。今の発言は、あの男達に触れられた所で少しも嬉しくないし、気持ち良くもない、という主張ですよ。もちろん大切にしたいとも、されたいとも思いません。貴方は、それなりに思ってる相手なのかも知れませんけど。」
「強がるんじゃないよ。ロクに声も掛けて貰えないネコなクセに。」
「そんな魅力の無い私を襲うぐらい、切羽詰まってたって事ですかねぇ? でしたら、そこまで溜め込む前に、魅力的な貴方がアレの相手をしてくれてたら良かったのに。そしたら私だって、無駄な時間と体力を消耗せずに済んだものを。私にとってアレは『ナシ』でも、貴方にとっては『アリ』なんでしょう?」
「ヒトの事、馬鹿に出来る立場だと勘違いしていない?」
「馬鹿にしてる気は無いんですけど。自分にとっては最愛の人でも一般的に見たら割とクズだった、って事も良くある事です。クズな面があっても好きなんですから、しょうもないですね。」
「クズって言うな!」
ここに至るまで、俺達がエステードを庇うような出番はない。
俺だって内心じゃ、ゴチャゴチャ文句を言うだけで結局ナニしに来たんだかも分からねぇ相手の態度に、腹が立ってるんだが……。
エステードが自分で言ってスッキリ出来んなら、言いたいだけ言わせてやる方がいいと思い、俺はもう少し黙って見守る事にした。
アチラさん達が勝手にカッカしてるだけだしなぁ。
俺が余計な口を出して、万が一でもアチラさんを調子に乗らせるのも面白くねぇ。
……つ~かよ、この口喧嘩。何処をどう聞いても、ここまでは完全にエステードの勝ちだろ。
「あ~、はいはい。襲われる魅力的な自分アピールは要らない。本題に入るよ。」
「えぇ、どうぞ。」
さっきまで喋ってた……向こうの班長の、隣の隣に座ってた男とは別人が喋り出す。
別な奴だってのに喋り方はかなり似てるんだが、もしかしたら王都のネコ兵士達の間じゃ、こういう喋り方が流行ってるのかも知れんな。
……ど~でもいいが、やっとかよ。遅すぎだろが。くだらねぇ雑談で時間を潰してんじゃねぇよ。
と言いそうになったのを、俺は、我慢した。
まぁ……俺は我慢出来たが、ほぼ同じ内容の言葉を補佐が漏らしてたンだがな。
「ハッキリ言わせて貰う。今、こうして話しただけでも充分アバズレだって分かるような男がさ、同じ兵士職を相手に『被害』だなんて、オカシイって理解出来ない?」
「理解出来ません。それで? 何を言いに来たんです? 私にどうしろ、と?」
「お前が提出した被害届は間違いだった事を確認しに来た。すり寄ったタチ兵士から冷たくされて、つい、カッとなって出しちゃっただけだろう? ……今なら、素直に引き下がれば、無駄に手間を取らせた事はお咎めナシだとさ。」
「被害届を取り下げろ、ですか。……咎められるべきは私ではありません。」
「無闇に騒ぎ立てたいタイプ? 自分一人が意地を張った所為で、同じ団の仲間に迷惑を掛けてるって、恥じ入る気持ちが無い奴は嫌われるよ?」
「仲間には甘えさせて貰うタイプなんで。気遣いは無用です。」
いや、エステード。お前さん、あんまり甘えるタイプじゃねぇだろ。
なんかよ……、エステードが余裕でボロ勝ちしてるからか、俺は妙に落ち着いちまってるんだが。
腹は立ってても、あ~コイツら無茶苦茶言ってるな、ってなモンだ。
それはそうと。アチラさん、随分ハッキリ言って来たな。
被害届の事に触れて来たんなら、そろそろ俺達も何か出番があるかも知れねぇ。
気持ちだけ準備しておくか。
ふ、っと。
エステードが微笑みを消した。
今さっきまでとは打って変わって、明らかに鬱陶しいものを見る目付きだ。
「少なくとも、……アレは、無いです。」
「……っ! ……お前さ? え…選り好み出来るとでも思っているの?」
「嫌な相手を嫌がる権利は誰にでもあります。」
「そんな事を言っている内に誰からも相手にされなくなるんだから。」
「私が相手にしたくない人からは、少しも相手にされたくないです。そんな事に気を配るよりも、私自身が好きだと思える人の為に尽くしたいので。それが例え……相手から同じように好かれる保証が無くても。」
当たり前だがエステードの言い方に容赦が無ぇ。
それに意外と……でもねぇか……健気な考え方をしてるようだ。
「だから? 自分が誘ったんじゃないって主張したいの? アバズレのクセに。」
「その主張は以前、事情聴取の時に話してます。今の発言は、あの男達に触れられた所で少しも嬉しくないし、気持ち良くもない、という主張ですよ。もちろん大切にしたいとも、されたいとも思いません。貴方は、それなりに思ってる相手なのかも知れませんけど。」
「強がるんじゃないよ。ロクに声も掛けて貰えないネコなクセに。」
「そんな魅力の無い私を襲うぐらい、切羽詰まってたって事ですかねぇ? でしたら、そこまで溜め込む前に、魅力的な貴方がアレの相手をしてくれてたら良かったのに。そしたら私だって、無駄な時間と体力を消耗せずに済んだものを。私にとってアレは『ナシ』でも、貴方にとっては『アリ』なんでしょう?」
「ヒトの事、馬鹿に出来る立場だと勘違いしていない?」
「馬鹿にしてる気は無いんですけど。自分にとっては最愛の人でも一般的に見たら割とクズだった、って事も良くある事です。クズな面があっても好きなんですから、しょうもないですね。」
「クズって言うな!」
ここに至るまで、俺達がエステードを庇うような出番はない。
俺だって内心じゃ、ゴチャゴチャ文句を言うだけで結局ナニしに来たんだかも分からねぇ相手の態度に、腹が立ってるんだが……。
エステードが自分で言ってスッキリ出来んなら、言いたいだけ言わせてやる方がいいと思い、俺はもう少し黙って見守る事にした。
アチラさん達が勝手にカッカしてるだけだしなぁ。
俺が余計な口を出して、万が一でもアチラさんを調子に乗らせるのも面白くねぇ。
……つ~かよ、この口喧嘩。何処をどう聞いても、ここまでは完全にエステードの勝ちだろ。
「あ~、はいはい。襲われる魅力的な自分アピールは要らない。本題に入るよ。」
「えぇ、どうぞ。」
さっきまで喋ってた……向こうの班長の、隣の隣に座ってた男とは別人が喋り出す。
別な奴だってのに喋り方はかなり似てるんだが、もしかしたら王都のネコ兵士達の間じゃ、こういう喋り方が流行ってるのかも知れんな。
……ど~でもいいが、やっとかよ。遅すぎだろが。くだらねぇ雑談で時間を潰してんじゃねぇよ。
と言いそうになったのを、俺は、我慢した。
まぁ……俺は我慢出来たが、ほぼ同じ内容の言葉を補佐が漏らしてたンだがな。
「ハッキリ言わせて貰う。今、こうして話しただけでも充分アバズレだって分かるような男がさ、同じ兵士職を相手に『被害』だなんて、オカシイって理解出来ない?」
「理解出来ません。それで? 何を言いに来たんです? 私にどうしろ、と?」
「お前が提出した被害届は間違いだった事を確認しに来た。すり寄ったタチ兵士から冷たくされて、つい、カッとなって出しちゃっただけだろう? ……今なら、素直に引き下がれば、無駄に手間を取らせた事はお咎めナシだとさ。」
「被害届を取り下げろ、ですか。……咎められるべきは私ではありません。」
「無闇に騒ぎ立てたいタイプ? 自分一人が意地を張った所為で、同じ団の仲間に迷惑を掛けてるって、恥じ入る気持ちが無い奴は嫌われるよ?」
「仲間には甘えさせて貰うタイプなんで。気遣いは無用です。」
いや、エステード。お前さん、あんまり甘えるタイプじゃねぇだろ。
なんかよ……、エステードが余裕でボロ勝ちしてるからか、俺は妙に落ち着いちまってるんだが。
腹は立ってても、あ~コイツら無茶苦茶言ってるな、ってなモンだ。
それはそうと。アチラさん、随分ハッキリ言って来たな。
被害届の事に触れて来たんなら、そろそろ俺達も何か出番があるかも知れねぇ。
気持ちだけ準備しておくか。
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