「イケメン滅びろ」って呪ったら

竜也りく

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待ては効かない

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「ごめん。ごめんね」

あまりにも佐々木が一生懸命だから、オレはグッと耐えた。コイツなりに脂汗ダラダラのオレの気を紛らわそうとしてくれてるんだろう。

そう思って放置してたらさすがは佐々木、労るような優しいキスがそのうちエロッエロな貪るようなディープキスになってきた。べろの根元から吸い上げられるみたいな濃厚なキスをされながら、乳首までクリクリと捏ねられると、オレの体は思い出したように快感を拾い始める。

「ふ……ん……」

気持ち良くてつい思わず甘い声を上げた途端。

「んう……っ?」

佐々木のデッカいのが、オレのナカでさらに質量を増した。

「うぐ……、お、お前……っ」

「ごめん、でも悠真が可愛くて、勝手に大きくなるの、止められない……」

くそぅ、圧迫感はマシマシで苦しいけど、チンコが勝手にデカくなるのはそりゃあオレでも止めらんねぇわ。

ただなぁ。佐々木本人は申し訳なさそうな顔してるくせに、お前それ全然反省してねーだろって態度でオレのナカで成長していく佐々木のチンコ。なんとも佐々木らしくて面白くて可愛くて、ケツが疼いた。

「しょうがねぇなぁ」

もうあんまり力が入らない腕をなんとか持ち上げて頭を撫でてやったら、佐々木は眉を下げて情け無い顔で囁く。

「その……もう、動いてもいい?」

「ちょっとずつな」

「努力する……」

ちょっとずつ。

ちょっとずつ。

自分に言い聞かせるみたいな、ゆっくりした佐々木の動きにキュンとした。

眉間に皺を寄せているのは思うように動けなくて苦しいのか、それとも単に気持ちいいのか。額に光る汗も時折聞こえる吐息も艶かしくてゾクゾクする。

拓かれてない奥に、ちょっとずつでも熱いデッカいのが入り込んでくるのはやっぱり苦しくて痛い。でも、落ち着きを取り戻した佐々木は動くたびにオレの前立腺も擦ってくれるから、次第に痛いより気持ちいいが勝るようになってきた。

ヤバい。そう思った時には既に遅い。

「ん……あ、ああ、ん……」

佐々木のデッカいのを全部飲み込む頃には、その緩やかな快感にエロい声が出ちゃってた。ついでにナカも震えて収縮し、締め付けちゃってんのが自分でも分かる。なんかめっちゃ恥ずかしい。

「悠真……? もしかして気持ちいいの?」

なんちゅうこと聞くんだ。思わず睨んだら、佐々木は真っ赤になってチンコを硬くした。

「悠真、好きだ……!」

「あ、ああ、あ……ああ、ん」

腰を震わせた佐々木が、オレの奥に擦り付けるように、ググッと腰を押しつけてくる。もっと奥まで入りたい、って言われてるみたいで恥ずかしいけど嬉しい。奥まで開拓するみたいに佐々木の腰が大きくグラインドして拡張されていくのが分かってしまう。

そんなされたら、オレのケツ、バカになっちゃうだろ……! 

佐々木のデカいのを余裕で飲み込めるようなエロいアナルになってしまうのかと思うと末恐ろしい。現に今、もはやあの死ぬかと思うような苦痛はなりを潜め、なんなら拡張されてるってのに気持ちいいんだからヤバい。

「う、ああ、佐々木……」

「悠真、悠真、好き。好きだ、好き……」

壊れたみたいにオレの名前を呼んじゃあ「好き」って切なそうに言われて、体の奥が震える。好きって言われてるたびに気持ちさが増してきて、オレのナカの佐々木まで愛しく思えてくるから不思議だ。

ナカを拡げるように動いていた佐々木の怒張が、ゆるゆると前後に動き始める。やさしく突き入れらる感じが、オレを気遣ってくれてるみたいで嬉しい。

「悠真、好き……大切にするから……ん、悠真……」

ぎゅ、って抱きしめて奥まで突き入れて、ぴったりひとつになろうとしてるみたいな佐々木の動きがなんか健気に思えてきて、つい口走ってしまった。

「佐々木……っ、オレも、好き……」

「っ!!!」

「あっ!!? あ、ああっ、あっ、あああっ、ま、待って、あっ、さ、ささ、き……!」

急に佐々木が激しく律動する。

さっきまでの気遣いなんて忘れたみたいに、野獣のごとく佐々木はヤツのビッグマグナムをオレのナカに突き入れてくる。

オレが好きって言ったから? だから急にこんな激しく……?

「好き……! 好きだ、悠真っ! 悠真……!!」

「うああっ!あ、ああ、ああ、ヤバ、ヤバいってぇ、あ、ん、んあああッ、くッ」

うそ、うそ、なんでこんな。

粘着質なエッロイ水音。ひっきりなしに奥へ奥へ叩きつけられる熱い肉塊。ひっきりなしに聞こえる肌がぶつかる音。穿たれて激しく揺さぶられて、もう快楽で頭が回らない。佐々木の体にただ必死にしがみつきながら、オレは叩きつけられる衝撃に耐えていた。

みっちりとくっつき合ってるのに、もっとくっつきたくて、いつの間にか足が佐々木の腰に絡まってる。自分から求めてるみたいでめちゃくちゃ恥ずかしい。

オレと佐々木の腹の間でゴリゴリに擦られてるオレのチンコも可哀想なくらい昂っていた。

「あっ、ア、ア、……ひッ、やめっ、ダメ、も、佐々木……おっ、…おかしく、なるからッ……あああッ」

「悠真、悠真、気持ちいい……ね、一緒に、イこう?」
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