魔力は体で感じるタイプです

竜也りく

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弟: セレス編 〜鉄壁ツンデレ魔術師は、おねだりに弱い〜

鉄壁ツンデレ魔術師は、言い訳が酷い

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「うん、ごめん。すぐ……すぐ、終わるから」

腹をしっかりと抱きしめられて逃げられないのに、フィンレーのチンコが長いストロークで尻穴からタマタマまでを激しく突く。刺激されすぎて尻穴のフチに何回か引っかかるのが何とも言えず気持ちいい。昨日散々こいつのチンコで犯された穴は、もはやこの昂りを快感を与えてくれるモノとして受け入れようとしてる。

フィンレーの先走りで滑りが良くなってるのか、オレらの下半身からはぬちゃぬちゃと卑猥な音がして、恥ずかしさに身悶えてたら、耳の中にぬりゅっと舌が入り込んできた。

「んあぁ、ダメ……っ、やめろって……!」

「もうちょっと。もうちょっとだから……!」

「もう、エロいんだってぇ。そんなに突かれたら、オレ……っ」

ガンガンにタマタマを突かれて完全に勃ったオレは、耐えきれずに自分でチンコを必死に擦る。

「感じちゃった……?」

あ、ヤバ。

フィンレーのスイッチが入ったのが、声で分かった。

「うああっ!?」

腰をガッチリと抱き締めたまま、フィンレーが体をぐるっと回して後ろからオレの上に馬乗りになった。後背位ってヤツだと思うけど、腰だけを引き上げられてどう考えてもとんでもない体勢をさせられている。

「バ、バカ! なんつぅ格好させるんだよ! ヤダ、離せって」

「でも感じてるんだろう? ここ」

オレのチンコに手を伸ばしたフィンレーは、オレの手で包まれていない先っぽの部分をくりくりと刺激する。

「あ、ヤバいって……!」

思わずビクンと体が反応する。それが合図だったみたいにフィンレーが後ろからまためちゃくちゃ突いてきて、穴に入れられてるわけじゃないのにまるで犯されてるみたいだ。

「ああ、突きあがったお尻もそらした背中も、すごくそそられる……!」

「も、もうタマ擦るのやめて……!」

「じゃあ、足の間締めて」

力が入らない足でなんとか足の間を締めたら、太ももの間でフィンレーのチンコが勢いよく行き来し始める。早くイッてくれ、と願った。

「ひ、ああぁ……っ?」

穴に指がいきなり突っ込まれて、オレの尻はいっそう高く持ち上がる。フィンレーの腰に擦りつけるようになったせいか、フィンレーからもうめき声が漏れた。

チンコで擦られて入り口が随分と解れていたからなのか、何の抵抗もなく指を受け入れたオレの穴。それをいいことにフィンレーの指はぐいぐい侵攻してきて、的確にオレの前立腺を抉る。

「いや……ああ……っ、だから挿れんなってっ」

ゆうべ散々開発されてしまったソコは、何の抵抗もなく快感を拾っていく。無意識に尻が揺れているのが自分でも分かって、とてつも無く恥ずかしい。

「っ、モノは挿れてない。これは……セレスを気持ち良くしてるだけ……」

なんなんだ、その言い訳。めっちゃハァハァしながらオレの太ももの間にチンコ擦り付けて、尻穴に指突っ込んでるくせに……!

不自然な体勢で突かれて、穴を弄られて、息をするのも難しい。チンコから手を離し両手で体を支えたら、待ってましたとばかりにフィンレーの手がオレのチンコを好きなように嬲ってくる。

「あああっ! フィンレー! くぅ……っ、や、あ、も、ダメ……っ」

一晩かけてすっかりオレの弱いところを理解したらしいフィンレーは、長い指を器用に動かしてオレのチンコを責め立てた。からみついてくる指に翻弄され、ぎゅ、と先端を握るようにされて、オレの背中は弓なりにしなる。

押し寄せる快感の波に、もう泣きながらおねだりさせられてる未来しか見えなかった。


***


そんな啼かされまくった一夜を共にしてからは、盛りがついたみたいに毎日セックスして、互いの体のことは全部知ってるレベルにばちばちにエロい生活を送っている。

フィンレーの生活魔法のおかげで宿屋でも防音でヤリたい放題だし、旅先の森の中ですら結界があるからデキてしまう。浄化もあるから事後も安心。何よりフィンレーがあんなにエロくて積極的かつ押しが強いとは思ってなかった。

こんな爛れた生活を送るつもり、なかったんだけどなぁ。

「ようセレス、久しぶりだなぁ」

「お、久しぶり! 長期の討伐クエストに出てたからさ」

街に戻ったら、冒険者仲間に声をかけられた。

「久々に呑むかぁ?」

「行っておいでよ」

フィンレーが笑顔で送り出してくれる。毎日愛を確かめ合ってるからか、この頃のフィンレーはかなり寛容だ。

「それとも、約束してた娼館にでも行くかぁ? フィンレーも行きてぇなら纏めて連れてくぜ」

おっちゃんのいきなりの発言に、オレは固まった。

なんて事を蒸し返してくれるんだ。フィンレーが機嫌を損ねたらオレが酷い目に遭うんだぞ!? 朝までコースの恐怖に駆られたオレは、慌てて断りを入れる。

過ぎた快楽は拷問に近いってこと、オレはもう身をもって知ってるからな。

「い、いや、娼館はもういいや。オレ、フィンレーとその、そういう関係になったからさ。今はフィンレーひとすじっていうか」

「何ぃ!!!??」

「マジか!!!」

「てめぇ、どうやって落としたんだ!」

「無理矢理ヤッたんじゃねぇだろうな!」
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