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125日目目
松浦 謙一さん(認知症のシンガーソングライター)
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本日は認知症のシンガーソングライターの松浦 謙一さんのご紹介です。
神奈川県タウンニュースの横須賀版の2022年9月9日号に掲載された内容が以下になります。
認知症でも人生は楽しめる
○…「認知症=何も出来ないではない、と伝えたい」。症状や進行速度は人それぞれ。62歳でレビー小体型認知症と診断を受けて以降も新たな出会いがあり、趣味を満喫し、晩酌も楽しんでいる。「認知症でも楽しめる人生がある」と語り、当事者と周囲が互いにパートナーとして向き合い、認め合う社会の実現を願う。「妻、友人、ご近所など人に恵まれて幸せ」と噛み締めた。
○…診断直後はどこか信じられずにいたが、以前まで出来た手話を思い出せないことがあった。「アルツハイマー型と違い忘れたことを自覚できるので、なぜ?とショックだった」。一方で認知機能低下と並ぶ特徴である幻視については、「夫婦2人暮らしの家に子どもや老人が見えるのが日常。見ようと思っても若者は出てこないから脳って不思議だね」と笑う。
○…16年前にはパーキンソン病も患い、車椅子生活にまで悪化したが、高校の同級生がバンドに誘ってくれたことで状況は好転。今や”認知症シンガーソングライター”としてライブや講演を行えるまでになった。オンラインゲームも日課の1つで、戦術や操作、ボイスチャットはお手の物。症状の緩やかな進行は「早期発見・治療と音楽やゲームのおかげかも」
○…「慣れた家までの道を突然忘れる日が来るのでは」。行きつけの飲み屋からの帰り道、不安に襲われて周囲への公表を決意。当事者が声を発することで正しい理解が進み、必要な支援や課題が顕在化したらとの思いもあった。県の「かながわオレンジ大使」に就任し、8月には箱根町社協らが制作した動画に当事者役で主演も務めた。CDを作りたい、友達を増やしたいと夢は膨らむばかり。悲観や憂い、怒るより「ちょっとしたことでも笑っていたい」
下記は松浦さん自身が作詞・作曲をした「ふるさと」です。故郷の宮城県の風景や友人に思いをはせ、素朴なぬくもりを感じさせる曲です。こうしたオリジナル曲などを地元を中心に行うバンドのライブ活動で披露。「認知症でも楽しめる人生があると知ってほしい」と、自らステージに立ち、演奏し、歌うことでその思いを体現し、合間に自らの病の体験にも触れています。「認知症シンガー・ソングライター」として、活躍の場は広がっています。
本日は認知症のシンガーソングライターの松浦 謙一さんのご紹介でした。
神奈川県タウンニュースの横須賀版の2022年9月9日号に掲載された内容が以下になります。
認知症でも人生は楽しめる
○…「認知症=何も出来ないではない、と伝えたい」。症状や進行速度は人それぞれ。62歳でレビー小体型認知症と診断を受けて以降も新たな出会いがあり、趣味を満喫し、晩酌も楽しんでいる。「認知症でも楽しめる人生がある」と語り、当事者と周囲が互いにパートナーとして向き合い、認め合う社会の実現を願う。「妻、友人、ご近所など人に恵まれて幸せ」と噛み締めた。
○…診断直後はどこか信じられずにいたが、以前まで出来た手話を思い出せないことがあった。「アルツハイマー型と違い忘れたことを自覚できるので、なぜ?とショックだった」。一方で認知機能低下と並ぶ特徴である幻視については、「夫婦2人暮らしの家に子どもや老人が見えるのが日常。見ようと思っても若者は出てこないから脳って不思議だね」と笑う。
○…16年前にはパーキンソン病も患い、車椅子生活にまで悪化したが、高校の同級生がバンドに誘ってくれたことで状況は好転。今や”認知症シンガーソングライター”としてライブや講演を行えるまでになった。オンラインゲームも日課の1つで、戦術や操作、ボイスチャットはお手の物。症状の緩やかな進行は「早期発見・治療と音楽やゲームのおかげかも」
○…「慣れた家までの道を突然忘れる日が来るのでは」。行きつけの飲み屋からの帰り道、不安に襲われて周囲への公表を決意。当事者が声を発することで正しい理解が進み、必要な支援や課題が顕在化したらとの思いもあった。県の「かながわオレンジ大使」に就任し、8月には箱根町社協らが制作した動画に当事者役で主演も務めた。CDを作りたい、友達を増やしたいと夢は膨らむばかり。悲観や憂い、怒るより「ちょっとしたことでも笑っていたい」
下記は松浦さん自身が作詞・作曲をした「ふるさと」です。故郷の宮城県の風景や友人に思いをはせ、素朴なぬくもりを感じさせる曲です。こうしたオリジナル曲などを地元を中心に行うバンドのライブ活動で披露。「認知症でも楽しめる人生があると知ってほしい」と、自らステージに立ち、演奏し、歌うことでその思いを体現し、合間に自らの病の体験にも触れています。「認知症シンガー・ソングライター」として、活躍の場は広がっています。
本日は認知症のシンガーソングライターの松浦 謙一さんのご紹介でした。
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