凡人が語る夢追い人たちの姿(内容紹介は字数制限のため1~79まで記載) 

ムーワ

文字の大きさ
187 / 194
125日目目

松浦 謙一さん(認知症のシンガーソングライター)

しおりを挟む
本日は認知症のシンガーソングライターの松浦 謙一さんのご紹介です。



神奈川県タウンニュースの横須賀版の2022年9月9日号に掲載された内容が以下になります。

認知症でも人生は楽しめる

 ○…「認知症=何も出来ないではない、と伝えたい」。症状や進行速度は人それぞれ。62歳でレビー小体型認知症と診断を受けて以降も新たな出会いがあり、趣味を満喫し、晩酌も楽しんでいる。「認知症でも楽しめる人生がある」と語り、当事者と周囲が互いにパートナーとして向き合い、認め合う社会の実現を願う。「妻、友人、ご近所など人に恵まれて幸せ」と噛み締めた。

 ○…診断直後はどこか信じられずにいたが、以前まで出来た手話を思い出せないことがあった。「アルツハイマー型と違い忘れたことを自覚できるので、なぜ?とショックだった」。一方で認知機能低下と並ぶ特徴である幻視については、「夫婦2人暮らしの家に子どもや老人が見えるのが日常。見ようと思っても若者は出てこないから脳って不思議だね」と笑う。

 ○…16年前にはパーキンソン病も患い、車椅子生活にまで悪化したが、高校の同級生がバンドに誘ってくれたことで状況は好転。今や”認知症シンガーソングライター”としてライブや講演を行えるまでになった。オンラインゲームも日課の1つで、戦術や操作、ボイスチャットはお手の物。症状の緩やかな進行は「早期発見・治療と音楽やゲームのおかげかも」

 ○…「慣れた家までの道を突然忘れる日が来るのでは」。行きつけの飲み屋からの帰り道、不安に襲われて周囲への公表を決意。当事者が声を発することで正しい理解が進み、必要な支援や課題が顕在化したらとの思いもあった。県の「かながわオレンジ大使」に就任し、8月には箱根町社協らが制作した動画に当事者役で主演も務めた。CDを作りたい、友達を増やしたいと夢は膨らむばかり。悲観や憂い、怒るより「ちょっとしたことでも笑っていたい」

下記は松浦さん自身が作詞・作曲をした「ふるさと」です。故郷の宮城県の風景や友人に思いをはせ、素朴なぬくもりを感じさせる曲です。こうしたオリジナル曲などを地元を中心に行うバンドのライブ活動で披露。「認知症でも楽しめる人生があると知ってほしい」と、自らステージに立ち、演奏し、歌うことでその思いを体現し、合間に自らの病の体験にも触れています。「認知症シンガー・ソングライター」として、活躍の場は広がっています。



本日は認知症のシンガーソングライターの松浦 謙一さんのご紹介でした。
しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

アルファポリスとカクヨムってどっちが稼げるの?

無責任
エッセイ・ノンフィクション
基本的にはアルファポリスとカクヨムで執筆活動をしています。 どっちが稼げるのだろう? いろんな方の想いがあるのかと・・・。 2021年4月からカクヨムで、2021年5月からアルファポリスで執筆を開始しました。 あくまで、僕の場合ですが、実データを元に・・・。

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

カクヨムでアカウント抹消されました。

たかつき
エッセイ・ノンフィクション
カクヨムでアカウント抹消された話。

プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?

九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。 で、パンツを持っていくのを忘れる。 というのはよくある笑い話。

処理中です...