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第8章

ギャンブルに徐々にハマっていったソウハル

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ソウハルは7周年記念の際、イメクラで女子高生服を着たミキちゃんとのプレイを忘れることができなかった。ただ、お金のなかったソウハルにとってイメクラでプレイを楽しむ程の余裕はなかった。だからなんとかもう少し収入をあげられないものかと必死に悩んだ。

ダイスケがふと居酒屋で呟いていた「最近、競輪にハマっているんだけど無料で登録できてポイントももらえるんだ」といっていることを思い出した。

週1回、みんなで会館に集まった際に早速、ダイスケに競輪の登録サイトについて聞いて見た。

ソウハル「ダイちゃん、競輪サイトってどうやって登録するの」

ダイスケ「僕がサイトの情報を送るから、聡ちゃん登録してみて」

ダイスケにいわれた通りにすると簡単に登録することができた。

ソウハルは昔、この世で暮らしていた頃から、競輪をやったことはなかったのでダイスケに聞いて競輪を始めた。

カズヒコ「僕は賭け事は全くやらないからわからないよ」

ケイイチ「ダイちゃんは競輪で昔、800万円あてたよね」

アツオ「そうそう、僕はゲームで競輪をやるぐらいで実際に競輪をやることはないから全くわからないけどダイちゃんが大当たりしてみんなにステーキを御馳走してくれたことがあったね」

ソウハル「そういえばもう50年ぐらい前にそんなことがあったような」

ダイスケ「今から45年前だよ。あの時は大本命などの選手がほとんど失格になってしまってとんでもない波乱の展開になって大当たりしたんだよね」

ケイイチ「羨ましいかぎりだよ」

アツオ「買わなきゃ当たらないけど大当たりなんてそんなに都合よく出るものじゃないよ」

カズヒコ「当たればいいけど堅実的な生き方が一番だと思うよ」

ダイスケ「でも、聡ちゃんの場合は昔から真剣師として立派に生きてきたんだから、やっぱりギャンブルの似合う男だと思うよ」

ケイイチ「ところで聡ちゃん昔、なんでプロ棋士目指さなかったの?」

ソウハル「目指そうと思ったこともあるけど俺には真剣師というのが一番性にあっていたからだよ」

5人で将棋を指しながらソウハルは競輪サイトに登録して賭け方などをダイスケに教わった。

その後、ソウハルは自分では何を購入すればよいのか全く分からなかったのでダイスケのだす車券にノッカリベットをして競輪を楽しんだ。サイトからは競輪を見ることができ、男子競輪にはあんまり興味がもてなかったが、ガールズ競輪にはそこそこ可愛い子などもいて当たりやすいこともあり興味を示すようになっていった。

ソウハルは全くお金を振り込むこともなく無料ポイントだけで換金に成功し、ダイスケにいわれて競輪を始めて良かったって思うようになっていった(続)

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