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第一章 壊れた日常の始まり
休息
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太陽が真上に来る頃、1人でポツンと屋上から空いた席を見下ろしていた。これが真夏とかなら耐えられない暑さだろうが、肌寒い季節にはちょうどいい。
がらんどうに空いた席。もうあそこに戻ることは自分はもうないのだろうな。そう思った。
身体を売ることにいつの日か終わりが来ると信じている。でも、それはいつ?父が満足したら?父がいなくなったら?父が……父が、死んだら……?
大好きだった父をそんな風に考えてしまった自分が恐ろしくて首を振って我に返った。
「よぉ、今日は先に来たんだな」
迅が屋上へとやって来た。
(……あ、下を見ておけば良かった)
いつも遅刻する迅は、いつも熱血漢の体育教師の杉屋に怒られていたが、そんなことは気にせず颯爽と歩く。その姿を眺めるのが好きだった。屋上に来るようになってからは俺より先に迅が来ていたので、怒られる姿を中々見ることができなかった。
残念がる俺をみて迅は不思議そうに顔を傾けた。
「腰は大丈夫か?」
「あぁ」
この「腰は大丈夫か?」という問いは、昨日、迅と屋上でヤッたからだ。迅とは最初のうちは昼寝をしたり、他愛もない話をしていただけだったが、身体を重ねることもしばしばあった。
まぁ、最初助けてくれたし、一回ヤってるし、となし崩しに抱かれた。でもいつも迅はヤる前に俺にヤっていいか確認する。
身体がだるそうな時とか、顔色が悪い時は聞いてこない。何度か身体を重ねた後、迅は「お前の身体と相性いいわ」と言った。実際、自分もそう思っていたので、迅とのセックスは嫌いではなかった。
そして派手な見た目とは裏腹に毎回、迅は俺の心配をする。まぁ、迅が薄っぺらい鞄を下に敷いてくれたり、普段あまり着ていない上着を下に敷いたりと腰にとってはあまり意味のないものなのだが。
横に迅が座る。隣に座った迅をジッと見る。
「なんだよ?」
「いや、別に……」
「お前に見られると、なんか、気まずい……」
どういう意味だろうか?その意味が分からず、今度は俺が首を傾けた。
無言の時が過ぎる。この何もない時間は、空を見上げることもあれば、グランドや何も考えずにボーっと屋上の地面を見ることが多い。
でも、そのひと時が大好きだった。
がらんどうに空いた席。もうあそこに戻ることは自分はもうないのだろうな。そう思った。
身体を売ることにいつの日か終わりが来ると信じている。でも、それはいつ?父が満足したら?父がいなくなったら?父が……父が、死んだら……?
大好きだった父をそんな風に考えてしまった自分が恐ろしくて首を振って我に返った。
「よぉ、今日は先に来たんだな」
迅が屋上へとやって来た。
(……あ、下を見ておけば良かった)
いつも遅刻する迅は、いつも熱血漢の体育教師の杉屋に怒られていたが、そんなことは気にせず颯爽と歩く。その姿を眺めるのが好きだった。屋上に来るようになってからは俺より先に迅が来ていたので、怒られる姿を中々見ることができなかった。
残念がる俺をみて迅は不思議そうに顔を傾けた。
「腰は大丈夫か?」
「あぁ」
この「腰は大丈夫か?」という問いは、昨日、迅と屋上でヤッたからだ。迅とは最初のうちは昼寝をしたり、他愛もない話をしていただけだったが、身体を重ねることもしばしばあった。
まぁ、最初助けてくれたし、一回ヤってるし、となし崩しに抱かれた。でもいつも迅はヤる前に俺にヤっていいか確認する。
身体がだるそうな時とか、顔色が悪い時は聞いてこない。何度か身体を重ねた後、迅は「お前の身体と相性いいわ」と言った。実際、自分もそう思っていたので、迅とのセックスは嫌いではなかった。
そして派手な見た目とは裏腹に毎回、迅は俺の心配をする。まぁ、迅が薄っぺらい鞄を下に敷いてくれたり、普段あまり着ていない上着を下に敷いたりと腰にとってはあまり意味のないものなのだが。
横に迅が座る。隣に座った迅をジッと見る。
「なんだよ?」
「いや、別に……」
「お前に見られると、なんか、気まずい……」
どういう意味だろうか?その意味が分からず、今度は俺が首を傾けた。
無言の時が過ぎる。この何もない時間は、空を見上げることもあれば、グランドや何も考えずにボーっと屋上の地面を見ることが多い。
でも、そのひと時が大好きだった。
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