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第五章 逃亡
攻防 大輝side
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ホルアンたちと出くわさないようにヌヌ森の中を歩き続けて数日が経った。
ちょうど太陽が高く昇る頃、プルーメルを見つけたので、昼にしようとパンにプルーメルの蜜をかけて優馬に手渡した時だった。
渡す際に手が当ってしまうと慌てた様子で優馬はパンを受け取り、すぐに手を引っ込めてしまった。
少し前から優馬はこんな挙動をするようになった。ホルアンを見かけた日の晩もだ。
あの日カリーヌを頬張った後、寝る前の祈りの魔法石に月の光を集める時に互いの肩が触れた時も、ビクッと優馬は肩を震わせていた。
良太のことを思い出してしまうのかもしれないと不安にかられ、過度な接触は控えるようにしようと考えた。
そう考えて、意識しないようにしているのだが、少し傷ついてしまう自分もいた。
でも、俺に対してたまに変な挙動を見せるも、それ以外はいつも通りなので、優馬が自然といてもらえるように自分もすればいいだけだと言い聞かせた。
プルーメルの蜜をかけたパンを美味しそうに頬張る優馬を見ると、つい頭を撫でてしまいそうになったが、先ほどのことからその手を引っ込めた。
ようやくピエナ国のピエナ森へと差し掛かる直前、少し開けた場所へと出た時だった。
火の攻撃魔術が足元へと打たれて立ち止まる。
そちらを見ると、大きな岩場の上にオフィリアがいて、そこから攻撃を仕掛けたようだった。その岩場の下にはホルアンと名前の分からない騎士がいる。
警戒しながら進んでいたが、その3人がいる大きな岩場で俺たちを待ち伏せしていたようだ。もしかするとオフィリアのいる岩場の上から俺たちの所在を確認していたのかもしれない。
『ようやく見つけましたよ!大輝様、大人しく城へ戻って罪を償ってください』
『俺は殺してない』
『瓶に入っていたオウロはどう説明するのですか?あなたが殺したんでしょう?あなたが罪を認めないから、良太様が……良太様が反逆者として追われることになったんですよ?!』
『その良太が本当にやったんだ』
『まだそんなこと言うんですか!オフィリアさん、やってしまってください!』
明らかに年齢が上のオフィリアに対してもホルアンは命令する。正義感溢れるホルアンは本当に俺がしたと思っているのだろう。ホルアンはオフィリアに命令すると共に俺へ剣を振りかざした。優馬を庇うようにしてその剣に対抗する。
ーーその時だった
オフィリアが大きな火の攻撃魔法でこちら全体を攻撃してきた。
それは俺や優馬を狙うというよりもそこ一帯にいる全員を殺してもいいというような大きさの火の塊での攻撃だった。ホルアンは俺に剣を向けるのに夢中で、そして自身も含めてオフィリアが攻撃するとは思っていなかったのか火の塊に気づいていない。
背後にいる優馬を怯えさせないように戦闘するが、火の塊は避けようがない。
『おいっ!ホルアン!』
俺が呼びかけるもホルアンは『そうやって丸め込もうとしても無駄ですよ』と話にならない。
後ろにいる優馬も火の塊に気づき、息を飲んで緊張している。
ホルアンがようやくその火の塊に気づき、結界を張ろうとしても遅いという時だった。
ホルアンと俺たちの目の前に薄い火でできた防御壁が張り巡らされ、火の塊を相殺した。
後ろにいる優馬が俺の背中を握りしめ、俺も安心させるかのようにその手を握りしめた。
シーンと静まり返った中、状況を確認すると今この場にいる3人の命はとりあえず無事なようだ。
一体誰が?と考える間もなく、ホルアンがその人間の名前を呼んだ。
『ジアル!助かったよ!オフィリアさんもうボケたんですか?攻撃魔術の威力間違ってますよ?』
ジアルと呼ばれた人間は存在感が薄いと感じていた男の名前だった。
そして、オフィリアは間違えたのではなく明らかにホルアンも殺してもいいと思っての攻撃だろう。ホルアンはそれに全く気づいていない。
ある意味、純粋というか単純というか……。ユーシアもこのことを知れば落ち込むだろう。
『あぁ、そうか、悪かったな。ジアル、お前は大した魔力もなく剣術も大したことがないのに、魔術をそんな器用に扱うことができるのか……』
オフィリアはホルアンの言ったセリフに対して適当に謝りつつ、目を見開きながらジアルという男に感嘆したような声を上げた。そのセリフからも先ほどの防御壁は凄い技術なのだろう。
(……と言うか、攻撃魔術である火を薄く引き伸ばして防御壁にしたってことか……?)
もしそんなことが出来るのなら凄いことだ。ジアルと呼ばれた男は無言でオフィリアを見ていた。
3人の関係性は分からないが、オフィリアはホルアンを殺そうとして、ジアルがそれを防いだと言うことのようだ。
『そうですよ!ジアルは魔力も高くないですし、剣術も長けてないですし、存在感もないですが、本人の性格と同じで繊細に魔術を使うことができるんですよ!』
ホルアンは褒めているのかよく分からないが、誇らしげにしている所から褒めてはいるのだろう。その時、後ろにいた優馬が俺の服の裾を引っ張り、覗き込んできた。
「あぁ、すまない。どうも向こう側がこじれているようだ……」
小さな声でそう教えると、安心したかのように優馬は頷き、あっちと裾を引っ張った。
そちらを見ると、少し離れたところに土の魔物がいることに気づいた。まだこちらには気づいていないようだが、あれを誘導すれば上手く撒けるかもしれない。
ホルアンはまだジアルのことを本人としては褒めているであろう言葉を言っているが、オフィリアとジアルは無言で互いを見合っている。お互いの腹のうちを探るように……。
その隙にカバンから木の実・ルチパを取り出した。ルチパは投げるとパチパチと鳴る性質がある。
それを土の魔物の方角に投げつけた。ルチパは土の魔物には届かなかったが、意外と大きい音を出すルチパに土の魔物は気づいた。
土の魔物は地面を口からこちらに向けて土を吐き出す。それと同時にもう1体どこからともなく土の魔物が現れた。
以前、クーアラの森に出た土の魔物は元から弱っていたとホルアンとオフィリアの会話から聞いていたが、今目の前にいる2体の土の魔物は弱っている気配はなく、攻撃力も高いようだった。すかさずジアルが土の防御壁をホルアンや俺たちのいる場所に作る。オフィリアはその土の魔物に向かって水の攻撃魔術を仕掛けた。
ジアルはこちらへの防御壁を優先したため、ジアル自身の身を守るすべがないことを土の魔物は気づいているのか、そのジアルへと攻撃を仕掛けた。
オフィリアはジアルを助ける気はないようでホルアンがジアルに向かって結界を張る。その隙に俺と優馬は森の中へと入り、茂みに紛れ込みながら奥へと進んだ。
どれくらい進んだだろうか……とりあえずピエナの森に入ることができた。
ピエナの森は彷徨いの森とも言われていて迷路のようになっているのだ。
奥の方まで行けば、すぐには追いつかれないだろう。
ちょうど太陽が高く昇る頃、プルーメルを見つけたので、昼にしようとパンにプルーメルの蜜をかけて優馬に手渡した時だった。
渡す際に手が当ってしまうと慌てた様子で優馬はパンを受け取り、すぐに手を引っ込めてしまった。
少し前から優馬はこんな挙動をするようになった。ホルアンを見かけた日の晩もだ。
あの日カリーヌを頬張った後、寝る前の祈りの魔法石に月の光を集める時に互いの肩が触れた時も、ビクッと優馬は肩を震わせていた。
良太のことを思い出してしまうのかもしれないと不安にかられ、過度な接触は控えるようにしようと考えた。
そう考えて、意識しないようにしているのだが、少し傷ついてしまう自分もいた。
でも、俺に対してたまに変な挙動を見せるも、それ以外はいつも通りなので、優馬が自然といてもらえるように自分もすればいいだけだと言い聞かせた。
プルーメルの蜜をかけたパンを美味しそうに頬張る優馬を見ると、つい頭を撫でてしまいそうになったが、先ほどのことからその手を引っ込めた。
ようやくピエナ国のピエナ森へと差し掛かる直前、少し開けた場所へと出た時だった。
火の攻撃魔術が足元へと打たれて立ち止まる。
そちらを見ると、大きな岩場の上にオフィリアがいて、そこから攻撃を仕掛けたようだった。その岩場の下にはホルアンと名前の分からない騎士がいる。
警戒しながら進んでいたが、その3人がいる大きな岩場で俺たちを待ち伏せしていたようだ。もしかするとオフィリアのいる岩場の上から俺たちの所在を確認していたのかもしれない。
『ようやく見つけましたよ!大輝様、大人しく城へ戻って罪を償ってください』
『俺は殺してない』
『瓶に入っていたオウロはどう説明するのですか?あなたが殺したんでしょう?あなたが罪を認めないから、良太様が……良太様が反逆者として追われることになったんですよ?!』
『その良太が本当にやったんだ』
『まだそんなこと言うんですか!オフィリアさん、やってしまってください!』
明らかに年齢が上のオフィリアに対してもホルアンは命令する。正義感溢れるホルアンは本当に俺がしたと思っているのだろう。ホルアンはオフィリアに命令すると共に俺へ剣を振りかざした。優馬を庇うようにしてその剣に対抗する。
ーーその時だった
オフィリアが大きな火の攻撃魔法でこちら全体を攻撃してきた。
それは俺や優馬を狙うというよりもそこ一帯にいる全員を殺してもいいというような大きさの火の塊での攻撃だった。ホルアンは俺に剣を向けるのに夢中で、そして自身も含めてオフィリアが攻撃するとは思っていなかったのか火の塊に気づいていない。
背後にいる優馬を怯えさせないように戦闘するが、火の塊は避けようがない。
『おいっ!ホルアン!』
俺が呼びかけるもホルアンは『そうやって丸め込もうとしても無駄ですよ』と話にならない。
後ろにいる優馬も火の塊に気づき、息を飲んで緊張している。
ホルアンがようやくその火の塊に気づき、結界を張ろうとしても遅いという時だった。
ホルアンと俺たちの目の前に薄い火でできた防御壁が張り巡らされ、火の塊を相殺した。
後ろにいる優馬が俺の背中を握りしめ、俺も安心させるかのようにその手を握りしめた。
シーンと静まり返った中、状況を確認すると今この場にいる3人の命はとりあえず無事なようだ。
一体誰が?と考える間もなく、ホルアンがその人間の名前を呼んだ。
『ジアル!助かったよ!オフィリアさんもうボケたんですか?攻撃魔術の威力間違ってますよ?』
ジアルと呼ばれた人間は存在感が薄いと感じていた男の名前だった。
そして、オフィリアは間違えたのではなく明らかにホルアンも殺してもいいと思っての攻撃だろう。ホルアンはそれに全く気づいていない。
ある意味、純粋というか単純というか……。ユーシアもこのことを知れば落ち込むだろう。
『あぁ、そうか、悪かったな。ジアル、お前は大した魔力もなく剣術も大したことがないのに、魔術をそんな器用に扱うことができるのか……』
オフィリアはホルアンの言ったセリフに対して適当に謝りつつ、目を見開きながらジアルという男に感嘆したような声を上げた。そのセリフからも先ほどの防御壁は凄い技術なのだろう。
(……と言うか、攻撃魔術である火を薄く引き伸ばして防御壁にしたってことか……?)
もしそんなことが出来るのなら凄いことだ。ジアルと呼ばれた男は無言でオフィリアを見ていた。
3人の関係性は分からないが、オフィリアはホルアンを殺そうとして、ジアルがそれを防いだと言うことのようだ。
『そうですよ!ジアルは魔力も高くないですし、剣術も長けてないですし、存在感もないですが、本人の性格と同じで繊細に魔術を使うことができるんですよ!』
ホルアンは褒めているのかよく分からないが、誇らしげにしている所から褒めてはいるのだろう。その時、後ろにいた優馬が俺の服の裾を引っ張り、覗き込んできた。
「あぁ、すまない。どうも向こう側がこじれているようだ……」
小さな声でそう教えると、安心したかのように優馬は頷き、あっちと裾を引っ張った。
そちらを見ると、少し離れたところに土の魔物がいることに気づいた。まだこちらには気づいていないようだが、あれを誘導すれば上手く撒けるかもしれない。
ホルアンはまだジアルのことを本人としては褒めているであろう言葉を言っているが、オフィリアとジアルは無言で互いを見合っている。お互いの腹のうちを探るように……。
その隙にカバンから木の実・ルチパを取り出した。ルチパは投げるとパチパチと鳴る性質がある。
それを土の魔物の方角に投げつけた。ルチパは土の魔物には届かなかったが、意外と大きい音を出すルチパに土の魔物は気づいた。
土の魔物は地面を口からこちらに向けて土を吐き出す。それと同時にもう1体どこからともなく土の魔物が現れた。
以前、クーアラの森に出た土の魔物は元から弱っていたとホルアンとオフィリアの会話から聞いていたが、今目の前にいる2体の土の魔物は弱っている気配はなく、攻撃力も高いようだった。すかさずジアルが土の防御壁をホルアンや俺たちのいる場所に作る。オフィリアはその土の魔物に向かって水の攻撃魔術を仕掛けた。
ジアルはこちらへの防御壁を優先したため、ジアル自身の身を守るすべがないことを土の魔物は気づいているのか、そのジアルへと攻撃を仕掛けた。
オフィリアはジアルを助ける気はないようでホルアンがジアルに向かって結界を張る。その隙に俺と優馬は森の中へと入り、茂みに紛れ込みながら奥へと進んだ。
どれくらい進んだだろうか……とりあえずピエナの森に入ることができた。
ピエナの森は彷徨いの森とも言われていて迷路のようになっているのだ。
奥の方まで行けば、すぐには追いつかれないだろう。
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