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最悪な第一印象
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「見られないほどではないな」
「は?」
それはこれから結婚しようとする相手からかけられる言葉として、まったくもって適当なものではなかった。
レティシアは愕然としながら、結婚相手となるヴィラール侯アロイス・フォルタンの顔を見つめた。
レティシアがいつも深く被っているフードを取り払われ、顎先を捕らえられては、ただ彼の顔を見つめるしかできない。レティシアよりも頭二つ分ほども背の高い彼と視線を合わせるには、かなり見上げる必要があった。
短く整えられた黒髪は艶やかで、深い青色の瞳はまるでサファイアのようにきらめいている。
これほどの美しく整った顔立ちでは、さぞや宮廷のご婦人方の耳目を集めているに違いない。
――なんてきれいな人……。
女性的というわけではなく、彫像や絵画のモデルにふさわしいほどの男らしい美貌に、思わず見惚れていたレティシアは、己を叱咤した。
――こんなところで惚けている場合じゃない。彼はいま、なんと言った?
「手を離していただけますか、ヴィラール卿?」
彼女の願いに応えて彼はすぐに顎先から手を離した。
レティシアはすぐに瑠璃色のフードを深く被りなおし、彼から距離をとった。
「それで見られなくはないとはどういう意味でしょう?」
彼とこうして間近に顔を合わせるのは初めてのことだった。
父から彼との結婚を命じられたレティシアには、結婚の準備のための打ち合わせだからといって特に着飾るつもりはなかった。いつもと同じように魔導士の証であるフードつきの瑠璃色のローブ姿で、彼の王都の屋敷を訪ねたのだが、まさかこれほど不躾な態度をとられるとは思っていなかった。
「陛下を通じて、私に断れぬ縁談を持ちかけてきたのだ。さぞや見られぬ容姿をしているのか、それとも性格が悪いのかどちらかなのだろうと思ったが、磨けばまあ、それなりに見られるだろうという意味だ」
「……そうですか」
アロイスの傲慢な物言いにも、レティシアは驚かない。彼が結婚に乗り気でないことも、すでに聞き及んでいた。
そんな相手には最低限の礼儀を守ろうという気持ちもないのだろう。
レティシアは彼の態度に怒りよりも、諦念が込み上げてきた。
結局どこへ行っても、レティシアは望まれざる者なのだ。
「つまり、あなたにとってこの結婚は意に染まないものであると思ってよいのですね?」
「わかりきったことだと思ったが?」
不満げな様子を隠そうともしないアロイスに、レティシアはわずかにほっとする。
普通ならば結婚を不満に思われて腹が立つところだが、この結婚はレティシアにとっても不本意な物だった。
おかげで、いまからレティシアがしようとしている提案も受け入れられる可能性が高まった。
レティシアは不安に震える指先をローブの中に隠し、口を開く。
「では、私はヴィラール卿に契約に基づく結婚を提案します」
「契約に基づく結婚?」
不満げだったアロイスの表情が真剣なものに一変する。
ギラリと光った彼のサファイアの瞳に気圧されながらも、レティシアはどうにか口を開いた。
「……はい。ヴィラール卿がこの結婚をご不満に思っているように、私もこの結婚を望んでいるわけではありません。が、陛下のお声がかりである以上、断るという選択肢はありません」
アロイスはレティシアの言葉にうなずいた。
彼の同意に力を得て、レティシアは話を続ける。
「公の場においては卿と私が夫婦として振舞う必要はあるかと思いますが、それ以外の場では互いの自由にすればよいと思うのです」
「……それで?」
冷たい彼の視線にレティシアは怯んだ。けれど、この先の生活がかかっているのだ。こんなところですくんでばかりはいられない。
「私は結婚しても魔導士としての仕事を続けたい。そして卿は私に煩わされたくない。であれば、互いに協力できるとは思いませんか?」
「……ふむ。あなたの提案は一考に値する。つまり、互いの生活には極力関わらないということでいいのかな?」
「そうです。ヴィラール卿の領地経営はうまくいっていて私がお手伝いできることはなさそうですし、社交についても協力を惜しむつもりはありません」
レティシアは自分の研究に集中できる環境で、ただ静かに暮らしたいだけなのだ。
レティシアは祈るような目でアロイスを見つめた。
「なるほど」
アロイスは手を顎に当て、静かに彼女を見下ろしていた。
彼の口の端がわずかに上がっているように見えた。
それほど機嫌が悪いわけではなさそうだ。
レティシアは手ごたえを感じながら、彼の返事を待った。
「あなたの望みはわかった。互いの仕事に口出しはしない、ということだな。だが、一、二点確認しておきたいことがある。まず一点目、子供はどうする?」
ヴィラール侯爵の跡継ぎが必要となることは、レティシアにもわかっていた。想定の範囲内の質問に、レティシアは落ち着いて答えることができた。
「ひとりかふたり産めば十分ではないでしょうか? もっとも、私が確実に子をなすことができるかどうかは保証できませんが」
「確かに。子供ばかりは天からの授かりものだ」
アロイスは鷹揚にうなずく。
「はい。もし卿にすでにお子様がいらっしゃるのであれば、養子に迎えることも厭いませんが……」
「いまのところいないし、特に予定もない。ならば、あなたと必要最低限の交渉はあると思ってよいのだな?」
「……はい」
彼の言う交渉とは性交渉に他ならない。
レティシアがこの先静かに暮らしていくためには、彼と身体を交えることも仕方のないことだと覚悟はついていた。
「よろしい。ならば私からも条件を出させてもらおう。あなたに現時点で恋人がいてもかまわないが、子供が生まれるまでは子ができるような行為は慎んでもらいたい。誰の種なのか心配しなければならない事態は避けたいのでね」
確かに誰の子供なのか疑われるようであれば、結婚の意味がない。
だが、恋人をもったことのないレティシアにとって、彼の出した条件は無意味だった。
だがあえて言う必要もないので、レティシアはだまってうなずいた。
彼が恋人を持つことの是非に関しての言及はなかったが、レティシアにとってそれはさほど重要なことではない。
「……承知しました」
「二点目、侯爵夫人として必要な経費については私が支払う。さすがに毎月新しいドレスをあつらえるというのは勘弁して欲しいが、侯爵夫人として恥ずかしくないだけの支度を調えるくらいの余裕はある」
レティシアが自由に使えるお金はさほど多くない。とはいえ、同じような年代の庶民の女性に比べれば格段に多い。けれど侯爵夫人としての社交に必要な全てを賄うのはとても無理だ。
レティシアはアロイスの提案に素直にうなずいた。
「よろしくお願いいたします」
「よろしい。契約書は必要かな?」
「いいえ、ヴィラール卿が約束していただけるのならば、私は信じます」
「ならば契約成立だ」
アロイスは満足げに笑って、手を差し出した。
契約成立を祝って握手をするのはなんら不自然ではない。
レティシアはあまり気が進まなかったが、仕方なく彼に近づきその手を握った。
「ああ、条件を追加しよう」
「なんでしょう?」
きつく手を握られて、レティシアは逃げることができない。
ふと気づいたときには彼の手がレティシアのフードを跳ね除けていた。
「私のまえではフードを被らないでもらおうか。表情が見えないのは好きじゃないのでね」
「……承知しました」
レティシアはアロイスの言葉にうなずくことしかできなかった。
「は?」
それはこれから結婚しようとする相手からかけられる言葉として、まったくもって適当なものではなかった。
レティシアは愕然としながら、結婚相手となるヴィラール侯アロイス・フォルタンの顔を見つめた。
レティシアがいつも深く被っているフードを取り払われ、顎先を捕らえられては、ただ彼の顔を見つめるしかできない。レティシアよりも頭二つ分ほども背の高い彼と視線を合わせるには、かなり見上げる必要があった。
短く整えられた黒髪は艶やかで、深い青色の瞳はまるでサファイアのようにきらめいている。
これほどの美しく整った顔立ちでは、さぞや宮廷のご婦人方の耳目を集めているに違いない。
――なんてきれいな人……。
女性的というわけではなく、彫像や絵画のモデルにふさわしいほどの男らしい美貌に、思わず見惚れていたレティシアは、己を叱咤した。
――こんなところで惚けている場合じゃない。彼はいま、なんと言った?
「手を離していただけますか、ヴィラール卿?」
彼女の願いに応えて彼はすぐに顎先から手を離した。
レティシアはすぐに瑠璃色のフードを深く被りなおし、彼から距離をとった。
「それで見られなくはないとはどういう意味でしょう?」
彼とこうして間近に顔を合わせるのは初めてのことだった。
父から彼との結婚を命じられたレティシアには、結婚の準備のための打ち合わせだからといって特に着飾るつもりはなかった。いつもと同じように魔導士の証であるフードつきの瑠璃色のローブ姿で、彼の王都の屋敷を訪ねたのだが、まさかこれほど不躾な態度をとられるとは思っていなかった。
「陛下を通じて、私に断れぬ縁談を持ちかけてきたのだ。さぞや見られぬ容姿をしているのか、それとも性格が悪いのかどちらかなのだろうと思ったが、磨けばまあ、それなりに見られるだろうという意味だ」
「……そうですか」
アロイスの傲慢な物言いにも、レティシアは驚かない。彼が結婚に乗り気でないことも、すでに聞き及んでいた。
そんな相手には最低限の礼儀を守ろうという気持ちもないのだろう。
レティシアは彼の態度に怒りよりも、諦念が込み上げてきた。
結局どこへ行っても、レティシアは望まれざる者なのだ。
「つまり、あなたにとってこの結婚は意に染まないものであると思ってよいのですね?」
「わかりきったことだと思ったが?」
不満げな様子を隠そうともしないアロイスに、レティシアはわずかにほっとする。
普通ならば結婚を不満に思われて腹が立つところだが、この結婚はレティシアにとっても不本意な物だった。
おかげで、いまからレティシアがしようとしている提案も受け入れられる可能性が高まった。
レティシアは不安に震える指先をローブの中に隠し、口を開く。
「では、私はヴィラール卿に契約に基づく結婚を提案します」
「契約に基づく結婚?」
不満げだったアロイスの表情が真剣なものに一変する。
ギラリと光った彼のサファイアの瞳に気圧されながらも、レティシアはどうにか口を開いた。
「……はい。ヴィラール卿がこの結婚をご不満に思っているように、私もこの結婚を望んでいるわけではありません。が、陛下のお声がかりである以上、断るという選択肢はありません」
アロイスはレティシアの言葉にうなずいた。
彼の同意に力を得て、レティシアは話を続ける。
「公の場においては卿と私が夫婦として振舞う必要はあるかと思いますが、それ以外の場では互いの自由にすればよいと思うのです」
「……それで?」
冷たい彼の視線にレティシアは怯んだ。けれど、この先の生活がかかっているのだ。こんなところですくんでばかりはいられない。
「私は結婚しても魔導士としての仕事を続けたい。そして卿は私に煩わされたくない。であれば、互いに協力できるとは思いませんか?」
「……ふむ。あなたの提案は一考に値する。つまり、互いの生活には極力関わらないということでいいのかな?」
「そうです。ヴィラール卿の領地経営はうまくいっていて私がお手伝いできることはなさそうですし、社交についても協力を惜しむつもりはありません」
レティシアは自分の研究に集中できる環境で、ただ静かに暮らしたいだけなのだ。
レティシアは祈るような目でアロイスを見つめた。
「なるほど」
アロイスは手を顎に当て、静かに彼女を見下ろしていた。
彼の口の端がわずかに上がっているように見えた。
それほど機嫌が悪いわけではなさそうだ。
レティシアは手ごたえを感じながら、彼の返事を待った。
「あなたの望みはわかった。互いの仕事に口出しはしない、ということだな。だが、一、二点確認しておきたいことがある。まず一点目、子供はどうする?」
ヴィラール侯爵の跡継ぎが必要となることは、レティシアにもわかっていた。想定の範囲内の質問に、レティシアは落ち着いて答えることができた。
「ひとりかふたり産めば十分ではないでしょうか? もっとも、私が確実に子をなすことができるかどうかは保証できませんが」
「確かに。子供ばかりは天からの授かりものだ」
アロイスは鷹揚にうなずく。
「はい。もし卿にすでにお子様がいらっしゃるのであれば、養子に迎えることも厭いませんが……」
「いまのところいないし、特に予定もない。ならば、あなたと必要最低限の交渉はあると思ってよいのだな?」
「……はい」
彼の言う交渉とは性交渉に他ならない。
レティシアがこの先静かに暮らしていくためには、彼と身体を交えることも仕方のないことだと覚悟はついていた。
「よろしい。ならば私からも条件を出させてもらおう。あなたに現時点で恋人がいてもかまわないが、子供が生まれるまでは子ができるような行為は慎んでもらいたい。誰の種なのか心配しなければならない事態は避けたいのでね」
確かに誰の子供なのか疑われるようであれば、結婚の意味がない。
だが、恋人をもったことのないレティシアにとって、彼の出した条件は無意味だった。
だがあえて言う必要もないので、レティシアはだまってうなずいた。
彼が恋人を持つことの是非に関しての言及はなかったが、レティシアにとってそれはさほど重要なことではない。
「……承知しました」
「二点目、侯爵夫人として必要な経費については私が支払う。さすがに毎月新しいドレスをあつらえるというのは勘弁して欲しいが、侯爵夫人として恥ずかしくないだけの支度を調えるくらいの余裕はある」
レティシアが自由に使えるお金はさほど多くない。とはいえ、同じような年代の庶民の女性に比べれば格段に多い。けれど侯爵夫人としての社交に必要な全てを賄うのはとても無理だ。
レティシアはアロイスの提案に素直にうなずいた。
「よろしくお願いいたします」
「よろしい。契約書は必要かな?」
「いいえ、ヴィラール卿が約束していただけるのならば、私は信じます」
「ならば契約成立だ」
アロイスは満足げに笑って、手を差し出した。
契約成立を祝って握手をするのはなんら不自然ではない。
レティシアはあまり気が進まなかったが、仕方なく彼に近づきその手を握った。
「ああ、条件を追加しよう」
「なんでしょう?」
きつく手を握られて、レティシアは逃げることができない。
ふと気づいたときには彼の手がレティシアのフードを跳ね除けていた。
「私のまえではフードを被らないでもらおうか。表情が見えないのは好きじゃないのでね」
「……承知しました」
レティシアはアロイスの言葉にうなずくことしかできなかった。
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