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蜜月の終わり
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レティシアが侯爵邸に移ってから、数日が過ぎた。
彼女にとっては意外なことに、侯爵邸での暮らしは快適そのものだった。
初日こそ、アロイスに抱きつぶされてしまった所為で、大いに寝坊する羽目になったが、新婚だからか屋敷の使用人たちの目は温かかった。
いつもなら忙しくしている仕事も、蜜月休暇をもらってしまったので、しばらくは研究所にいく必要はない。
レティシアにはやることがなかった。
アロイスに仕事はないかと相談してみたが、ゆっくり休んでいて欲しいといわれてしまい、暇をもてあましている。
一方で、アロイスは近衛の仕事は休暇をもらえたらしいのだが、領地の仕事が忙しいようだ。毎日忙しそうにあちこちへと視察に出かけている。
そして、夜になると視察先から帰ってきては、夕食を共にし、ほぼ毎晩のようにレティシアを抱く。
確かに結婚してからのひと月は蜜月として、子作りに専念するのが一般的なのだが、いささか頻度が多いのではないかとレティシアは首を傾げる。
しかも、契約結婚であるにも関わらず、彼はまるで愛しい人に対するように、レティシアが不自由しないように気を配ってくれていた。
メイド長のグレースと専属メイドのニナが、交代でレティシアの世話を焼こうとするので、不自由を感じるどころか、甘やかされすぎなくらいだった。
これまで一人暮らしが長かったので、食事や洗濯など身の回りの世話を全て使用人に任せてしまうのが心苦しい。
暇を持て余したレティシアは、グレースに手伝えることはないかと尋ねた。
「奥様の手を借りるなんて、とんでもございません。どうか使用人の仕事を奪わないでくださいませ」
こうお願いされてしまえば、レティシアとしてもそれ以上は強く言えない。
奥様と言われるのは、まだ気恥ずかしいがこれも慣れていかなければならないことなのだろう。
「もしお暇なようでしたら、書斎へ行かれたらどうでしょう?」
「書斎へ?」
「はい。エドモン、ちょうどいいところに。奥様を書斎へ案内をお願いします」
グレースが通りかかった執事長のエドモンに頼んでくれる。
「書斎ですね。奥様、こちらへどうぞ」
エドモンに案内された書斎には、多くの本が棚に収められていた。
本は高価なもので、これだけ揃えるとなるとかなりの金額が必要になる。とても一代で集められるような量ではなかった。きっと侯爵家には本好きな人が何人もいたのだろう。
レティシアは、ずらりと並んだ背表紙を確認していくと、興味を引かれる書名を見つけた。
「これは……」
「はい。坊ちゃま……いえ、旦那様が奥様のために揃えられた魔法書です。許可はいただいておりますので、どうぞ」
「本当にいいの?」
「もちろんです」
本の中でもかなり高価な魔法書は、図書館などでしか閲覧する機会がない。まだ読んだことのない魔法書ばかりで、レティシアは歓喜した。
早速書斎に入り浸り、魔法書を読み漁る。
けれど、それも二、三日でおおよそを読みつくしたレティシアは、また暇になってしまった。
今度はエドモンになにか仕事はないかと尋ねる。
「でしたら、手紙の返事をお願いできますでしょうか。旦那様がするとおっしゃっていたのですが、奥様の方が適任かと存じます」
と、手紙の束を渡された。
中身はアロイスとの結婚のお祝いの手紙だった。
確かにこれならば、侯爵夫人として対応すべき仕事だろう。
レティシアはエドモンに添削をおねがいしつつ、どうにか手紙の返事を書き終えた。あとはアロイスに内容を確認してもらい、サインをすればいいだけの状態にまで仕上げる。
「本日はこの辺にいたしましょうか」
「ああ、もうこんな時間」
エドモンに言われて、ずいぶんと時間が経ってしまっていることに気づく。そろそろアロイスが帰宅する時間だ。
レティシアのすべきことと言えば、朝アロイスを送り出すことと、夕方に帰宅を出迎えることくらいしかない。レティシアにはそれが少し不満だった。
だが、今日は彼の仕事を少し手伝うことができたのが嬉しい。
レティシアはそわそわと玄関の近くでアロイスの帰宅を待った。
彼が帰ってくるときには、たいてい花束であったり、ちょっとしたお菓子であったりと、なにかしら小さなプレゼントを手にしている。
今日は視察先で見つけたというアネモネの花束を手渡された。
「ほら。レティ」
笑顔と共に渡されるプレゼントに、レティシアは戸惑いながらもそれを受け取る。
「ありがとう。アロイス」
彼が向けてくる笑顔がまぶしくて、まともに彼の顔を見ることができない。レティシアは花の香りを嗅ぐふりをして、花束で顔を隠した。
「どういたしまして」
彼の腕がレティシアの腰を引き寄せる。
顎を捉えられて唇同士が触れあうだけのやさしいキスをされた。
「お礼はベッドの中で、な」
アロイスは一緒に出迎えた使用人たちには聞こえぬよう、耳元でささやく。
けれど耳まで赤くしたレティシアの様子に、使用人たちはなにを言ったのか、大体の想像はついているようで、生ぬるい視線を送られた。
「私の部屋に生けておいてもらえる?」
「承知しました」
レティシアは専属メイドのニナに花束を託す。
こうしてレティシアの侯爵邸での日々は過ぎていった。
◇◇◇◇
変化は急に訪れるものだと、レティシアは知っている。だがこれほど急に訪れるものだとは、思ってもみなかったのだ。
侯爵邸で暮らし始めてから、半月ほどが過ぎた。
その日の夕食を終え、居間で隣り合って腰を下ろし、まったりとくつろいでいたときだった。
唐突にアロイスが話を切り出してきた。
「そろそろ王都の屋敷に移ろうと思うのだが、どうだろう?」
「王都に?」
あと半月すればレティシアも研究所の勤務に復帰する予定となっていた。研究所は王都にあるので、王都の屋敷から通うほうがなにかと便利であるのは間違いない。
レティシアに不満はなかった。
だが、アロイスもひと月分の休暇をもらっていたはずなので、移動するには早すぎるような気がした。
「なにか、不満でも?」
「いいえ。でも、なんだか急なお話だな、と」
「そろそろ夜会に出席して、あなたのお披露目をしないといけないときがきたようだ。なにかと周りがうるさいので、この辺でさっさと片をつけてしまいたいのだ」
「夜会……ですか」
レティシアは夜会に出席するのは気が進まなかった。
そもそも、レティシアが参加した夜会は国王に招かれて参加した夜会の一度限りで、そのときは魔導士として出席した。
今度はアロイスの伴侶として、また、侯爵夫人として夜会を主催しなければならないのかと思うと気が重い。
「ドレスは公爵家で使っていたドレスメーカーに頼んで、仮縫いを済ませてある。あとは少し合わせるだけでいいだろう」
「それは……ありがとうございます」
確かに婚礼用のドレスを作る際に公爵家御用達のドレスメーカーに作成を依頼した。同じ店であれば、レティシアのサイズも把握しているだろう。
レティシアはアロイスの手回しのよさに舌を巻いた。
「身を飾る小物については、王都の屋敷に商会を呼び寄せて決めればいい。あなたがすべきことは必要なものを選ぶだけだ。夜会に必要な手配はあちらの執事が心得ている。なにも心配はいらない」
「承知しました」
夜会に参加し、侯爵家夫人として社交を行なうのは契約結婚の際に定めた条件となっている。
苦手だからといつまでも逃げてはいられない。
レティシアは覚悟を決める。
侯爵領の居心地が思いのほかよかったので、しばらくは来られないのだと思うと寂しくなる。
「あの、グレースやニナたちは、こちらに残るのですか?」
「エドモンはこちらに残るが、グレースとニナは王都へ連れて行く」
「そうですか」
少しは仲良くなれた彼女たちが一緒なのは心強い。
レティシアはほっとする。
「それから、あなたが勤めていた研究所だが……」
アロイスは少し言いよどむ。
仕事を続けたいというのは、レティシアが結婚の際に提示した条件となっている。アロイスがいまさら、条件を反故にするとは思えないが、いやな予感がした。
「ひとまずは研究所に籍を残しておくが、ひと月後には王宮へ魔導士として勤めることになるだろう」
「は?」
レティシアは思いもかけない宣言に、茫然とする。
特大級の嵐がレティシアを襲おうとしていた。
彼女にとっては意外なことに、侯爵邸での暮らしは快適そのものだった。
初日こそ、アロイスに抱きつぶされてしまった所為で、大いに寝坊する羽目になったが、新婚だからか屋敷の使用人たちの目は温かかった。
いつもなら忙しくしている仕事も、蜜月休暇をもらってしまったので、しばらくは研究所にいく必要はない。
レティシアにはやることがなかった。
アロイスに仕事はないかと相談してみたが、ゆっくり休んでいて欲しいといわれてしまい、暇をもてあましている。
一方で、アロイスは近衛の仕事は休暇をもらえたらしいのだが、領地の仕事が忙しいようだ。毎日忙しそうにあちこちへと視察に出かけている。
そして、夜になると視察先から帰ってきては、夕食を共にし、ほぼ毎晩のようにレティシアを抱く。
確かに結婚してからのひと月は蜜月として、子作りに専念するのが一般的なのだが、いささか頻度が多いのではないかとレティシアは首を傾げる。
しかも、契約結婚であるにも関わらず、彼はまるで愛しい人に対するように、レティシアが不自由しないように気を配ってくれていた。
メイド長のグレースと専属メイドのニナが、交代でレティシアの世話を焼こうとするので、不自由を感じるどころか、甘やかされすぎなくらいだった。
これまで一人暮らしが長かったので、食事や洗濯など身の回りの世話を全て使用人に任せてしまうのが心苦しい。
暇を持て余したレティシアは、グレースに手伝えることはないかと尋ねた。
「奥様の手を借りるなんて、とんでもございません。どうか使用人の仕事を奪わないでくださいませ」
こうお願いされてしまえば、レティシアとしてもそれ以上は強く言えない。
奥様と言われるのは、まだ気恥ずかしいがこれも慣れていかなければならないことなのだろう。
「もしお暇なようでしたら、書斎へ行かれたらどうでしょう?」
「書斎へ?」
「はい。エドモン、ちょうどいいところに。奥様を書斎へ案内をお願いします」
グレースが通りかかった執事長のエドモンに頼んでくれる。
「書斎ですね。奥様、こちらへどうぞ」
エドモンに案内された書斎には、多くの本が棚に収められていた。
本は高価なもので、これだけ揃えるとなるとかなりの金額が必要になる。とても一代で集められるような量ではなかった。きっと侯爵家には本好きな人が何人もいたのだろう。
レティシアは、ずらりと並んだ背表紙を確認していくと、興味を引かれる書名を見つけた。
「これは……」
「はい。坊ちゃま……いえ、旦那様が奥様のために揃えられた魔法書です。許可はいただいておりますので、どうぞ」
「本当にいいの?」
「もちろんです」
本の中でもかなり高価な魔法書は、図書館などでしか閲覧する機会がない。まだ読んだことのない魔法書ばかりで、レティシアは歓喜した。
早速書斎に入り浸り、魔法書を読み漁る。
けれど、それも二、三日でおおよそを読みつくしたレティシアは、また暇になってしまった。
今度はエドモンになにか仕事はないかと尋ねる。
「でしたら、手紙の返事をお願いできますでしょうか。旦那様がするとおっしゃっていたのですが、奥様の方が適任かと存じます」
と、手紙の束を渡された。
中身はアロイスとの結婚のお祝いの手紙だった。
確かにこれならば、侯爵夫人として対応すべき仕事だろう。
レティシアはエドモンに添削をおねがいしつつ、どうにか手紙の返事を書き終えた。あとはアロイスに内容を確認してもらい、サインをすればいいだけの状態にまで仕上げる。
「本日はこの辺にいたしましょうか」
「ああ、もうこんな時間」
エドモンに言われて、ずいぶんと時間が経ってしまっていることに気づく。そろそろアロイスが帰宅する時間だ。
レティシアのすべきことと言えば、朝アロイスを送り出すことと、夕方に帰宅を出迎えることくらいしかない。レティシアにはそれが少し不満だった。
だが、今日は彼の仕事を少し手伝うことができたのが嬉しい。
レティシアはそわそわと玄関の近くでアロイスの帰宅を待った。
彼が帰ってくるときには、たいてい花束であったり、ちょっとしたお菓子であったりと、なにかしら小さなプレゼントを手にしている。
今日は視察先で見つけたというアネモネの花束を手渡された。
「ほら。レティ」
笑顔と共に渡されるプレゼントに、レティシアは戸惑いながらもそれを受け取る。
「ありがとう。アロイス」
彼が向けてくる笑顔がまぶしくて、まともに彼の顔を見ることができない。レティシアは花の香りを嗅ぐふりをして、花束で顔を隠した。
「どういたしまして」
彼の腕がレティシアの腰を引き寄せる。
顎を捉えられて唇同士が触れあうだけのやさしいキスをされた。
「お礼はベッドの中で、な」
アロイスは一緒に出迎えた使用人たちには聞こえぬよう、耳元でささやく。
けれど耳まで赤くしたレティシアの様子に、使用人たちはなにを言ったのか、大体の想像はついているようで、生ぬるい視線を送られた。
「私の部屋に生けておいてもらえる?」
「承知しました」
レティシアは専属メイドのニナに花束を託す。
こうしてレティシアの侯爵邸での日々は過ぎていった。
◇◇◇◇
変化は急に訪れるものだと、レティシアは知っている。だがこれほど急に訪れるものだとは、思ってもみなかったのだ。
侯爵邸で暮らし始めてから、半月ほどが過ぎた。
その日の夕食を終え、居間で隣り合って腰を下ろし、まったりとくつろいでいたときだった。
唐突にアロイスが話を切り出してきた。
「そろそろ王都の屋敷に移ろうと思うのだが、どうだろう?」
「王都に?」
あと半月すればレティシアも研究所の勤務に復帰する予定となっていた。研究所は王都にあるので、王都の屋敷から通うほうがなにかと便利であるのは間違いない。
レティシアに不満はなかった。
だが、アロイスもひと月分の休暇をもらっていたはずなので、移動するには早すぎるような気がした。
「なにか、不満でも?」
「いいえ。でも、なんだか急なお話だな、と」
「そろそろ夜会に出席して、あなたのお披露目をしないといけないときがきたようだ。なにかと周りがうるさいので、この辺でさっさと片をつけてしまいたいのだ」
「夜会……ですか」
レティシアは夜会に出席するのは気が進まなかった。
そもそも、レティシアが参加した夜会は国王に招かれて参加した夜会の一度限りで、そのときは魔導士として出席した。
今度はアロイスの伴侶として、また、侯爵夫人として夜会を主催しなければならないのかと思うと気が重い。
「ドレスは公爵家で使っていたドレスメーカーに頼んで、仮縫いを済ませてある。あとは少し合わせるだけでいいだろう」
「それは……ありがとうございます」
確かに婚礼用のドレスを作る際に公爵家御用達のドレスメーカーに作成を依頼した。同じ店であれば、レティシアのサイズも把握しているだろう。
レティシアはアロイスの手回しのよさに舌を巻いた。
「身を飾る小物については、王都の屋敷に商会を呼び寄せて決めればいい。あなたがすべきことは必要なものを選ぶだけだ。夜会に必要な手配はあちらの執事が心得ている。なにも心配はいらない」
「承知しました」
夜会に参加し、侯爵家夫人として社交を行なうのは契約結婚の際に定めた条件となっている。
苦手だからといつまでも逃げてはいられない。
レティシアは覚悟を決める。
侯爵領の居心地が思いのほかよかったので、しばらくは来られないのだと思うと寂しくなる。
「あの、グレースやニナたちは、こちらに残るのですか?」
「エドモンはこちらに残るが、グレースとニナは王都へ連れて行く」
「そうですか」
少しは仲良くなれた彼女たちが一緒なのは心強い。
レティシアはほっとする。
「それから、あなたが勤めていた研究所だが……」
アロイスは少し言いよどむ。
仕事を続けたいというのは、レティシアが結婚の際に提示した条件となっている。アロイスがいまさら、条件を反故にするとは思えないが、いやな予感がした。
「ひとまずは研究所に籍を残しておくが、ひと月後には王宮へ魔導士として勤めることになるだろう」
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