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明かされる真相
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「いま……なん……て?」
レティシアは自分の耳を疑った。
信じたい。けれど、そんなことがあるはずがないという相反する気持ちが、聞こえた言葉を否定する。
「だから、あなたを愛していると言ったんだ!」
アロイスは耳まで真っ赤にしながら、叫ぶように告げた。
「うそ……」
「嘘なものか!」
アロイスはほとんど自棄のように叫ぶ。
「だって好きな人がいるって!」
「あなたしかいない。そんなこと誰から聞いた?」
アロイスの目がギラリと光った。
「……オルレーヌ公爵夫人」
「公爵夫人か……」
アロイスはその名前に考え込む。
レティシアは、アロイスとの結婚を父から告げられたときに、嫌がらせのように公爵夫人から告げられたときのことを思い出す。
「アロイスには想い人がいるから、私が愛されることなどない……と」
「ほーう? 確かにオルレーヌ公爵に挨拶に行ったときに、夫人に捕まって話をしたことがある。だが、ほとんど付き合いのない夫人に、私がそんな話をするはずがない。第一、私が好きなのはずっとあなただけだと言っている」
アロイスは不機嫌そうに眉を上げた。
「ずっと……って、いつから?」
「あなたが七歳のころから」
「え、待って?」
レティシアは必死になって子供のころのことを思い出す。
「七歳……って、私がアルザスに住んでいたころかしら」
「ああ。一緒によく遊んだ」
「ええと? あの頃私がよく遊んでいたのはアルっていう名前のお兄さんだけよ?」
「アルのことは覚えているのか!?」
アロイスが目をむいた。
レティシアはその剣幕にこそ驚いた。
「ええ。でも、どうしてアルのことを知っているの?」
「私がそのアルだからだ」
レティシアの頭は真っ白になった。
自分の記憶の中にあるアルの姿と、アロイスの姿がどうしても重ならない。それに、レティシアが目の前の男性がアルだと信じられない理由がもう一つあった。
「うそ! だってアルは死んだはずだもの!」
「なんだって? 私は生きているぞ!」
心外だと、アロイスはレティシアに詰め寄り、彼女の手を握った。
「本当に……、アルなの?」
「私はそんなに変わったか?」
「だって、アルはすごくぽっちゃり……いえ、ふくよかだったじゃない!」
「そこまで言ったら、言い直しても一緒だ。あのときは病弱であまり運動できなかったからな」
「やっぱり嘘! アルがこんな風になるなんて、思わないじゃない!」
苦笑するアロイスの姿は、一緒に無邪気に遊んだアルとはやはり重ならない。レティシアが覚えているアルは、かなりぽっちゃりした体型のお兄さんだった。
まさか彫像と見紛うばかりの美貌に進化するなど、想像できるはずもない。
「それに、アルは死んだって聞かされて……」
「誰がそんなことを!」
苛立ちのこもった声に、レティシアはびくりと怯えた。
「……まあいい。続けて」
苛立ちをどうにか押さえたアロイスに促され、レティシアは当時を思い出して口を開く。
「私は本当に未熟だった。新しい魔法を覚えるのが楽しくて、考えなしにアルに魔法を使って……、それで意識を失った」
レティシアはずっとあのとき魔法を不用意に使ってしまったことを後悔してきた。
「魔力切れだったと聞いた」
「そう……。それで、母があの人……公爵に連絡をして、治癒士を呼んでくれたのだけれど、その治癒士には治せなかったらしくて、私は意識のないまま王都に運ばれたの。そこでようやく治療を受けることができて……、完全に治るまでは王都に滞在することになった。それで……、公爵家の別邸にしばらく住まわせてもらっていた時に、アルが死んだって聞かされたの」
レティシアは当時のことを思い出して、落ち込んだ。あの時ほど後悔したことはない。
無茶な魔法を使った挙句、アルを助けることができなかったと思っていた。
「誰から聞いた?」
「……わからない。公爵家に仕える誰かだとは思うけれど」
「それで?」
「具合もよくなって、でもアルザスはアルとの思い出が多すぎて、戻るのは嫌だったし、アルを助けられなかったのが悔しくて、全寮制の魔法を学ぶことのできる学校へ入れてもらったの。それからしばらくして、今度は母が倒れたの。知らされたときには葬儀も終わっていて、私にはなにもできなかった。私はまた、助けられなかったの……」
アロイスの訃報を知らされたあとに、立て続けに母も亡くなり、レティシアは打ちひしがれていた。
その時の悲しみを思い出し、レティシアの目には涙がこみ上げる。
「母が死んだのは、きっとアルを助けられなかった私に対する罰が下されたんだと思った。だけど、私にはなんの力もなくて……、それからは必死に勉強したの。魔導士になれば、アルのような人を救えるかもしれない。そうすれば、少しはアルを救えなかったことを許されるかもしれないって。私がもっとちゃんと魔法を使えたら、お母さんも死ななくて済んだかもしれないって……」
ぽろぽろと涙が零れ、シーツの上に散る。
アロイスは彼女を引き寄せ、強く抱きしめた。
「罰だなんて。私はレティのおかげで、ここまで無事に生きてこられたんだ」
「そっか……。アル、ちゃんと生きてたんだ」
「勝手に殺すな」
強く抱きしめられた彼の腕の中で、彼の吐息が耳をくすぐった。
もう片方の耳は分厚い彼の胸板に押しつけられていて、温かく力強い彼の鼓動が聞こえる。
「ほんとうに、アル……なんだね」
「アロイスの愛称だ。レティには……そう呼んで欲しかったからな」
レティシアはアロイスの顔を見上げた。
優しく細められた目に、かつての彼の面影が重なる。彼と一緒に海辺で遊んだ時の楽しそうな笑顔と変わっていない。
「ああ、アルだ……!」
レティシアは喜びのあまり、彼をぎゅっと抱きしめる。
「レティが私のことを覚えていてくれて……よかった」
「私の魔法も、悪いことばっかりじゃなかったのかなぁ……」
「当たり前だ!」
アロイスの声もレティシアに負けず劣らず鼻声になっていて、なんだかおかしくなってくる。
レティシアの胸にはふつふつと喜びがこみ上げた。胸がくすぐったくて、いっぱいになる。
レティシアの目から零れる涙が、うれし涙に変わった。
「アル……」
「ああ。なんだ?」
「これからは……アルって呼んでもいい」
「もちろんだ」
彼の声に甘さが籠っていて、気恥ずかしくなってくる。
レティシアは彼の胸に顔を埋めた。
「レティ。顔を見せてくれ」
「いや。きっとすごく不細工だから」
好きな人にみっともない泣き顔を見られたくない。
レティシアはまるで猫のように彼の胸にぐりぐりと顔を押しつけた。
「レーティ?」
「なあに?」
「それで、あなたの気持ちは教えてもらえないのか?」
レティシアは彼の問いに弾かれたように埋めていた顔を上げる。
見上げたアロイスの目には楽しげな光が浮かんでいた。
レティシアは自分の耳を疑った。
信じたい。けれど、そんなことがあるはずがないという相反する気持ちが、聞こえた言葉を否定する。
「だから、あなたを愛していると言ったんだ!」
アロイスは耳まで真っ赤にしながら、叫ぶように告げた。
「うそ……」
「嘘なものか!」
アロイスはほとんど自棄のように叫ぶ。
「だって好きな人がいるって!」
「あなたしかいない。そんなこと誰から聞いた?」
アロイスの目がギラリと光った。
「……オルレーヌ公爵夫人」
「公爵夫人か……」
アロイスはその名前に考え込む。
レティシアは、アロイスとの結婚を父から告げられたときに、嫌がらせのように公爵夫人から告げられたときのことを思い出す。
「アロイスには想い人がいるから、私が愛されることなどない……と」
「ほーう? 確かにオルレーヌ公爵に挨拶に行ったときに、夫人に捕まって話をしたことがある。だが、ほとんど付き合いのない夫人に、私がそんな話をするはずがない。第一、私が好きなのはずっとあなただけだと言っている」
アロイスは不機嫌そうに眉を上げた。
「ずっと……って、いつから?」
「あなたが七歳のころから」
「え、待って?」
レティシアは必死になって子供のころのことを思い出す。
「七歳……って、私がアルザスに住んでいたころかしら」
「ああ。一緒によく遊んだ」
「ええと? あの頃私がよく遊んでいたのはアルっていう名前のお兄さんだけよ?」
「アルのことは覚えているのか!?」
アロイスが目をむいた。
レティシアはその剣幕にこそ驚いた。
「ええ。でも、どうしてアルのことを知っているの?」
「私がそのアルだからだ」
レティシアの頭は真っ白になった。
自分の記憶の中にあるアルの姿と、アロイスの姿がどうしても重ならない。それに、レティシアが目の前の男性がアルだと信じられない理由がもう一つあった。
「うそ! だってアルは死んだはずだもの!」
「なんだって? 私は生きているぞ!」
心外だと、アロイスはレティシアに詰め寄り、彼女の手を握った。
「本当に……、アルなの?」
「私はそんなに変わったか?」
「だって、アルはすごくぽっちゃり……いえ、ふくよかだったじゃない!」
「そこまで言ったら、言い直しても一緒だ。あのときは病弱であまり運動できなかったからな」
「やっぱり嘘! アルがこんな風になるなんて、思わないじゃない!」
苦笑するアロイスの姿は、一緒に無邪気に遊んだアルとはやはり重ならない。レティシアが覚えているアルは、かなりぽっちゃりした体型のお兄さんだった。
まさか彫像と見紛うばかりの美貌に進化するなど、想像できるはずもない。
「それに、アルは死んだって聞かされて……」
「誰がそんなことを!」
苛立ちのこもった声に、レティシアはびくりと怯えた。
「……まあいい。続けて」
苛立ちをどうにか押さえたアロイスに促され、レティシアは当時を思い出して口を開く。
「私は本当に未熟だった。新しい魔法を覚えるのが楽しくて、考えなしにアルに魔法を使って……、それで意識を失った」
レティシアはずっとあのとき魔法を不用意に使ってしまったことを後悔してきた。
「魔力切れだったと聞いた」
「そう……。それで、母があの人……公爵に連絡をして、治癒士を呼んでくれたのだけれど、その治癒士には治せなかったらしくて、私は意識のないまま王都に運ばれたの。そこでようやく治療を受けることができて……、完全に治るまでは王都に滞在することになった。それで……、公爵家の別邸にしばらく住まわせてもらっていた時に、アルが死んだって聞かされたの」
レティシアは当時のことを思い出して、落ち込んだ。あの時ほど後悔したことはない。
無茶な魔法を使った挙句、アルを助けることができなかったと思っていた。
「誰から聞いた?」
「……わからない。公爵家に仕える誰かだとは思うけれど」
「それで?」
「具合もよくなって、でもアルザスはアルとの思い出が多すぎて、戻るのは嫌だったし、アルを助けられなかったのが悔しくて、全寮制の魔法を学ぶことのできる学校へ入れてもらったの。それからしばらくして、今度は母が倒れたの。知らされたときには葬儀も終わっていて、私にはなにもできなかった。私はまた、助けられなかったの……」
アロイスの訃報を知らされたあとに、立て続けに母も亡くなり、レティシアは打ちひしがれていた。
その時の悲しみを思い出し、レティシアの目には涙がこみ上げる。
「母が死んだのは、きっとアルを助けられなかった私に対する罰が下されたんだと思った。だけど、私にはなんの力もなくて……、それからは必死に勉強したの。魔導士になれば、アルのような人を救えるかもしれない。そうすれば、少しはアルを救えなかったことを許されるかもしれないって。私がもっとちゃんと魔法を使えたら、お母さんも死ななくて済んだかもしれないって……」
ぽろぽろと涙が零れ、シーツの上に散る。
アロイスは彼女を引き寄せ、強く抱きしめた。
「罰だなんて。私はレティのおかげで、ここまで無事に生きてこられたんだ」
「そっか……。アル、ちゃんと生きてたんだ」
「勝手に殺すな」
強く抱きしめられた彼の腕の中で、彼の吐息が耳をくすぐった。
もう片方の耳は分厚い彼の胸板に押しつけられていて、温かく力強い彼の鼓動が聞こえる。
「ほんとうに、アル……なんだね」
「アロイスの愛称だ。レティには……そう呼んで欲しかったからな」
レティシアはアロイスの顔を見上げた。
優しく細められた目に、かつての彼の面影が重なる。彼と一緒に海辺で遊んだ時の楽しそうな笑顔と変わっていない。
「ああ、アルだ……!」
レティシアは喜びのあまり、彼をぎゅっと抱きしめる。
「レティが私のことを覚えていてくれて……よかった」
「私の魔法も、悪いことばっかりじゃなかったのかなぁ……」
「当たり前だ!」
アロイスの声もレティシアに負けず劣らず鼻声になっていて、なんだかおかしくなってくる。
レティシアの胸にはふつふつと喜びがこみ上げた。胸がくすぐったくて、いっぱいになる。
レティシアの目から零れる涙が、うれし涙に変わった。
「アル……」
「ああ。なんだ?」
「これからは……アルって呼んでもいい」
「もちろんだ」
彼の声に甘さが籠っていて、気恥ずかしくなってくる。
レティシアは彼の胸に顔を埋めた。
「レティ。顔を見せてくれ」
「いや。きっとすごく不細工だから」
好きな人にみっともない泣き顔を見られたくない。
レティシアはまるで猫のように彼の胸にぐりぐりと顔を押しつけた。
「レーティ?」
「なあに?」
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