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2 ドラゴン退治?
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「ファ~ア!」
ヤスコは背伸びをしながら大きなあくびをしました。
キョロキョロ!
「あれ、ここどこ? なんかちょっと酸っぱい匂いがしますぅ?」
そこはドラゴンの胃の中でしたが、食べた物を消化する為に胃酸が出始めていたのです。微生物サイズのヤスコは胃酸に触れたら一瞬で溶けてしまうでしょう。
「う~ん、霧が出てるみたいで視界が悪いけど、取り敢えずドラゴンの大きさに成って高い所から見下ろせば、ここが何処か分かるかなぁ?」
そう思った瞬間に、ヤスコは巨大化し始めてしまいます。
グググググゥウウウウウンッ!
ウッギャアアアアアアアアアアッ!
ズッバァアアアアアンッ!
ヤスコは、満腹で昼寝を始めたドラゴンの腹を突き破ってしまったのでした。
ピロリロリ~ン!
『グリーンドラゴンを倒しました』
パララッパッパッパ~!
『レベルアップしました!』
「や~ん、スプラッタ映画みたいに体がベチャベチャ~、気持ち悪~い」
ドラゴンの血肉がベッタリと服にこびりついています。
「どうしよう、御風呂に入りた~い。グスン」
ペッカァァァッ!
ヤスコの体を聖なる光が照らすと、
『【自動修復】スキルが発動しました』
何と一瞬で洋服全体が綺麗になってしまいました。
「わーい、おじさんありがとう」
ヤスコは白い服のおじさんに再びお礼を言いました。
「でも、もう少し自分の新しい力を制御しないとね。人前で大きく成ったり綺麗に成ったりしたら、化け物かと思われて仲良くして貰えないかもですよねぇ……」
このドラゴンの巣には倒された冒険者などが持っていた武器や装備がお宝と一緒に積み上げられていました。
ドラゴンは金銀財宝を集める習慣があると言うのが定説ですが、この世界のドラゴンもそうだったのです。
都合の良い事に、ドラゴンに襲われた冒険者達が持っていたと思われるマジックバッグを3個見つけたので、巣に有った金銀財宝と武器や装備をマジックバッグに全て詰め込んで貰っていくことにしました。
「ドラゴンさん死んじゃったんだから、もういらないよね、私が貰ってもいいよね。もし持ち主が見つかったら返すからね」
ヤスコは洞窟の外に出ました。
山脈の中腹にいるらしく、見上げると高い山並みがそそり立ち、見下ろすと谷底には滝が流れ落ちています。
山肌にはドラゴンの巣と思われる洞穴が、幾つか開いているのが見えました。
ここは『龍の谷』と呼ばれる所らしく、龍を恐れるあまりに近辺には町や村は全くありませんでした。
成長して独立したドラゴン達が、ソロで巣穴を作って住んでいる所だったのです。
「こんな山奥からどうやって人里へ出ればいいのかしら?……また小さく成ってドラゴンの背中に乗ってれば、何時か飛んで山から下りてくれるかしら?……草原にヤギなんかを捕食しに行ったときに背中から飛び降りられるかなぁ?」
案外能天気なところがあるヤスコでした。
「ほかにアイディアが浮かばないから、やってみよう!」
ヤスコがソ~っと隣の巣を覗くと、グ~スカピ~とドラゴンが寝ているのが見えます。
「君に決めた!」
そう言って、ヤスコはまず猫のサイズに成り洞窟内に入って行きました。
「あら、ここにもお宝があるわ!」
そう言って、そそくさとお宝をマジックバッグに詰め込むちゃっかりヤスコでした。
役立ちそうな目ぼしい物をしまい終わると、今度はネズミのサイズに成ってドラゴンの背中に上って行きます。
このぐらいなら気付かれないだろうと勝手に思い込んでサイズを調整しているのですが、ドラゴンはグッスリ眠っていたので全く気付かずに眠ったままでした。
ヤスコは次に微生物サイズに小さく成ると、ドラゴンの背びれの根元にある産毛の間に潜り込みます。そこは案外と温かくて、又スグに居眠ってしまいました。
どれほど寝込んでいたのでしょうか?
ドラゴンが急降下して、ガシッとヤギを捕獲して再び舞い上がる時、微生物サイズのヤスコは空に投げ出されて目が覚めました。
微生物サイズだったので埃の様にフワッと落下して、どこも怪我をしなかったのですが。別に計算してそう上手くいったわけではなかったようです。
ヤスコは背伸びをしながら大きなあくびをしました。
キョロキョロ!
「あれ、ここどこ? なんかちょっと酸っぱい匂いがしますぅ?」
そこはドラゴンの胃の中でしたが、食べた物を消化する為に胃酸が出始めていたのです。微生物サイズのヤスコは胃酸に触れたら一瞬で溶けてしまうでしょう。
「う~ん、霧が出てるみたいで視界が悪いけど、取り敢えずドラゴンの大きさに成って高い所から見下ろせば、ここが何処か分かるかなぁ?」
そう思った瞬間に、ヤスコは巨大化し始めてしまいます。
グググググゥウウウウウンッ!
ウッギャアアアアアアアアアアッ!
ズッバァアアアアアンッ!
ヤスコは、満腹で昼寝を始めたドラゴンの腹を突き破ってしまったのでした。
ピロリロリ~ン!
『グリーンドラゴンを倒しました』
パララッパッパッパ~!
『レベルアップしました!』
「や~ん、スプラッタ映画みたいに体がベチャベチャ~、気持ち悪~い」
ドラゴンの血肉がベッタリと服にこびりついています。
「どうしよう、御風呂に入りた~い。グスン」
ペッカァァァッ!
ヤスコの体を聖なる光が照らすと、
『【自動修復】スキルが発動しました』
何と一瞬で洋服全体が綺麗になってしまいました。
「わーい、おじさんありがとう」
ヤスコは白い服のおじさんに再びお礼を言いました。
「でも、もう少し自分の新しい力を制御しないとね。人前で大きく成ったり綺麗に成ったりしたら、化け物かと思われて仲良くして貰えないかもですよねぇ……」
このドラゴンの巣には倒された冒険者などが持っていた武器や装備がお宝と一緒に積み上げられていました。
ドラゴンは金銀財宝を集める習慣があると言うのが定説ですが、この世界のドラゴンもそうだったのです。
都合の良い事に、ドラゴンに襲われた冒険者達が持っていたと思われるマジックバッグを3個見つけたので、巣に有った金銀財宝と武器や装備をマジックバッグに全て詰め込んで貰っていくことにしました。
「ドラゴンさん死んじゃったんだから、もういらないよね、私が貰ってもいいよね。もし持ち主が見つかったら返すからね」
ヤスコは洞窟の外に出ました。
山脈の中腹にいるらしく、見上げると高い山並みがそそり立ち、見下ろすと谷底には滝が流れ落ちています。
山肌にはドラゴンの巣と思われる洞穴が、幾つか開いているのが見えました。
ここは『龍の谷』と呼ばれる所らしく、龍を恐れるあまりに近辺には町や村は全くありませんでした。
成長して独立したドラゴン達が、ソロで巣穴を作って住んでいる所だったのです。
「こんな山奥からどうやって人里へ出ればいいのかしら?……また小さく成ってドラゴンの背中に乗ってれば、何時か飛んで山から下りてくれるかしら?……草原にヤギなんかを捕食しに行ったときに背中から飛び降りられるかなぁ?」
案外能天気なところがあるヤスコでした。
「ほかにアイディアが浮かばないから、やってみよう!」
ヤスコがソ~っと隣の巣を覗くと、グ~スカピ~とドラゴンが寝ているのが見えます。
「君に決めた!」
そう言って、ヤスコはまず猫のサイズに成り洞窟内に入って行きました。
「あら、ここにもお宝があるわ!」
そう言って、そそくさとお宝をマジックバッグに詰め込むちゃっかりヤスコでした。
役立ちそうな目ぼしい物をしまい終わると、今度はネズミのサイズに成ってドラゴンの背中に上って行きます。
このぐらいなら気付かれないだろうと勝手に思い込んでサイズを調整しているのですが、ドラゴンはグッスリ眠っていたので全く気付かずに眠ったままでした。
ヤスコは次に微生物サイズに小さく成ると、ドラゴンの背びれの根元にある産毛の間に潜り込みます。そこは案外と温かくて、又スグに居眠ってしまいました。
どれほど寝込んでいたのでしょうか?
ドラゴンが急降下して、ガシッとヤギを捕獲して再び舞い上がる時、微生物サイズのヤスコは空に投げ出されて目が覚めました。
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