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どうしましょうと言われても
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「アナベルさん、リアン様がお召し物の色が好きじゃないとおっしゃるんですけど、どうしましょう?」
え?と他のメイドが持っている服を見るとド派手な゙色のキツイピンク色のドレスだった。
「その服、どこでみつけたんですか?」
これはリアンお嬢様は怒るでしょう。苦手な色合いですし、今までこんな色着たことないです!嫌がらせと思われても仕方ありません!
「クローゼットにありました。リアン様のお好みがわからなくて出してしまいました」
あったからって、普通は出さないでしょう!?リアン様の好みではないのは明白だし、わからないなら、なぜ聞かないの!?
そう言いたくなったけど、我慢する。有名デザイナーのドレスを適当に何枚か陛下が見繕って買っておいてくれと頼み、適当にクローゼットにいれたものを適当にメイドが出してきたわけだと予想できる。
「リアン様は普段、それほど服にこだわらないですし、デザインも最新のように見えたので、良いかと思ったんですけど……」
「……怒ってるんですね?」
「そうなんです!『着れるわけないでしょう!?』って大きい声で言われました。どうしましょう!?」
どうしましょうって……言われても、代わりの服を見繕って持って行き、謝るしかないでしょう!?
服を理由に部屋に引きこもり、怠惰に過ごされては困ります。せめて陛下と一緒にお食事くらいされなくては!怠惰好きな主人の顔が浮かぶ。
わたしが行くしかないわと慌てて用意し、廊下を歩いていくと、セオドア様と他の騎士の方が話している声がした。
「セオドア様、どうしましょう!?陛下は今日、視察に行かれようとした時、馬に騎乗している時に馬具が切れてしまい……」
「なんだと!誰かが仕掛けたのか?」
「違うんです!劣化してて、チェックを怠っていたらしくて、厩番が処罰されそうです。どうしましょう!?」
「どうしましょうと言われても、厩番が悪いだろ」
セオドア様は淡々とはっきりと言い返す。
「自分の仕事をきちんとこなさないからそうなる。陛下は怒ってるんだろう?」
「はい。怒ってまして、厩番を解雇するようにと……そして一緒に馬を用意した自分も怒られますううう!どうしましょう!?」
「そんなことオレに言われても!」
ああ……ここにもわたしと似たような境遇の方がいたわ。
「セオドア様なら陛下を宥められますよね?」
「なんでオレが!?」
「お願いします!もうすぐ厩番には子どもが生まれるんです。働く場所がなくなったらどうしましょう!?かわいそうです」
「どうしましょう……って……」
情に訴えられて、言葉に詰まるセオドア様は、ハア……と大きなため息をついた。
「わかった!一度だけ陛下に言ってみよう。それでだめなら諦めて再就職先をみつけろと厩番に言っておけ」
ありがとうございます!と言って騎士は小走りでいなくなる。セオドア様はわたしに気づく。
「どうしましょうって言われても大変ですよね」
わたしの言葉にまったくだと頷き、陛下のところへ行ってくるとめんどくさそうに言い、セオドア様は歩いていく。
なんのかんのと面倒見良くて頼られちゃうんですねと背中を見送る。
わたしはわたしでこうしていられないんだったわ。手に持っていた代わりの服を届けなくちゃお嬢様が困っているわね。
どうしましょうと言われても……わたしとセオドアの接点に思わずクスクス笑ってしまうのだった。
え?と他のメイドが持っている服を見るとド派手な゙色のキツイピンク色のドレスだった。
「その服、どこでみつけたんですか?」
これはリアンお嬢様は怒るでしょう。苦手な色合いですし、今までこんな色着たことないです!嫌がらせと思われても仕方ありません!
「クローゼットにありました。リアン様のお好みがわからなくて出してしまいました」
あったからって、普通は出さないでしょう!?リアン様の好みではないのは明白だし、わからないなら、なぜ聞かないの!?
そう言いたくなったけど、我慢する。有名デザイナーのドレスを適当に何枚か陛下が見繕って買っておいてくれと頼み、適当にクローゼットにいれたものを適当にメイドが出してきたわけだと予想できる。
「リアン様は普段、それほど服にこだわらないですし、デザインも最新のように見えたので、良いかと思ったんですけど……」
「……怒ってるんですね?」
「そうなんです!『着れるわけないでしょう!?』って大きい声で言われました。どうしましょう!?」
どうしましょうって……言われても、代わりの服を見繕って持って行き、謝るしかないでしょう!?
服を理由に部屋に引きこもり、怠惰に過ごされては困ります。せめて陛下と一緒にお食事くらいされなくては!怠惰好きな主人の顔が浮かぶ。
わたしが行くしかないわと慌てて用意し、廊下を歩いていくと、セオドア様と他の騎士の方が話している声がした。
「セオドア様、どうしましょう!?陛下は今日、視察に行かれようとした時、馬に騎乗している時に馬具が切れてしまい……」
「なんだと!誰かが仕掛けたのか?」
「違うんです!劣化してて、チェックを怠っていたらしくて、厩番が処罰されそうです。どうしましょう!?」
「どうしましょうと言われても、厩番が悪いだろ」
セオドア様は淡々とはっきりと言い返す。
「自分の仕事をきちんとこなさないからそうなる。陛下は怒ってるんだろう?」
「はい。怒ってまして、厩番を解雇するようにと……そして一緒に馬を用意した自分も怒られますううう!どうしましょう!?」
「そんなことオレに言われても!」
ああ……ここにもわたしと似たような境遇の方がいたわ。
「セオドア様なら陛下を宥められますよね?」
「なんでオレが!?」
「お願いします!もうすぐ厩番には子どもが生まれるんです。働く場所がなくなったらどうしましょう!?かわいそうです」
「どうしましょう……って……」
情に訴えられて、言葉に詰まるセオドア様は、ハア……と大きなため息をついた。
「わかった!一度だけ陛下に言ってみよう。それでだめなら諦めて再就職先をみつけろと厩番に言っておけ」
ありがとうございます!と言って騎士は小走りでいなくなる。セオドア様はわたしに気づく。
「どうしましょうって言われても大変ですよね」
わたしの言葉にまったくだと頷き、陛下のところへ行ってくるとめんどくさそうに言い、セオドア様は歩いていく。
なんのかんのと面倒見良くて頼られちゃうんですねと背中を見送る。
わたしはわたしでこうしていられないんだったわ。手に持っていた代わりの服を届けなくちゃお嬢様が困っているわね。
どうしましょうと言われても……わたしとセオドアの接点に思わずクスクス笑ってしまうのだった。
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