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奥様はお土産好き!
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売店。それは旅館へ泊まったとき忘れ物があった時には神のような存在になろう。例えばパンツとか…?
いやいや、そうじゃなくて!お土産とかもいいよね。地元の名産品を売るとかだよね!コンビニ路線も捨てがたいが。
「うーむ、どうかな?」
連絡球の前に並べられた品々。私の通信相手は……。
「頼ってくれるのは悪い気はしないが、セイラ、なんで僕なんだ?土産物の相談にのってる意味がわからないな。もっと適任はいると思うが?」
若きエスマブル学園長。ジーニーである。
「お願いしたいことがあったから、ついでに買いたい気持ちになれるかどうか見てもらいたくて」
「先にお願いの方を聞いてみたいが?なんだ??」
「誰か経理担当できる有能かつ、信頼できる人が欲しいのよ」
私や執事のクロウが経理をしているが、家電、アイスクリーム店、銭湯、旅館、雑貨、インテリアなどなど売るものが増えてきたため、手に余るようになってきた。
「ふーん……そうだな。有能だが、あー、でもちょっとめんどくさいか?」
少し躊躇うジーニー。学園は天才揃いだが、個性溢れる人ばかりで、めんどくさくない人っている?と思ったが、学園長の手前言わないでおく。
「僕がする」
「はい??」
私は耳を疑う。
「そちらに転移装置を作れば簡単に往来できる」
私が返事をするより早く、執務室のソファに寝そべっていたリヴィオがバッと素早く起き上がる。
「できる。……じゃねーよ!おまえは大人しく学園にいろ」
「学園も多忙でしょ?」
ジーニーがつまらなさそうに言う。
「僕だけ蚊帳の外だから心底面白くない。計算処理能力は高いし、経営戦略の相談にものれるし、人材派遣もできるし、どうだろうか?」
「あなたの能力は最高よ!もちろん、欲しいわ。でもエスマブル学園はどうするのよ?」
「大丈夫だ。学園の経営も落ち着いてきたし、有能な教師は山といる。昔からある学園だから、新事業の立ち上げで忙しい君のところとは違う」
なぜそこまで来たいのかわからないが、申し出は嬉しい。ジーニー、リヴィオ、私はクラスの……いや、学園でもトップを争っていた三人であり、その能力は疑う余地はない。
「それならオレがしてやる!」
リヴィオがジーニーを阻止しようとしているというか、私も聞こうと思っていたことを聞く。
「転移装置作るまでがクソめんどくせーじゃねーか!しかも高価で転移装置用の魔法増幅器とかめったにねーだろ!?」
ジーニーがニッコリ笑う…まさか。あるの!?私もお目にかかったことはない。
「距離的にそんな遠い転移にはならないだろう?だから魔力もそんなに使わないな。僕の魔力で一日一回の往復は行ける……しかし転移装置をセイラがナシュレへ行くと聞いてから、探していた」
ん??なぜ??
「転移装置が学園のコネ……もとい親切な卒業生から貰えた。王家のツテでね」
めちゃくちゃ職権乱用じゃないですか。エスマブル学園は王家とも繋がりは深い。卒業生がたくさん就職している。現にリヴィオも王家の騎士団に入った。……すぐ辞めたけど。
「おまえはそこで大人しくしてろ!」
リヴィオが連絡球の前に立ちはだかる。ジーニーが呆れたように頬杖をつく。
「リヴィオ……独り占めか?」
「なんの??」
私が横から顔を出す。リヴィオがうるさい!と言い放つ。連絡球をプツッと切る。
「えー!?!?」
「オレが経理してやるよ」
いや、まぁ、リヴィオもできるとは思うけどさ……『黒猫』とか学園長がする仕事かな?これ??これ他の人が知ったら、驚く事案です。
「あいつー!」
そう叫んだリヴィオの声に反応するように部屋の隅がキラキラと輝きだして魔法陣が描かれる。青い光が柔らかく満ちた時、人影が映し出された。
「そう邪険にするな」
茶色の髪に琥珀色の目をしたジーニーが現れた。あからさまにイヤーな顔をするリヴィオ。
「転移装置を設置しといてくれ」
私がするのっ!?軽く箱を手渡される。ご丁寧に説明書も入ってる。
「なんで来るんだよっ!」
「良いじゃないか。仲間に入れてくれても」
リヴィオとジーニーのやりとりを私は見て思った。
「相変わらず二人は仲が良いのねぇ」
『いや、全然』
同時に言う。ほらハモるくらいだもの。……これはもしや。ニホンである一定層の人気を誇っていた……アレでは?男同士のアレだよね?
「大丈夫よ。私は理解があるわ。ごめんね。ジーニー気づいてなくて……私、リヴィオとはビジネスな関係なの!二人の仲の邪魔は絶対しないわ!安心して!」
ジーニーがえっ!と声をあげる。リヴィオがちょっと待て!と慌てた。
「いいのよ!経理の仕事を二人でお願いします。もちろん、私も監査はキッチリさせてもらうわ」
私は鷹揚に頷く。理解ある女将でありたい。そっかー。この世界にもやはり男と男ってのはあるわよね。学園のときもそういえばジーニーはリヴィオが事件を起こすと庇ったり、呼び出しくらうと一緒に行って喧嘩の加勢をしてたりしたわよねぇ。懐かしい。
「すっげー勘違いしてないか?オレの気のせいか?」
リヴィオならそう言うと思った。照れ屋なとこあるよね。
「うんうん。良いのよ。このことはソッとしておくわ。さあ!お土産を考えましょう。売店の充実をはかるのよ」
「セイラ……なんだろうか?不愉快な間違いをしてる気がするが……まぁ、時間がない。帳簿を見せてくれ」
ジーニーに戸棚から出してきて渡す。
私とリヴィオはお土産を並べてデザイン、味などを吟味する。
「そのお土産とかだが、一番買いそうな年齢層に見てもらったらどうだ?」
たしかにそうだ。ジーニーはなかなか鋭い。私は招集することにした。
ナシュレの街の奥様たちを!!
ナシュレの街の奥様方を呼んでお土産物を見てもらう。試食や試供品のプレゼントありますと言うと駆けつけて来てくれた。心強い。
旅館の広間のテーブルに並べられたお土産類を順番に見て回ってもらう。
「このお饅頭は美味しいけど……なにかしら?このマーク?」
あんこの入った温泉饅頭である。皮に焼き印で温泉♨マークを入れてある。定番というか必須かと思ったが不評か!?
「温泉のマークなのですが……」
「あっ!なるほどー!そう思うと可愛いわ」
「味は美味しい!中に入ってる具がアッサリした甘さで好きだわ」
マークがわかりやすいようにパッケージに温泉のイラスト入れよう。味はパクパク食べてくれてるから馴染めそう。
「この星型とかお花のクッキー……サニーちゃんのクッキーとか子供たち喜ぶと思うんだけど?」
なるほど。サニーちゃん、浸透してきてるものね……そうだ!サニーちゃんグッズも売店に置こう。温泉用サニーちゃんタオルもいいかも。私は頷きメモをしっかりとる。
「この海苔のついたお醤油煎餅も美味しいけど、小魚やエビの入った海鮮煎餅もどうかしら?海が近いから、ご近所さんに喜ばれそうな、料理に使えて日持ちする、昆布とか乾燥ワカメとかも実用的でもらうと助かるわ」
「良いですね!」
普通の煎餅より良いかもしれない。煎餅を時々パリンと手で割りつつ食べている。いい音だ。
「わたし、このハーブシリーズが嬉しいわ!石鹸一つ買っていっていいかしら?」
「今日のお礼にミニ石鹸を袋にいれてありますよ」
えー!素敵ー!とワイワイ賑やかだ。このハーブシリーズ、家のメイド発信でだんだん口コミで広がっていて、人気が出てきている。作りたいと興味を持ったメイドさんを筆頭にし、ハーブシリーズ化粧品部門も最近立ち上げたところだ。
「娘にも1つ送ってやろうかしら」
「ハンドクリームがすごく助かるわ。畑仕事や水仕事すると荒れちゃうもの」
奥様方の興味は尽きず、次はお茶コーナーでも飲み比べ大会が始まっている。
延々と続きそうな雰囲気にリヴィオがため息をついた。
「すげー…パワーだな」
「私は助かるわ。ノートが埋まっていく……あっ!呼ばれた!はいっ!今、行きまーす!」
私の手に持っているメモノートにどんどん書き込まれていく。いや、これほどまで盛況になるとは思わなかった。奥様達はまだ足りないわ!とカスタードプリンのカラメルソースの量が少ないとまで言われた。
ありがたいご意見ですっ!と私は真摯にメモをしていくのだった。
いやいや、そうじゃなくて!お土産とかもいいよね。地元の名産品を売るとかだよね!コンビニ路線も捨てがたいが。
「うーむ、どうかな?」
連絡球の前に並べられた品々。私の通信相手は……。
「頼ってくれるのは悪い気はしないが、セイラ、なんで僕なんだ?土産物の相談にのってる意味がわからないな。もっと適任はいると思うが?」
若きエスマブル学園長。ジーニーである。
「お願いしたいことがあったから、ついでに買いたい気持ちになれるかどうか見てもらいたくて」
「先にお願いの方を聞いてみたいが?なんだ??」
「誰か経理担当できる有能かつ、信頼できる人が欲しいのよ」
私や執事のクロウが経理をしているが、家電、アイスクリーム店、銭湯、旅館、雑貨、インテリアなどなど売るものが増えてきたため、手に余るようになってきた。
「ふーん……そうだな。有能だが、あー、でもちょっとめんどくさいか?」
少し躊躇うジーニー。学園は天才揃いだが、個性溢れる人ばかりで、めんどくさくない人っている?と思ったが、学園長の手前言わないでおく。
「僕がする」
「はい??」
私は耳を疑う。
「そちらに転移装置を作れば簡単に往来できる」
私が返事をするより早く、執務室のソファに寝そべっていたリヴィオがバッと素早く起き上がる。
「できる。……じゃねーよ!おまえは大人しく学園にいろ」
「学園も多忙でしょ?」
ジーニーがつまらなさそうに言う。
「僕だけ蚊帳の外だから心底面白くない。計算処理能力は高いし、経営戦略の相談にものれるし、人材派遣もできるし、どうだろうか?」
「あなたの能力は最高よ!もちろん、欲しいわ。でもエスマブル学園はどうするのよ?」
「大丈夫だ。学園の経営も落ち着いてきたし、有能な教師は山といる。昔からある学園だから、新事業の立ち上げで忙しい君のところとは違う」
なぜそこまで来たいのかわからないが、申し出は嬉しい。ジーニー、リヴィオ、私はクラスの……いや、学園でもトップを争っていた三人であり、その能力は疑う余地はない。
「それならオレがしてやる!」
リヴィオがジーニーを阻止しようとしているというか、私も聞こうと思っていたことを聞く。
「転移装置作るまでがクソめんどくせーじゃねーか!しかも高価で転移装置用の魔法増幅器とかめったにねーだろ!?」
ジーニーがニッコリ笑う…まさか。あるの!?私もお目にかかったことはない。
「距離的にそんな遠い転移にはならないだろう?だから魔力もそんなに使わないな。僕の魔力で一日一回の往復は行ける……しかし転移装置をセイラがナシュレへ行くと聞いてから、探していた」
ん??なぜ??
「転移装置が学園のコネ……もとい親切な卒業生から貰えた。王家のツテでね」
めちゃくちゃ職権乱用じゃないですか。エスマブル学園は王家とも繋がりは深い。卒業生がたくさん就職している。現にリヴィオも王家の騎士団に入った。……すぐ辞めたけど。
「おまえはそこで大人しくしてろ!」
リヴィオが連絡球の前に立ちはだかる。ジーニーが呆れたように頬杖をつく。
「リヴィオ……独り占めか?」
「なんの??」
私が横から顔を出す。リヴィオがうるさい!と言い放つ。連絡球をプツッと切る。
「えー!?!?」
「オレが経理してやるよ」
いや、まぁ、リヴィオもできるとは思うけどさ……『黒猫』とか学園長がする仕事かな?これ??これ他の人が知ったら、驚く事案です。
「あいつー!」
そう叫んだリヴィオの声に反応するように部屋の隅がキラキラと輝きだして魔法陣が描かれる。青い光が柔らかく満ちた時、人影が映し出された。
「そう邪険にするな」
茶色の髪に琥珀色の目をしたジーニーが現れた。あからさまにイヤーな顔をするリヴィオ。
「転移装置を設置しといてくれ」
私がするのっ!?軽く箱を手渡される。ご丁寧に説明書も入ってる。
「なんで来るんだよっ!」
「良いじゃないか。仲間に入れてくれても」
リヴィオとジーニーのやりとりを私は見て思った。
「相変わらず二人は仲が良いのねぇ」
『いや、全然』
同時に言う。ほらハモるくらいだもの。……これはもしや。ニホンである一定層の人気を誇っていた……アレでは?男同士のアレだよね?
「大丈夫よ。私は理解があるわ。ごめんね。ジーニー気づいてなくて……私、リヴィオとはビジネスな関係なの!二人の仲の邪魔は絶対しないわ!安心して!」
ジーニーがえっ!と声をあげる。リヴィオがちょっと待て!と慌てた。
「いいのよ!経理の仕事を二人でお願いします。もちろん、私も監査はキッチリさせてもらうわ」
私は鷹揚に頷く。理解ある女将でありたい。そっかー。この世界にもやはり男と男ってのはあるわよね。学園のときもそういえばジーニーはリヴィオが事件を起こすと庇ったり、呼び出しくらうと一緒に行って喧嘩の加勢をしてたりしたわよねぇ。懐かしい。
「すっげー勘違いしてないか?オレの気のせいか?」
リヴィオならそう言うと思った。照れ屋なとこあるよね。
「うんうん。良いのよ。このことはソッとしておくわ。さあ!お土産を考えましょう。売店の充実をはかるのよ」
「セイラ……なんだろうか?不愉快な間違いをしてる気がするが……まぁ、時間がない。帳簿を見せてくれ」
ジーニーに戸棚から出してきて渡す。
私とリヴィオはお土産を並べてデザイン、味などを吟味する。
「そのお土産とかだが、一番買いそうな年齢層に見てもらったらどうだ?」
たしかにそうだ。ジーニーはなかなか鋭い。私は招集することにした。
ナシュレの街の奥様たちを!!
ナシュレの街の奥様方を呼んでお土産物を見てもらう。試食や試供品のプレゼントありますと言うと駆けつけて来てくれた。心強い。
旅館の広間のテーブルに並べられたお土産類を順番に見て回ってもらう。
「このお饅頭は美味しいけど……なにかしら?このマーク?」
あんこの入った温泉饅頭である。皮に焼き印で温泉♨マークを入れてある。定番というか必須かと思ったが不評か!?
「温泉のマークなのですが……」
「あっ!なるほどー!そう思うと可愛いわ」
「味は美味しい!中に入ってる具がアッサリした甘さで好きだわ」
マークがわかりやすいようにパッケージに温泉のイラスト入れよう。味はパクパク食べてくれてるから馴染めそう。
「この星型とかお花のクッキー……サニーちゃんのクッキーとか子供たち喜ぶと思うんだけど?」
なるほど。サニーちゃん、浸透してきてるものね……そうだ!サニーちゃんグッズも売店に置こう。温泉用サニーちゃんタオルもいいかも。私は頷きメモをしっかりとる。
「この海苔のついたお醤油煎餅も美味しいけど、小魚やエビの入った海鮮煎餅もどうかしら?海が近いから、ご近所さんに喜ばれそうな、料理に使えて日持ちする、昆布とか乾燥ワカメとかも実用的でもらうと助かるわ」
「良いですね!」
普通の煎餅より良いかもしれない。煎餅を時々パリンと手で割りつつ食べている。いい音だ。
「わたし、このハーブシリーズが嬉しいわ!石鹸一つ買っていっていいかしら?」
「今日のお礼にミニ石鹸を袋にいれてありますよ」
えー!素敵ー!とワイワイ賑やかだ。このハーブシリーズ、家のメイド発信でだんだん口コミで広がっていて、人気が出てきている。作りたいと興味を持ったメイドさんを筆頭にし、ハーブシリーズ化粧品部門も最近立ち上げたところだ。
「娘にも1つ送ってやろうかしら」
「ハンドクリームがすごく助かるわ。畑仕事や水仕事すると荒れちゃうもの」
奥様方の興味は尽きず、次はお茶コーナーでも飲み比べ大会が始まっている。
延々と続きそうな雰囲気にリヴィオがため息をついた。
「すげー…パワーだな」
「私は助かるわ。ノートが埋まっていく……あっ!呼ばれた!はいっ!今、行きまーす!」
私の手に持っているメモノートにどんどん書き込まれていく。いや、これほどまで盛況になるとは思わなかった。奥様達はまだ足りないわ!とカスタードプリンのカラメルソースの量が少ないとまで言われた。
ありがたいご意見ですっ!と私は真摯にメモをしていくのだった。
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