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オルゴールの音は静かに奏でられる
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トトとテテとジーニーが揃って、やって来た。
「やあ、おめでとう!セイラ、元気そうだね」
ジーニーがニッコリ笑って双子の赤ちゃんと私を見て笑う。リヴィオが金色の目でジイイイッと視線を送る。ジーニーが額に手を当てる。
「リヴィオ、僕は確かにミツキだと言った。だけど、君もそうだろうけど、大部分はジーニーのままだ。前のように普通に付き合ってくれ」
「あ、うん……オレのこと、邪魔者とか近寄んなとか牽制してこないよな?」
………ミツキがシンヤ君に何をしたのか問い詰めてみたい。リヴィオがこんな゙警戒するなんて。
「当たり前だろ!?」
「そうか、良かった!そうだよな!……ジーニーだよな!」
ホッとした顔で、リヴィオは言う。静かに寝ている赤ちゃんを眺めていたトトとテテが何してるのだと呆れた顔で二人の男を見る。
「ただセイラと子どもを大事にしないと許さないよ」
「それは大丈夫だ。絶対と言い切れる」
信用してるよとジーニーは小さく頷き、笑った。
ちょっとハラハラしつつ、やりとりを見守っていた私はホッとした。やはり、二人は仲のいい親友同士でいてほしい。それを見てるのが楽しいし、私も好きなのだ。
「わけのわからない男の友情はおいておくのだー!」
「我らからのプレゼントなのだ!……子どもたちへ玩具のプレゼントなのだ」
「どんなものなの!?」
私はワクワクして包み紙を開けた。トトとテテが差し出したのはクルクル回る玩具だった。モビールになっていて、可愛らしい動物や鳥が吊られていた。
「可愛いわ!これは喜びそう」
「音楽つきなのだ」
「良い曲なのだ!」
トトがカチッとスイッチをいれると、音楽が奏でられる。オルゴールの優しい音色が静かに室内に響く。
この曲を私は知っている。昔の記憶が蘇る。
「この音楽……聞いたことがあるわ……」
私は声を絞り出した。母の宝石箱にはオルゴールがついていた……でもそれは、もう大分昔に壊れてしまって音がならなくなってしまった。母が恋しくて、私が何度も聴いたせいだ。
「どうやって……?」
トトとテテがリヴィオを指差す。
「リヴィオが、執務室にあるセイラが大事にしている宝石箱と写真が飾られていると、教えてくれたのだ」
「オルゴールがついていたんじゃないかって調べてみたのだ」
ハッと私はした。そうだ。リヴィオはこれが私の大事にしていたものと知っていた。確か……バシュレ家の屋敷から出ていく時に投げつけられて、泣きそうになった。唯一、あの家から私が持ち出せた物だった。その時、リヴィオは一緒にいた。ほんの些細なことで……よく……。
「よく気づいたわね……」
私の声は震えていた。オルゴールの音が止まる。もう一度リヴィオがスイッチを入れて音楽を流してくれる。小さくて可愛い動物たちがクルクルと回る。
「あの時、セイラが涙目だったからな。この屋敷に来てからも飾っていたからな」
「ありがとう……みんな……ホントに私は……」
ポロポロと私のが泣き出したのを見て、トトとテテがえええーっ!と言う。
「笑顔がみたいのだ!」
「喜ぶ笑顔がいいのだーっ!」
「えっ……嬉し泣き……なんだ……けど?」
トトとテテはそうだけど、涙より笑ってほしいのだ!と駄々をこねる。思わず私は笑ってしまう。
「我らは笑顔が好きなのだ」
「喜んでくれたのは嬉しいけど、セイラの笑顔が一番なのだ」
私は幸せ者だと思う。懐かしい母の大好きだった曲を聞きながら、子ども達を見る。
私もこの曲をこの愛しき子ども達に歌ってあげようと思った。優しく子守唄を歌う。
愛を知らないなんて、なんで思ったのだろう?私はこんなにも皆から愛を注がれている。
ありがとうともう一度、笑顔でお礼を言った。
「やあ、おめでとう!セイラ、元気そうだね」
ジーニーがニッコリ笑って双子の赤ちゃんと私を見て笑う。リヴィオが金色の目でジイイイッと視線を送る。ジーニーが額に手を当てる。
「リヴィオ、僕は確かにミツキだと言った。だけど、君もそうだろうけど、大部分はジーニーのままだ。前のように普通に付き合ってくれ」
「あ、うん……オレのこと、邪魔者とか近寄んなとか牽制してこないよな?」
………ミツキがシンヤ君に何をしたのか問い詰めてみたい。リヴィオがこんな゙警戒するなんて。
「当たり前だろ!?」
「そうか、良かった!そうだよな!……ジーニーだよな!」
ホッとした顔で、リヴィオは言う。静かに寝ている赤ちゃんを眺めていたトトとテテが何してるのだと呆れた顔で二人の男を見る。
「ただセイラと子どもを大事にしないと許さないよ」
「それは大丈夫だ。絶対と言い切れる」
信用してるよとジーニーは小さく頷き、笑った。
ちょっとハラハラしつつ、やりとりを見守っていた私はホッとした。やはり、二人は仲のいい親友同士でいてほしい。それを見てるのが楽しいし、私も好きなのだ。
「わけのわからない男の友情はおいておくのだー!」
「我らからのプレゼントなのだ!……子どもたちへ玩具のプレゼントなのだ」
「どんなものなの!?」
私はワクワクして包み紙を開けた。トトとテテが差し出したのはクルクル回る玩具だった。モビールになっていて、可愛らしい動物や鳥が吊られていた。
「可愛いわ!これは喜びそう」
「音楽つきなのだ」
「良い曲なのだ!」
トトがカチッとスイッチをいれると、音楽が奏でられる。オルゴールの優しい音色が静かに室内に響く。
この曲を私は知っている。昔の記憶が蘇る。
「この音楽……聞いたことがあるわ……」
私は声を絞り出した。母の宝石箱にはオルゴールがついていた……でもそれは、もう大分昔に壊れてしまって音がならなくなってしまった。母が恋しくて、私が何度も聴いたせいだ。
「どうやって……?」
トトとテテがリヴィオを指差す。
「リヴィオが、執務室にあるセイラが大事にしている宝石箱と写真が飾られていると、教えてくれたのだ」
「オルゴールがついていたんじゃないかって調べてみたのだ」
ハッと私はした。そうだ。リヴィオはこれが私の大事にしていたものと知っていた。確か……バシュレ家の屋敷から出ていく時に投げつけられて、泣きそうになった。唯一、あの家から私が持ち出せた物だった。その時、リヴィオは一緒にいた。ほんの些細なことで……よく……。
「よく気づいたわね……」
私の声は震えていた。オルゴールの音が止まる。もう一度リヴィオがスイッチを入れて音楽を流してくれる。小さくて可愛い動物たちがクルクルと回る。
「あの時、セイラが涙目だったからな。この屋敷に来てからも飾っていたからな」
「ありがとう……みんな……ホントに私は……」
ポロポロと私のが泣き出したのを見て、トトとテテがえええーっ!と言う。
「笑顔がみたいのだ!」
「喜ぶ笑顔がいいのだーっ!」
「えっ……嬉し泣き……なんだ……けど?」
トトとテテはそうだけど、涙より笑ってほしいのだ!と駄々をこねる。思わず私は笑ってしまう。
「我らは笑顔が好きなのだ」
「喜んでくれたのは嬉しいけど、セイラの笑顔が一番なのだ」
私は幸せ者だと思う。懐かしい母の大好きだった曲を聞きながら、子ども達を見る。
私もこの曲をこの愛しき子ども達に歌ってあげようと思った。優しく子守唄を歌う。
愛を知らないなんて、なんで思ったのだろう?私はこんなにも皆から愛を注がれている。
ありがとうともう一度、笑顔でお礼を言った。
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