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1話「崩壊」
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俺は現役高校生のプロゲーマー! 間 快斗。
今話題のconnect onlineで世界ランカーを狙っている。
「よっしゃ!30連勝だッ!………ってやべぇ1限遅れるっ」
チャイムが鳴り響く。1時間目は国語…か。
「ってまた今日も寝れなかった。授業なんてまるで入ってこねぇんだよなぁ。」
「うぅ眠い………」バレてないよな…。
「さてでは指名でこの文章読んでもらいましょうか。おい!」
「どわぁ」
「快斗!いつまで寝ている。これだから引きこもり予備軍は…」
「ギクッ…」
国語科の里村かよ…ジジィのくせに。はやくくたばれッ!
「はーやっと授業終わったー」
「お前ほぼ寝てたじゃん」
こいつは俺とconnect onlineでギルドを組んでる涼だ。
「わかってんなら起こしてくれよ涼ー。」
「馬鹿みたいにゲームやりまくってる引きこもり予備軍のことなんか考えてられッかよ」
「悪ぃ悪ぃ。今日もコネオンやる?よな。負けたら明日の飯奢りな。」
「上等だ。ニートなりかけ野郎」
「二人共ー。ゲームもいいけどプリントやってきたのかしら。今日という今日は見せないわよ。」
こいつもギルドを組んでる一人の結香だ。
「いやーも、もちろんね?やってきたよ?あれ?いっけねー。家に忘れてきちゃったわー。みせt」
「あ゛?」
「まぁまぁ。これだから野生のゴリラは野に離しとけっていったのn…グヘッ」
最後まで言わせる暇もなく殴り飛ばされる涼。
これが俺らの日常のはずだった。あの忌々しい災害が起こるまでは。
「よーし涼ー結香ー帰ろうぜー。ん?なんだ?」
突然教室が揺れだした。クラスメイトも唖然として
「なんか揺れてる?」
「おいこんな時に地震か?」
「プレートは人工に代えられただろ?地震なんか起こるわけが…」
「おい快斗!あれ見ろ!」
咄嗟に涼が叫ぶ。
その時目に入ってきたものは…ビルだ。ビルが学校向かって飛んできているのだ。
「おい。こんなとこでゲームオーバーかよ…」
涼が悲しげに言う。東が強く言った。
「つまんねぇ事ぬかしてんじゃねぇ!結香大丈夫か?涼も!走るぞ!」
一塁の望みにかけて走るしかない。東の頭にはそれしか残っていなかった。
「は?」
窓をみた快斗が呟いた。そこにはビルだけではない。この区内の地面全てが隆起し向かってきている。「ドゴォン」
近くで爆音がした。
「バコンッ!」
隣を見るとさっきまでいた涼の背が低く感じた。いや感じたのではない。涼の頭部がないのだ。
「キャッ」
小さく結香が悲鳴を上げた。
隣で友達が死んだのだ。辺りは紅く染まっていて頭らしきものがぽつりと虚しげに落ちている。呆然と見渡す事しかできない。なんとか状況を読み込めた。
涼は飛んできた断片に頭を飛ばされたのだ。
「に、逃げるぞ」
言ったはものの足がすくんで動かない。
俺がこわがってどうすんだ。結香の方が怖いに決まってる。なんとか助からないと。
「死にたくねぇよ゛」
向こうの棟から声が聞こえる。
「どうすればいいんだ」
いつも俺は大事なときに優柔不断だ。そんな俺が嫌いで嫌いでしかたがない。
「快斗…どうすればいいの。こんなところで…まだ死にたくないよ…」
結香が震えを隠すように言う。
「結香……。」
一滴の涙を拭って前に進む。結香のためにも逃げなければ。
!?
「ビュゥン」
「結香危ない!」
「ズボッ」
一瞬理解ができなかった。
自分の体に風穴が空いていた。わかるのはそれだけだった。
「崩壊」__
今話題のconnect onlineで世界ランカーを狙っている。
「よっしゃ!30連勝だッ!………ってやべぇ1限遅れるっ」
チャイムが鳴り響く。1時間目は国語…か。
「ってまた今日も寝れなかった。授業なんてまるで入ってこねぇんだよなぁ。」
「うぅ眠い………」バレてないよな…。
「さてでは指名でこの文章読んでもらいましょうか。おい!」
「どわぁ」
「快斗!いつまで寝ている。これだから引きこもり予備軍は…」
「ギクッ…」
国語科の里村かよ…ジジィのくせに。はやくくたばれッ!
「はーやっと授業終わったー」
「お前ほぼ寝てたじゃん」
こいつは俺とconnect onlineでギルドを組んでる涼だ。
「わかってんなら起こしてくれよ涼ー。」
「馬鹿みたいにゲームやりまくってる引きこもり予備軍のことなんか考えてられッかよ」
「悪ぃ悪ぃ。今日もコネオンやる?よな。負けたら明日の飯奢りな。」
「上等だ。ニートなりかけ野郎」
「二人共ー。ゲームもいいけどプリントやってきたのかしら。今日という今日は見せないわよ。」
こいつもギルドを組んでる一人の結香だ。
「いやーも、もちろんね?やってきたよ?あれ?いっけねー。家に忘れてきちゃったわー。みせt」
「あ゛?」
「まぁまぁ。これだから野生のゴリラは野に離しとけっていったのn…グヘッ」
最後まで言わせる暇もなく殴り飛ばされる涼。
これが俺らの日常のはずだった。あの忌々しい災害が起こるまでは。
「よーし涼ー結香ー帰ろうぜー。ん?なんだ?」
突然教室が揺れだした。クラスメイトも唖然として
「なんか揺れてる?」
「おいこんな時に地震か?」
「プレートは人工に代えられただろ?地震なんか起こるわけが…」
「おい快斗!あれ見ろ!」
咄嗟に涼が叫ぶ。
その時目に入ってきたものは…ビルだ。ビルが学校向かって飛んできているのだ。
「おい。こんなとこでゲームオーバーかよ…」
涼が悲しげに言う。東が強く言った。
「つまんねぇ事ぬかしてんじゃねぇ!結香大丈夫か?涼も!走るぞ!」
一塁の望みにかけて走るしかない。東の頭にはそれしか残っていなかった。
「は?」
窓をみた快斗が呟いた。そこにはビルだけではない。この区内の地面全てが隆起し向かってきている。「ドゴォン」
近くで爆音がした。
「バコンッ!」
隣を見るとさっきまでいた涼の背が低く感じた。いや感じたのではない。涼の頭部がないのだ。
「キャッ」
小さく結香が悲鳴を上げた。
隣で友達が死んだのだ。辺りは紅く染まっていて頭らしきものがぽつりと虚しげに落ちている。呆然と見渡す事しかできない。なんとか状況を読み込めた。
涼は飛んできた断片に頭を飛ばされたのだ。
「に、逃げるぞ」
言ったはものの足がすくんで動かない。
俺がこわがってどうすんだ。結香の方が怖いに決まってる。なんとか助からないと。
「死にたくねぇよ゛」
向こうの棟から声が聞こえる。
「どうすればいいんだ」
いつも俺は大事なときに優柔不断だ。そんな俺が嫌いで嫌いでしかたがない。
「快斗…どうすればいいの。こんなところで…まだ死にたくないよ…」
結香が震えを隠すように言う。
「結香……。」
一滴の涙を拭って前に進む。結香のためにも逃げなければ。
!?
「ビュゥン」
「結香危ない!」
「ズボッ」
一瞬理解ができなかった。
自分の体に風穴が空いていた。わかるのはそれだけだった。
「崩壊」__
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