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1. 愛してないのはお互いさま
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「俺は君のように生意気な女性は好みじゃない」
何言ってるんだろう、この人……。
シルヴィアはぽかんと間抜けな顔を晒してしまった。淑女としては少々はしたない態度だが、状況的にそれも仕方ないだろう。
今日はシルヴィアと婚約予定であるエグモント・ハグマイヤー子爵令息との初顔合わせだ。
つまり、彼は自分と婚約する気はないということだろうか?既にハグマイヤー子爵からは了承の返事を貰っている筈だけれど……とシルヴィアは首を傾げる。そんな彼女の様子に全く頓着せず、エグモントは鼻を膨らまし気味に話し続けた。
「君は先代のキースリング伯爵亡きあと、跡を継いで領地経営をやっているそうじゃないか」
「ええ、父の子供は私しかいませんから。私が婿を取って爵位を継ぐしかありませんわ」
「領地経営なんて男の仕事だ。女性は子を産み育て、家政を守りご夫人との社交に勤しむ。それが正しい役割分担だ。そう思わないか?」
「……まあ、そういう考え方もあるでしょうね」
「だろう?」
肯定した覚えは全くない。
だがエグモントは同意を得たと思ったらしく、さらりと金髪をかきあげながら流し目でこちらを見た。
深い蒼の瞳に整った鼻梁は美形の部類に入るかもしれない。だが残念ながら、シルヴィアは容姿で婿を選ぶような令嬢ではなかった。それにエグモントの自意識過剰な仕草はどうにも彼女を苛立たせる。それを口にするほど無礼ではないため黙っているけれど。
「だからね、当主は夫へと譲るべきだ。表向きのことは俺がやる。君は出しゃばらず、女性としての仕事を全うしたらいい。そうしたら、愛してあげなくもないよ?」
「はぁ……」
エグモントは好き勝手に喋りまくった後、「その眼鏡はみっともないから止めた方がいい。それにもう少し女性らしく華やかな服装にすべきだ。俺はみっともない女と一緒に歩くのは御免だからね」と言い放って去っていった。
「……彼は何を勘違いしてらっしゃるのかしら」
「なんだか凄い方でしたねえ。お嬢様、本当にあの方とご結婚なさるのですか?」
傍らで一部始終を見ていた侍女アンナの問いに、シルヴィアは「仕方ないじゃない。他に選択肢がないのだから」と溜め息を吐きながら答えた。
◇ ◇ ◇
そもそもこの縁談を持ってきたのはシルヴィアの叔父、バルドゥル・フックス子爵である。
この叔父は長年、父の悩みの種であった。若い頃から放蕩者で金遣いが荒く、亡き祖父母は彼の行く末を心配して何度も叱っていたらしい。
成人して多少は落ち着いたかとフックス子爵家へ婿養子に出したのだが、そちらでもあまり評判は良くなかった。先物取引に手を出してみたり、怪しげな商売に飛びついたり……。そうして困ると兄のキースリング伯爵へ泣きついてくるのだ。
キースリング伯爵は危惧した。妻は既に亡く、自らの子供はシルヴィアのみ。この国では近年の法改正により女性の爵位継承が認められたが、まだまだ男性が爵位を継ぐべきという風潮が残っていた。もし自分にもしものことがあれば、弟バルドゥルがキースリングの爵位と財産を狙ってくるのは目に見えている。
そこでキースリング伯爵はどんな抜け道も逃さぬように事細かく記載した遺言書を作成し、第三者に預けた。その後しばらくして突然の病に倒れた彼はそのまま還らぬ人となり、遺産も爵位も全てシルヴィアが受け取ることになったのだ。
ちなみにバルドゥルの手元には銅貨一枚たりとも渡らなかった。叔父はさぞや荒れ狂うだろうと思っていたが、何も言ってこない。その静けさがシルヴィアにとっては却って不気味であった。
「喜べ、シルヴィア。儂が婿を見繕ってやったぞ」
遺産相続こそ何とか終わったものの、慣れない領地経営と社交に睡眠時間を削られてふらふらのシルヴィアへ、バルドゥルが大量の釣り書きを持ってきたのが一か月前のこと。
婿の選定なぞ頼んだ覚えもない。さらに持ってきた縁談相手は、社交界で問題があると噂される令息ばかりだった。
「叔父様、この中には私に釣り合う殿方はいらっしゃいませんわ」
「我儘を言うな!せっかく婚約者のいないお前のために探してきてやったのに」
「……その労力を別の事に使えばいいのに」
相手に聞こえぬよう、シルヴィアはボソッと呟いた。逆にどうやったらこんなに問題児ばかり集められるのか聞きたいくらいだ。
こんなことだろうと思っていた。大方、問題のある婿を当てがってシルヴィアの手に負えなくなることを狙っているのだろう。そして「やはり女に当主は無理だ」と己が割り込むつもりに決まっている。
「何か言ったか?」
「いえ、何も」
「とにかく、これは分家の総意でもあるのだ。絶対にこの中から婿を選ぶんだぞ」
何が分家の総意だと、シルヴィアは内心毒づく。前伯爵の弟という立場を利用して無理矢理合意を取ったに違いない。放蕩ぶりが知られているとはいえ叔父の爵位継承順位はシルヴィアに次ぐ位置であり、年若い彼女より発言権があることもまた事実だった。
「分かりました。吟味してお答えしますので、しばらくお待ちくださいませ」
そうして白羽の矢を当てたのが、ハグマイヤー子爵の次男であるエグモントだった。シルヴィアにとってみれば消去法で選んだだけの相手である。
初顔合わせで先行きに多大な不安はあったものの、叔父の強い薦めもありシルヴィアとエグモントはそのまま婚約。次の春には結婚と相成った。ちなみに婿入りの為、新居はキースリング伯爵邸である。
「なんだその色気のない格好は。眼鏡を止めたことは認めてやるが、もう少し男にやる気を出させる服を用意できなかったのか!」
結婚式を終えて初夜を迎えるべく夫婦の寝室を訪れたエグモントは、唾を飛ばしながら新妻を怒りつけた。
確かに今夜のシルヴィアはスケスケ夜着などではなく、ぴっちりと首までしまった服を着ているし、室内にはアンナも待機している。よく考えればその意味が分かりそうなものだが……この頭の足らない夫には理解できないようだ。
「こんなんじゃあ抱く気にもならない。それに以前言った通り、女だてらに男の仕事をするような生意気な女は嫌なんだ。……だが、君の態度次第では考えを変えてもいい」
「どのような態度ですか?」
夫は「やれやれ、君は本当に鈍いなあ」と大げさな手振りで溜め息を吐いてみせた。
「伯爵家当主は俺に任せろと言っているんだ。そうすれば君を正式に伯爵夫人として認めるし、妻として愛する努力をしてもいい」
「父の遺言により、キースリング家の血を引かない者に爵位は渡せません。それに、そもそも前提が間違っていますわ。私どもの結婚は政略によるもの。私は貴方を愛しておりませんし、愛して欲しいとも思っていません」
正式もなにも結婚式を挙げて届け出が済んでいるのだから、エグモントが認めようが認めまいが自分たちは正式な夫婦である。
また最初に愛がなくとも、真っ当な夫婦であれば穏やかに愛情を育んでいけるかもしれない。だがシルヴィアにはこの男に愛情を持てる気がしなかった。
「嘘を吐くな。君が俺に惚れたから、我が家へ結婚を申し込んできたのだろう?」
「そんな事実はありませんが」
どうやら叔父が「シルヴィアがどうしてもエグモント君と結婚したいと言いましてな」と調子の良いことを言ったらしい。どこまでも傍迷惑な親類である。
「君がそうやって意地を張る限り、閨事は無しだ。このまま白い結婚が続いたら……これを使う羽目になるかもね?」
そう言いながらエグモントがぴらりと出したのは、記入済みの離縁申請書だった。この国では白い結婚を二年間保てば離縁の正当な理由として認められる。大抵は妻がまだ幼い場合や元々離縁が前提であるなど、よほどの事情があるケースで利用されるものだ。
「白い結婚で離縁されたなどと、貴族夫人にとってはこの上ない恥だろう。だから俺のいう事を」
「分かりました。二年間閨事が無ければ離縁ということですね」
シルヴィアはエグモントの手からさっと申請書を奪い取ると、「え、いやその」と慌てる夫を無視して侍女へ手渡した。
「この申請書は大切に保管しておきますわね。アンナ、外にいるフリッツに渡して頂戴」
「はい」
「おい、ちょっと待て……クソっ、早い!」
部屋の外で待機していた執事フリッツは書類を受け取るなり、足音一つ立てず滑るように猛スピードで去っていった。どうやって走っているのかはシルヴィアにも謎である。
その後、夫は「私が悪かったと謝れば抱いてやってもいいと思っていたのに……。いいか、君が頭を下げるまで絶対に閨を共にはしないからな!よく反省しろ」と捨て台詞を吐きながら寝室を出て行った。
何言ってるんだろう、この人……。
シルヴィアはぽかんと間抜けな顔を晒してしまった。淑女としては少々はしたない態度だが、状況的にそれも仕方ないだろう。
今日はシルヴィアと婚約予定であるエグモント・ハグマイヤー子爵令息との初顔合わせだ。
つまり、彼は自分と婚約する気はないということだろうか?既にハグマイヤー子爵からは了承の返事を貰っている筈だけれど……とシルヴィアは首を傾げる。そんな彼女の様子に全く頓着せず、エグモントは鼻を膨らまし気味に話し続けた。
「君は先代のキースリング伯爵亡きあと、跡を継いで領地経営をやっているそうじゃないか」
「ええ、父の子供は私しかいませんから。私が婿を取って爵位を継ぐしかありませんわ」
「領地経営なんて男の仕事だ。女性は子を産み育て、家政を守りご夫人との社交に勤しむ。それが正しい役割分担だ。そう思わないか?」
「……まあ、そういう考え方もあるでしょうね」
「だろう?」
肯定した覚えは全くない。
だがエグモントは同意を得たと思ったらしく、さらりと金髪をかきあげながら流し目でこちらを見た。
深い蒼の瞳に整った鼻梁は美形の部類に入るかもしれない。だが残念ながら、シルヴィアは容姿で婿を選ぶような令嬢ではなかった。それにエグモントの自意識過剰な仕草はどうにも彼女を苛立たせる。それを口にするほど無礼ではないため黙っているけれど。
「だからね、当主は夫へと譲るべきだ。表向きのことは俺がやる。君は出しゃばらず、女性としての仕事を全うしたらいい。そうしたら、愛してあげなくもないよ?」
「はぁ……」
エグモントは好き勝手に喋りまくった後、「その眼鏡はみっともないから止めた方がいい。それにもう少し女性らしく華やかな服装にすべきだ。俺はみっともない女と一緒に歩くのは御免だからね」と言い放って去っていった。
「……彼は何を勘違いしてらっしゃるのかしら」
「なんだか凄い方でしたねえ。お嬢様、本当にあの方とご結婚なさるのですか?」
傍らで一部始終を見ていた侍女アンナの問いに、シルヴィアは「仕方ないじゃない。他に選択肢がないのだから」と溜め息を吐きながら答えた。
◇ ◇ ◇
そもそもこの縁談を持ってきたのはシルヴィアの叔父、バルドゥル・フックス子爵である。
この叔父は長年、父の悩みの種であった。若い頃から放蕩者で金遣いが荒く、亡き祖父母は彼の行く末を心配して何度も叱っていたらしい。
成人して多少は落ち着いたかとフックス子爵家へ婿養子に出したのだが、そちらでもあまり評判は良くなかった。先物取引に手を出してみたり、怪しげな商売に飛びついたり……。そうして困ると兄のキースリング伯爵へ泣きついてくるのだ。
キースリング伯爵は危惧した。妻は既に亡く、自らの子供はシルヴィアのみ。この国では近年の法改正により女性の爵位継承が認められたが、まだまだ男性が爵位を継ぐべきという風潮が残っていた。もし自分にもしものことがあれば、弟バルドゥルがキースリングの爵位と財産を狙ってくるのは目に見えている。
そこでキースリング伯爵はどんな抜け道も逃さぬように事細かく記載した遺言書を作成し、第三者に預けた。その後しばらくして突然の病に倒れた彼はそのまま還らぬ人となり、遺産も爵位も全てシルヴィアが受け取ることになったのだ。
ちなみにバルドゥルの手元には銅貨一枚たりとも渡らなかった。叔父はさぞや荒れ狂うだろうと思っていたが、何も言ってこない。その静けさがシルヴィアにとっては却って不気味であった。
「喜べ、シルヴィア。儂が婿を見繕ってやったぞ」
遺産相続こそ何とか終わったものの、慣れない領地経営と社交に睡眠時間を削られてふらふらのシルヴィアへ、バルドゥルが大量の釣り書きを持ってきたのが一か月前のこと。
婿の選定なぞ頼んだ覚えもない。さらに持ってきた縁談相手は、社交界で問題があると噂される令息ばかりだった。
「叔父様、この中には私に釣り合う殿方はいらっしゃいませんわ」
「我儘を言うな!せっかく婚約者のいないお前のために探してきてやったのに」
「……その労力を別の事に使えばいいのに」
相手に聞こえぬよう、シルヴィアはボソッと呟いた。逆にどうやったらこんなに問題児ばかり集められるのか聞きたいくらいだ。
こんなことだろうと思っていた。大方、問題のある婿を当てがってシルヴィアの手に負えなくなることを狙っているのだろう。そして「やはり女に当主は無理だ」と己が割り込むつもりに決まっている。
「何か言ったか?」
「いえ、何も」
「とにかく、これは分家の総意でもあるのだ。絶対にこの中から婿を選ぶんだぞ」
何が分家の総意だと、シルヴィアは内心毒づく。前伯爵の弟という立場を利用して無理矢理合意を取ったに違いない。放蕩ぶりが知られているとはいえ叔父の爵位継承順位はシルヴィアに次ぐ位置であり、年若い彼女より発言権があることもまた事実だった。
「分かりました。吟味してお答えしますので、しばらくお待ちくださいませ」
そうして白羽の矢を当てたのが、ハグマイヤー子爵の次男であるエグモントだった。シルヴィアにとってみれば消去法で選んだだけの相手である。
初顔合わせで先行きに多大な不安はあったものの、叔父の強い薦めもありシルヴィアとエグモントはそのまま婚約。次の春には結婚と相成った。ちなみに婿入りの為、新居はキースリング伯爵邸である。
「なんだその色気のない格好は。眼鏡を止めたことは認めてやるが、もう少し男にやる気を出させる服を用意できなかったのか!」
結婚式を終えて初夜を迎えるべく夫婦の寝室を訪れたエグモントは、唾を飛ばしながら新妻を怒りつけた。
確かに今夜のシルヴィアはスケスケ夜着などではなく、ぴっちりと首までしまった服を着ているし、室内にはアンナも待機している。よく考えればその意味が分かりそうなものだが……この頭の足らない夫には理解できないようだ。
「こんなんじゃあ抱く気にもならない。それに以前言った通り、女だてらに男の仕事をするような生意気な女は嫌なんだ。……だが、君の態度次第では考えを変えてもいい」
「どのような態度ですか?」
夫は「やれやれ、君は本当に鈍いなあ」と大げさな手振りで溜め息を吐いてみせた。
「伯爵家当主は俺に任せろと言っているんだ。そうすれば君を正式に伯爵夫人として認めるし、妻として愛する努力をしてもいい」
「父の遺言により、キースリング家の血を引かない者に爵位は渡せません。それに、そもそも前提が間違っていますわ。私どもの結婚は政略によるもの。私は貴方を愛しておりませんし、愛して欲しいとも思っていません」
正式もなにも結婚式を挙げて届け出が済んでいるのだから、エグモントが認めようが認めまいが自分たちは正式な夫婦である。
また最初に愛がなくとも、真っ当な夫婦であれば穏やかに愛情を育んでいけるかもしれない。だがシルヴィアにはこの男に愛情を持てる気がしなかった。
「嘘を吐くな。君が俺に惚れたから、我が家へ結婚を申し込んできたのだろう?」
「そんな事実はありませんが」
どうやら叔父が「シルヴィアがどうしてもエグモント君と結婚したいと言いましてな」と調子の良いことを言ったらしい。どこまでも傍迷惑な親類である。
「君がそうやって意地を張る限り、閨事は無しだ。このまま白い結婚が続いたら……これを使う羽目になるかもね?」
そう言いながらエグモントがぴらりと出したのは、記入済みの離縁申請書だった。この国では白い結婚を二年間保てば離縁の正当な理由として認められる。大抵は妻がまだ幼い場合や元々離縁が前提であるなど、よほどの事情があるケースで利用されるものだ。
「白い結婚で離縁されたなどと、貴族夫人にとってはこの上ない恥だろう。だから俺のいう事を」
「分かりました。二年間閨事が無ければ離縁ということですね」
シルヴィアはエグモントの手からさっと申請書を奪い取ると、「え、いやその」と慌てる夫を無視して侍女へ手渡した。
「この申請書は大切に保管しておきますわね。アンナ、外にいるフリッツに渡して頂戴」
「はい」
「おい、ちょっと待て……クソっ、早い!」
部屋の外で待機していた執事フリッツは書類を受け取るなり、足音一つ立てず滑るように猛スピードで去っていった。どうやって走っているのかはシルヴィアにも謎である。
その後、夫は「私が悪かったと謝れば抱いてやってもいいと思っていたのに……。いいか、君が頭を下げるまで絶対に閨を共にはしないからな!よく反省しろ」と捨て台詞を吐きながら寝室を出て行った。
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