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二十話 フランダル・ファン・トラースド。 アリアサイド
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◆・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆
アリアサイド。
◆・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◆
私はノヴァとともに馬車に乗っていました。
ちなみにリナリーは屋敷でメイドとしての業務をするそうでいません。
それで、今私達が向かっているのはローベル伯爵家の屋敷から三十分ほど馬車で走ったところにある教会です。
私の膝の上に乗ったノヴァが馬車の窓から王都の様子を興味深げにのぞいています。
ピンと体を伸ばして馬車の窓から外の様子を覗く姿は何とも可愛らしいです。
私は思わず笑みがこぼれます。
そして、手を伸ばして、ノヴァのもふもふに触れて撫でました。
指通りが滑らか且つやわらかな毛並に、ずっと触っていたくなり、思わず頬ずりしたくなります。
そして、私を惑わせるのは目の前でゆらゆらと揺れているノヴァの二つに割れたもふもふなしっぽである。
以前、私がしっぽ触った時にノヴァは体をビクビクとはね上げて驚いた。
ノヴァ曰く、しっぽはもともと人間にない体の部位で、触られるとむず痒い感覚があるのだとか?
だから、しっぽには触れないようにノヴァにお願いされてしまったのです。
むむむ、駄目だとわかっていても、私の目の前で揺れるしっぽが私を惑わせます。
『……』
私は触りたくてうずうずしている右手を左手で押さえつけます。
ぐぬぬ……我慢です。
ノヴァに嫌われてしまうかも知れません。
そんな、私の葛藤をよそにゆらゆらとしっぽが誘惑してくるのです。
……このしっぽによる誘惑はノヴァから与えられた試練なのかもしれません。
こんな誘惑に負けるようでは大人の女性にはなれないと言う。
『うわ……すごいな』
『ふ、ふふ、そうですか。それはよかった……です。私はいつも見ている風景なので……よくわかりませんが』
う……しっぽから目を離せません。
私は抑え込んでいたはずの私の右手を伸びてしっぽを掴もうとしたところで、ノヴァが振り返りました。
ノヴァは私の様子がおかしいことに気付いて怪訝な様子でみました。
『なぁなぁ、アリア……ん? どうした? 大丈夫か?』
『あ……は、はい』
ノヴァが振り向きこちらを向いたことで、目の前から私を誘惑していたしっぽ離れていき、我に返りました。
そして、前に出していた自分の手に戸惑いを覚えつつ引っ込めました。
わ、私はどうしてしまったのでしょう?
もしかしたら、ノヴァのしっぽには人を誘惑する催眠的な能力を秘めているのでしょうか?
『えーっと、大丈夫か?』
『ふう……もちろん、大丈夫です』
『ならいいんだが』
『それで、なんでしたか?』
『あ、そうだった……もしかして、アレが教会か?』
ノヴァが馬車の窓外を指さした。
そのノヴァが指した方には私からは見慣れた水色の屋根に白い色の外壁の建物でした。
『はい、そうです』
『やっぱり、そうだったのか。建築様式が他とは異なっているし、歴史を感じることのできる荘厳な建物だったからな。そうじゃないかと思っていたんだよ』
ノヴァは興奮と感動が入り混じった様子で言葉を漏らします。
そのノヴァの様子を見て、私は小さく笑ってしまいました。
『ふふ、私は……すみません、特に思うところはないのですが……喜んでもらえているようでよかったです。あ……でも、そろそろ着きますから、窓を閉めましょうか。教会の建物鑑賞は馬車を降りてからにしましょう』
『そうだな。わかった』
未練が残ると言った様子ながらノヴァは馬車の窓から離れてくれました。
私が馬車の窓を閉めた時、馬車は止ります。そして、馬車の御者をしていた少年が前方にあった小窓から顔を出しました。
「お嬢様、教会に着きましたよ」
「ありがとうございます。フィード」
馬車の御者をしていた少年はフィードというのですが、彼のお爺様の代からローベル伯爵家に仕えてくれていた家の者です。
「あぁ……ノヴァ待ってください」
馬車が止まって、扉を開けるとノヴァは我先にと馬車から降りていきました。
そのノヴァを追いかけて、私は小さく笑いながら馬車から降ります。
そして、馬車から降りたところで振り返り、フィードに声をかけました。
「帰りは五の鐘の時間に迎えに来てください」
私の言った五の鐘の時間とは午後二時のことを指しています。
この世界では時計は高価なもので、すべての人が持っているというわけではないのです。
なので、街の中での時間を統一するために街の四方にある塔に設置された鐘が鳴って街全体に大まかな時間を知らせてくれているのです。
ちなみに朝の六時に鳴らされる鐘の音が一の鐘であり、それから二時間ごとに鳴らされて夜の十二時に鳴らされる十の鐘まで続くのです。
「かしこまりました。では」
フィードは私に一度頷いて馬車を再び走らせて、ローベル伯爵家の屋敷へ戻っていった。
アリアとノヴァは馬車を見送ると、教会に向かって歩き出した。
その時だった。
ノヴァは立ち止まって、後ろに振り返った。
『……ん?』
『どうしました?』
『ん? 気の所為か? ……いや、なんでもない』
ノヴァはそう言い残すと、再び歩き出しました。
どうして立ち止まったのか私には分かりませんでしたが、先に行ってしまったノヴァを追いました。
二十七話フランダル・ファン・トラースド。アリアサイド
教会の門のところには赤色の剣の模様が刻まれたネズミ色の鎧の兵士さんが立っています。
その兵士さんは私の顔を見るなり、重厚な扉を開けてくれました。
ただ、私に続きノヴァが教会の中に入ろうとした時でした。
兵士さんによって教会の中に入ろうとしたノヴァの脇をがっちりと掴まれて持ち上げられてしまう。
「ん? 猫? おっととと、ここには入っては駄目だぞ?」
「あ……あの」
「え、あ、と、す、すみません。すぐにこの猫を外に逃がしますので」
私が声を掛けられると、ノヴァの身体を持ち上げていた兵士さんは体を強張らせて緊張しているようでした。
「あのその子は……私が連れてきたので通してあげてもらえませんか?」
「あ、はい。申し訳ありません!」
「いえ、私こそ伝えるべきでした」
「ど、どうか、お許しを! 私には幼い娘が……」
「あの……えっと、私は」
兵士さんはノヴァを放すと勢いよく頭を下げてきます。
対して私は恐縮して首を振るのですが……。
騒ぎを聞きつけた兵士さんの上司である四十代くらいの兵士長さんまで私に対してペコペコと頭を下げられてしまって。
それから、三十分ほど掛けて話も聞かないで頭を下げてくる兵士さん達を何とか収めて……。
教会に中に入って大聖堂へ。
その大聖堂に置かれています椅子に疲れたので座りました。
そしてノヴァを膝にのせて、白く綺麗な毛並みをわしゃわしゃと撫でています。
『ノヴァ……疲れました』
『んー』
ノヴァは私に撫でられているが気持ちいいのか目を細めながら、ゴロゴロと喉を鳴らしています。
『ノヴァ~わしゃわしゃ~』
「なぁーなぁ」
ノヴァとしては私に教わった言葉を話しているつもりで鳴いているようですが、人間の言葉が出せていないようです。
『ふふ、まだ難しいですかね』
『うむ……昨日習った大丈夫かっと言ってみたんだが、うまく発音できんな』
やっぱり猫の声帯では人間の言葉を発していくのは難しいのかもしれないですね。
それからしばらくの間、私は一人でノヴァのもふもふを堪能していました。
そうしていると、複数人に足音とともに賑やかな声が聞こえてきました。
私はその賑やかな声が聞こえてきた方に視線を向けます。
すると、一人の金髪女性を取り巻くように何人かの大人たちが歩いていました。
その金髪女性を見た瞬間、私の体に電流が走ったような感覚に囚われたのです。
金髪女性……彼女は私にとって憧れの人……。
なんと。なんと、クリスト王国の聖人・聖女の中で第一位の実力を有するフランダル・ファン・トラースド様だったのです。
アリアサイド。
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私はノヴァとともに馬車に乗っていました。
ちなみにリナリーは屋敷でメイドとしての業務をするそうでいません。
それで、今私達が向かっているのはローベル伯爵家の屋敷から三十分ほど馬車で走ったところにある教会です。
私の膝の上に乗ったノヴァが馬車の窓から王都の様子を興味深げにのぞいています。
ピンと体を伸ばして馬車の窓から外の様子を覗く姿は何とも可愛らしいです。
私は思わず笑みがこぼれます。
そして、手を伸ばして、ノヴァのもふもふに触れて撫でました。
指通りが滑らか且つやわらかな毛並に、ずっと触っていたくなり、思わず頬ずりしたくなります。
そして、私を惑わせるのは目の前でゆらゆらと揺れているノヴァの二つに割れたもふもふなしっぽである。
以前、私がしっぽ触った時にノヴァは体をビクビクとはね上げて驚いた。
ノヴァ曰く、しっぽはもともと人間にない体の部位で、触られるとむず痒い感覚があるのだとか?
だから、しっぽには触れないようにノヴァにお願いされてしまったのです。
むむむ、駄目だとわかっていても、私の目の前で揺れるしっぽが私を惑わせます。
『……』
私は触りたくてうずうずしている右手を左手で押さえつけます。
ぐぬぬ……我慢です。
ノヴァに嫌われてしまうかも知れません。
そんな、私の葛藤をよそにゆらゆらとしっぽが誘惑してくるのです。
……このしっぽによる誘惑はノヴァから与えられた試練なのかもしれません。
こんな誘惑に負けるようでは大人の女性にはなれないと言う。
『うわ……すごいな』
『ふ、ふふ、そうですか。それはよかった……です。私はいつも見ている風景なので……よくわかりませんが』
う……しっぽから目を離せません。
私は抑え込んでいたはずの私の右手を伸びてしっぽを掴もうとしたところで、ノヴァが振り返りました。
ノヴァは私の様子がおかしいことに気付いて怪訝な様子でみました。
『なぁなぁ、アリア……ん? どうした? 大丈夫か?』
『あ……は、はい』
ノヴァが振り向きこちらを向いたことで、目の前から私を誘惑していたしっぽ離れていき、我に返りました。
そして、前に出していた自分の手に戸惑いを覚えつつ引っ込めました。
わ、私はどうしてしまったのでしょう?
もしかしたら、ノヴァのしっぽには人を誘惑する催眠的な能力を秘めているのでしょうか?
『えーっと、大丈夫か?』
『ふう……もちろん、大丈夫です』
『ならいいんだが』
『それで、なんでしたか?』
『あ、そうだった……もしかして、アレが教会か?』
ノヴァが馬車の窓外を指さした。
そのノヴァが指した方には私からは見慣れた水色の屋根に白い色の外壁の建物でした。
『はい、そうです』
『やっぱり、そうだったのか。建築様式が他とは異なっているし、歴史を感じることのできる荘厳な建物だったからな。そうじゃないかと思っていたんだよ』
ノヴァは興奮と感動が入り混じった様子で言葉を漏らします。
そのノヴァの様子を見て、私は小さく笑ってしまいました。
『ふふ、私は……すみません、特に思うところはないのですが……喜んでもらえているようでよかったです。あ……でも、そろそろ着きますから、窓を閉めましょうか。教会の建物鑑賞は馬車を降りてからにしましょう』
『そうだな。わかった』
未練が残ると言った様子ながらノヴァは馬車の窓から離れてくれました。
私が馬車の窓を閉めた時、馬車は止ります。そして、馬車の御者をしていた少年が前方にあった小窓から顔を出しました。
「お嬢様、教会に着きましたよ」
「ありがとうございます。フィード」
馬車の御者をしていた少年はフィードというのですが、彼のお爺様の代からローベル伯爵家に仕えてくれていた家の者です。
「あぁ……ノヴァ待ってください」
馬車が止まって、扉を開けるとノヴァは我先にと馬車から降りていきました。
そのノヴァを追いかけて、私は小さく笑いながら馬車から降ります。
そして、馬車から降りたところで振り返り、フィードに声をかけました。
「帰りは五の鐘の時間に迎えに来てください」
私の言った五の鐘の時間とは午後二時のことを指しています。
この世界では時計は高価なもので、すべての人が持っているというわけではないのです。
なので、街の中での時間を統一するために街の四方にある塔に設置された鐘が鳴って街全体に大まかな時間を知らせてくれているのです。
ちなみに朝の六時に鳴らされる鐘の音が一の鐘であり、それから二時間ごとに鳴らされて夜の十二時に鳴らされる十の鐘まで続くのです。
「かしこまりました。では」
フィードは私に一度頷いて馬車を再び走らせて、ローベル伯爵家の屋敷へ戻っていった。
アリアとノヴァは馬車を見送ると、教会に向かって歩き出した。
その時だった。
ノヴァは立ち止まって、後ろに振り返った。
『……ん?』
『どうしました?』
『ん? 気の所為か? ……いや、なんでもない』
ノヴァはそう言い残すと、再び歩き出しました。
どうして立ち止まったのか私には分かりませんでしたが、先に行ってしまったノヴァを追いました。
二十七話フランダル・ファン・トラースド。アリアサイド
教会の門のところには赤色の剣の模様が刻まれたネズミ色の鎧の兵士さんが立っています。
その兵士さんは私の顔を見るなり、重厚な扉を開けてくれました。
ただ、私に続きノヴァが教会の中に入ろうとした時でした。
兵士さんによって教会の中に入ろうとしたノヴァの脇をがっちりと掴まれて持ち上げられてしまう。
「ん? 猫? おっととと、ここには入っては駄目だぞ?」
「あ……あの」
「え、あ、と、す、すみません。すぐにこの猫を外に逃がしますので」
私が声を掛けられると、ノヴァの身体を持ち上げていた兵士さんは体を強張らせて緊張しているようでした。
「あのその子は……私が連れてきたので通してあげてもらえませんか?」
「あ、はい。申し訳ありません!」
「いえ、私こそ伝えるべきでした」
「ど、どうか、お許しを! 私には幼い娘が……」
「あの……えっと、私は」
兵士さんはノヴァを放すと勢いよく頭を下げてきます。
対して私は恐縮して首を振るのですが……。
騒ぎを聞きつけた兵士さんの上司である四十代くらいの兵士長さんまで私に対してペコペコと頭を下げられてしまって。
それから、三十分ほど掛けて話も聞かないで頭を下げてくる兵士さん達を何とか収めて……。
教会に中に入って大聖堂へ。
その大聖堂に置かれています椅子に疲れたので座りました。
そしてノヴァを膝にのせて、白く綺麗な毛並みをわしゃわしゃと撫でています。
『ノヴァ……疲れました』
『んー』
ノヴァは私に撫でられているが気持ちいいのか目を細めながら、ゴロゴロと喉を鳴らしています。
『ノヴァ~わしゃわしゃ~』
「なぁーなぁ」
ノヴァとしては私に教わった言葉を話しているつもりで鳴いているようですが、人間の言葉が出せていないようです。
『ふふ、まだ難しいですかね』
『うむ……昨日習った大丈夫かっと言ってみたんだが、うまく発音できんな』
やっぱり猫の声帯では人間の言葉を発していくのは難しいのかもしれないですね。
それからしばらくの間、私は一人でノヴァのもふもふを堪能していました。
そうしていると、複数人に足音とともに賑やかな声が聞こえてきました。
私はその賑やかな声が聞こえてきた方に視線を向けます。
すると、一人の金髪女性を取り巻くように何人かの大人たちが歩いていました。
その金髪女性を見た瞬間、私の体に電流が走ったような感覚に囚われたのです。
金髪女性……彼女は私にとって憧れの人……。
なんと。なんと、クリスト王国の聖人・聖女の中で第一位の実力を有するフランダル・ファン・トラースド様だったのです。
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