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お願いします。
今、そう今です。離れて欲しい。
お願いします。
皆様左をご覧ください。こちらに座すはえらくガタイの良いイケメン竜
皆様右をご覧ください。こちらに座すはえらく可愛らしい将来イケメン竜
皆様中央をご覧ください。こちらに座すは残念美少女(トーヤ談)魔力人外の人間
「竜さん竜さんお願いします。離れてください。普通に食事させてください。近すぎて食べづらいです。」
「「え!食べずらいの?じゃぁ食べさせてあげ……」」
「お断りします…どけ、邪魔だ、しばくぞ!ごら」
大人気ないけど魔力でガッツリ威圧してやった、一応ちびっこには結界張って加減してやった。が、…
「リリィ姉さまかっこいい…」
ああ、なんで?威圧で床に膝まづいたグラシオスを見てアイルスはハートマークを飛ばしてくる。
グラシオスは恍惚としてるしいったいコイツらの感性どうなってんの?
普通の男は恐怖するかメンツが立たないとかで引いていくが……チッ!竜は違うのか?それともこいつらのがおかしいのか?
ああ、どんどん心の声のガラが悪くなる。
なまじ顔が良いだけに残念、あれ?よくトーヤが私を残念美少女って言ってたけど、こんな心境!やだ!これと一緒?
いや、ち、違うわ絶対。違う。
「とにかく、普通に食べたいから、隣にいても良いから、静かにしてちょうだい。」
「「はい」」
はぁ、食べてるのにお腹空いてる?
___1時間後___
お茶を飲みながら、ダークな本題に入る。
「まず、王弟殿下にお聞きしたいんですが、正直に答えてくださいね、嘘はつけませんよ。この魔道具は嘘つくと赤く光ります。答えたくなければ黙秘して頂いて構いません。まぁその場合は自ずと答えは分かってしまいますが。
母からの最初の手紙で概ね経緯は理解していますが、どうしても理解できないのです。母と知り合った時には私と兄の存在は知っていましたよね。私は7歳今のアイルスより年下です。それなのにあなたは番だからと幼い子供から母親を奪おうとしたのですか?」
「……結果としてはそうだ、兄の方は世継ぎだから無理だと思ったが妹つまり君の事は引き取リたいと思っていた。何度か交渉したが諾をもらえず結果武力を行使してしまった。」
「私はあの時隣の部屋で怒声と母の悲鳴を聞いていた。その時の恐怖があなたにわかりますか?あの後私は森に逃げた、殺されると思ったから、必死で逃げて力尽きて森の中で倒れていた。あのままなら死んでいました、確実に。たまたまおじ様が通りかかり助けて、娘同然に育ててくれました。もし、あの怒涛の中に私もその場にいたら私も殺してましたか?」
「……わからない。」
「あなたの番を害した男と同じ色を持つ私がその場にいたら、あなたの刃は私に向いていたのではないですか?」
「……わからないがそうかもしれない。あの時の私は怒りで自分を抑えることが難しかったから、」
「そうですか、答えてくれてありがとうございます。」
「今だけ、お母様とお呼びします。お母様、私たちの命と引き換えに得た愛はどうですか?ああ、幸せだと手紙に書いてありましたね。詮ない事をお聞きしましたね。あなたの娘は13年前に王弟殿下によって亡くなりました。ここにいるのはあなたの娘ではないただのリリアンナです、グラシオスとアイルスの番はアルスト=レイによって身罷りました。したがって私は皆様とは関係のない人間です。私はやはりこのまま帰ります。さようなら。」
「ま、待ってくれ!それでは…」
「あなたは、ご自分の幸せと引き換えに甥と息子の番を幸せを奪ったんです。私の兄を父を家族を奪って得た番はどうですか?幸せでしょう?__、『私はあなた方を許さない。』」
「リリアンナ、待ってくれ、行かないでくれ!」
「リリィ姉様、行かないで、おねがい。リリィ姉様、ボクをすてないでーきらいでも良いからおねがい行かないで、おねが、、」バタン
リリアンナが去るという受け入れ難い話にアイルスはショックのあまり倒れてしまった。
「え!アイルス?アイルス?嘘、やだ、お、おじ様どうしよう。わた…し…は」
「アイルス、しっかりしろ、すまん、私のせいだ。」
「叔父上、アイルスはリリアンナに捨てられると思いショックで気を失ったんでしょう、幼いアイルスには親より番に捨てられる事の方が辛いから、アイルスを部屋で休ませてください。叔母上もお休みください」
部屋を出る前に母は、涙を浮かべ、
「リリィ、ごめんなさい。貴女を忘れていたわけではないの、……たとえ、どんな理由があろうと、私が貴女を置き去りにした事実は変えられない。私を許さなくても憎んでもいい、でもアイルスをあの子をどうか拒否しないで欲しい」
「リリィ、リリィならわかるだろ、アイルスはまだ子供だ、アイルスにもリリィと同じような思いをさせるのか?あの子にも親を悪みながら愛する者に捨てられたと絶望して生きる事を望むのか?今のお前ならどうすればいいかわかるだろ。もう、後ろを見るな、前をみろ、番遮断しても2人はお前を必要としてるだろ?お前も本当は繋がり感じてるんだろ。あの2人にリリィが必要なようにリリィにもあの2人が必要なんだよ。許せとは言わない、王弟殿下を憎むのも母親を許さなくていい、ただその事からあの2人を切り離して個々をみろ。リリィ私の娘は頑固だが優しい子だろ、グロリア母さんにそっくりだ。リリィ俺の娘になるんだ。お前が言うようにリリアンナ=クインズは13年前に死んだ、あの日からお前はリリアンナ=ダンテだ。俺たちの愛しい娘だ、いいな!」
リリアンナ=ダンテ
「う、う、ううう、うわーんお義父様ーわ、わたし_どうしていいかわからない、どうしたいのかわからなの、う、うう」
私は13年ぶりに泣いた。お義父様の胸の中で、そのまま泣き疲れて寝てしまい王城に泊まることになった。
朝、寝覚めて驚きの悲鳴をあげるまで、爆睡していた。
今、そう今です。離れて欲しい。
お願いします。
皆様左をご覧ください。こちらに座すはえらくガタイの良いイケメン竜
皆様右をご覧ください。こちらに座すはえらく可愛らしい将来イケメン竜
皆様中央をご覧ください。こちらに座すは残念美少女(トーヤ談)魔力人外の人間
「竜さん竜さんお願いします。離れてください。普通に食事させてください。近すぎて食べづらいです。」
「「え!食べずらいの?じゃぁ食べさせてあげ……」」
「お断りします…どけ、邪魔だ、しばくぞ!ごら」
大人気ないけど魔力でガッツリ威圧してやった、一応ちびっこには結界張って加減してやった。が、…
「リリィ姉さまかっこいい…」
ああ、なんで?威圧で床に膝まづいたグラシオスを見てアイルスはハートマークを飛ばしてくる。
グラシオスは恍惚としてるしいったいコイツらの感性どうなってんの?
普通の男は恐怖するかメンツが立たないとかで引いていくが……チッ!竜は違うのか?それともこいつらのがおかしいのか?
ああ、どんどん心の声のガラが悪くなる。
なまじ顔が良いだけに残念、あれ?よくトーヤが私を残念美少女って言ってたけど、こんな心境!やだ!これと一緒?
いや、ち、違うわ絶対。違う。
「とにかく、普通に食べたいから、隣にいても良いから、静かにしてちょうだい。」
「「はい」」
はぁ、食べてるのにお腹空いてる?
___1時間後___
お茶を飲みながら、ダークな本題に入る。
「まず、王弟殿下にお聞きしたいんですが、正直に答えてくださいね、嘘はつけませんよ。この魔道具は嘘つくと赤く光ります。答えたくなければ黙秘して頂いて構いません。まぁその場合は自ずと答えは分かってしまいますが。
母からの最初の手紙で概ね経緯は理解していますが、どうしても理解できないのです。母と知り合った時には私と兄の存在は知っていましたよね。私は7歳今のアイルスより年下です。それなのにあなたは番だからと幼い子供から母親を奪おうとしたのですか?」
「……結果としてはそうだ、兄の方は世継ぎだから無理だと思ったが妹つまり君の事は引き取リたいと思っていた。何度か交渉したが諾をもらえず結果武力を行使してしまった。」
「私はあの時隣の部屋で怒声と母の悲鳴を聞いていた。その時の恐怖があなたにわかりますか?あの後私は森に逃げた、殺されると思ったから、必死で逃げて力尽きて森の中で倒れていた。あのままなら死んでいました、確実に。たまたまおじ様が通りかかり助けて、娘同然に育ててくれました。もし、あの怒涛の中に私もその場にいたら私も殺してましたか?」
「……わからない。」
「あなたの番を害した男と同じ色を持つ私がその場にいたら、あなたの刃は私に向いていたのではないですか?」
「……わからないがそうかもしれない。あの時の私は怒りで自分を抑えることが難しかったから、」
「そうですか、答えてくれてありがとうございます。」
「今だけ、お母様とお呼びします。お母様、私たちの命と引き換えに得た愛はどうですか?ああ、幸せだと手紙に書いてありましたね。詮ない事をお聞きしましたね。あなたの娘は13年前に王弟殿下によって亡くなりました。ここにいるのはあなたの娘ではないただのリリアンナです、グラシオスとアイルスの番はアルスト=レイによって身罷りました。したがって私は皆様とは関係のない人間です。私はやはりこのまま帰ります。さようなら。」
「ま、待ってくれ!それでは…」
「あなたは、ご自分の幸せと引き換えに甥と息子の番を幸せを奪ったんです。私の兄を父を家族を奪って得た番はどうですか?幸せでしょう?__、『私はあなた方を許さない。』」
「リリアンナ、待ってくれ、行かないでくれ!」
「リリィ姉様、行かないで、おねがい。リリィ姉様、ボクをすてないでーきらいでも良いからおねがい行かないで、おねが、、」バタン
リリアンナが去るという受け入れ難い話にアイルスはショックのあまり倒れてしまった。
「え!アイルス?アイルス?嘘、やだ、お、おじ様どうしよう。わた…し…は」
「アイルス、しっかりしろ、すまん、私のせいだ。」
「叔父上、アイルスはリリアンナに捨てられると思いショックで気を失ったんでしょう、幼いアイルスには親より番に捨てられる事の方が辛いから、アイルスを部屋で休ませてください。叔母上もお休みください」
部屋を出る前に母は、涙を浮かべ、
「リリィ、ごめんなさい。貴女を忘れていたわけではないの、……たとえ、どんな理由があろうと、私が貴女を置き去りにした事実は変えられない。私を許さなくても憎んでもいい、でもアイルスをあの子をどうか拒否しないで欲しい」
「リリィ、リリィならわかるだろ、アイルスはまだ子供だ、アイルスにもリリィと同じような思いをさせるのか?あの子にも親を悪みながら愛する者に捨てられたと絶望して生きる事を望むのか?今のお前ならどうすればいいかわかるだろ。もう、後ろを見るな、前をみろ、番遮断しても2人はお前を必要としてるだろ?お前も本当は繋がり感じてるんだろ。あの2人にリリィが必要なようにリリィにもあの2人が必要なんだよ。許せとは言わない、王弟殿下を憎むのも母親を許さなくていい、ただその事からあの2人を切り離して個々をみろ。リリィ私の娘は頑固だが優しい子だろ、グロリア母さんにそっくりだ。リリィ俺の娘になるんだ。お前が言うようにリリアンナ=クインズは13年前に死んだ、あの日からお前はリリアンナ=ダンテだ。俺たちの愛しい娘だ、いいな!」
リリアンナ=ダンテ
「う、う、ううう、うわーんお義父様ーわ、わたし_どうしていいかわからない、どうしたいのかわからなの、う、うう」
私は13年ぶりに泣いた。お義父様の胸の中で、そのまま泣き疲れて寝てしまい王城に泊まることになった。
朝、寝覚めて驚きの悲鳴をあげるまで、爆睡していた。
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