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9 いきなり来た〜
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今日は待ちに待った入学式です。
私とリリアは宿舎が一緒なので2人でマリアの宿舎の入り口で待ち合わせて一緒に登校することにしている。
外に出ると…やはりか!うん、想定内です。いると思いましたよ、早めに出て良かった。
いつからいたのか聞くの怖いですね。…お兄様が…満面の笑みを浮かべ…両手を広げ。
「リリア、ルーナ、おはよう」
「「おはよう」ございま、…ウグッ!」
私たち…リリアが挨拶を返すまもなくギューっと抱きしめ……頬や頭にチュッチュの嵐…いつもの事だけど…ここ自宅じゃないんだけど…あーあ、リリア真っ赤だよ。
やれやれと思っていたら、後ろから声がした。
「ヤァ、おはよう!朝から……レオンは凄いなぁ、」
「え?おはようございます?」
はて?どなたでしょう?お兄様と同じ黒髪黒目……!!もしかして
「正式に自己紹介するのは初めてだね!私はカイル・シュヴァエル・バールよろしくね!君はレオンの妹だよね?」
「は、はい、お初にお目にかかります。ルナティアラ・ヴィヴォワールと申します。」
制服のボレロ付きワンピースのスカートを持ち軽く半カーテシーをした。
なんせ膝丈ワンピなので完全カーテシーをすると脚が丸見えになってしまうからだ。
「ふふ、そんなにかしこまらなくていいよ!ルナティアラって呼んでいい?私のこともシュヴァって気軽に呼んでくれる?」
「え?私のことはお好きに呼んで頂いて構いませんが…皇太子殿下を…名前呼びは…そ、それは…ちょっと…どうかと…」
「私がいいって言ってるんだ、シュヴァって呼んで見て!」
えー!どうしよう、殿下の…圧が……お兄様、なんとかしてよ~いつまでイチャイチャしてるのよ~
「…え~とシュヴァ…エル様…」
「うーんまぁ、初日だし…まぁ合格かな」
わお、笑顔が眩しい!
「あれ!なんだよシュヴァいつの間に…ルーナに近すぎないか?少し離れろよ!」
え?今?…お兄様、…遅いよ!どんだけリリアに夢中なの?
「レオン、私のことは気にするな!お前は婚約者とそのままいちゃついてればいいだろ!」
「なんだ~?シュヴァ、いいだろ~羨ましいだろ~お前もイチャイチャする相手早く見つけろよ~いいぞ~」
「もう、お兄様、ここは自宅じゃ無いんですよ!いい加減にしてください!リリアが気絶しそうです。それに私達はマリアと待ち合わせているんですよ!そろそろリリアを解放してくださいませ。入学式に遅れてしまいます。」
「ああ、悪りぃ!じゃ、一緒に行こうぜ!」
「「………、」」
断っても無駄でしょうねぇ、想定内だけど…、想定内だけどさ……もはやお兄様にはリリアしか見えていないのでしょう…リリアの手を取ってルーナ行くぞーって…行っちゃったよ。
しょうがないなぁ、
「では私はルナティアラをエスコートしよう、さぁ、お手をどうぞ」
「え?は?」
お兄様とは仲良いみたいだけど…いくら妹とはいえ流石に初対面で皇太子殿下にエスコートって無理無理、ナイナイ、どう断ろうかと差し出された手を見つめていたらスッと手を取られ、スタスタ歩き始めてしまった。
えー!ちょっと待って!マリアの所まで…だよね?まさか学園までってことはないよね?
ああ、マリアと婚約者のロム・グランリエ様が……私達を見て…違うな…私と殿下を見て固まってる…そうですよね~わかります~。
しかも殿下は眩しい笑顔で『皆さん一緒にいきましょうって』誰も“いいえ“と言えませんよ!…お兄様以外は…。
地味に目立たずがもっとうなんですが……、お母様初日からモブはいきなりピンチです。
私はこの後どうしたら良いのでしょうか?
お兄様は微塵も役に立ちそうにありませんし、お付きの方達は……勿論微笑ましく見守っているだけですし、
殿下は婚約者いないからセーフですか?セーフって言ってください!
あれ?そういえば確か想い人がいたはずでは?
大変!どうしよう、
「で、殿下?あの…「シュヴァでしょ、もう私の名前忘れたの?」…う!…(笑顔だけど笑っていない…)シ、シュヴァエル様、」
「なんだい?ルナティアラ、」
「あ、あの~この辺で…手、手を離していただければと…もうすぐ学園の入り口でして…ひ、人目が…気になりまして…」
「大丈夫、気にしないでいいよ、なんの問題もないから」
いえいえ、問題だらけではないでしょうか?お願いです!問題にしてください!
「お、お兄様、ちょっとあの」
「ルーナ、シュヴァが気にするなって言ってんだから気にすんなよ!なんなら護衛だと思えばいいんだよ!シュバは無駄に強いからな!
リリアもルーナもマリア嬢も超可愛いだろ~勿論リリアが1番可愛いけどな!…お前らが女だけで歩いたらワラワラ虫が寄ってくるから、虫除けがわりに俺たちを使いなって!」
は?何言ってんの?皇太子を護衛?虫除け?あり得ないでしょ!
どうしちゃったの?お兄様ってこんなんだった?
リリアを見ると無駄だと言わんばかりにフルフルと首を横に振り、マリアとロム様は……だめだ!…関係ありませんって顔してる。
「うん、護衛かぁ、いいねぇ、レオンもたまにはいいこと言うね!宿舎棟一緒だから帰りもみんなで一緒に帰ろうね!」
やめて~!誰か断って~!お願い~!
「い、…「「……は、い」」」
あー、“はい“って言っちゃったよ~グスン
社交辞令よね?違うの?どうなの?
ちょっと思考を飛ばしていたら…ギュ?…ギュ??あれ?気のせい?いえいえ、気のせいではないようです。軽く殿下に乗せていた手が普通に握られて手繋ぎ歩きになって…る?………これ?エスコート?なんか違いませんか?
物凄いざわつきの中私達は多くの視線を集めていたと思いますが半ば驚きすぎて現実逃避中の私は気がついたら校舎入り口で受付を済ませ会場である大講堂の中、新入生Sクラス席に…座っていた。
『じゃね、ティア、帰りも迎えにくるからね!』
『は、い』
私、いつ席についた?あれ?今殿下なんて言ってた?
人間驚きすぎると記憶が飛ぶことを始めて知りましたよ。
拝啓 お母様いかがお過ごしでしょうか?
私の精進が足りなかったのでしょうか?登校初日まだ学園生活が始まってもいないのですが、作戦会議が開きたいです。
私とリリアは宿舎が一緒なので2人でマリアの宿舎の入り口で待ち合わせて一緒に登校することにしている。
外に出ると…やはりか!うん、想定内です。いると思いましたよ、早めに出て良かった。
いつからいたのか聞くの怖いですね。…お兄様が…満面の笑みを浮かべ…両手を広げ。
「リリア、ルーナ、おはよう」
「「おはよう」ございま、…ウグッ!」
私たち…リリアが挨拶を返すまもなくギューっと抱きしめ……頬や頭にチュッチュの嵐…いつもの事だけど…ここ自宅じゃないんだけど…あーあ、リリア真っ赤だよ。
やれやれと思っていたら、後ろから声がした。
「ヤァ、おはよう!朝から……レオンは凄いなぁ、」
「え?おはようございます?」
はて?どなたでしょう?お兄様と同じ黒髪黒目……!!もしかして
「正式に自己紹介するのは初めてだね!私はカイル・シュヴァエル・バールよろしくね!君はレオンの妹だよね?」
「は、はい、お初にお目にかかります。ルナティアラ・ヴィヴォワールと申します。」
制服のボレロ付きワンピースのスカートを持ち軽く半カーテシーをした。
なんせ膝丈ワンピなので完全カーテシーをすると脚が丸見えになってしまうからだ。
「ふふ、そんなにかしこまらなくていいよ!ルナティアラって呼んでいい?私のこともシュヴァって気軽に呼んでくれる?」
「え?私のことはお好きに呼んで頂いて構いませんが…皇太子殿下を…名前呼びは…そ、それは…ちょっと…どうかと…」
「私がいいって言ってるんだ、シュヴァって呼んで見て!」
えー!どうしよう、殿下の…圧が……お兄様、なんとかしてよ~いつまでイチャイチャしてるのよ~
「…え~とシュヴァ…エル様…」
「うーんまぁ、初日だし…まぁ合格かな」
わお、笑顔が眩しい!
「あれ!なんだよシュヴァいつの間に…ルーナに近すぎないか?少し離れろよ!」
え?今?…お兄様、…遅いよ!どんだけリリアに夢中なの?
「レオン、私のことは気にするな!お前は婚約者とそのままいちゃついてればいいだろ!」
「なんだ~?シュヴァ、いいだろ~羨ましいだろ~お前もイチャイチャする相手早く見つけろよ~いいぞ~」
「もう、お兄様、ここは自宅じゃ無いんですよ!いい加減にしてください!リリアが気絶しそうです。それに私達はマリアと待ち合わせているんですよ!そろそろリリアを解放してくださいませ。入学式に遅れてしまいます。」
「ああ、悪りぃ!じゃ、一緒に行こうぜ!」
「「………、」」
断っても無駄でしょうねぇ、想定内だけど…、想定内だけどさ……もはやお兄様にはリリアしか見えていないのでしょう…リリアの手を取ってルーナ行くぞーって…行っちゃったよ。
しょうがないなぁ、
「では私はルナティアラをエスコートしよう、さぁ、お手をどうぞ」
「え?は?」
お兄様とは仲良いみたいだけど…いくら妹とはいえ流石に初対面で皇太子殿下にエスコートって無理無理、ナイナイ、どう断ろうかと差し出された手を見つめていたらスッと手を取られ、スタスタ歩き始めてしまった。
えー!ちょっと待って!マリアの所まで…だよね?まさか学園までってことはないよね?
ああ、マリアと婚約者のロム・グランリエ様が……私達を見て…違うな…私と殿下を見て固まってる…そうですよね~わかります~。
しかも殿下は眩しい笑顔で『皆さん一緒にいきましょうって』誰も“いいえ“と言えませんよ!…お兄様以外は…。
地味に目立たずがもっとうなんですが……、お母様初日からモブはいきなりピンチです。
私はこの後どうしたら良いのでしょうか?
お兄様は微塵も役に立ちそうにありませんし、お付きの方達は……勿論微笑ましく見守っているだけですし、
殿下は婚約者いないからセーフですか?セーフって言ってください!
あれ?そういえば確か想い人がいたはずでは?
大変!どうしよう、
「で、殿下?あの…「シュヴァでしょ、もう私の名前忘れたの?」…う!…(笑顔だけど笑っていない…)シ、シュヴァエル様、」
「なんだい?ルナティアラ、」
「あ、あの~この辺で…手、手を離していただければと…もうすぐ学園の入り口でして…ひ、人目が…気になりまして…」
「大丈夫、気にしないでいいよ、なんの問題もないから」
いえいえ、問題だらけではないでしょうか?お願いです!問題にしてください!
「お、お兄様、ちょっとあの」
「ルーナ、シュヴァが気にするなって言ってんだから気にすんなよ!なんなら護衛だと思えばいいんだよ!シュバは無駄に強いからな!
リリアもルーナもマリア嬢も超可愛いだろ~勿論リリアが1番可愛いけどな!…お前らが女だけで歩いたらワラワラ虫が寄ってくるから、虫除けがわりに俺たちを使いなって!」
は?何言ってんの?皇太子を護衛?虫除け?あり得ないでしょ!
どうしちゃったの?お兄様ってこんなんだった?
リリアを見ると無駄だと言わんばかりにフルフルと首を横に振り、マリアとロム様は……だめだ!…関係ありませんって顔してる。
「うん、護衛かぁ、いいねぇ、レオンもたまにはいいこと言うね!宿舎棟一緒だから帰りもみんなで一緒に帰ろうね!」
やめて~!誰か断って~!お願い~!
「い、…「「……は、い」」」
あー、“はい“って言っちゃったよ~グスン
社交辞令よね?違うの?どうなの?
ちょっと思考を飛ばしていたら…ギュ?…ギュ??あれ?気のせい?いえいえ、気のせいではないようです。軽く殿下に乗せていた手が普通に握られて手繋ぎ歩きになって…る?………これ?エスコート?なんか違いませんか?
物凄いざわつきの中私達は多くの視線を集めていたと思いますが半ば驚きすぎて現実逃避中の私は気がついたら校舎入り口で受付を済ませ会場である大講堂の中、新入生Sクラス席に…座っていた。
『じゃね、ティア、帰りも迎えにくるからね!』
『は、い』
私、いつ席についた?あれ?今殿下なんて言ってた?
人間驚きすぎると記憶が飛ぶことを始めて知りましたよ。
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