私のお母様は転生者そして私はザマァされるヒロイン?わかりました!立派なモブになって見せます。

キャロル

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13 え?もしかして

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私はルナティアラ、学園生活にもだいぶ慣れました。

そう、この奇妙な手繋ぎ登校風景も、もはや私に拒否権はなく定番化してしまいました。

最初こそ皆さんが驚きの眼差しを向けていましたが、なんと今ではすっかりこれ手繋ぎが流行り?となってあちこちで手繋ぎ登校をお見かけするようになりました。

そのお陰で私の羞恥心も薄れて……きた……はずなのですが……つい最近新たなスキンシップ?挨拶?を殿下がなさるようになって、心中穏やかでいられなくなっています。



「ティア、残念だけど、ここでお別れだね、また帰りに迎えにくるからね、」

と、繋いでいた手をもち挙げてチュ!っと指にキスをして去っていく……つっ!
これは…ありですか?無しにして欲しいです。…キスする時に私を上目遣いで見るその表情が……色気ダダ漏れで…変に顔に熱がこもるのよ!

指に殿下の…く、唇の感触が……、

以前、殿下に単なる挨拶程度のスキンシップなのでしょうが手にキスするのは…ちょっとどうかと思い、ご意見申し上げたのです……が、

『でん…、シュヴァエル様、あの、手に…その…き、キスは…なしの方向で……お願いできませんか?』

『え?なんで?手にするの嫌?じゃぁ、レオンみたいに頬にする?』

『は?いえ、そうじゃなくて…』

『そんなに嫌?私が嫌い?』

そんな悲しそうな顔されると…嫌じゃなくて…恥ずかしいんだけど…。

『いえ、そんなこと…ないです…嫌ではないです…が、…恥ずか』

『よかった~、じゃぁ、頬にする?おでこにする?口び…』

『手で、…手がいいです。いつもと同じ手でお願いします。』

とまぁ、自らお願いする形となってしまったのです。

これもそれもお兄様のせいです!お兄様の過剰な人目も憚らないリリアへのスキンシップのせいで、どんどん周りが感化されあっちでもこっちでもイチャイチャチュチュとそれが日常化してしまったのですよ!

いいんですか?

そりゃ~皆さんはいいですよ、婚約者様もしくは恋人同士なのでイチャコラしても良いでしょうが、私と殿下は違います。

イチャコラしていい関係ではありません。

なんとか、しなければいけないのでしょうが、誰も諌めてくれないのです。どう考えてもおかしな行動だと思うのですが。

おはようのハグから始まりまた明日とハグで終わる日々…なんか、感覚が麻痺しておかしな方向に向いてませんか?



今朝の出来事を思い出して、フルフルと頭を振りこんなこと考えてる場合じゃない、授業に集中しなくちゃって思っていたら、授業終了のベルがなった。

「ルーナ、行きましょう、レオン様達が用意してくれるって言ってたから、私たちはこのまま手ぶらでいいんですって」

今日のお昼はいつもの登校メンバーで天気がいいから外で一緒に昼食を取ることになっていた。

「そうだったわね、男性陣が用意してくれるんでしょ!」


「そうなの、さっきロムは急いでレオンハルト様のところに行ったわよ、今必死に準備してるんじゃない?」

「では、私たちはのんびり行きますか!」

私たち3人はS棟の西側にある四阿に向かった。

四阿に向かう途中、私は噴水に何かが見え、

「リリア、あそこの噴水に何か白いものが見えたんだけど、ちょっと気になるから、見てくるわ!先に四阿に行っててくれる?白いものが何か確認したら、すぐ向かうから」

「え?ルーナ1人で?だめよ!」

「すぐよ、見るだけだから。」

「じゃぁ、私たちも行くわ!」

「そ、そう?ありがとう、なんか気になっちゃって」

私はどうしても気になって噴水までリリアとマリアに付き合ってもらった。噴水に着くとそこには…。

「あら?どうして噴水の中に教科書が……、誰かが落としてしまったのかしら?これでは使えなくて持ち主が困るでしょうね。元に戻してあげなくちゃ」

噴水の中に落ちて文字も滲みぐちゃぐちゃになった教科書を風魔法で拾い上げ近くのベンチに並べ、復元魔法で元通りのほぼ新品状態にした。

「この学園の教科書は結構高いから、これで大丈夫ね、綺麗に元通りになったわ、後は事務に届けて持ち主に届けてもらいましょう、」


「相変わらず、見事な魔法ね、風魔法の操作も凄かったけど……これは次元が違うわね。無属性魔法が使えるのは知っていたけど……見事としか言いようがないわね」

「私も初めてみたわ!リリアには聞いていたけど、本当に凄いわ!」

2人に褒めて貰えキラキラした眼差しで見られた私は嬉しかった。

「そ、そう?」

教科書をまとめ持とうとしたら、1人の女生徒と3人の男子生徒がやってきた。

『私~何もしていないにに~生意気って~言われて~あそこの噴水に教科書捨てられて~グスン……いつもいじめられて~』

『そんな事するなんて!なんて酷い!泣かないで大丈夫だよ僕たちがなんとかしてあげる。そんな酷いことする女は懲らしめてやるよ!』

『ほんとに~助けてくれるんですか~』

『『『ああ、もちろんだよ!』』』

『嬉しい~、』

そんな会話をしながら男子生徒の腕にしがみついていた女生徒は、

『ほら、ここに…私の教科書が捨てられ……て?…?』

「あら?これはあなたの教科書だったんですね!事務に届けようと思っていたのですが、持ち主が現れて良かったです。どうぞ。」

教科書を事務に預けに行くと四阿で待たせている殿下方に迷惑かけることになる。こんなにタイミングよく持ち主が現れるなんてラッキーでした。

「………、は?どういうこと?なんで濡れてないの?なんで噴水の中にないの?…大事なイベントが…あ!あんた、あんたががなんかやったの!…」

…イベント?

「え?あの~噴水の中に落ちているのを見かけまして、そのままでは教科書が使えなくてお困りになると思いまして…使えるようにしたのです。」

「は?何してくれてんの?これは大事なイベントなのよ!」

教科書を渡そうと差し出した手を教科書ごと叩き落とされて…なぜか凄い形相で私を睨んで、…でもその後すぐ、ニヤリと笑い?……瞬時に目をウルウルさせて男子生徒に抱きつき、

「キム様~この人です~私の教科書捨てたり意地悪してきた女~きっと私がキム様達を連れてきたから慌てて綺麗な教科書出してきたんだわ」

???

「なんだと!おい!お前がマリリンを虐めているのか!いくら顔が…随分綺麗じゃないか……だ、だが、いくら綺麗でもそんな心が醜い奴では誰にも相手にされないだろ!だから嫉妬してマリリンを虐めたのか!」

「………、どなたか存じ上げませんが、仰ってる意味が…全くわからないのですが…何をそんなに憤っていらっしゃるのでしょうか?」

「何?私を知らないだと!」

知りませんよ!初めてみましたし自己紹介してませんし、あんな横暴な方興味もありませんけどね!

「その教科書の持ち主も現れたことですし、私はこれで失礼します。」

せっかく綺麗にした教科書が地面に叩き落とされて汚れてしまっていたが、なんとなくこれ以上この方達に関わっては面倒くさい……、時間もありませんし失礼しようと思ったら、

「おい、まだ話は終わっていない!」

そう言ってキム様と仰る方が私の手首を掴んだ…

「い、痛い!何するんです!離してください!」

乱暴に捕まれ痛みで涙が滲んだ。それに怖い…。

「何をしている!その汚らしい手を今すぐ離せ!」


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