15 / 26
15 女子会
しおりを挟む
拝啓お母様
学園生活にも慣れ、楽しく過ごしております。
楽しさ故に、モブとしてあってはならないミスを犯してしまったようです。
偶然にもヒロインさんらしき方のイベントに遭遇してしまいました。
お母様から頂いた“モブの心得“に書いてあった通り噴水で楽しくないイベントが起こりました。
(仮)教科書水浸しイベントです。
私は通りかかっただけで、ヒロインさんともお会いしたことなかったのですが、彼女は私に虐められたと申しておりました。
なぜでしょう?
これが強制力?という事なのでしょうか?
怖かったです。
ですが今回は殿下が助けてくださいました。
今回のミスを教訓にイベントに巻き込まれないように気をつけたいと思います。
コンコン、
「お嬢様、バロン侯爵令嬢様とリード伯爵令嬢様がお見えになっています。」
「まぁ、マリアとリリアが?ミニムお二人をリビングルームにご案内して頂戴」
「はい、かしこまりました。」
リ)「ルーナ、突然きちゃったけど、大丈夫だった?」
ル)「ええ、お母様にお手紙書いていただけよ、丁度書き終わったとこなのよ。それよりどうしたの?なにかあったの?」
マ)「何かあったのはルーナでしょ!あの変な子に絡まれてたでしょ?ほら、前に話していたお花畑ヒロイン?だっけ?もしかしてあの子がそうなんじゃない?」
リ)「そうそう、私もそう思ったわ!あの子がおば様が気をつけてって言っていた、パルス伯爵令嬢でしょ!例の入学式でやらかした令嬢!」
ル)「そうかもしれないわ、お母様が言っていた通り瞳がピンク色だったからパルス伯爵令嬢だと思うわ!それにシュヴァ様に対する態度も……あの入学式の時の令嬢と同じだったから、きっとそうね。シュヴァ様はだいぶ怒っていたし」
リ)「ただ、初対面な筈なのにいきなりルーナ指差して虐められたって言うなんて、しかも殿下の前で、頭おかしすぎでしょ!」
マ)「そうそう、あの時の殿下は……やばかったわ…。」
リ)「?やばい?…とても頼もしくて…素敵でしたよ…優しかったですし」
リ、マ)「「ふふ、ルーナにはね…」」
ル)「???…」
リ)「それより、今回はレオン様達と一緒だからと私の護衛以外は外してしまったのは失敗だったわね!今後はそれぞれの護衛は教室外では常にいてもらうようにしましょう。
前は遠目にイベント?見てみたいと思ったけど、…あの子に関わるのは危険だわ、」
ル)「そうね、私も以前はチャンスがあったら見たいと思っていたけど……、凄く怖かったから…大人しく地味にモブらしく過ごすわ。でも、パルス伯爵令嬢って…凄く…なんというか……エネルギッシュよね……流石ヒロインよね。モブの私とは存在感がまるで違ったわ」
リ、マ)「「………(いやいや、正統派ヒロインのルーナの方が存在感半端ないって、)ルーナ…ちょっと…残念ね(あなたの思考が)」
え?残念?残念なことあったかしら?
リ)「そういえばレオン様が来週から7日間、3年生全員泊まりで魔法実践演習で魔獣駆除に出るから、しばらく会えないって言っていたわよ」
ル)「え!…魔獣駆除?…そう、なの?(シュヴァ様に暫く会えない……)」
リ)「あら、ルーナそんな寂しそうな顔しないで…暫くと言っても殿下に会えないのは約10日間ぐらいよ!」
ル)「…え?…別に…寂しいなんて……ただ、怪我などしなければいいなって…」
リ)「はいはい、まぁいいわ!(まだ自覚しないか…態度は既に…)無事に帰って来る事を祈って待ちましょう」
マ)「そもそも、殿下とレオン様が怪我って……想像つかないけど…まぁ、ありえないけど…一応人間だから絶対はないわね!…そうだ!ルーナ、殿下にハンカチに刺繍して送ったらどう?糸に保護魔法付与できるんでしょ!」
リ)「マリア!いいわねそれ!ルーナ、私の糸にも付与して、レオン様にハンカチ送るわ!」
ル)「ええ、いいわよ!…でも…受け取ってくれるかしら?こういうのって、婚約者とか恋人から贈られるものじゃないの?」
リ、マ)「「大丈夫!そんなこと気にせず送りなさいよ!」
ル)「う、うん」
******専属侍女ミニムは思った。
眼福です。
至福です。
ご褒美いただきました。
ああ、お嬢様方…最高のバランスです。
見目はもちろんそれぞれ極上です。その中でも我が主は…文句なしのNo.1でございます。
見目の良さに加えちょっと思考が残念な方向に向かう傾向にあるがそれがまた更に魅力を引き出し周りを魅了させてしまうのです。
最近ではご本人は自覚がまだないようですが、ふふ、だいぶ殿下に惹かれているようです。
ただ、あれ程あからさまな溺愛っぷりなのに殿下に愛されているご自覚がないのは不思議でございますね。
やはり言葉って大事ですね。殿下もそこに気がついて頂ければいいのにと思っておりますが、殿下自身も長い片思いで肝心な所が抜けてしまわれたのでしょう。
早くお二人の思いが通じて欲しいと思う次第でございます。
そういえば、お嬢様方のお話にあったパルス伯爵令嬢は相当ヤバイ人物のようです。
護衛であり影でもあるライトは密かに要注意人物として行動調査をしていますが……、常識が全く通じない御令嬢のようです。
我が主人に危害を加えるならば我々はたとえ相手が貴族でも容赦致しませんよ!
この我々の至福の時間はなんとしても守る所存でございます。
あ!そろそろこの至福のお時間も終わりのようです。
『『ルーナ、また明日ね~、』』
『『ミニム、あなたが作ってくれたアップルパイ、とても美味しかったわ!ご馳走様!』』
『お気に召して頂き光栄でございます。』
学園生活にも慣れ、楽しく過ごしております。
楽しさ故に、モブとしてあってはならないミスを犯してしまったようです。
偶然にもヒロインさんらしき方のイベントに遭遇してしまいました。
お母様から頂いた“モブの心得“に書いてあった通り噴水で楽しくないイベントが起こりました。
(仮)教科書水浸しイベントです。
私は通りかかっただけで、ヒロインさんともお会いしたことなかったのですが、彼女は私に虐められたと申しておりました。
なぜでしょう?
これが強制力?という事なのでしょうか?
怖かったです。
ですが今回は殿下が助けてくださいました。
今回のミスを教訓にイベントに巻き込まれないように気をつけたいと思います。
コンコン、
「お嬢様、バロン侯爵令嬢様とリード伯爵令嬢様がお見えになっています。」
「まぁ、マリアとリリアが?ミニムお二人をリビングルームにご案内して頂戴」
「はい、かしこまりました。」
リ)「ルーナ、突然きちゃったけど、大丈夫だった?」
ル)「ええ、お母様にお手紙書いていただけよ、丁度書き終わったとこなのよ。それよりどうしたの?なにかあったの?」
マ)「何かあったのはルーナでしょ!あの変な子に絡まれてたでしょ?ほら、前に話していたお花畑ヒロイン?だっけ?もしかしてあの子がそうなんじゃない?」
リ)「そうそう、私もそう思ったわ!あの子がおば様が気をつけてって言っていた、パルス伯爵令嬢でしょ!例の入学式でやらかした令嬢!」
ル)「そうかもしれないわ、お母様が言っていた通り瞳がピンク色だったからパルス伯爵令嬢だと思うわ!それにシュヴァ様に対する態度も……あの入学式の時の令嬢と同じだったから、きっとそうね。シュヴァ様はだいぶ怒っていたし」
リ)「ただ、初対面な筈なのにいきなりルーナ指差して虐められたって言うなんて、しかも殿下の前で、頭おかしすぎでしょ!」
マ)「そうそう、あの時の殿下は……やばかったわ…。」
リ)「?やばい?…とても頼もしくて…素敵でしたよ…優しかったですし」
リ、マ)「「ふふ、ルーナにはね…」」
ル)「???…」
リ)「それより、今回はレオン様達と一緒だからと私の護衛以外は外してしまったのは失敗だったわね!今後はそれぞれの護衛は教室外では常にいてもらうようにしましょう。
前は遠目にイベント?見てみたいと思ったけど、…あの子に関わるのは危険だわ、」
ル)「そうね、私も以前はチャンスがあったら見たいと思っていたけど……、凄く怖かったから…大人しく地味にモブらしく過ごすわ。でも、パルス伯爵令嬢って…凄く…なんというか……エネルギッシュよね……流石ヒロインよね。モブの私とは存在感がまるで違ったわ」
リ、マ)「「………(いやいや、正統派ヒロインのルーナの方が存在感半端ないって、)ルーナ…ちょっと…残念ね(あなたの思考が)」
え?残念?残念なことあったかしら?
リ)「そういえばレオン様が来週から7日間、3年生全員泊まりで魔法実践演習で魔獣駆除に出るから、しばらく会えないって言っていたわよ」
ル)「え!…魔獣駆除?…そう、なの?(シュヴァ様に暫く会えない……)」
リ)「あら、ルーナそんな寂しそうな顔しないで…暫くと言っても殿下に会えないのは約10日間ぐらいよ!」
ル)「…え?…別に…寂しいなんて……ただ、怪我などしなければいいなって…」
リ)「はいはい、まぁいいわ!(まだ自覚しないか…態度は既に…)無事に帰って来る事を祈って待ちましょう」
マ)「そもそも、殿下とレオン様が怪我って……想像つかないけど…まぁ、ありえないけど…一応人間だから絶対はないわね!…そうだ!ルーナ、殿下にハンカチに刺繍して送ったらどう?糸に保護魔法付与できるんでしょ!」
リ)「マリア!いいわねそれ!ルーナ、私の糸にも付与して、レオン様にハンカチ送るわ!」
ル)「ええ、いいわよ!…でも…受け取ってくれるかしら?こういうのって、婚約者とか恋人から贈られるものじゃないの?」
リ、マ)「「大丈夫!そんなこと気にせず送りなさいよ!」
ル)「う、うん」
******専属侍女ミニムは思った。
眼福です。
至福です。
ご褒美いただきました。
ああ、お嬢様方…最高のバランスです。
見目はもちろんそれぞれ極上です。その中でも我が主は…文句なしのNo.1でございます。
見目の良さに加えちょっと思考が残念な方向に向かう傾向にあるがそれがまた更に魅力を引き出し周りを魅了させてしまうのです。
最近ではご本人は自覚がまだないようですが、ふふ、だいぶ殿下に惹かれているようです。
ただ、あれ程あからさまな溺愛っぷりなのに殿下に愛されているご自覚がないのは不思議でございますね。
やはり言葉って大事ですね。殿下もそこに気がついて頂ければいいのにと思っておりますが、殿下自身も長い片思いで肝心な所が抜けてしまわれたのでしょう。
早くお二人の思いが通じて欲しいと思う次第でございます。
そういえば、お嬢様方のお話にあったパルス伯爵令嬢は相当ヤバイ人物のようです。
護衛であり影でもあるライトは密かに要注意人物として行動調査をしていますが……、常識が全く通じない御令嬢のようです。
我が主人に危害を加えるならば我々はたとえ相手が貴族でも容赦致しませんよ!
この我々の至福の時間はなんとしても守る所存でございます。
あ!そろそろこの至福のお時間も終わりのようです。
『『ルーナ、また明日ね~、』』
『『ミニム、あなたが作ってくれたアップルパイ、とても美味しかったわ!ご馳走様!』』
『お気に召して頂き光栄でございます。』
10
あなたにおすすめの小説
よくある父親の再婚で意地悪な義母と義妹が来たけどヒロインが○○○だったら………
naturalsoft
恋愛
なろうの方で日間異世界恋愛ランキング1位!ありがとうございます!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
最近よくある、父親が再婚して出来た義母と義妹が、前妻の娘であるヒロインをイジメて追い出してしまう話………
でも、【権力】って婿養子の父親より前妻の娘である私が持ってのは知ってます?家を継ぐのも、死んだお母様の直系の血筋である【私】なのですよ?
まったく、どうして多くの小説ではバカ正直にイジメられるのかしら?
少女はパタンッと本を閉じる。
そして悪巧みしていそうな笑みを浮かべて──
アタイはそんな無様な事にはならねぇけどな!
くははははっ!!!
静かな部屋の中で、少女の笑い声がこだまするのだった。
追放された悪役令嬢はシングルマザー
ララ
恋愛
神様の手違いで死んでしまった主人公。第二の人生を幸せに生きてほしいと言われ転生するも何と転生先は悪役令嬢。
断罪回避に奮闘するも失敗。
国外追放先で国王の子を孕んでいることに気がつく。
この子は私の子よ!守ってみせるわ。
1人、子を育てる決心をする。
そんな彼女を暖かく見守る人たち。彼女を愛するもの。
さまざまな思惑が蠢く中彼女の掴み取る未来はいかに‥‥
ーーーー
完結確約 9話完結です。
短編のくくりですが10000字ちょっとで少し短いです。
治癒魔法で恋人の傷を治したら、「化け物」と呼ばれ故郷から追放されてしまいました
山科ひさき
恋愛
ある日治癒魔法が使えるようになったジョアンは、化け物呼ばわりされて石を投げられ、町から追い出されてしまう。彼女はただ、いまにも息絶えそうな恋人を助けたかっただけなのに。
生きる希望を失った彼女は、恋人との思い出の場所で人生の終わりを迎えようと決める。
【完結】番としか子供が産まれない世界で
さくらもち
恋愛
番との間にしか子供が産まれない世界に産まれたニーナ。
何故か親から要らない子扱いされる不遇な子供時代に番と言う概念すら知らないまま育った。
そんなニーナが番に出会うまで
4話完結
出会えたところで話は終わってます。
出来損ないの私がお姉様の婚約者だった王子の呪いを解いてみた結果→
AK
恋愛
「ねえミディア。王子様と結婚してみたくはないかしら?」
ある日、意地の悪い笑顔を浮かべながらお姉様は言った。
お姉様は地味な私と違って公爵家の優秀な長女として、次期国王の最有力候補であった第一王子様と婚約を結んでいた。
しかしその王子様はある日突然不治の病に倒れ、それ以降彼に触れた人は石化して死んでしまう呪いに身を侵されてしまう。
そんは王子様を押し付けるように婚約させられた私だけど、私は光の魔力を有して生まれた聖女だったので、彼のことを救うことができるかもしれないと思った。
お姉様は厄介者と化した王子を押し付けたいだけかもしれないけれど、残念ながらお姉様の思い通りの展開にはさせない。
家を乗っ取られて辺境に嫁がされることになったら、三食研究付きの溺愛生活が待っていました
ミズメ
恋愛
ライラ・ハルフォードは伯爵令嬢でありながら、毎日魔法薬の研究に精を出していた。
一つ結びの三つ編み、大きな丸レンズの眼鏡、白衣。""変わり者令嬢""と揶揄されながら、信頼出来る仲間と共に毎日楽しく研究に励む。
「大変です……!」
ライラはある日、とんでもない事実に気が付いた。作成した魔法薬に、なんと"薄毛"の副作用があったのだ。その解消の為に尽力していると、出席させられた夜会で、伯爵家を乗っ取った叔父からふたまわりも歳上の辺境伯の後妻となる婚約が整ったことを告げられる。
手詰まりかと思えたそれは、ライラにとって幸せへと続く道だった。
◎さくっと終わる短編です(10話程度)
◎薄毛の話題が出てきます。苦手な方(?)はお気をつけて…!
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
美男美女の同僚のおまけとして異世界召喚された私、ゴミ無能扱いされ王城から叩き出されるも、才能を見出してくれた隣国の王子様とスローライフ
さら
恋愛
会社では地味で目立たない、ただの事務員だった私。
ある日突然、美男美女の同僚二人のおまけとして、異世界に召喚されてしまった。
けれど、測定された“能力値”は最低。
「無能」「お荷物」「役立たず」と王たちに笑われ、王城を追い出されて――私は一人、行くあてもなく途方に暮れていた。
そんな私を拾ってくれたのは、隣国の第二王子・レオン。
優しく、誠実で、誰よりも人の心を見てくれる人だった。
彼に導かれ、私は“癒しの力”を持つことを知る。
人の心を穏やかにし、傷を癒す――それは“無能”と呼ばれた私だけが持っていた奇跡だった。
やがて、王子と共に過ごす穏やかな日々の中で芽生える、恋の予感。
不器用だけど優しい彼の言葉に、心が少しずつ満たされていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる