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26 帰国
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__マリアンヌside__
あれから既に支度が整っていた私達は3日後に……ふふ、お兄様達と愛するギスランと共にゲートでダイヤ王国に帰ってきたんです。
ゲート先にはお父様とお母様が揃って出迎えてくれて“おかえり“って2人に抱きしめられて嬉しかったわ!
それよりお父様とお母様の雰囲気が…変わった?自然に寄り添いお互い愛しんでいるのが伝わるわ、2人の中で何かあったのかもしれないけど…なんか…嬉しい…。
「「おかえり、マリアンヌ、」」
「ただいま…戻りました。お父様、お母様、……あの、ご心配…おかけしました。…」
「いや、私こそ…良かれと思った縁組だったが…事情も話さず強引に送り出してしまい…嫌な想いさせてしまっただろ?すまなかった」
「おとう、さ、ま?……謝らないでください!…あの、感謝してるんです。お父様のおかげでギスランと巡り会うことができたんですよ!それに私のために色々動いてくださったでしょ、ギスランとこちらですぐ過ごせるように手配してくださったとお兄様に聞きました、ありがとうございます。」
「ああ、養子の件か…むしろ我が国にとっては良い話だったからな…マリアンヌはこの国に…私の側に置くことができるし強力な素晴らしい人材を私の娘婿にできるんだ…この上ない吉事となる。
それにリード家に後継ができるんだ!宰相夫婦は張り切って準備していたぞ!
既にギスランはリード公爵令息となっているから住居も公爵邸だ!マリアンヌとギスランの婚約の儀は来週行うことになっている、そのあとは一緒に公爵邸で夫人教育を受けてもらい4ヶ月後に婚姻式を行うぞ!」
「……え?4ヶ月後?ですか。…そんなに早く?…できるのですか?…ん?でもお父様、4ヶ月後はお兄様の戴冠式と成婚式を行う予定ではなかったですか?」
「ああ、そうだが、どうせ各国の要人を呼んでいるんだ何度も足を運ばせるよりいいと思ってな!戴冠式後に新国王と王女の結婚式を合同で行うことにして既に手配は済んでいるんだよ!
フランから聞いてないのか?これはフランの要望なんだが…」
「「……え?…聞いてませんが…お兄様?」フラン殿下?」
私とギスランは揃ってお兄様に目を向けた。
「あれ?言って…なかったね…あははは、いい考えだろ?ほら、経費削減ってことで準備も一回ですむし使用人達もその方が手間省けていいだろ?それに、ほら、お互いの同じ歳の子供ができる可能性が高くなるだろ?」
「「こ、子供?……」」
こ、子供って…知らないわけじゃないけど…一応閨教育は……ちょっと受けたけど…私とギスランは真っ赤になった。
「あれ?もしかして2人はまだ…してないの?」
「「してません!」」
「え?まじで?信じらんねぇ!一緒に住んでいて何もないとか…逆にびっくりなんだけど…」
「びっくりじゃありません!当たり前です。それに一応私は書類上ですが既婚者だったんですよ!私達はそんな不義理はしません。ギスランにも失礼です。」
「えーそうなの?お前たちって隣同士の部屋だっただろ?しかも内ドア付いてたよね、俺なら…触れないでいるなんて我慢できないけど…って言うより我慢しないかな~普通夜這いするだろ?俺は1日でも我慢するの無理だけど…父上もそうだろ?」
確かにお兄様なら我慢しないだろう…と言うよりお義姉様も真っ赤になっているじゃない!…ここでそんなこと言うのはやめて欲しい。
「フラン、揶揄うのはその辺にしておけ。これ以上はキャロルの怒りを買うぞ!いいのか、」
「あ!いや、すみません。ちょっと言い過ぎました。母上、…反省しますから…あれは…しませんよね?」
あ~やっちゃった…お母様笑顔だけど…目が笑ってない…多分、あれされるわね。ご秋霜様。
「フラン、…今日はマリアンヌとギスランと一緒に久しぶりの家族の団欒を楽しみにしていましたので半分許しましょう。ですが、あなたの時と場所を弁えない物言いは反省してもらわなければいけませんね!」
[フラン=R=ダイヤ、これより晩餐までの時間アリス=ダイヤへの接触を禁止します]
「え?あ!母上~嘘だろ!」
「マリアンヌ、ギスラン、これからリード公爵夫婦に挨拶に行くのでしょう?私達はこれから隣国の使者の謁見がありますのでここで失礼するわね!また晩餐の時間に会いましょう。」
そう言ってお父様にエスコートされ部屋を出て行った。母のお仕置きを受けたお兄様は…。
「え~そんな待ってください!母上~アリスに触れられないなんて~…俺、今回頑張ったのに~」
あ~あ、この姿見るの2回目ね、前回は…10日程1人で西の国に王の名代として催事に出席して帰国後まる3日お義姉様を部屋から出さず回復魔法かけながら抱き潰す鬼畜っぷりにお母様からコッテリ説教をされたけどそれでも懲りなかったお兄様にキレて“言霊“による7日間の接触禁止にさせられて見る影も無いほど憔悴していたことがあったわね。
お母様はこの時
「まさか魔物以外にこれ使う事になるなんて、…今のフランはアリスにとっては魔物だからしょうがないわね。ふん!」
と言ってお兄様の懇願虚しくお義姉様と出かけて行った。お兄様は色々チートだけどお母様のこの能力は跳ね返すことも解除することもできないのよね~ちょっとかわいそうだけど自業自得ね。
文字通り触れることができないのよね~今回はほんの数時間だから不幸中の幸い?
「ギスラン、私たちも行きましょう、リード公爵が待っているでしょうから、」
「ああ、そうだな、…でもいいのか殿下をあのままにして」
床に膝をつき項垂れているお兄様を横目にとばっちりくらう前に退散した方がいいと判断した私は
「いいのよ、後はお義姉様にお任せすれば大丈夫ですよ。触れられないだけで側にいることはできるんですから」
ふふ、側にいるのに触れられないなんてあのお兄様にとっては拷問とも言えるお仕置きね、だからといって離れるという選択肢はないでしょうが……、お兄様にも感謝してるけど、下手に手を出していい事ないから放置するに限るわね。
あれから既に支度が整っていた私達は3日後に……ふふ、お兄様達と愛するギスランと共にゲートでダイヤ王国に帰ってきたんです。
ゲート先にはお父様とお母様が揃って出迎えてくれて“おかえり“って2人に抱きしめられて嬉しかったわ!
それよりお父様とお母様の雰囲気が…変わった?自然に寄り添いお互い愛しんでいるのが伝わるわ、2人の中で何かあったのかもしれないけど…なんか…嬉しい…。
「「おかえり、マリアンヌ、」」
「ただいま…戻りました。お父様、お母様、……あの、ご心配…おかけしました。…」
「いや、私こそ…良かれと思った縁組だったが…事情も話さず強引に送り出してしまい…嫌な想いさせてしまっただろ?すまなかった」
「おとう、さ、ま?……謝らないでください!…あの、感謝してるんです。お父様のおかげでギスランと巡り会うことができたんですよ!それに私のために色々動いてくださったでしょ、ギスランとこちらですぐ過ごせるように手配してくださったとお兄様に聞きました、ありがとうございます。」
「ああ、養子の件か…むしろ我が国にとっては良い話だったからな…マリアンヌはこの国に…私の側に置くことができるし強力な素晴らしい人材を私の娘婿にできるんだ…この上ない吉事となる。
それにリード家に後継ができるんだ!宰相夫婦は張り切って準備していたぞ!
既にギスランはリード公爵令息となっているから住居も公爵邸だ!マリアンヌとギスランの婚約の儀は来週行うことになっている、そのあとは一緒に公爵邸で夫人教育を受けてもらい4ヶ月後に婚姻式を行うぞ!」
「……え?4ヶ月後?ですか。…そんなに早く?…できるのですか?…ん?でもお父様、4ヶ月後はお兄様の戴冠式と成婚式を行う予定ではなかったですか?」
「ああ、そうだが、どうせ各国の要人を呼んでいるんだ何度も足を運ばせるよりいいと思ってな!戴冠式後に新国王と王女の結婚式を合同で行うことにして既に手配は済んでいるんだよ!
フランから聞いてないのか?これはフランの要望なんだが…」
「「……え?…聞いてませんが…お兄様?」フラン殿下?」
私とギスランは揃ってお兄様に目を向けた。
「あれ?言って…なかったね…あははは、いい考えだろ?ほら、経費削減ってことで準備も一回ですむし使用人達もその方が手間省けていいだろ?それに、ほら、お互いの同じ歳の子供ができる可能性が高くなるだろ?」
「「こ、子供?……」」
こ、子供って…知らないわけじゃないけど…一応閨教育は……ちょっと受けたけど…私とギスランは真っ赤になった。
「あれ?もしかして2人はまだ…してないの?」
「「してません!」」
「え?まじで?信じらんねぇ!一緒に住んでいて何もないとか…逆にびっくりなんだけど…」
「びっくりじゃありません!当たり前です。それに一応私は書類上ですが既婚者だったんですよ!私達はそんな不義理はしません。ギスランにも失礼です。」
「えーそうなの?お前たちって隣同士の部屋だっただろ?しかも内ドア付いてたよね、俺なら…触れないでいるなんて我慢できないけど…って言うより我慢しないかな~普通夜這いするだろ?俺は1日でも我慢するの無理だけど…父上もそうだろ?」
確かにお兄様なら我慢しないだろう…と言うよりお義姉様も真っ赤になっているじゃない!…ここでそんなこと言うのはやめて欲しい。
「フラン、揶揄うのはその辺にしておけ。これ以上はキャロルの怒りを買うぞ!いいのか、」
「あ!いや、すみません。ちょっと言い過ぎました。母上、…反省しますから…あれは…しませんよね?」
あ~やっちゃった…お母様笑顔だけど…目が笑ってない…多分、あれされるわね。ご秋霜様。
「フラン、…今日はマリアンヌとギスランと一緒に久しぶりの家族の団欒を楽しみにしていましたので半分許しましょう。ですが、あなたの時と場所を弁えない物言いは反省してもらわなければいけませんね!」
[フラン=R=ダイヤ、これより晩餐までの時間アリス=ダイヤへの接触を禁止します]
「え?あ!母上~嘘だろ!」
「マリアンヌ、ギスラン、これからリード公爵夫婦に挨拶に行くのでしょう?私達はこれから隣国の使者の謁見がありますのでここで失礼するわね!また晩餐の時間に会いましょう。」
そう言ってお父様にエスコートされ部屋を出て行った。母のお仕置きを受けたお兄様は…。
「え~そんな待ってください!母上~アリスに触れられないなんて~…俺、今回頑張ったのに~」
あ~あ、この姿見るの2回目ね、前回は…10日程1人で西の国に王の名代として催事に出席して帰国後まる3日お義姉様を部屋から出さず回復魔法かけながら抱き潰す鬼畜っぷりにお母様からコッテリ説教をされたけどそれでも懲りなかったお兄様にキレて“言霊“による7日間の接触禁止にさせられて見る影も無いほど憔悴していたことがあったわね。
お母様はこの時
「まさか魔物以外にこれ使う事になるなんて、…今のフランはアリスにとっては魔物だからしょうがないわね。ふん!」
と言ってお兄様の懇願虚しくお義姉様と出かけて行った。お兄様は色々チートだけどお母様のこの能力は跳ね返すことも解除することもできないのよね~ちょっとかわいそうだけど自業自得ね。
文字通り触れることができないのよね~今回はほんの数時間だから不幸中の幸い?
「ギスラン、私たちも行きましょう、リード公爵が待っているでしょうから、」
「ああ、そうだな、…でもいいのか殿下をあのままにして」
床に膝をつき項垂れているお兄様を横目にとばっちりくらう前に退散した方がいいと判断した私は
「いいのよ、後はお義姉様にお任せすれば大丈夫ですよ。触れられないだけで側にいることはできるんですから」
ふふ、側にいるのに触れられないなんてあのお兄様にとっては拷問とも言えるお仕置きね、だからといって離れるという選択肢はないでしょうが……、お兄様にも感謝してるけど、下手に手を出していい事ないから放置するに限るわね。
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