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六巴街事件
7.再会
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「…て、起きて…そろそろ出発しないと。」
朝チュン。
小鳥のさえずり…でなはく、ロイドさんの甘い声で目が覚めた。
「ん…おはようございます…」
むにゃむにゃと起き上がる。
そのまま布団から出ようとして…、何も着てない事に気がつく。
そうだ、昨日…!!
「あ、あの、なんか着るものないですか…っ。」
布団で体を隠しながら服を求める。
「ん?あ、そっか。はい…どーぞ。」
ロイドさんは言いながらハンガーに掛けてあった外出着を俺へ手渡してくれた。
服を持ってる手はすらっと細長くて、昨日はこの手に……と思うと顔が赤くなる。
あぁ、きっと感触からして第2関節辺りまでは入ってたんだろうなぁ…
これにぐちゅぐちゅかき混ぜられて……
「…愛しい子?」
いつまで経っても服を受けとらない俺を心配したのか、ロイドさんは俺の顔を除きこむ。
「ぁ…っ、」
…か、顔!近い!!
「えと…、なんでもないです!す、直ぐ着替えますっ。」
「うん、じゃあ着替えよーね。」
「は、はい……え。」
言うや否やぱっ、と布団を剥ぎ取られた。
何も着てない肌が露わになる。
「へぁ……!?」
「…昨日の事思い出してたんでしょ?ここ、立ってる。布団の上からでも分かったよ。」
くす、とロイドさんは笑う。
そう…実はロイドさんの手を見ただけで俺のそこは反応してしまっていたのだ。
「こ、れは…その……」
「見ててあげるから、いーよ?鎮めても。」
…え、ここで!?今???
あり得ない提案だが、ロイドさんの顔が真剣なので多分マジで言ってるんだろう。
てか、何でロイドさんに見られながら…?
「いや、俺トイレで…」
そそくさ、とトイレへ逃げようとする。
ロイドさんに見られながらとか俺の心が耐えられないし。
「…時間ないからここで、ね。」
手をガッと掴まれ、逃げられなくされる。
「早くしないと日が暮れちゃうよ?」
意地悪そうに目を細めるロイドさん。
くそぅ…、ほんとは神様なのにこんな意地悪するなんて!
「わ、分かりまし…」
ゆる、と手をそこへ這わせようとした時。
ガシャーン!と窓が割れた。
「な、何が…っ!?」
「…ぁーー、よーやく見つけた…って、え?何で裸なの、聖。」
割れたガラスの先には金髪金目で虎の耳?が生えた男がいた。
…なんだろう、見覚えがある。
それに今聞こえた「セイ」ってイントネーションが日本で使ってた名前と同じ…?
「あ、あの…」
「…獣神。何しにきた。」
俺の声にかぶせてロイドさんが忌々しそうに言葉をはく。
「何って、本気で言ってんの?……ま、いーけどね…聖は見つけたんだし。」
「…セイは渡さない。」
「無理だね。だってキミは俺に勝てないだろ?」
言いながら、男はゆらりと手をかざすとロイドさんを透明な箱で閉じ込めた。
「…!??結界…?これを早く解け、獣神。」
「自力で解けばぁー?できるならだけど。」
あははっ、と男が笑う。
「くっ…、逃げろ!セイ!!」
ロイドさんは結界から出られないらしく、俺へ叫んだ。
「へっ…、え、」
ロイドさんを置いて逃げるなんて…
「いいから!!」
迷っているのを見透かされたのだろう。大声が響き渡る。
「…っ、助けを呼んできますから!」
踵を返して、ドアへ向かおうとし…何かにぶつかった。
「…ぁ、」
いつの間に先回りしていたのだろう。男がそこに立っていた。
「逃がさないよ?聖。」
言うと同時にそのまま腕を引っ張られ、お姫様抱っこをされる。
「ちょっ、おろして…っ。」
抗議しようと上を向けば直ぐに顔が見えた。至近距離で見るとロイドさん同様整った顔をして……あれ?
「…鈴?え、なん…え??」
この世界に来る前で唯一友達だった「鈴」。髪や目、そもそも獣耳は生えていなかったが…よくみると顔立ちが似ているのだ。
鈴はあっちで女顔といじめられている俺にも優しくしてくれて、小さい頃から助けられていた。
「よーやっく、気づいたね。」
「鈴…え、なんでここに…?」
「聖がいない世界なんてつまんないよ。…俺、ずっと寂しかったんだから。」
しゅん、と鈴は悲しそうな顔をする。
まさか異世界で鈴に会うなんて…
「とりあえず俺んとこおいで。聖のもん持ってきてるからさ。」
鈴は言いながら割れた窓へ俺を抱えながら足をかける。
「あ、ちょっ、待って。ロイドさんの…!」
「結界から解いてから。」と、言おうとしたがそれを言う前に窓から鈴は飛び降りた。
「う、あぁぁ!??」
朝チュン。
小鳥のさえずり…でなはく、ロイドさんの甘い声で目が覚めた。
「ん…おはようございます…」
むにゃむにゃと起き上がる。
そのまま布団から出ようとして…、何も着てない事に気がつく。
そうだ、昨日…!!
「あ、あの、なんか着るものないですか…っ。」
布団で体を隠しながら服を求める。
「ん?あ、そっか。はい…どーぞ。」
ロイドさんは言いながらハンガーに掛けてあった外出着を俺へ手渡してくれた。
服を持ってる手はすらっと細長くて、昨日はこの手に……と思うと顔が赤くなる。
あぁ、きっと感触からして第2関節辺りまでは入ってたんだろうなぁ…
これにぐちゅぐちゅかき混ぜられて……
「…愛しい子?」
いつまで経っても服を受けとらない俺を心配したのか、ロイドさんは俺の顔を除きこむ。
「ぁ…っ、」
…か、顔!近い!!
「えと…、なんでもないです!す、直ぐ着替えますっ。」
「うん、じゃあ着替えよーね。」
「は、はい……え。」
言うや否やぱっ、と布団を剥ぎ取られた。
何も着てない肌が露わになる。
「へぁ……!?」
「…昨日の事思い出してたんでしょ?ここ、立ってる。布団の上からでも分かったよ。」
くす、とロイドさんは笑う。
そう…実はロイドさんの手を見ただけで俺のそこは反応してしまっていたのだ。
「こ、れは…その……」
「見ててあげるから、いーよ?鎮めても。」
…え、ここで!?今???
あり得ない提案だが、ロイドさんの顔が真剣なので多分マジで言ってるんだろう。
てか、何でロイドさんに見られながら…?
「いや、俺トイレで…」
そそくさ、とトイレへ逃げようとする。
ロイドさんに見られながらとか俺の心が耐えられないし。
「…時間ないからここで、ね。」
手をガッと掴まれ、逃げられなくされる。
「早くしないと日が暮れちゃうよ?」
意地悪そうに目を細めるロイドさん。
くそぅ…、ほんとは神様なのにこんな意地悪するなんて!
「わ、分かりまし…」
ゆる、と手をそこへ這わせようとした時。
ガシャーン!と窓が割れた。
「な、何が…っ!?」
「…ぁーー、よーやく見つけた…って、え?何で裸なの、聖。」
割れたガラスの先には金髪金目で虎の耳?が生えた男がいた。
…なんだろう、見覚えがある。
それに今聞こえた「セイ」ってイントネーションが日本で使ってた名前と同じ…?
「あ、あの…」
「…獣神。何しにきた。」
俺の声にかぶせてロイドさんが忌々しそうに言葉をはく。
「何って、本気で言ってんの?……ま、いーけどね…聖は見つけたんだし。」
「…セイは渡さない。」
「無理だね。だってキミは俺に勝てないだろ?」
言いながら、男はゆらりと手をかざすとロイドさんを透明な箱で閉じ込めた。
「…!??結界…?これを早く解け、獣神。」
「自力で解けばぁー?できるならだけど。」
あははっ、と男が笑う。
「くっ…、逃げろ!セイ!!」
ロイドさんは結界から出られないらしく、俺へ叫んだ。
「へっ…、え、」
ロイドさんを置いて逃げるなんて…
「いいから!!」
迷っているのを見透かされたのだろう。大声が響き渡る。
「…っ、助けを呼んできますから!」
踵を返して、ドアへ向かおうとし…何かにぶつかった。
「…ぁ、」
いつの間に先回りしていたのだろう。男がそこに立っていた。
「逃がさないよ?聖。」
言うと同時にそのまま腕を引っ張られ、お姫様抱っこをされる。
「ちょっ、おろして…っ。」
抗議しようと上を向けば直ぐに顔が見えた。至近距離で見るとロイドさん同様整った顔をして……あれ?
「…鈴?え、なん…え??」
この世界に来る前で唯一友達だった「鈴」。髪や目、そもそも獣耳は生えていなかったが…よくみると顔立ちが似ているのだ。
鈴はあっちで女顔といじめられている俺にも優しくしてくれて、小さい頃から助けられていた。
「よーやっく、気づいたね。」
「鈴…え、なんでここに…?」
「聖がいない世界なんてつまんないよ。…俺、ずっと寂しかったんだから。」
しゅん、と鈴は悲しそうな顔をする。
まさか異世界で鈴に会うなんて…
「とりあえず俺んとこおいで。聖のもん持ってきてるからさ。」
鈴は言いながら割れた窓へ俺を抱えながら足をかける。
「あ、ちょっ、待って。ロイドさんの…!」
「結界から解いてから。」と、言おうとしたがそれを言う前に窓から鈴は飛び降りた。
「う、あぁぁ!??」
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