ファンタジー世界へ行ったら神様(男)もついてきました。

ささや

文字の大きさ
8 / 9
六巴街事件

☆6.ゴブリンクエスト②

しおりを挟む
もぞもぞと体を動かす。

ロイドさんと一緒に寝る事になり30分ほど経ったが一向に寝られそうにない。

「むぅ…」

何回か体を回転させる。
その数回目でロイドさんの方へ体を向けると目がぱちっ、と合った。ちょっと進めばキスできる距離で見つめ合う。

「あ、え…と。」

何を喋れば良いのか分からず言葉にならない声を出す。急に顔が近づいたからか、頭が真っ白だ。

「ねぇ…愛しい子、今日言ってた僕が側にいると動悸が凄いってアレ…意味分かってる?」

俺が言葉に迷っているとロイドさんの方から切り出してくれた。
助かったけど、意味…?

「…意味って……?」

動悸に意味なんてあるのだろうか。…何かの病気とか?

「…やっぱ分かってなかったね。仕方ないか…愛しい子は前の世界で恋人いなかったからなぁ。」

「え、なんで知って…っ」

言いかけて、口をつぐむ。
ロイドさんが俺に馬乗りになってきたのだ。

「ふふ…自覚がないようだけど、それならもうちょっと強引に攻めてもいいよね?」

ロイドさんは喋りながら俺の下半身へ手を這わせる。そのままズボンを脱がされパンツだけの状態にされた。

「ちょ、っ…!?」

突然すぎて頭が追いつかない。何、ズボンに汚れがついてたとか!?

その慌てた様子を見ていたのだろう。ふっ、とロイドさんが笑う。

「…可愛い、愛しい子。」

「あ、の…ロイドさん?」

俺は少し不安気にロイドさんを見つめる。

それを見て「はぁ…ホント可愛い。」と呟くと、ロイドさんは俺のあそこを撫で始めた。
すりすりと撫ぜられ、緩い快感が駆け巡る。

「ふ…ぇ、あっ、何するんで…すか。」

服越しの焦れったい感覚に、息を吐きながら問う。ロイドさんはそれを見て満足そうに笑っていた。

「何って…愛しい子は、僕にこうされるの嫌?」

「い、嫌とか…そうゆう事じゃ…っ」

そう、嫌とかじゃなくて………ん?俺、ロイドさんにされるの嫌じゃない…?

「嫌じゃないでしょ…、じゃあいいんじゃない?」

ロイドさんは俺の顔を眺めながらもう片方の手でずぷ、と後ろに指を入れた。指はぬるぬると上下に動き、いいところを擦って刺激を与えてくる。

「んんんっ…」

そのせいで腰は自然と浮き、自分で突き出しているような格好になった。
卑猥な格好だとは思うが、元に戻そうにも体が言う事を聞かない。

「ひ、ぁ!あ、んっ…」

前と後ろを同時に攻められ、俺は快感で頭が埋め尽くされる。情けない声が次から次へと出てきて止められない…!

「まだ、僕のは入れないよ。愛しい子と両想いになってからじゃなきゃ…ね?」

ロイドさんの手はどんどん激しく俺を攻める。おかげで何を言っているのか半分も聞き取れなかった。

「今なんて…あっ、あ!ぁ、んん!」

聞き返す前に俺はびくびくと果てる。果てた後も余韻が残っていて、後ろが熱い。

追って、強烈な眠気が襲う。目を閉じたらすぐにでも寝られそうだ。

でも、ぐっと堪えてロイドさんを見上げた。

「…な、んでこんな事を?」

「まだ分からないの?愛しい子はホント鈍いね…」

さら、と髪を触られる。余韻が残っているせいでそれすらも快感に感じた。

「んっ…、鈍いって…?」

「ふふ…。まぁ、僕は数十年待ってたからね。まだ後少し…愛しい子が自覚するまではまだ待てるよ。」

「どう言う意味…」

眠気が意識を薄くさせる。瞼が言う事を聞かず、視界が狭まってきた。

「…俺は、」

やばい、眠気がもう限界…っ。

「ロイドさんにされて嫌ってより…何故か嬉しかったんです。」と続けたかったが、口さえも言う事を聞かない。

「…もう寝るといい、愛しい子。」

ロイドさんが俺の目を手で覆う。
真っ暗になった視界は眠気を強制的に呼び込み、俺は意識を手放した。




しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない

砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。 自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。 ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。 とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。 恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。 ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。 落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!? 最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。 12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生

魔王の息子を育てることになった俺の話

お鮫
BL
俺が18歳の時森で少年を拾った。その子が将来魔王になることを知りながら俺は今日も息子としてこの子を育てる。そう決意してはや数年。 「今なんつった?よっぽど死にたいんだね。そんなに俺と離れたい?」 現在俺はかわいい息子に殺害予告を受けている。あれ、魔王は?旅に出なくていいの?とりあえず放してくれません? 魔王になる予定の男と育て親のヤンデレBL BLは初めて書きます。見ずらい点多々あるかと思いますが、もしありましたら指摘くださるとありがたいです。 BL大賞エントリー中です。

公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜

上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。 体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。 両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。 せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない? しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……? どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに? 偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも? ……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない?? ――― 病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。 ※別名義で連載していた作品になります。 (名義を統合しこちらに移動することになりました)

【本編完結】転生したら、チートな僕が世界の男たちに溺愛される件

表示されませんでした
BL
ごく普通のサラリーマンだった織田悠真は、不慮の事故で命を落とし、ファンタジー世界の男爵家の三男ユウマとして生まれ変わる。 病弱だった前世のユウマとは違い、転生した彼は「創造魔法」というチート能力を手にしていた。 この魔法は、ありとあらゆるものを生み出す究極の力。 しかし、その力を使うたび、ユウマの体からは、男たちを狂おしいほどに惹きつける特殊なフェロモンが放出されるようになる。 ユウマの前に現れるのは、冷酷な魔王、忠実な騎士団長、天才魔法使い、ミステリアスな獣人族の王子、そして実の兄と弟。 強大な力と魅惑のフェロモンに翻弄されるユウマは、彼らの熱い視線と独占欲に囲まれ、愛と欲望が渦巻くハーレムの中心に立つことになる。 これは、転生した少年が、最強のチート能力と最強の愛を手に入れるまでの物語。 甘く、激しく、そして少しだけ危険な、ユウマのハーレム生活が今、始まる――。 本編完結しました。 続いて閑話などを書いているので良かったら引き続きお読みください

平凡なぼくが男子校でイケメンたちに囲まれています

七瀬
BL
あらすじ 春の空の下、名門私立蒼嶺(そうれい)学園に入学した柊凛音(ひいらぎ りおん)。全寮制男子校という新しい環境で、彼の無自覚な美しさと天然な魅力が、周囲の男たちを次々と虜にしていく——。 政治家や実業家の子息が通う格式高い学園で、凛音は完璧な兄・蒼真(そうま)への憧れを胸に、新たな青春を歩み始める。しかし、彼の純粋で愛らしい存在は、学園の秩序を静かに揺るがしていく。 **** 初投稿なので優しい目で見守ってくださると助かります‼️ご指摘などございましたら、気軽にコメントよろしくお願いしますm(_ _)m

希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう

水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」 辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。 ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。 「お前のその特異な力を、帝国のために使え」 強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。 しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。 運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。 偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!

この世界は僕に甘すぎる 〜ちんまい僕(もふもふぬいぐるみ付き)が溺愛される物語〜

COCO
BL
「ミミルがいないの……?」 涙目でそうつぶやいた僕を見て、 騎士団も、魔法団も、王宮も──全員が本気を出した。 前世は政治家の家に生まれたけど、 愛されるどころか、身体目当ての大人ばかり。 最後はストーカーの担任に殺された。 でも今世では…… 「ルカは、僕らの宝物だよ」 目を覚ました僕は、 最強の父と美しい母に全力で愛されていた。 全員190cm超えの“男しかいない世界”で、 小柄で可愛い僕(とウサギのぬいぐるみ)は、今日も溺愛されてます。 魔法全属性持ち? 知識チート? でも一番すごいのは── 「ルカ様、可愛すぎて息ができません……!!」 これは、世界一ちんまい天使が、世界一愛されるお話。

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

処理中です...