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第2章:異世界の人々との出会い
第47話:木の実を売ろう
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なんて答える?
布と金属製品を買いに、ってが本当だけど、そしたらどこに住んでるの?って話になるから面倒くさい・・・
うーん・・・
「コトハ様、カイト様、ポーラ様をお連れして、領都とその周辺の散策をしておりました。普段生活なされている場所とは違う場所について見聞を広げるのが目的でございます」
助かった、レーベル!
「なるほど。そうでございましたか。実は、助けていただいたお礼をさせていただきたいのですが、生憎、馬車に積んである荷は全てバイズ辺境伯様に売却済みであり、勝手に処分ができないのです。そのため、お住まいをお伺いして、後日、お礼に伺わせていただきたいと思った次第なのですが・・・」
「我々が住んでいる場所は、少し離れていますので・・・」
「・・・・・・あ、それでしたら。先程、領都の散策と仰っていましたが、領都へはこの後向かわれるのでしょうか?」
「ええ。その予定ですけど・・・」
「それでしたら、領都にある、私の店にお立ち寄りください! 最大限のもてなしをさせていただきます」
「・・・・・・えっと、わかりました。そういうことでしたら、よろしくお願いします」
トントン拍子に助けた商人、トレイロとレーベルの話は進んでいき、領都にあるトレイロ商会に行くことになっていた。
まあ、どうせいろいろ買いたいものはあるし、商人さんと知り合えたのはラッキーだった。
・・・・・・商人か。もしかしたら?
「あの、トレイロさん?」
「トレイロで結構でございます、コトハ様」
「あー私も、様はやめて。それでね、実は少し路銀が足りなくてさ。よかったら、買い取ってほしいものがあるんだけど、いいかな?」
「・・・はい。それはもちろんでございますが。一体、何を買い取ればよろしいのでしょうか?」
「・・・これ、なんだけど」
こっそりリンの『マジックボックス』から出していた『セルの実』を、トレイロに手渡す。
レーベルたちに言われたわけではないけど、『マジックボックス』を使うスライムって貴重そうだし?
本当のところは分からないけど、用心に越したことはない。
「拝見致します」
そう言って、『セルの実』を受け取ったトレイロの顔が、どんどん険しくなっていく。
・・・・・・ん? 『セルの実』って高級なんじゃなかったの?
「・・・・・・・・・・・・し、失礼ながら、コトハさん。この木の実をどこで手に入れられたのでしょうか?」
「うーんと、それは秘密で。偶然、いくつか手に入ったんだけど、そこまで必要ないから、売ろっかなーって思ったの。買い取ってもらえない?」
「い、いえ。もちろん、買い取らせていただきます! ですが、『セルの実』は貴重な木の実であり、『セル』が生えている場所は基本的に王家の管理下に置かれています。そのため、出所を確認しておかなくては・・・・・・」
あー、そういうことね。貴重な木の実で、王家が管理しているのに、万が一そこから盗んできたものを買い取りでもすれば、トレイロの首も飛ぶもんね、文字通り。
でも、どうしようかなー
どこを王家が管理しているかなんて知らないし。クライスの大森林って言うわけにもいかないし・・・
「私が、お休みをいただき、諸国を旅している最中に、襲われていた貴族の方を助けた礼として、賜ったものでございます。主に献上致しましたが、数が多かったので、一部を今回のコトハ様方の旅における金策用に持参したのです。ですので、王家のものを盗んだ心配はありませんよ」
レーベルが即興で、説明をしておいてくれた。
まあ、証拠なんてないから、信じられないといえばそれまでなんだけどさ・・・
「・・・なるほど。分かりました。ありがとうございます。確認させていただきたかったのは、王家の管理下のものである可能性もありますが、それ以上に、新たな『セル』を見つけられたのだとすれば、一大事であると考えたためにございます。ご無礼をお許しください。そして、是非、私に買い取らせていただきたいです」
「・・・はい。お願いします」
なるほどねー。新しい木が見つかったのならっていう話もあるのか。
そう考えると、領都の入り口で出さなくて正解だったかも。
「金額は、おいくらになりますか?」
何気なくそう問いかけると、トレイロは眉間にしわを寄せ、何やら考え始めた。
珍しくて相場がないってことなのかな? いつでも手に入るし、入都税と、布とかを買うお金だけもらえたらいいんだけどなー
そう考えていると、
「お姉ちゃん。こういう貴重なものを売るときは、売る側が値段を提示するのが基本なんだよ。そこから交渉していくの。お姉ちゃんが値段を言わなかったから、トレイロさんは、適切な値段を示そうといろいろ考え始めちゃったんだよ・・・・・・」
・・・なるほど。
そういうことか。
私が値段を示していれば、値切ることもできるし、安いと感じればその値段で買い取ればいい。
でも、私が値段を提示しなかったから、私にとっても安すぎず、トレイロにとても十分に利益の出る値段を、必死に考えているのか・・・
悪いことしちゃったかな?
でも、相場なんて知るわけないし、他の3人もおそらく知らないだろう。
・・・というわけで待つこと数分、トレイロが値段を提示してきた。
「『セルの実』1つを、金貨20枚で買い取らせていただきたいと思いますが、いかがでしょうか?」
「・・・金貨20枚?」
「はい」
いや、分からんて。
カイトに小声で聞いてみる。
「カイト。金貨20枚で、領都に入って、必要なもの買える?」
「・・・・・・もちろん。十分すぎるよ」
「おっけー。じゃあ、それでー」
結局、トレイロには『セルの実』を5個売ることになった。
トレイロは、現在は『セルの実』1個分の金貨しか所持していないそうなので、とりあえず1個分の代金を受け取り、残りはトレイロのお店で受け取ることになった。
トレイロは納品があるのでここで別れた。
私たちは領都を目指すためこのまま進む。
その日のお昼を少し過ぎたあたりで、領都の厳つい壁が目の前に見えてきた。
高さは、15メートル、いや20メートルくらい?
石造りで、無骨な感じ。
所々、穴が空けられているのは、外の確認用? それともそこから攻撃するとか?
それに、壁の至る所に、へこみや傷が見える。
それに、赤黒い痕も付いている。あれは血痕?
なるほど。この厳つい壁の目的、それはここを攻めてくる魔獣や魔物を防ぎ、撃退するためってことね・・・
布と金属製品を買いに、ってが本当だけど、そしたらどこに住んでるの?って話になるから面倒くさい・・・
うーん・・・
「コトハ様、カイト様、ポーラ様をお連れして、領都とその周辺の散策をしておりました。普段生活なされている場所とは違う場所について見聞を広げるのが目的でございます」
助かった、レーベル!
「なるほど。そうでございましたか。実は、助けていただいたお礼をさせていただきたいのですが、生憎、馬車に積んである荷は全てバイズ辺境伯様に売却済みであり、勝手に処分ができないのです。そのため、お住まいをお伺いして、後日、お礼に伺わせていただきたいと思った次第なのですが・・・」
「我々が住んでいる場所は、少し離れていますので・・・」
「・・・・・・あ、それでしたら。先程、領都の散策と仰っていましたが、領都へはこの後向かわれるのでしょうか?」
「ええ。その予定ですけど・・・」
「それでしたら、領都にある、私の店にお立ち寄りください! 最大限のもてなしをさせていただきます」
「・・・・・・えっと、わかりました。そういうことでしたら、よろしくお願いします」
トントン拍子に助けた商人、トレイロとレーベルの話は進んでいき、領都にあるトレイロ商会に行くことになっていた。
まあ、どうせいろいろ買いたいものはあるし、商人さんと知り合えたのはラッキーだった。
・・・・・・商人か。もしかしたら?
「あの、トレイロさん?」
「トレイロで結構でございます、コトハ様」
「あー私も、様はやめて。それでね、実は少し路銀が足りなくてさ。よかったら、買い取ってほしいものがあるんだけど、いいかな?」
「・・・はい。それはもちろんでございますが。一体、何を買い取ればよろしいのでしょうか?」
「・・・これ、なんだけど」
こっそりリンの『マジックボックス』から出していた『セルの実』を、トレイロに手渡す。
レーベルたちに言われたわけではないけど、『マジックボックス』を使うスライムって貴重そうだし?
本当のところは分からないけど、用心に越したことはない。
「拝見致します」
そう言って、『セルの実』を受け取ったトレイロの顔が、どんどん険しくなっていく。
・・・・・・ん? 『セルの実』って高級なんじゃなかったの?
「・・・・・・・・・・・・し、失礼ながら、コトハさん。この木の実をどこで手に入れられたのでしょうか?」
「うーんと、それは秘密で。偶然、いくつか手に入ったんだけど、そこまで必要ないから、売ろっかなーって思ったの。買い取ってもらえない?」
「い、いえ。もちろん、買い取らせていただきます! ですが、『セルの実』は貴重な木の実であり、『セル』が生えている場所は基本的に王家の管理下に置かれています。そのため、出所を確認しておかなくては・・・・・・」
あー、そういうことね。貴重な木の実で、王家が管理しているのに、万が一そこから盗んできたものを買い取りでもすれば、トレイロの首も飛ぶもんね、文字通り。
でも、どうしようかなー
どこを王家が管理しているかなんて知らないし。クライスの大森林って言うわけにもいかないし・・・
「私が、お休みをいただき、諸国を旅している最中に、襲われていた貴族の方を助けた礼として、賜ったものでございます。主に献上致しましたが、数が多かったので、一部を今回のコトハ様方の旅における金策用に持参したのです。ですので、王家のものを盗んだ心配はありませんよ」
レーベルが即興で、説明をしておいてくれた。
まあ、証拠なんてないから、信じられないといえばそれまでなんだけどさ・・・
「・・・なるほど。分かりました。ありがとうございます。確認させていただきたかったのは、王家の管理下のものである可能性もありますが、それ以上に、新たな『セル』を見つけられたのだとすれば、一大事であると考えたためにございます。ご無礼をお許しください。そして、是非、私に買い取らせていただきたいです」
「・・・はい。お願いします」
なるほどねー。新しい木が見つかったのならっていう話もあるのか。
そう考えると、領都の入り口で出さなくて正解だったかも。
「金額は、おいくらになりますか?」
何気なくそう問いかけると、トレイロは眉間にしわを寄せ、何やら考え始めた。
珍しくて相場がないってことなのかな? いつでも手に入るし、入都税と、布とかを買うお金だけもらえたらいいんだけどなー
そう考えていると、
「お姉ちゃん。こういう貴重なものを売るときは、売る側が値段を提示するのが基本なんだよ。そこから交渉していくの。お姉ちゃんが値段を言わなかったから、トレイロさんは、適切な値段を示そうといろいろ考え始めちゃったんだよ・・・・・・」
・・・なるほど。
そういうことか。
私が値段を示していれば、値切ることもできるし、安いと感じればその値段で買い取ればいい。
でも、私が値段を提示しなかったから、私にとっても安すぎず、トレイロにとても十分に利益の出る値段を、必死に考えているのか・・・
悪いことしちゃったかな?
でも、相場なんて知るわけないし、他の3人もおそらく知らないだろう。
・・・というわけで待つこと数分、トレイロが値段を提示してきた。
「『セルの実』1つを、金貨20枚で買い取らせていただきたいと思いますが、いかがでしょうか?」
「・・・金貨20枚?」
「はい」
いや、分からんて。
カイトに小声で聞いてみる。
「カイト。金貨20枚で、領都に入って、必要なもの買える?」
「・・・・・・もちろん。十分すぎるよ」
「おっけー。じゃあ、それでー」
結局、トレイロには『セルの実』を5個売ることになった。
トレイロは、現在は『セルの実』1個分の金貨しか所持していないそうなので、とりあえず1個分の代金を受け取り、残りはトレイロのお店で受け取ることになった。
トレイロは納品があるのでここで別れた。
私たちは領都を目指すためこのまま進む。
その日のお昼を少し過ぎたあたりで、領都の厳つい壁が目の前に見えてきた。
高さは、15メートル、いや20メートルくらい?
石造りで、無骨な感じ。
所々、穴が空けられているのは、外の確認用? それともそこから攻撃するとか?
それに、壁の至る所に、へこみや傷が見える。
それに、赤黒い痕も付いている。あれは血痕?
なるほど。この厳つい壁の目的、それはここを攻めてくる魔獣や魔物を防ぎ、撃退するためってことね・・・
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