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第4章:新たな日々
第191話:隕石雨嵐
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敵に気づかれるのを避けるため、一旦停止したこの位置から慎重に展開することになった。
私、ポーラ、ホムラは魔法の準備だ。これだけ敵が多いと、どのように魔法を使って攻撃するかをある程度調整しておかなければ効果的な攻撃が行えない。魔力の量や魔法の威力を考えると、私とポーラが共同でホムラが単体で魔法を放つのが、効率が良いと思われたので、それを軸に相談した。
他のみんなは魔獣・魔物が逃げ出さないように細い道を防ぐべく動いている。カイトたち3人のパーティ、うちの騎士団の中で魔法が得意な4人、そしてサーシャたちに分かれて順次細い道を塞いでいく。万が一の護衛として、カイトたちにはシャロンが同行し、他2つには騎士ゴーレムと騎士を同行させている。
そうして2時間余りで準備が整った。
幸いなことに、カイトたちの作業中に遭遇した敵は数える程であり、こちらに気づいたのと同時かそれ以前に始末しており、敵の本隊には気づかれることはなかった。そして予定通りにマーカスとジョナスの指揮下で騎士団を分け、2つの道に展開した。そして残り1つをカイトたちが受け持つ。そこにサーシャたっての希望で、サーシャとその護衛の騎士たちが配置された。ノリスとシャロンも一緒だ。同行していた騎士曰く、サーシャの魔法の腕はかなりのものらしいし、『風魔法』も得意らしいので、雑魚狩りはできるとのこと。とはいえ、敵の数が多いことから、カイトには危険だと判断した場合にはサーシャたちを連れて逃げるように指示してある。
そして私、ポーラ、ホムラの3人・・・2人と1頭? いや、この際ホムラもシャロンもこういう場合は「人」でいいか。
私たち3人は、群れのいる荒野の窪みの上空にいた。
「よし。そろそろ始めようか」
「うん」
ポーラが力強く頷き、ホムラからも「お任せを」との意思が伝わってくる。
「うん。そしたらホムラはあっち側をお願い。今回は身体を大きくしていいし、遠慮はいらない。全力だよ」
ホムラから再び了承の意思が伝わってきたことを確認し、ホムラを送り出す。
「そしたらポーラ。準備開始」
「うん!」
私たちの作戦は単純だ。上空から魔法を叩き込む。それだけだ。とはいえ、普段使っている『石弾』をいくら放ったところで、削ることのできる敵の数は限られている。ここはとにかく1体でも多くの敵を始末する必要がある。そこで、ホムラは『火炎魔法』や『竜魔法』をひたすら放ってもらう。ホムラの魔法、分かりやすく言えばブレス攻撃の攻撃範囲はかなり広いし威力も高い。数日前にオークの死骸を焼却処分してもらった時に使っていたが、あれでも力をセーブしているらしい。今回は制限なしだ。
そして私たちは私とポーラの合わせ技になる。私が『土魔法』で1つ直径数メートルを超える大きな岩石を無数に作り出し地面へ向けて発射する。それをポーラが『風魔法』で押し込んで速度を上げる。やっていることは普段の『石弾』と変わらないが、私が岩石に集中しポーラが発射時の加速を担当することで、より威力を高めることができるようにしている。加えて、発射する岩石は少し弾力のある粘土のような素材で作った核を中心に据え、その核を圧縮するように硬い岩で覆ってある。高速で地面に着弾し外側の硬い岩にヒビが入ると中心の核が膨張し外側の硬い岩を四方八方に撒き散らす。そうして、着弾地点の周辺にいる敵にもダメージを与えることができる。この構造は、岩石を作る際にバランスを誤るとうまく作動しないが、少なくとも着弾時のダメージは入るのでおまけ程度だ。思いついたのは最近だし、まだまだ試行錯誤の段階であった。
私とポーラは『龍人化』、『人龍化』をフルに発動し、ホムラも身体の大きさを元に戻すと同時に普段は隠しているオーラを全開にしている。私たちもだが、強い魔法を使おうとすると隠すことが難しくなる。
さすがにここまでオーラを振り撒けば私たちの存在に気が付かれる。しかし、それだけだ。
「ポーラ!」
「うん!」
私が作り出した岩石を下に向けて発射する。それをポーラが。『風魔法』で押し込む。別に必要はないが、2人の息を合わせるためと、景気付けに考えた名前でも叫んでおこう。
「「『隕石雨嵐(メテオシャワー)』!!!」」
うん、中二病すぎる。最近のポーラは、可愛いお嬢様の側面と拗らせた中二病の側面を併せ持っている。ポーラの見た目はもちろん着ている服や振る舞いもお嬢様そのものだ。ゆえに、砦やガッドを歩いていれば、道行く人が目を留める。しかし、ひとたび戦いになれば、中二病全開になる。私の記憶を参考に自ら考えた魔法名・・・技名を叫びながら、喜々として魔獣を狩っていく。
『隕石雨嵐』もそんなポーラと一緒に考えた技名の1つだ。というか昨晩、戦い方を考えているときにこの方法を思いつき、それに合わせて考えた名前だ。まあその是非はともかく、威力は申し分なかった。
「グギャァァー」
「ジャギャー」
「ブゴォォー」
岩石の雨が降り注ぎ、ゴブリンが、オークが、ウルフが、呻き声を上げながら吹き飛ばされていく。
着弾した無数の岩石は、予定通りに破裂したものとそうではなかったものがあった。しかし、着弾時のダメージは想定通りだ。
岩石の真下にいたものは、肉や骨が押しつぶされ、グチャグチャの肉塊になっている。近くにいたものはその衝撃で吹き飛ばされ、別の魔獣・魔物や岩壁に激突している。多くの敵はこの程度では死なないが、次々と降ってくる岩石によって着実にダメージが積み重ねられ、いずれ死に絶える。
そして破裂した岩石が命中したもの。元が直径数メートルの岩石なだけあって、破裂した欠片の大きさもそれなりにある。小さくてもスイカほど、大きいものではオークより大きいものもある。そして破裂した欠片には複数の鋭い箇所がある。そんな欠片が着弾時の破裂による衝撃をもって、かなりのスピードで襲いかかる。命中した魔獣・魔物で、原形を留めているものはほとんどいなかった。
「ポーラ! どんどん続けるよ!」
「分かった! ・・・・・・コトハ姉ちゃん! 下から攻撃してきてる」
ポーラの警告で下を見れば、破裂しなかった岩石によじ登ったゴブリンが見えた。そしてそのゴブリンの1体がこちらに向けて火球を放ってきた。
魔法が使えるゴブリン、確かゴブリンメイジか!
放ってくる魔法は威力も弱く、精度も甘い。そのため少し場所をずらせば当たることもない。にしても、破裂しなかった岩石は邪魔だな・・・
・・・・・・いや、そうだ。
「ポーラ、撃って!」
「うん!」
作った岩石をポーラに任せて発射すると、ゴブリンメイジが上にいる岩石の真上に1つの岩石を作る。今回は1つだけだし、発射も自分でできるかな。
そうして作った岩石を、ゴブリンメイジのいる岩石目掛けて発射した。
真っ直ぐ下に向かって発射された岩石は、ゴブリンメイジをなんの抵抗もなく押しつぶし、地面にあった岩石に命中した。そして同時に2つの岩石が破裂した。
最初に岩石に登り、私たちに魔法を撃ってきたゴブリンメイジに続こうと近くに集まっていたゴブリンは肉片すら認識できないほどバラバラに、そして周辺にいた魔獣・魔物も同じく穴だらけになり、絶命した。
「よし、良い感じ。ホムラの方は・・・」
ホムラの方を見ると、そっちはそっちで地獄絵図になっていた。
ブレスを吐きながらゆっくり上空を旋回するホムラ。吐き出されたブレスは、命中した魔獣・魔物を一瞬で消し炭にしていく。そして掠った程度の魔獣・魔物の身体は燃え上がり、のたうち回っている。後者の場合でも数秒から長くて数十秒で動かなくなるのであるから、どっちがいいかは難しい。
「ホムラの方も順調みたいだね」
「うん。お兄ちゃんたちは・・・」
カイトたち3人とサーシャたち、そして騎士団が分かれて逃げようとする魔獣・魔物を迎撃している場所に目を向けると、そちらでは死闘が繰り広げられていた。
私、ポーラ、ホムラは魔法の準備だ。これだけ敵が多いと、どのように魔法を使って攻撃するかをある程度調整しておかなければ効果的な攻撃が行えない。魔力の量や魔法の威力を考えると、私とポーラが共同でホムラが単体で魔法を放つのが、効率が良いと思われたので、それを軸に相談した。
他のみんなは魔獣・魔物が逃げ出さないように細い道を防ぐべく動いている。カイトたち3人のパーティ、うちの騎士団の中で魔法が得意な4人、そしてサーシャたちに分かれて順次細い道を塞いでいく。万が一の護衛として、カイトたちにはシャロンが同行し、他2つには騎士ゴーレムと騎士を同行させている。
そうして2時間余りで準備が整った。
幸いなことに、カイトたちの作業中に遭遇した敵は数える程であり、こちらに気づいたのと同時かそれ以前に始末しており、敵の本隊には気づかれることはなかった。そして予定通りにマーカスとジョナスの指揮下で騎士団を分け、2つの道に展開した。そして残り1つをカイトたちが受け持つ。そこにサーシャたっての希望で、サーシャとその護衛の騎士たちが配置された。ノリスとシャロンも一緒だ。同行していた騎士曰く、サーシャの魔法の腕はかなりのものらしいし、『風魔法』も得意らしいので、雑魚狩りはできるとのこと。とはいえ、敵の数が多いことから、カイトには危険だと判断した場合にはサーシャたちを連れて逃げるように指示してある。
そして私、ポーラ、ホムラの3人・・・2人と1頭? いや、この際ホムラもシャロンもこういう場合は「人」でいいか。
私たち3人は、群れのいる荒野の窪みの上空にいた。
「よし。そろそろ始めようか」
「うん」
ポーラが力強く頷き、ホムラからも「お任せを」との意思が伝わってくる。
「うん。そしたらホムラはあっち側をお願い。今回は身体を大きくしていいし、遠慮はいらない。全力だよ」
ホムラから再び了承の意思が伝わってきたことを確認し、ホムラを送り出す。
「そしたらポーラ。準備開始」
「うん!」
私たちの作戦は単純だ。上空から魔法を叩き込む。それだけだ。とはいえ、普段使っている『石弾』をいくら放ったところで、削ることのできる敵の数は限られている。ここはとにかく1体でも多くの敵を始末する必要がある。そこで、ホムラは『火炎魔法』や『竜魔法』をひたすら放ってもらう。ホムラの魔法、分かりやすく言えばブレス攻撃の攻撃範囲はかなり広いし威力も高い。数日前にオークの死骸を焼却処分してもらった時に使っていたが、あれでも力をセーブしているらしい。今回は制限なしだ。
そして私たちは私とポーラの合わせ技になる。私が『土魔法』で1つ直径数メートルを超える大きな岩石を無数に作り出し地面へ向けて発射する。それをポーラが『風魔法』で押し込んで速度を上げる。やっていることは普段の『石弾』と変わらないが、私が岩石に集中しポーラが発射時の加速を担当することで、より威力を高めることができるようにしている。加えて、発射する岩石は少し弾力のある粘土のような素材で作った核を中心に据え、その核を圧縮するように硬い岩で覆ってある。高速で地面に着弾し外側の硬い岩にヒビが入ると中心の核が膨張し外側の硬い岩を四方八方に撒き散らす。そうして、着弾地点の周辺にいる敵にもダメージを与えることができる。この構造は、岩石を作る際にバランスを誤るとうまく作動しないが、少なくとも着弾時のダメージは入るのでおまけ程度だ。思いついたのは最近だし、まだまだ試行錯誤の段階であった。
私とポーラは『龍人化』、『人龍化』をフルに発動し、ホムラも身体の大きさを元に戻すと同時に普段は隠しているオーラを全開にしている。私たちもだが、強い魔法を使おうとすると隠すことが難しくなる。
さすがにここまでオーラを振り撒けば私たちの存在に気が付かれる。しかし、それだけだ。
「ポーラ!」
「うん!」
私が作り出した岩石を下に向けて発射する。それをポーラが。『風魔法』で押し込む。別に必要はないが、2人の息を合わせるためと、景気付けに考えた名前でも叫んでおこう。
「「『隕石雨嵐(メテオシャワー)』!!!」」
うん、中二病すぎる。最近のポーラは、可愛いお嬢様の側面と拗らせた中二病の側面を併せ持っている。ポーラの見た目はもちろん着ている服や振る舞いもお嬢様そのものだ。ゆえに、砦やガッドを歩いていれば、道行く人が目を留める。しかし、ひとたび戦いになれば、中二病全開になる。私の記憶を参考に自ら考えた魔法名・・・技名を叫びながら、喜々として魔獣を狩っていく。
『隕石雨嵐』もそんなポーラと一緒に考えた技名の1つだ。というか昨晩、戦い方を考えているときにこの方法を思いつき、それに合わせて考えた名前だ。まあその是非はともかく、威力は申し分なかった。
「グギャァァー」
「ジャギャー」
「ブゴォォー」
岩石の雨が降り注ぎ、ゴブリンが、オークが、ウルフが、呻き声を上げながら吹き飛ばされていく。
着弾した無数の岩石は、予定通りに破裂したものとそうではなかったものがあった。しかし、着弾時のダメージは想定通りだ。
岩石の真下にいたものは、肉や骨が押しつぶされ、グチャグチャの肉塊になっている。近くにいたものはその衝撃で吹き飛ばされ、別の魔獣・魔物や岩壁に激突している。多くの敵はこの程度では死なないが、次々と降ってくる岩石によって着実にダメージが積み重ねられ、いずれ死に絶える。
そして破裂した岩石が命中したもの。元が直径数メートルの岩石なだけあって、破裂した欠片の大きさもそれなりにある。小さくてもスイカほど、大きいものではオークより大きいものもある。そして破裂した欠片には複数の鋭い箇所がある。そんな欠片が着弾時の破裂による衝撃をもって、かなりのスピードで襲いかかる。命中した魔獣・魔物で、原形を留めているものはほとんどいなかった。
「ポーラ! どんどん続けるよ!」
「分かった! ・・・・・・コトハ姉ちゃん! 下から攻撃してきてる」
ポーラの警告で下を見れば、破裂しなかった岩石によじ登ったゴブリンが見えた。そしてそのゴブリンの1体がこちらに向けて火球を放ってきた。
魔法が使えるゴブリン、確かゴブリンメイジか!
放ってくる魔法は威力も弱く、精度も甘い。そのため少し場所をずらせば当たることもない。にしても、破裂しなかった岩石は邪魔だな・・・
・・・・・・いや、そうだ。
「ポーラ、撃って!」
「うん!」
作った岩石をポーラに任せて発射すると、ゴブリンメイジが上にいる岩石の真上に1つの岩石を作る。今回は1つだけだし、発射も自分でできるかな。
そうして作った岩石を、ゴブリンメイジのいる岩石目掛けて発射した。
真っ直ぐ下に向かって発射された岩石は、ゴブリンメイジをなんの抵抗もなく押しつぶし、地面にあった岩石に命中した。そして同時に2つの岩石が破裂した。
最初に岩石に登り、私たちに魔法を撃ってきたゴブリンメイジに続こうと近くに集まっていたゴブリンは肉片すら認識できないほどバラバラに、そして周辺にいた魔獣・魔物も同じく穴だらけになり、絶命した。
「よし、良い感じ。ホムラの方は・・・」
ホムラの方を見ると、そっちはそっちで地獄絵図になっていた。
ブレスを吐きながらゆっくり上空を旋回するホムラ。吐き出されたブレスは、命中した魔獣・魔物を一瞬で消し炭にしていく。そして掠った程度の魔獣・魔物の身体は燃え上がり、のたうち回っている。後者の場合でも数秒から長くて数十秒で動かなくなるのであるから、どっちがいいかは難しい。
「ホムラの方も順調みたいだね」
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