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過保護の本領発揮⑵
助けてください、切実に。
そんな願いなど虚しく、今目の前にはアンバー公爵家の令息二人が僕の行く手を阻んでいるのだ。
僕がお菓子につられて皆のところから離れたばかりに、こんなことに巻き込まれて…いや、離れてすぐに絡んできたってことはずっと機会を伺えっていたのか…どちらにしろ、今の状況は正直気分のいいものではない。
「ほんとだな、本当にあの人達の血族か?性格が全然違うじゃねぇか。嫌われてんじゃねぇの?」
そんなわけない、だってあんなに溺愛してくれているのだから。そう分かっててもどうしてかポロポロと涙が止まらない。
お父さまが、お母さまが、お兄さま達が僕のことを嫌っているなんてあり得ないことなのに。
そう言われると悲しくて悲しくて…どうしようもなく皆に会いたい。
こんな事ならみんなのもとを離れるんじゃなかった!
「おい、泣いてないで何とか言えよ。」
前世の僕なら言われ慣れた言葉のはずなのに、無視できないのは、心が抉られるのはなんでなんだろう…
「ほう、どうして私たちの大切な天使が泣いているのか知っているのかい?是非とも私達に聞かせて貰いたいね。」
「うんうん、僕たちがいない間に何があったのかすっごく興味があるなぁ。ねぇ、詳しく教えてね?」
先ほどまでは嫌な表情をした同い年位の男の子の顔しか見えなかったのに…今目の前には逞しい背中が二つ。
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